THE OUTSIDER 5.17有明大会 Ryo vs.伊達和貴、朝倉海vs.伊達聡、佐野哲也vs.菱沼郷
詳細
THE OUTSIDER 第35戦
日時:2015年5月17日(日)
開場:14:00 開始:15:00
会場:東京・ディファ有明
▼第1試合 男子シングルマッチ 体重Limit65kg
【愛知・INFERNO 鉄のハッカー】○りょう
2R1分26秒 TKO(グラウンドパンチ→レフェリーストップ)
【我流一筋 北国の漁師】●川井英親
▼第2試合 男子シングルマッチ 体重Limit75kg
【無邪気な柔道家】△イノセンスK
2R3分00秒 ドロー(判定0-1)
【世界最強セキュリティ ALSOK浜松 総大将】△大木翔
▼第3試合 男子シングルマッチ 体重Limit59kg
【ナチュラル・ボーン ジーニアス・ファイター】△坂本大樹
2R3分00秒 ドロー(判定0-1)
【達心館 四獣降臨】△佐藤亨憲
▼第4試合 男子シングルマッチ 体重Limit65kg
【愛知 新世代の若武者】●健吾
1R0分59秒 裸絞め
【拳 閃】○山内リョータ
▼第5合 男子シングルマッチ 体重Limit60kg
【栃木・和神会 プラチナム・ストライカー】○鷺谷実
1R1分01秒 裸絞め
【南からの流星 人間料理人】●岸本光平
▼第6試合 男子シングルマッチ 体重Limit68kg
【渡辺イズムを継ぐ者 格闘探求者】○坂本良
1R1分07秒 裸絞め
【格闘技チーム・神風代表 兼 青年実業家】●和田高志
▼第7試合 男子シングルマッチ 体重Limit59kg
【燃えよ俺 栃木のドラゴン】○秋山・リー・直樹
1R1分22秒 三角絞め
【秩父 酒乱シアター開幕】●中畝演劇団・団長
▼第8試合 男子シングルマッチ 体重Limit77kg
【ダンスチンピラチーム ハニーエンジェルの百衣観音】○宮山勇介
2R2分15秒 TKO(グラウンドパンチ→レフェリーストップ)
【古代から甦りし 薩摩の暴走人獣】●西マンモス桂太
▼第9試合 男子シングルマッチ 体重Limit60kg
【愛知・INFERNO 謙虚の塊】●レイ
1R2分00秒 TKO(グラウンドパンチ→レフェリーストップ)
【合法的殴打 リーガル・ビーター】○小林裕季
▼第10試合 男子シングルマッチ 体重Limit62kg
【アウトサイダー グラウンドバウンサー 茨城土浦のケンカ道化師】●ピエロ大塚
2R3分00秒 判定0-2
【築地マグロ市場の男侍】○大塚一樹
▼第11試合 男子シングルマッチ 体重Limit73kg
【山梨産 レガース系男子】○モリシマン
2R3分00秒 判定3-0
【生粋の柔道家 俺式兵法 公開】●飯村武蔵
▼第12試合 男子シングルマッチ 体重Limit75kg
【栃木・和神会 THE普通】●野村将平
2R3分00秒 判定0-3
【細マッチョ ゴイゴイ系インファイター】○萩本将次
▼第13試合 男子シングルマッチ 体重Limit58kg
【啓之輔ジムの秘蔵っ子 闘う職人】△塙洋紀
2R3分00秒 ドロー(判定1-0)
【千葉の不良掃除屋】△松元仁志
▼第14試合 男子シングルマッチ 体重Limit60kg
【栃木鹿沼のカネショウ】○金子翔太
2R1分19秒 腕ひしぎ十字固め
【反アウトローボクサー】●高橋恭介
▼第15試合 男子シングルマッチ 体重Limit65kg
【愛知・INFERNO 天翔ける蛇神】○まさ
1R1分23秒 TKO(パンチ→レフェリーストップ)
【虎を宿す者 ブレイヴ・マン】●関翔汰
▼第16試合 男子シングルマッチ 体重Limit60kg
【スプラッシュの貪欲な白星収集家】△優太朗
2R3分00秒 ドロー(判定1-1)
【平城京の柔道家】△新井悠介
▼第17試合 男子シングルマッチ 体重Limit65kg
【勢傾天下】●山口勇
2R3分00秒 判定0-3
【戦国の伝説 武田家の血を引く漢】○松本一記
▼第18試合 男子シングルマッチ 体重Limit63kg
【通称カブちゃん ハイブリッド・レスラー】鏑木直樹
天照がドクターストップによる中止
【普賢菩薩の生き写し】天照シゲナリ
▼第19試合 女子シングルマッチ 体重Limit45kg
【反逆のタフ・スピリット】○山崎桃子
1R1分39秒 TKO(グラウンドパンチ→レフェリーストップ)
【DATEに咲く一輪の花 格闘クイーン】●真理DATE
▼第20試合 男子シングルマッチ 体重Limit64kg
【栃木鹿沼のキッカー】○星野一磨
1R2分48秒 チョークスリーパー
【福岡相良のパウンドファイター】●田上健太
▼第21試合 男子シングルマッチ 体重Limit84kg
【山形のアドレナリン・ジャンキー】△軽部秀和
2R3分00秒 ドロー(判定0-1)
【赤ん坊で聞かん坊 闘う幼児】△ビッグBABY大木
▼第22試合 男子シングルマッチ 体重Limit73kg
【長野 格闘技チーム・Fearless代表】○大島渓太郎
1R2分39秒 TKO(腕ひしぎ十字固め→レフェリーストップ)
【Show You Japanese Yankee】●庵野隆馬
▼第23試合 男子シングルマッチ 体重Limit78kg
【アウトロースナイパー リアル神代ユウ】○佐野哲也
2R3分00秒 判定3-0
【宇都宮オリオン通りの闇皇帝 栃木のラストエンペラー】●菱沼郷
▼第24試合 プロフェッショナルワンマッチ 体重Limit60kg
【朝倉・弟 エンペラースコーピオン】○朝倉海
2R3分36秒 KO
【ハードボイルド・オブ・DATE】●伊達聡
▼第25試合 プロフェッショナルワンマッチ 体重Limit70.3kg
【柔道四段 格闘技界のトリッキー・ガチャピン】○Ryo(RINGS)
1R0分22秒 KO
【DATEの格闘サラブレッド】●伊達和貴
オープニング
まずは『キャプチュード』に乗って赤いブレザー姿の前田日明代表が登場。「本日はお忙しい中、たくさんのご来場ありがとうございます。これからもOUTSIDERの選手、いろんなところでプロとの試合、他流試合を続けていって実力を発揮してもらいたいと思います。今OUTSIDERにいる選手は本当に…OUTSIDERはじめて8年目になりますが、ちょっと今までと違った可能性を持った選手が多いように思えます。どうぞ皆さんこれからも変わらぬご支援よろしくお願いします」と挨拶。
第1試合
りょうがミドルキックからストレートを放ったところに組み付いてテイクダウンを奪った川井。スイープして上になったりょうはマウントパンチ。カメになる川井にスリーパーを仕掛けたりょうだが、川井がスイープして上になったところで膠着ブレイク。
ミドルを蹴って行いく川井だが、ガードしたりょうが逆にミドルを叩き込むと、右ストレートからのフックをクリーンヒットさせて川井からダウンを奪う。立ち上がった川井はタックルを狙うが、ガブって潰すりょう。ブレイクとなり川井は右ローからミドルを蹴っていき、川井が組み付いたところで1R終了のゴング。
2R、りょうの右フックをもらいながらもタックルにいった川井だが、潰したりょうはフロントネック。そこからネックロックを自ら外してパウンドを連打したところでレフェリーは試合をストップ。
勝ったりょうは「前田さん、次の大会名古屋でお願いします!」とマイクアピール。
第2試合
柔道着姿で登場した大木に対し、サングラスにスーツ姿の老人と小比類巻貴之をセコンドに従えた登場したイノセンスK。
鋭いローからストレートを出して行く大木。イノセンスKも距離を一気に詰めて組み付くと、コーナーまで押し込んでいく。膠着ブレイクから大木がローキックを放っていくが、ローブローになってしまう。再開されると大木は左右のフックを連打。思わず尻餅をついたイノセンスKだが、うまく立ち上がる。
パンチを打ってきた大木に組み付いて投げてテイクダウンしたイノセンスKだが、すぐにスイープして上になった大木。猪木-アリの体勢からブレイクがかかると、大木はミドルから組み付くが、ここで1R終了のゴング。
2R、上着を脱いできた大木はスーパーマンパンチ。しかしイノセンスKもフックを打ち返すと、柔道家の大木を足払いで倒したイノセンスKだが膠着ブレイク。右ストレートを連続で多きの顔面に叩き込んだイノセンスKはタックルへ。しかし大木は倒れない。お互いにパンチを出していく中で、イノセンスKがタックルを仕掛けたところで時間切れのゴング。
判定の結果は1-0でドロー。両者ともに笑顔はなかったが、握手をかわしてからリングを降りていった。
第3試合
髪の毛を豹柄に染めた坂本。ミドルを叩き込んだ佐藤にストレートを合わせた坂本。さらにスピードの乗ったストレートを叩き込んだ坂本だが、胴タックルでテイクダウンを奪うと、猪木-アリの体勢からパウンドを打ち下ろす。サイドにパスした佐藤は、立ち上がろうとした坂本をガブってヒザを叩き込む。
バックステップで後退する坂本は組み付いてきた佐藤をグラウンドに引き込む。猪木-アリの体勢から膠着ブレイクになると、佐藤が距離を詰めてパンチを出していくが、ここで1R終了のゴング。
2R、前に出て来る佐藤にカウンターのパンチを合わせていく坂本。佐藤はタックルのフェイントからアッパー。坂本も左右のフックを返していくと、組み付いてきた佐藤をグラウンドに引き込む。しかし佐藤は立ち上がるとパウンドを打ち下ろす。坂本が足で防御しブレイクがかかると、坂本は前に出てくる佐藤にフックを合わせる。
フックを何発かもらってしまった佐藤は組み付いていくが、坂本はまたもグラウンドに引き込む。膠着ブレイクから坂本が至近距離から右フックを連打。さらに組み付いてきた佐藤の首を抱え込んでフロントネックロックに持ち込むが、ここで試合終了のゴング。
判定の結果、1-0でドロー。お互いに抱き合って健闘を称え合った。
第4試合
健吾のミドルキックをキャッチした山内は一気にロープまで押し込む。そのままクラッチした山内だが、ヒザを使って離れた健吾。パンチで飛び込んだ山内は、そのままその腕を健吾の首に絡みつかせるとスリーパーに捉えてグラウンドへ。これがガッチリと決まって山内が勝利。
鮮やかな一本勝ちを収めた山内は「実は12月にも出させてもらったんですけど、そのとき負けて、そのあと離婚しまして、職も失い、家も売却中でございます。見ての通り、悪くもなんともございません。これからもよろしくお願いいたします」と挨拶した。
第5試合
タックルにいった鷺谷を抱え込むように倒れた岸本だが、鷺谷は一気にパウンドでラッシュ。カメになった岸本だが、鷺谷はスリーパーを狙う。胴絞めスリーパーがガッチリ決まり、岸本はタップアウト。
見事な一本勝ちを収めた鷺谷は「今日は栃木からわざわざ(応援団が)来てくれたんで負けられなかったんで勝ててよかったです。これからも強くなるんで応援よろしくお願いします」と足殺。
第6試合
いきなり坂本の右フックがクリーンヒット。溜まらず組み付いた和田だが、押し倒して上になった坂本はマウントパンチ。カメになった和田に胴絞めスリーパーを決めた坂本。これで和田がタップアウトして坂本が勝利。
勝った坂本は「めっちゃ気持ちいいです。安廣一哉さんみたいにプロで活躍できるようにこれからも頑張ります」
第7試合
秋山はステージ上でヌンチャクパフォーマンスを披露してから入場。近づいてきた秋山に左右のフックを叩き込み、そのまま押し倒した団長。ガードポジションの秋山は腰をあげる団長に対して下から三角絞めに捉える。どうにかパウンドを落としながら脱出しようとした団長だが。動いたことで逆に極まってしまいタップアウト。
勝った秋山は「自分ももっと強くなってブルース・リーみたいな格好いい男になります。ありがとうございました」と挨拶。
第8試合
上から見下ろす宮山にメンチを切っていく西。独特な構えをする西にプレッシャーをかけていった宮山だが、西は片足タックルでロープまで押し込むと、身体を捻ってテイクダウン。下になった宮山は腕十字を狙うが、腕を抜いてパウンドを落とした西。しかし宮山は足に絡みついてヒザ十字固め。どうにか防御した西だが、宮山はアンクルホールドにスイッチ。膠着ブレイクになり、宮山は両手を広げて挑発。すると、ここでドクターが赤タオルを投げ込み、宮山がTKO勝ちが宣告される。
西のセコンド陣がドクターや前田代表に猛抗議。審判団とドクター、運営側と協議した結果、西の右ヒジの様子がおかしいと判断したドクターがドクターチェックをしようしたところ、誤ってタオルを投入してしまったと説明がされた。そこでドクターはすでに引き上げてしまった西を診察するために控室へ。
診断の結果、試合続行可能だということがアナウンスされ、西が再び登場。試合再開直後に1R終了のゴング。
2R、独特な構えの西はパンチから組み付くとヘッドロック。首を抜こうとする宮山。結果、膠着してブレイクに。パンチで飛び込む西だが、リーチを活かして懐に入れさせない宮山。さらに西のタックルを切って上になった宮山はマウントパンチ。顔面に鉄槌を振り下ろしtえいったところでレフェリーがストップ。
一度は首をかけた勝利者賞のメダルを返却して試合再開となった宮山だが、そのメダルは結局宮山の首に戻ってきた。「今日はすみませんでした。とりあえず何回やっても勝てるんで、何回でもやります。もっと高見目指してやっているんでよろしくお願いします」と挨拶。
第9試合
レイはそのリングネーム通り、『北斗の拳』の主題歌に乗って入場。首相撲からヒザを入れた小林は、さらに首を抱え込んでヒザを入れてからテイクダウン。レイもどうにか立ち上がるが、小林はコーナーに押し込んでヒザを連打。だが、逆に押し倒したレイが上になる。首を抱え込んでいる小林はブレイクがかかるまでこらえる。
ブレイク五、すぐに組み付いた小林はテイクダウンを奪うとマウントパンチ。レイが顔面に何発ももらったところでレフェリーは試合をストップ。
勝った小林は「今日は先輩の誕生日だったんで絶対に勝ちたかったのと、母の日に何も出来なかったのでこのメダルを持って帰りたかったです」と挨拶。
第10試合
“大塚”対決となったが、先に入場した一樹は大応援団の後押しを受けながら入場。一樹はフックからのアッパーとパンチのコンビネーションを叩き込むが、ピエロも長い腕を活かした左右のフックからローキック。組み付いてきた一樹をグラウンドに引き込んだピエロだが、一樹はパウンドを打ち下ろす。ピエロも下から腕を取ろうとするが、取らせない一樹はなおもパウンド。だが、腰を浮かせてパウンドを落としていく一樹だが、ピエロも両足をうまく使って防御。うまく立ち上がったピエロ右ストレートを叩き込むと、手招きして挑発。その直後1R終了のゴング。
2R、ピエロは右フックからロー。一樹も退かずにパンチを返していくが、ピエロはストレートで応戦すると、距離が出来たところでロー。「来い!」と声を出して挑発するピエロはローキックを出しながら手招き。なかなか前に出てこない一樹にストレートを叩き込んだピエロだが、待ってましたとばかりにタックルでテイクダウンを奪った一樹。
サイドを取った一樹だが、長身のピエロをうまく押さえ込めずブレイクがかかる。常に「来いよコラ!」と声を出し続けながらローを蹴って行くピエロだが、一樹もストレートを帰すと、さらにアッパーでピエロをフラつかせる。
最後までお互いに退くことない打撃合戦となり、試合終了のゴングと同時に観客からは大きな拍手が起こった。そして判定の結果、2-0で一樹の勝利。この結果に大応援団からは大歓声が起こった。
鼻血を流し、左目を腫らせながらも勝利した一樹は「応援してくれた皆さんありがとうございます。判定でそんな生意気なこと言いたくないですけど、これからOUTSIDERに出たいと思っている軽量級は、俺が全員叩き潰したいと思っています。前田さん、これからは俺が門番としてやっていきます!」と、OUTSIDER軽量級の門番就任を直訴した。
第11試合
ミノワマンばりの赤いショートタイツにレッグカバーのモリシマン。スーパーマンパンチで飛び込んだモリシマンは、そのまま組み付いてグラウンドに持ち込む。上になった飯村の腕を取ろうとしたモリシマンだが、腕を抜いた飯村はパウンドを連打。スイープして上になったモリシマンだが、今度は飯村が下から腕十字を狙う。
だが、モリシマンも飯村の足を掴んで前転しながらアンクルホールドを狙う。足関節は取れなかったが、バックを取ったモリシマンは胴絞めスリーパー狙い。しかし前に落として上になった飯村はパウンドを入れていく。飯村がサイドに回って袈裟固めの体勢になったところで1R終了のゴング。
2R、ミドルキックを狙ったモリシマンにタックルを合わせた飯村。下になったモリシマンは腕十字を狙うが、飯村はアキレス腱固め。モリシマンもヒールホールドを狙うが、アキレス腱固めにスイッチ。決められないと判断したモリシマンは自ら立ち上がり、立ち上がろうとした飯村にスーパーマンパンチ。さらにカメになった飯村のバックを取ったモリシマンは、足を脇の下からねじ込んで胴絞めスリーパーを狙う。
結局、極まらずブレイクがかかると、飛び付こうとした飯村にモリシマンがカウンターのパンチを合わせたところで試合終了のゴング。
判定の結果、3-0でモリシマンが勝利。モリシマンは「ありがとうございます。ここ最近柔道家としてやってなくて、今回も柔道家で強くてチョー嫌でした。僕の師匠が先週引退したんで捧げます」と挨拶。
第12試合
いきなり走り込んで飛びヒザを出した萩本は左右のパンチを連打。タックルを仕掛けた野村は、そのままロープに押し込むとその反動を利用してうまくテイクダウン。上になった野村はパウンドを叩き込むと、立ち上がって猪木-アリの体勢からパウンドを振り下ろす。萩本の両足を掴んで横に振ってから顔面にパウンドを落とす野村。
ブレイクがかかりスタンドになると、の右ストレートがヒット。野村も右ストレートを伸ばしていき、萩本は鼻血を吹き出す。野村はタックルを仕掛けるが、萩本が潰したところでドクターチェックが入る。再開されると、萩本の右ストレートがクリーンヒットしたが、野村はタックルでテイクダウン。萩本はラバーガードで1R終了まで凌いだ。
2R、萩本のストレートがヒットした直後、野村のストレートがヒット。お互いに足を止めて左右のパンチを打ちまくる。苦しくなった野村がタックルを仕掛けるが萩本は切ってみせる。両者顔面にかなりのパンチが入っているが、萩本の鼻血が酷かったため再びドクターチェック。再開されると、は下がりながらもストレートやフックを叩き込む。これで野村の鼻血も吹き出し、壮絶なド突き合いに。萩本のフックからストレートがヒットし、野村の顔面が腫れ上がる。萩本は鼻血を出しながらも最後までパンチを出し続けて試合終了。
最後までド突き合った両者に惜しみない拍手が贈られた。判定の結果、2-1で萩本が辛くも勝利。お互い抱き合って健闘を称え合うと、勝った萩本は笑顔に。そして「はじめまして。今回4戦目なんですけど、改めまして萩本将次です。ありがとうございました。この試合を見てくれてありがとうございました」と挨拶した。
第13試合
塙のセコンドには啓之輔もつく。塙はスーパーマンパンチで飛び込むと、組み付いて押し込んでいく。だが、腰の重い松元はなかなか倒れず、逆に小柄な塙を押し倒して上になる。ハーフガードの塙からじっくり足を抜いた松元はマウントを取るが、塙も首を抱え込んで防御。膠着ブレイクになると、塙はまたもタックルでロープまで押し込んでいくが、今度はテイクダウンに成功。パウンドを落としながらパスを狙う塙だが、足関節狙いにスイッチ。松元は空いている右足を振り下ろして防御。ここで1R終了。
2R、ミドルキックからバックスピンキックを狙った塙は、近づいてきた松元に左右のフックを振り回す。冷静にさばいた松元だが、塙はタックルでテイクダウンを奪う。だが、松元のガードが硬く膠着ブレイク。松元のストレートをもらってしまった塙は後退。すかさずバックブローを出していった松元だが、苦しい塙はタックルでテイクダウン。
サイドを取った塙は鉄槌とパウンドを入れながらマウントにパス。足で蹴りながら防御する松元。膠着ぶて行くになると、塙のバックスピンキックに松元がタックルを合わせるが、ここで試合終了のゴング。
判定の結果、1-0でドロー。
第14試合
スピーディーなパンチの打ち合いから組み付いた金子がテイクダウンを奪うと腕十字の体勢に。上になって押し付ける高橋だが、横に倒した金子はクラッチを切ろうとする。回転しながら足をかけてどうにか防御する高橋はどうにか腕を抜いたが、すぐにマウントを取った金子は顔面パンチを連打。カメになった高橋だが、金子は脇腹にパンチを入れていく。膠着ブレイクになった直後、1R終了のゴング。
2R、高橋のワンツーに対し、金子もより踏み込んでワンツーを返すと、首相撲からヒザを入れてテイクダウン。上になって鉄槌を落としていった金子はマウントを取って顔面にパンチを落とす。カメになった高橋だが、金子は今度こそ腕十字をガッチリと極め、クラッチを切ったところで高橋はタップアウト。
勝った金子は「よっしゃ、無傷の2連勝。もうちょっと練習して強くなって、イメージ的にも強くなって戻ってきます」と挨拶した。
啓之輔と朝倉未来が挨拶
休憩明け、7.19『THE OUTSIDER 第36戦』で65-70kgタイトルマッチを行う挑戦者の朝倉未来と王者の啓之輔が登場。
朝倉「初めて吉永さんとの試合はまだ名前もなくて。でも(試合を)組んでもらったんですけど、あのとき僕が練習中に骨折して試合なくなっちゃって。今回は吉永さんのケガで。本当は今日やる予定だったんですけどまた7月に。これでノーサイドってことでお互い・いい試合をしたいと思いますので、2か月後観に来てください」
啓之輔「7月19日、ここでやるんで防衛戦、観に来てください。ここでしっかり防衛して、去年の12月にパンクラスとの対抗戦でKO負けしちゃっているんで、前田さん、パンクラスにあげてください。よろしくお願いします」
第15試合
まさのローがいきなりヒット。関もフック、アッパーから組み付くと、首相撲からのヒザ。膠着ブレイクからまさのストレートがクリーンヒットし、関のアゴがあがる。さらにストレートをヒットさせたまさは、至近距離でのパンチの打ち合いでもアッパーを叩き込みダウンを奪う。関は立ち上がったものの、レフェリーは危険と判断して試合をストップ。納得いかない表情を浮かべて立ち尽くす関。
勝ったまさは「今日は応援に来てくれてありがとうございます。これからもINFERNOをよろしくお願いします」と挨拶した。
第16試合
ストレートで飛び込んだ優太朗にフックを合わせようとした新井。これは空振りに終わると、またも優太朗がパンチで前に出て押し倒す。猪木-アリの体勢から下から蹴り上げる新井。顔面にもらってしまった優太朗。スタンドで再開すると飛び込んできた優太朗にフックを合わせた新井。大振りなフックだが、タイミングが合ってしまいもらってしまう優太朗。それでも強引に組み付いて押し倒した優太朗だが、膠着ブレイク。
フックをフェイントにしてミドルを出した新井。なかなか飛び込めなくなった優太朗だが、それによって中途半端な距離になってしまい、新井が踏み込んでパンチを連打。ここで1R終了のゴング。
2R、大振りなフックで飛び込む新井だがこれは空振り。しかしミドルを入れた新井は飛び込んできた優太朗の首を抱え込んでヘッドロックパンチ。首を抜いてバックを取った優太朗はスリーパーを狙うが、完全に極めることが出来ず膠着ブレイク。直線的に前に出てくる優太朗にカウンターパンチを合わせようとする新井。残り30秒となり、新井もガムシャラにパンチを振り回して前に出るとストレートがヒット。優太朗も前に出て殴っていくが、ここで試合終了のゴング。
判定の結果、1-1のドローに終わった。
第17試合
松本が左右のストレートで前に出て来るが、山口はタックルから足関節を取りに行く。身体を回転させて足を抜いた松本は、またも左右のパンチで前進。山口もストレートを合わせるが、チャンスを伺っていた松本は左右のパンチでダウンを奪う。
再開され、拳をあわせた直後に殴りかかっていった松本は組み付く山口を押し倒すとパウンドを打ち下ろす。山口も足を使って防御するが、松本は足元から思いきりパウンドで顔面まで突っ込んでいく。この攻撃に苦しめられた山口だが、どうにか1R終了のゴング。
2R、ワンツーを叩き込んだ松本は、さらに左右のパンチを連打して前進。山口も後退しながらローを蹴っていく。見合う場面から左右のストレートを叩き込んだ松本だが、山口は組み付いていく。膠着ブレイクから山口は飛びヒザで飛び込むが、松本は最後まで左右のパンチを打ち続け、両者揉み合いになった状態で試合終了のゴング。
判定の結果、3-0で松本が勝利。勝った松本はランニングマンを踊ってみせると「はぁ、疲れた! さっき聞いたら静岡での大会も検討してるということなので、やっぱり地元の大会は盛り上げないといけないと思うのでぜひ静岡での大会、よろしくお願いします」と挨拶。
第18試合
鏑木直輝と対戦予定だった天照シゲナリが試合前のドクターチェックでひっかかり、試合が中止になったことがアナウンスされた。
第19試合
真理は『踊る大捜査線』の主題に乗って深紅のロングガウン姿で入場。山崎の名前がコールされると、客席から大量のジェット風船が打ち上がった。
前蹴りを出して行く真理に対し、左右のストレートで距離を測る山崎。ミドルを蹴った山崎い組み付いた真理はヘッドロックで抱え込むとヒザを入れるが、山崎は突き放す。首相撲に捉えた真理だが、組み付いて押し倒した山崎は一気にマウントパンチ。ここで防戦一方になった真理を見てレフェリーはストップ。
勝った山崎は「皆さん、応援ありがとうございました。とりあえずここまで支えてきてくれたジムの皆さんにお礼が言いたいです。本当に皆さんありがとうございます。勝てると思わなかったんですけど、キャリアのある人に勝てて嬉しいです。これからもよろしくお願いします」と挨拶した。
第20試合
前に出てきた田上にヒザを合わせた星野はさらにフック。フラついた田上にタックルを仕掛けた星野だが、組み付いてどうにかしのいだ田上。前に出てきた田上だが、パンチの連打からヒザで飛び込んだ星野は、首相撲からヒザを連打。さらにガードの隙間にねじ込むようなフックからミドル、そしてまたヒザを叩き込む。田上も後退せずにとにかく前に出ていき、ストレートを伸ばしていく。
星野をコーナーまで追い詰めると、ストレートで飛び込んで顔面にヒットさせた田上。首相撲で押し返していった星野は横に倒して上になる。ガブった状態からバックに回った星野はスリーパー。これがガッチリと決まり田上はタップした。
勝った星野は「今日は応援に来てくれた皆さんありがとうございました。はじめての相手に勝てたんでチョー嬉しいっす」と挨拶した。
第21試合
ビッグBABY大木はその名の通り、おしゃぶりをくわえ、紙おむつをつけ、ハイハイで入場。一方の軽部は柔道着にメガネ姿で入場。
柔道着を着たまま試合に臨んだ軽部が片膝をついた状態でゴングを待つと、大木もハイハイの体勢でゴングを待った。いきなりお互いに相手の襟首を掴んで高山vs.ドン・フライ戦ばいに殴り合うと、大木が先に払い腰を狙うが、軽部は投げさせない。またも高山vs.フライ戦ばりにお互い殴り合うと、一旦離れてから脇の差し合いに。ヒザを入れた大木だが膠着ブレイク。ローを蹴っていったいった大木だが、これはローブローになってしまう。
再開されると大木はハイキック。これをガードした軽部はフックを出すが、組み付いていった大木。逆にタックルでテイクダウンを狙った軽部だが、大木も大外刈りを狙う。お互いに投げられないまま1R終了のゴング。
2R、道着の上着を脱いだ軽部。今度は土俵入りのポーズでゴングを待った大木。組み付いていった軽部に対し、大木は突き放して右ストレート。左目尻を切って出血した軽部は組み付いていくが、ドクターチェックが入る。続行されると、大木のローに軽部は右フックを返す。さらにお互いに脇の差し合いから脇腹にパンチ。
膠着ブレイクになると、お互いにクリンチアッパー。軽部がヒザにスイッチすると、大木は脇腹へのパンチ。首相撲からヒザを入れた軽部だが、大木は脇腹へのパンチ。前に出る大木に対し、左右のストレートを叩き込む軽部。大外刈りを狙った大木だが、軽部は倒れずパンチの打ち合いに。そのまま試合終了のゴング。
判定の結果、1-0ドロー。軽部と紙おむつを着け直した大木は拳を合わせて健闘を称え合った。
第22試合
36歳以上の出場規定を満たしての出場となる庵野は花道で巨大クラッカーを鳴らしてから入場。ローの相打ちから大島がローキックを着実に当てていく。一気に組み付いた大島は押し倒してテイクダウンを奪うと、下になって腕を取りにいく。しかし腕を取らせずに密着した庵野はブレイクを待つ。フックで飛び込んだ庵野だが、かわした大島。前蹴りからストレートで踏み込んでいった大島は、前に出ようとした庵野をかわして右フックを叩き込む。
そのまま上になった大島はパウンドを入れながらマウントを取ると、パンチと思わせて素早く腕十字を極めてタップを奪った。
鮮やかな一本勝ちを収めた大島は「今日、庵野君とやらせてもらって、俺が格闘技はじめる前から結構有名な選手で、結構ここまで来たなと思って。庵野君、今日負けたら辞めるとか言ってたけどまだ出来ると思うし、不良だったら最後に勝つまでやってください。外国人でも誰でもいいんでまたOUTSIDERでやらせてください」と挨拶した。
第23試合
OUTSIDERで実現したプロレスファン対決。菱沼は第1次UWF時代のジャージを着て、『UWFメインテーマ』で入場。黒いショートタイツにレガース姿の菱沼はリングインするとロープワークを披露(ショートタイツの後ろにはリングスのロゴマーク)。一方の佐野はリングインすると佐野シャドーを披露。
佐野はガードをあげた菱沼にミドルを叩き込むと、組み付いてきた菱沼をうまくテイクダウンさせる。佐野は鉄槌を入れていくが膠着ブレイク。フックを出した菱沼はヘッドロックから内掛けでテイクダウン。しかしバックを取った佐野。転がして袈裟固めになった菱沼だが、スイープした佐野はバックを取る。膠着ブレイクからニヤリと笑った菱沼はハイキック。ガードした佐野もハイキックを出すがガードされる。佐野のバックスピンキックが完全なローブローになるが、菱沼は「プロレスラーは強いんですよ!」と叫んですぐに再開するが、第1R終了のゴング。
菱沼はスクワットしてまだまだ元気であることをアピール。2R、ミドル、前蹴りを出していった差のは組み付いてのヒザ。内掛けを狙う菱沼だが、佐野は投げさせない。ローからヒザを入れた佐野。至近距離でのパンチの打ち合いから組み付いた佐野は押し倒してテイクダウンを奪うと、パウンドを入れながら胴絞めスリーパーへ。しかし極めることが出来ずブレイク。
首相撲からのヒザを連打した佐野だが、足を刈ってテイクダウンした菱沼。バックを取った佐野はボディシザース。膠着ブレイクから佐野はワンツーからのハイ。さらに首相撲からヒザから組み付いてテイクダウンすると、足に絡みついてAJスタイルズの得意技であるカーフキラー(=変型回転足4の字固め)を狙うが、ここで試合終了のゴング。
菱沼は佐野の腕をあげるが、佐野は首を振って本部席の前田代表に向かって土下座。判定の結果3-0で佐野の勝利。菱沼が佐野の腕をあげると、佐野はスクールボーイで丸め込んで自分でカウントを叩いた。そして「前回の試合で75キロの王者への挑戦者への権利をいただいたのですが、そうはいかなくなりました。なのでランボルギーニ選手、早くケガを治してくださいね。あとちょっと聞いたんですが、パンクラスに行きたいとか言ってる人が……。わざわざ戻ってきたのにそれはちょっとなと……。今日はこれだけです」と啓之輔を牽制した。
第24試合
セミとメインの2試合はプロフェッショナルマッチ。伊達は革ジャンを羽織りサングラス姿で入場。そして前田代表が「日本格闘界のマニー・パッキャオになれる」と絶賛する現OUTSIDER 55-60kg級王者の朝倉海はベルトを肩にかけて入場。
組み付いていった伊達をバックドロップ気味に投げていった朝倉。プレッシャーをかけていく朝倉に対し、伊達もパンチで飛び込むが、朝倉は素早く反応して打ち返す。プレッシャーをかけながら距離を詰めた朝倉は組み付いていく。引き込むようにグラウンドに持ち込んだ伊達だが、スイープして上になった朝倉。膠着ブレイクから伊達はバックロー、バックスピンと出していくが朝倉には当たらない。逆にミドルを叩き込んでいった朝倉は、続けてハイキック。たまらず組み付いた伊達だが、押し倒して上になった朝倉はハーフガードの伊達に対し、どうにか距離を作ってパウンドを打ち込んでいく。
2R、飛び蹴りを出した伊達だが、バックステップでかわした朝倉はアッパーで飛び込んでいく。フェイントを織り交ぜる伊達だが、朝倉はお構いなしにフックを叩き込む。プレッシャーをかけていく朝倉に組み付いてヘッドロックで絞めていく伊達。バックスピンキックを出した伊達だが、朝倉は完全に見えている。バックステップで逃げるしかない伊達にイエローカードが提示されると朝倉はミドルから右フックを叩き込む。これで動きが止まり、組み付こうとする伊達を強引に引き離してヒザ蹴りを連打する朝倉。
アゴを手に押しながらヒザを連打した朝倉。そして顔面にヒザをモロに食らった伊達はマウスピースを吹き飛ばし、ロープの間から場外に転落しそうになるほどのダメージ。ドクターがタオルを投げ込むのと、レフェリーが試合をストップするのがほぼ同時くらいのタイミング。
残り時間わずかというところでキッチリと相手を仕留めてみせた朝倉は「どうっすか? OUTSIDERのチャンピオンはプロでも世界でも通用するってことをこれから俺が証明していくんでよろしくお願いします。ありがとうございました!」と挨拶した。
第25試合
ローからフックで飛び込んだRyo。ヒザで飛び込んだ伊達だが、頭を押して止めたRyoは横に回り込む。なおも突っ込んでこようとした伊達だが、ドンピシャのタイミングでRyoが右フックを叩き込み、伊達は前のめりにダウン。メインを締めくくるに相応しい鮮やかなKOで完勝したRyoはコーナーに登って勝利をアピール。
Ryoは「こんばんは、Ryoです。Team DATEの皆さん、今日は闘ってくれてありがとうございます。皆さんも長丁場、遅くまでありがとうございます。今日、プロフェッショナルルール2試合組まれた意味は、これからRINGS・OUTSIDERは変わっていきます。僕らも頑張っていきますが限界はあります。皆さんも一緒にRINGS・OUTSIDER御輿を担いで行きましょう!」と挨拶した。
表彰式
試合後の表彰式では朝倉、Ryoに技術賞が贈られたほか各賞の発表のあと最後に前田代表が「長い間のご観戦、本当にありがとうございます。冒頭にも述べましたようにですね、新選手がいろいろな地方の大会、海外の大会……まぁ勝手に出た選手もいるんですけど(苦笑)、結果良ければすべてヨシってことで。まあ知らない間にですね、どんどんOUTSIDERのリング上も実力伯仲みたいで、これからもどんどん新しい、いろいろな交流をさせていきたいなと思います。ただ世間から見たらOUTSIDERは何か不良の危険な大会って思っているようですけど、そうじゃなくてですね。本当に総合格闘技を通じて人生を正しく素晴らしいものに出来る、そういう大会にしていきたいと思います。これからも選手たちを温かく見守ってくれるよう、よろしくお願いします」と挨拶した。
【技術賞】朝倉海、Ryo
【ファイティングスピリット賞】萩本将次
【根性賞】野村将平
【アウトサイダー九州支部賞】Ryo
【アウトサイダー九州支部特別賞】山崎桃子
【織田龍一賞】朝倉海
【鹿砦社奨励賞】大塚一樹、真理DATE
【苫米地英人特別賞】大島渓太郎
【PX2奨励賞】山内リョータ
<大会総括>
前田日明代表
「今回の大会は本来だったら3つのタイトルマッチがあって、そのマッチメークがあって一般応募があってという感じだったんですが、3つのタイトルマッチがなくなってね、チャンピオン怪我するか挑戦者が怪我するかで。そのうちの2試合をバラしてZSTの選手とやらしたんですけど。応募という部分では今回あの、いつもだいたいここのところ30試合から35試合やってるんですけど今回25試合で、この5月の時期っていうのは関東近辺やれ三社祭だ何祭だってそういう元気なやんちゃ系のところが引っ張られるイベント多くて。例年あんまり動員は伸びないし試合の数も薄くなったりとかするんですよね。思い返せば両国蔵前やった翌月の翌大会の5月もこんな感じだったんですよね。試合内容自体は、まあ初参戦がすごい多かったんで、やっぱりこう判定とかも多かったですけど、中にぽつりぽつりと面白い素質を持った子達もおって、それはそれで面白かったですね。上位は朝倉とRyoですけど、ボチボチ外に出して上の方挑戦させてもええんかなというのが伝わってきましたね。次なんか、朝倉海の兄の朝倉未来のほうが吉永とやるでしょ? 朝倉兄弟はなんかこう、彼ら自体が純粋に、ちっちゃい時から空手をやってて、中部の名古屋の大会で成績残して、そのうち総合格闘技の時代になって目が行って。今まで彼ら一番最初にアウトサイダー出た時から違う素質の子が出てきたなという感じだったんですね。てっきりお父さんとか伯父さんとかお兄さんとかそういうなんかそれ系のなんかしっかりした人がいるんだろうなと思ったけど、これがなんか聞いて驚いたんだけど彼らはなんか兄弟でビデオを見て研究したっていうんで、なおさら驚いたんですね。まああの、まだ20歳そこそこですし、これからどう伸びていくんかすごい楽しみですね。20歳ぐらいであのレベルっていうのが驚きで。今日もちょっとなんか、案の定対プロ戦初だったんで狙いに行って、一発で倒して一発で大丈夫みたいな試合してたんで、相手もこう察して逃げて追いかけっこみたいになって、ちょっと落ち着いてやれれば。まだまだこれから上の方の人と、ただまあ今回の朝倉兄弟、海のほうも相手を色々、パンクラスだDEEPだとあたったんですけど、彼らの噂って結構横に広がって聞こえてるみたいで、皆嫌がって出ないんですよね。巷でそういう風に名前が知られちゃったなというのはあるんですけど、色んな意味で楽しみな逸材ですねあの二人は。Ryoはまだまだこんなところでやってて、あんなレベルの選手には勝って当たり前の選手で。もっと上と選手とあたってもいいんですよね。あいつも次はどっか、パンクラスなりDEEPなり外に出して試合させてもいいかなって思ってますね」
――女子は盛り上がりますね。
「盛り上がったね(笑)。試合自体はなんてことない試合なんだけど、女の子のほう募集がいまいち伸びないんですよね、なかなか。一番最初女子を企画した時女の子ですごいレベルが高いジム集団みたいのがあって、そこが事務所同士で試合したくないって組めなくて、その子達が出てきたらそれはそれであるなと。でもその子達ジム生同士試合しないんで、相手になる子達がちょっとね、レベルっていうとちょっとどうなんかなって。女の子の選手の層がどれぐらいあるかってイマイチ掴めない、情報がない」
――チームDATEはどうでした?
「チームDATE? 今日の(Ryoと朝倉の)相手だった子? そうですね、多分こういう所で試合するの初めてだったんじゃないかなと思うけど、ちょっと固かったですね。本来もうちょっとやるんじゃない? まあうちのあの子(=桃子)も3戦やってるんで」
――地方を回るという話も。
「そうですね、ちょっと例の事件以来、大阪市内(の会場)が借りにくい状況になりまして、会場が抑えられなくなって、まあ、地方からやりたいってこっちでやってくれあっちでやってくれって要望があるものですから、そのうち静岡の沼津のほうでなんとかやってくれないかということで有志が集まって、スポンサーなりも含めて色々動いている有力な人たちがいるものですから、そっちでやってもいいのかなと思って、順次準備してます。あと九州支部長の小田原さんがですね、九州の福岡か熊本でやろうかというんで、年内にと動いてもらってる。会場おさえに回るんで、それさえクリアできればやりますね」
――今回タイトルマッチが流れましたが、今後のタイトルマッチはどれぐらいにやっていこうと。
「タイトルマッチね。アウトサイダーチャンピオンっていっぱいいたんですけど、チャンピオンになるのが最終目標になっちゃって。チャンピオンになった途端抱え込んじゃって出なくなっちゃったんだよね。それでもうダメなんで、チャンピオンには年ニ回の防衛戦を義務付けて、それができないと剥奪ってしたんですよね。そういった意味でどんどんどんどんタイトルマッチも、毎大会毎大会タイトルマッチとか、どっかの大会でまとまってタイトルマッチもやっていくと思います」
――吉永さんとランボルギーニさんの怪我の具合は?
「7月には両方共出ると思いますね。7月は揃い踏みになると思います」
――吉永さんから次のタイトルマッチで勝ったらパンクラスに出してほしいという言葉もありましたが。
「まああの、(大事なのはパンクラスで)誰とやるかですね。パンクラスに行くこともないと思うんですよね吉永だったら。そのへんは随時考えながら。この間の対抗戦でちょうどいい感じでポンと一発カウンターもらって倒れて悔しいっていうのもあるんでしょうけどね。軽くイケるんかなと思ったらちょっと気抜いた時パーンと入っちゃって。それがまあ、Ryoとか他の選手もね、悔しいでしょうし」