17歳の柔道少女が19歳の空手少女のシングル王者対決を制し王座最多防衛記録更新!

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 28日、東京都・後楽園ホールにて『スターダム後楽園ホール大会』が行われ、羽南が稲葉ともかを制してフューチャー・オブ・スターダム王座の7度目の防衛に成功。同王座の最多防衛記録を更新した。

 フューチャー・オブ・スターダム王座は20歳以下、またはキャリア3年未満の選手にのみ挑戦権が与えられるシングル王座であり、スターダムの登竜門的な王座。
 同王座は17歳の“格闘JKファイター”羽南が王座を保持しており、現在はかつて林下詩美が打ち立てた最多防衛記録に並ぶ6度の防衛を達成。今回の防衛戦に勝てば団体の歴史を塗り替える新記録となる大一番。

 他方、スターダムでは団体の垣根を問わず若手の勢いある選手たちが出場する大会『NEW BLOOD』を開催しており、同大会ではTAKAみちのく率いる新興団体『JUST TAP OUT』から出場している19歳の稲葉ともかが頭角を現し、羽南のフューチャー王座にロックオン。
 稲葉はセンダイガールズのジュニア王座を戴冠しており、今回勝利すればシングル二冠。フューチャー王座の挑戦資格は6月いっぱいで無くなってしまうため、この二冠を狙うには最初で最後の挑戦となった。

 柔道をバックボーンに持つ羽南は序盤のグラウンド戦で優位に立つも、空手をバックボーンに持つ稲葉の鋭いローキックが立て続けにヒットし、稲葉が徹底した足攻めを行うことで試合を支配。
 武器である機動力と跳躍力を削がれた羽南は後の先を取るべく払い腰などでのカウンターで逆転を狙うが、稲葉の執拗なアンクルホールドに大苦戦。稲葉の一撃必殺!ともか蹴りをかわした羽南が丸め込みでの勝利を狙うが、稲葉の腹部への正拳突きとミドルキックが直撃。稲葉のカバーを羽南がなんとかキックアウトしたところで15分フルタイムドローを告げるゴング。
 王座規定により、羽南の防衛となり、7度目の防衛を果たした羽南が最多防衛記録を更新した。

 マイクを取った羽南は「稲葉ともか!ドローだけど、私が防衛しました!次は決着付けましょう。ありがとうございました!」と頭を下げ、稲葉にもマイクが渡るが稲葉はなにも語ること無く退場。
 そして、羽南は7月9日の立川ステージガーデン大会でシングルマッチが決まっていた月山和香を呼び出し、この試合をフューチャー戦にすることを提案。
 月山が「私はまだ勝ったことがないけれど、羽南さんとそのフューチャーのベルトをかけて、闘いたいです!」と真摯な気持ちを叫ぶと、羽南は「そんなの関係ない!月山はプロレスが好きなんだよね?私も大好きです!だからこのベルトにお互いの気持をぶつけ合いましょう!」と返し、2人はしっかりと握手を交わした。


 バックステージに戻った羽南は最多防衛記録樹立をよろこびつつ、「勝ったけど。稲葉ともかとの決着はついていません。もっと自分の力を磨いて稲葉ともかに勝てるもっと技が出来てから、挑戦じゃないけど、対戦したいなと思います。そして月山和香、私はあなたとずっとフューチャーを賭けて戦いたかったです。次の立川、すごく楽しみにしています。お互いの気持ちをこのベルトにぶつけ合いましょう」とコメント。
 対する稲葉は「ドローは負けも同然だと自分は思っているので、悔しくて悔しくてたまりません。羽南、入場からチャンピオンとしてのキラキラしたオーラも凄くて、負けたくないっていうチャンピオンとしての意地すごく感じました。めっちゃ悔しい。フューチャー戦について次はないですけど。次、NEW BLOODで対角に羽南がいるので、羽南をぶっ潰したいと思います。そしてその先を狙いたいと思います。一撃必殺ともか蹴り、押忍!」と語り、次の目標に向かって歩みだした。

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