「この右腕があればお前なんか宇宙の果てまですっ飛ばしてやるよ!」小島聡がグランドスラム達成に向け驀進!潮崎豪にラリアットで激勝しGHCヘビー級王座戴冠にリーチ!

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 8日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『STAR NAVIGATION 2022』が開催され、小島聡が潮崎豪との最後の前哨戦を勝利で飾った。

 NOAHが4月30日に行った両国国技館大会では“史上最大のX”として新日本プロレスの小島聡が登場し、大会エンディングには潮崎豪の持つGHCヘビー級王座へ挑戦を表明。潮崎もこれを受けて立つ姿勢を見せ、6月12日に開催される『CyberFight Festival 2022』にて両者の王座戦が決定。

 新日本プロレスのIWGPヘビー級王座(※現:IWGP世界ヘビー級王座)、全日本プロレスの三冠ヘビー級王座の戴冠歴を持つ小島にとって、NOAHのGHCヘビー級王座を戴冠すれば高山善廣、武藤敬司、佐々木健介に次ぐ史上4人目のシングル王座グランドスラムを達成するということもあり、小島のNOAHでの活躍に大きな期待が集まっている。

 この日は、小島と潮崎の最後の前哨戦として、潮崎豪&清宮海斗&マイケル・エルガン&マサ北宮vs小島聡&田中将斗&望月成晃&稲葉大樹の8人タッグマッチが実施。これまでの前哨戦の戦績は小島が3勝2敗と勝ち越しており、決戦前に潮崎が意地を見せておきたい試合だ。

 試合は、小島と潮崎の対面に始まり真っ向からヘッドロックやショルダータックルでの力比べを展開。中盤に再び2人の対面となると、潮崎が強烈な袈裟斬りチョップ&逆水平チョップで猛攻。小島も負けじとマシンガンチョップからいっちゃうぞエルボーを決めるものの、潮崎は怯むことなくマシンガンチョップでお返ししラリアット。さらに滞空時間の長いフィッシャーマン・バスターからバックドロップと畳み掛けるが、小島は力を振り絞ってコジコジカッターで一矢報いて両者タッチへ。
 終盤に3度目の対面が実現すると、潮崎がゴーフラッシャーからショートレンジ式の豪腕ラリアット。サポーターを外してトドメの豪腕ラリアットを発射するも小島がラリアットで迎撃し、2発目をかわして走り渾身のラリアットを叩き込むとこれでカウント3。

 マイクを取った小島は「潮崎!潮崎!潮崎!どうだ?気持ちいいか?俺のラリアットは!いよいよ4日後に迫ったGHCタイトルマッチ、俺は絶対にお前に勝つ!それだけだ!それだけで十分だろ!この右腕があればお前なんか宇宙の果てまですっ飛ばしてやるよ!」と勝利の雄叫び。
 さらに「お前がどんなに強いか、そんなのはずっと前から分かってる。お前がデビューしたときからお前が強くなるってずっと分かってるわ!だけど必ずこの俺がGHCのベルト、獲っちゃうぞバカヤロー!」と叫び大会を締めた。

 バックステージに戻った小島は、「選手権前最後の前哨戦だろ、今日。それで俺が勝ったってどういうことかわかってんのか?お前が直接ピンフォール取られたってどういうことかわかってんのか? お前が少しでも手を抜いたのか?それとも全力で来て、今日俺に負けたのか? だったら何でもいいよ。お前の全力で来たんだったら、俺のほうがもっと強いってことだ。それだけだ」と興奮気味に語る。
 そして、「潮崎、どうする?王手だぞ?リーチだぞ?この俺が必ずGHCのチャンピオンになる。グランドスラム?そういうことじゃねえんだよ!小島聡のためにやってやるよ。新日本プロレス?第三世代?いろんなものを背負ってるけど、俺は小島聡として、この名前を背負ってやってやるよ!」と王座を戴冠への並々ならぬ覚悟を見せつけた。

 一方、潮崎はふらつきながらコメントスペースに現れ、ベルトを掲げて「渡さねえよ…」とだけ語って会場をあとにした。

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