【試合詳細】10・31 アイスリボンSKIPシティホール 藤本つかさ&星ハム子vs春輝つくし&星いぶき 世羅りさ&雪妃真矢&青野未来vs宮城もち&安納サオリ&鈴季すず 尾崎妹加vsトトロさつき

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『アイスリボン1155 in SKIPシティ』
日程:2021年10月30日(土)
開始:12:00
会場:埼玉県・SKIPシティ多目的ホール
観衆:165人(満員札止め)

▼タッグマッチ20分1本勝負
チェリー/○Yappy
9分17秒 かつドン→体固め
ラム会長/●咲蘭

▼タッグマッチ20分1本勝負
山下りな/○テクラ
12分34秒 スパイダーウェブ
●藤田あかね/真白優希

▼シングルマッチ15分1本勝負
△尾﨑妹加(フリー)
時間切れ引き分け
△トトロさつき

▼6人タッグマッチ30分1本勝負
世羅りさ/●雪妃真矢/青野未来
18分30秒 グラン・マエストロ・デ・テキーラ
宮城もち/安納サオリ(フリー)/○鈴季すず

▼タッグマッチ30分1本勝負
●藤本つかさ/星ハム子
19分13秒 ハルカゼ・空
○春輝つくし/星いぶき

つくしが藤本との決戦を前に前哨戦で快勝し世代交代に王手?!すず&安納がリボンタッグ奪取に向け驀進!練習生のキク&カホが大田区大会でデビュー決定!

第1試合


この日はハロウィンということで、選手が様々なキャラクターのコスチュームで入場。会場を大いに沸かせていた。
7月4日SKIPシティ大会でデビューした咲蘭が、デビュー戦の会場でデビュー戦の相手だったラム会長とタッグを結成した。対角には咲蘭とは何かと対戦回数の多いチェリー。この日も試合巧者のチェリーが要所要所で試合をコントロールしながら、咲蘭に的を絞って、Yappyとのタッグプレイで攻撃していく。一方、咲蘭は会長のアドバイスを受けながら、必死の粘りを見せる。咲蘭の健闘に会長も動きの速さでチェリー&Yappyに対し、咲蘭を好フォローしながら試合を進めていくが、最後は咲蘭がYappyに捕まってしまった。咲蘭の丸め込みの連続攻撃をしのいだYappyはシュミット式バックブリーカー、ギロチンドロップを決め、松屋うのの必殺技のひとつだったかつドンでフィニッシュした。

第2試合


ガチャ王国の真白とあかねがタッグを結成。その対角に立ったのも同じガチャ王国の山下というタッグ戦。あかね、山下との試練の2番勝負を経てのタッグ戦だけに、あかねのアシストを受けての真白の山下へのリベンジも期待された。試合はテクラと真白の顔合わせでスタート。ロックアップの組み方が分からない真白に余裕のアドバイスをしながら、しっかりと真白に攻撃を仕掛けていったテクラは早くもウィーバックネヒトを仕掛けていく。さらに真白は山下に対してラリアットを打ち込むが、山下にダメージはなし。逆に山下の串刺しラリアットを浴びてしまう。ならばとエルボーで勝負に出た真白。何度か山下をのけぞらせる頑張りをみせ、あかねも真白をしっかりとフォロー。山下にも真正面からぶつかっていく。真白を肩車してのボディプレスをテクラに決めたあかねは、オクラホマスタンピード、変形バックフリップと、テクラを追い込むも、あかねの背後から飛び乗ったテクラはスパイダーウェブを決め、そのままグランドへ。リング中央で決められたあかねは遂にギブアップ。前日の道場マッチに続き、テクラがあかねから2連勝を奪った。

テクラ「山下~。前も言ってたね。インタビューで。テクラと試合もう一回したいよね。」
山下「したいしたい。」
テクラ「私はそのベルト、本当に欲しいよ。一番似合うと思います。だから山下、いいアイデアがあります。山下と、電流爆破やりたいで~す。どう?」
山下「え、めっちゃ楽しそう。」
テクラ「よろしくお願いします。」
あかね「待て待て待て待て待て。ちょっと待て。お前、先週爆破でわしに負けとるやんけ。わしに負けとるのに山下に勝てると思って挑戦しとるんか?」
テクラ「初めてだったから。」
あかね「そんなの関係ねぇ。爆破されたお前が悪い。」
テクラ「何?何?あかね。聞けよ、聞けよ!」
あかね「一旦黙って。ちょっと待って。この前挑戦しとるやん。ずっと前からわしが狙っとったって言ってるんやけど。次はわしの番じゃないんですか?山下さん。」
テクラ「意味がない。意味がない。昨日(あかねはテクラに)負けました。今日も負けました。山下、誰?誰とやる?チョイスしてよ。」
山下「2人と凄い試合したいんだけど、たぶん2人は大田区で挑戦させろとかっていう気持ちだと思うんだけど、私11月は日本にいなくて。すいません。なので、どうしても試合したいなら2人で戦って(挑戦者を)決めてもらってもいいですか?2人が納得する形で挑んできてください。私には決められません。」
あかね「いつ?いつやる?」
山下「2人が大田区でやったらいいんじゃない?」
テクラ「大田区?いいよ~、いいよ~。」
あかね「テクラさん。挑戦者決定戦にわしめちゃくちゃ強いの知ってるかなぁ?」
テクラ「今日はめっちゃ日本語だったから、あまり意味が分かりません。でも、しょうがない。大田区でよろしくね。」

第3試合


妹加とトトロのパワーファイター同士のシングルマッチが実現。手四つの力比べ、ヘッドロックの取り合い、そしてタックル合戦と、開始早々、パワー全開の攻防でスタートした一戦は、タックルと見せかけてのトーキックから串刺しラリアットの先制攻撃を決めたのは妹加。さらにトトロのお株を奪ってロープ際にトトロをうつ伏せにして、腰の上に乗っかった妹加は思いっきりウエイトをかけるが、下になったトトロは涼しい表情で妹加を見上げる。さらにそのまま起き上がったトトロは妹加をおんぶすると、そのまま後ろに倒れ込み妹加にダメージを与えると、場外に逃れる妹加を追って場外戦を仕掛ける。勢いのあるトトロが優位に立つが、妹加もセントーンを何度も繰り出し、さらにはトトロをアルゼンチン・バックブリーカーで持ち上げる気合の攻めをみせる。一進一退の攻防が続き、試合はトトロが動くこと雷霆の如しを決めたところでタイムアップのゴング。試合は引き分けドローに終わった。

トトロ「ほんまは今日勝って言おうと思ってたことがあります。来月引退する進垣リナ、大阪でトライアングルのベルト、私が直接負けて撮られました。彼女が引退する前、最後のアイスリボンのビッグマッチ、11月13日大田区総合体育館で進垣リナのトライアングルリボンのベルト挑戦表明します。」
妹加「それさぁ、トライアングルだよね?トライアングルって3人いないと出来ないんですよ。私今日ドローだったから勝っても負けてもない。ドローだったのでめっちゃ悔しいですけど、それに挑戦する権利ありますよね。誰がかかってきてもいいって進垣リナ言ってたよな。」
トトロ「いつも美味しいところでパッと出て来て、良いところ持って行くよね。そういうところ、癪なんですよ。だからあんたも進垣も2人まとめてぶっ潰して、私がベルト取り返します。」

第4試合


11月13日大田区大会で行われるリボンタッグの前哨戦。またアジュレボのパートナーの青野とすずのパートナーの安納にはアクトレスガールズのリングでの遺恨もあり、注目の6人タッグとなった。先制攻撃を仕掛けたのはもち組。アジュレボ組をコーナーに叩きつける。アジュレボ組の反撃にもブリッジでかわした3人だが、もちだけがブリッジから起き上がることができず、腰を痛めてしまい、いきなり急ブレーキ。もちの腰を狙ったアジュレボ組3人の集中攻撃へ。なんとか青野の顔面をかきむしりすずにつないだもち。ここですずがはりつけニー、はりつけドロップキックを決め、試合の流れを引き戻す。さらにもち、安納も青野に攻撃を仕掛けるも、青野ももちをロープに逆さづりにしてのはりつけドロップキック、崩れたところに低空ドロップキックを決め、世羅につなぐ。世羅がセラリズムを決めれば、もちもコーナーを使ってのダイビングヒップドロップで応戦し安納につなぎ、ここでリボンタッグ前哨戦の直接対決へ。安納がミサイルキックの先制攻撃を決めるが、世羅はコンバインで反撃。しかしカットに入ったすずは世羅、雪妃をまとめてドロップキックで倒すと、続けて安納が2人まとめて鎌固めに決めるなど、あのすず連係が決まる。もち、青野がコーナーに控えたまま、アジュレボとあのすずの攻防が続く。アジュレボが潰しにかかるが、あのすずは必死に食らいつく。まさに挑戦者らしい攻撃が徐々にアジュレボを追い込むシーンを生んでいく。最後は雪妃とすずの攻防となり、雪の結晶をカウント2で返したすずはタイガードライバーを切り返しで逃れ、雪妃のハイキックをかわしてのハイキックをヒットさせると、裏高角度回転エビ固めを狙って雪妃の肩口に乗ろうとするも、これを雪妃が踏ん張ると、すぐにバックに回ったすずは雪妃を後ろからロープに飛ばすとみせて、自らロープに走ってのグラン・マエストロ・デ・テキーラを高速で決める。これががっちりと決まってカウント3。アジュレボからきっちりと勝利をモノにしたあのすずがタイトル戦に向けて一歩、優位に立った。

第5試合


メキシコから凱旋した藤本とつくしが対角に分かれて11月13日大田区大会で行われるICE×∞戦の前哨戦に臨んだ。藤本はハム子との花の2008年組を結成。つくしはいぶきとのSpring Meteorを結成。試合はそれぞれのパートナーであるハム子vsいぶきの親子スター対決でスタート。開始早々にいぶきに対してセクシーポーズを決めたハム子だが、さすがに実の娘には効果なし。無表情のまま、つくしに代わると、ハム子も藤本に交代。早くも藤本vsつくしが実現した。ロックアップからロープを飛び交うスピーディな攻防をみせた2人は、まず藤本がはりつけドロップキックの先制打。これに対してつくしはすぐに同じはりつけドロップキックで反撃すると、藤本がすぐにその場飛びドロップキックを決め、つくしの手の甲を踏みつけてのフットスタンプを決めると、ハム子につなぐ。ハム子も手の甲へのフットスタンプを決め、さらにコーナーでの腹ウォッシュを決めるが、怒りのつくしはハム子の腹に噛みつき攻撃。思わず技を解いたハム子の腹にはくっきりとつくしの歯形が残っていた。怒ったハム子がどすこい逆エビ固めを決めるが、ロープに逃れたつくしは強烈なエルボーで反撃。さらにハム子の手の甲にフットスタンプの3連発を決める。ここでつくしがいぶきに交代。いぶきはハム子に逆エビ固めを決めるが、これを逃れたハム子は藤本とのダブルお・し・り・だーッ!から藤本に交代。いぶきを卍固めに決めた藤本だが、ロープに逃れたいぶきはクロスボディ3連発から串刺しボディアタック。藤本はサッカーキック2連発からPKを狙うがリング下にいたつくしが藤本の足を掴んで倒すと、つくしがはりつけドロップキック、いぶきがはりつけボディアタックの連続攻撃。しかし藤本もニンジャキックで2人を吹っ飛ばしハム子に交代。いぶきをファイヤーマンズキャリーで抱え上げたハム子は藤本にミサイルキックを要求。コーナーから飛んだ藤本だが、これがハム子に誤爆。ダメージ大のハム子にいぶきは逆水平チョップを叩き込む。ハム子もエルボーで返し打ち合いになるも、いぶきのチョップに追い込まれたハム子はラリアット、ボディプレスを決めるが、しのいだいぶきはチョップで反撃。バッククラッカーを決め、つくしを呼び込むと前後からハム子をエルボーで挟み打ちに。さらにダイビングクロスボディを決めたいぶきだが、ハム子も意地のシャイニング腹ザードからエクスプロイダー。さらにラリアットを決めるが、いぶきは飛び込みダブルチョップ2連打を決める。両者がダウン。共に這いながら自軍に戻り、藤本vsつくしへ。いきなりつくしがドロップキックを決めるが、藤本もドロップキックで反撃。さらに激しいエルボー合戦からつくしを抱え上げようとするが、つくしは回転エビ固めで切り返す。飛び出せ元気、ミサイルキックを決めたつくしだが、藤本はドロップキックでコーナーに吹っ飛ばすと串刺しドロップキックからミサイルキック。そして極楽固めへ。これを切り返したつくしが掟破りの極楽固め。これを藤本も切り返すと、つくしの右足を首に巻き付けて固定しながら、つくしの首に足を引っかけて仰向けにし、同時に右腕を絞め上げる初公開の複合技を披露。これはいぶきがカット。さらにいぶきが飛び込みダブルチョップを決め、つくしがダイビングフットスタンプ。そしてジャパニーズオーシャンを狙うが、そのつくしのバックを取ったハム子がつくしをジャーマンで投げ、藤本がサッカーキック2連発からジャパニーズ・オーシャン・サイクロンを狙って、つくしを肩車にする。前方に飛んで逃れたつくしはラ・マヒストラルを狙うが、これをしのいだ藤本は延髄ハイからビーナスシュートを狙うがつくしがでんでん虫からハルカゼ。これを反転した藤本。つくしがキックアウトするもハム子との連続ハムロールから藤本がジャックナイフもいぶきのカットが間に合う。藤本がインフィニティ、ハム子がいぶきにハムどんと同時にするもカウント2。再びジャパニーズ・オーシャン・サイクロンを狙ってつくしを肩車した藤本だが、今度はバックに回って逃れたつくしは裏ウラカンで丸め込むもカウントは2。コーナーに上がったつくしはハルカゼ空。これで藤本からカウント3を奪い、前哨戦でつくしが初めて藤本から直接勝利をモノにした。

いぶき「Spring Meteor勝ちました~!自分たち大田区の勝ちに向かっていけたんじゃないですか。自分は11月13日大田区総合体育館大会はNATSUMIとシングルが決まってます。勝つことしか考えてないです。そしてこの試合、盛り上げるために、私、星いぶきはTwitterを期間限定で始めま~す。期間は本日から11月13日までの期間限定としてやらさせて頂きます。自分の試合、そしてアイスリボンを盛り上げるためにTwitterを始めますので、皆さん是非フォローの方よろしくお願いします。」
つくし「シングルチャンピオンの藤本つかさから、スリーをとりました。日本でつっかさんが負けたその顔を、悔しそうな顔を久しぶりに見ましたよ。つっかさん、大田区も同じ顔をさせてあげるので、自分はこのシングルのチャンピオンに挑戦するに当たって3つの約束が出来ました。1つめ、大好きな豊田さんとシングルチャンピオンになる親子の約束。そして、つっかさんと3月に交わした春の約束。そして、応援してくれてるお客さんのためにもベルトを撮る約束。3つの約束大田区で必ず果たしたいと思うので、皆さんつくしの応援をよろしくお願いします。(藤本に)なんか喋りたそうな顔してますよね。どうぞ。」
藤本「ハムさん痩せたね。55㎏?いぶきより軽いんじゃない?あ~、なんて日だ!あ~悔しい。つくし、教えてあげる。約束は破るためにあるんだよ。破ってばかりのつくしさん、またお客さんにがっかりさせちゃうかもしれないけど、約束を破ってもつくしのことを応援してくれる人はたぶんいると思うから、負けて輝く姿を、大田区は見てもらいましょう。頑張ってね。」
つくし「うるさいです。ちょっとお知らせがあるんですよね。練習生のキクちゃんとカホちゃん、リングに上がってきてください。つくしからお知らせです。11月13日大田区大会で、2人、デビュー決定です。2人が練習している姿をコーチとして見ているので、デビューまで、そしてデビューからも一緒に頑張っていきましょう。11月13日まで、絶対怪我しないでくださいね。一瞬だけマスク外してください。」
練習生2人「よろしくお願いします。」
つくし「13日までピースパと道場マッチがあるので、そこで3分間のエキシビションマッチを組むので、頑張ってください。」
※いぶきとつくしが締め。全選手がリングへ。
いぶき「皆さん大田区に向けて気合いを入れていって、お客さんも一丸となって盛り上げていきましょう!」
いぶき&つくし「プロレスでハッピー!アイスリボ~ン!!」

<試合後コメント>
つくし「久しぶりのSpring Meteor、勝ちましたね。(いぶきに)NATSUMIちゃんとどう?」
いぶき「前回大阪で前哨戦をやらせてもらって、そのときにちょっと危機感を持った自分もいたんですけど、でも、この状態でこの感じで行ったらまた負ける可能性が高いので、勝つことしか考えず、NATSUMIにビシバシとやってやりたいなと思います。」
つくし「自分は今日の勝ちは本当に大きいものなんじゃないかと思います。つっかさんは春の約束自体を破るためとか言ってたんですけど、約束を破って逃げるのは簡単なんですよ。でも、その約束を果たすためにこうやって頑張る姿を見てるから、ついてきてくれるお客さんはいると思うので、自分は逃げずに約束をちゃんと果たしたいなと思います。大丈夫ですかね?つっかさん時差ボケ治ってないんじゃないですかね?自分はメキシコ遠征を終えて、タイトルマッチに気持ちは切り替わっているので、メキシコで学んだこともそうですし、メキシコにいる人も応援してくれているので必ずベルトを獲りたいなと思います。」

――前回よりも今度の方が自信がありそうに見えるのですが、何が違いますか?
つくし「やっぱりアイスリボンのシングルのベルトって団体の一番上のベルトだと自分は思ってるし、それを持つことによってアイスリボンの中心に立つ、アイスリボンを引っ張っていく選手になる、立場が変わる。それをもう覚悟は決まってると言うか、前まではちょっとゆらいでた部分があると思うんですけど、そういう覚悟が決まりましたね、今回は。もう中心にならなきゃいけないキャリアですし、なってもおかしくないって自分でも思ってるし、周りからも言われてるので。」

――3月の時点で残っていた後ろめたさやためらいが、今回はないということですか?
つくし「ないですね。獲れなかった理由ってそれなのかな?ってちょっと思ってて、もちろん表では自信がないとは言わなかったですけど、心の端っこにそういうものがあったから獲れなかったんじゃないかなと思うし、プロレスって気持ちの問題だと思うんですよ。気持ちの強い方が勝つ。自分はそう思って11年間やってきてるので、なんか本当に、いぶが自分がメキシコに行っている間にSNSとか凄い見てて、活躍してるというか、上に上に上がってきてるので、大田区2人で勝とうね。」
いぶき「絶対勝ちましょう!」

藤本つかさ&星ハム子
藤本「今日の敗因はハムさんが痩せすぎたからです。」
ハム子「そんなことない。今日負けて悔しくて、久々に涙出たわ。」
藤本「泣いてたんですか?」
ハム子「つっかと折角組んで、勝てると思ってたから、子供みたいな2人に負けて、成長が嬉しかったけど、本当に悔しかった。」
藤本「私は成長が嬉しいとかそんなんじゃないです。悔しい。メキシコでつくしはチャパリータつくしって言われてて、クソチビつくしっていう意味なんですけど、メキシコの人たちには、あのちっちゃいヤツなんだ、凄いなみたいな感じだったんですよ。実際メキシコではずっと組んでたんですけど、近くで見ていて天才的だなと思った部分もあったんです。だから対戦してみて直接負けるとは思わなかったんで、油断できないなと思いました。」

――負けたダメージがあまり感じられないが。
藤本「13年間ずっと勝ったり負けたりしてきたので、前哨戦って言ってもやっぱり今日のお客さんにとってはそれが勝負だから、負けること自体悔しいんですけど、つくしがこのベルトを獲って背負っていく覚悟っていうのがどんなものなのかなっていうのは、戦いながら、組みながら見てきたつもりです。この1ヵ月間。メキシコの時は異国っていうのもあってもの凄く頼られた感じだったんですよ。だけど、今日に関しては私がキクとカホについてデビュー発表しようと思ってたんですけど、自分が言いますねって言って言ったし。そういう面では変わってきたのかなって思ってます。100ではないですけど。」

――3月のときとは違うということですか?
藤本「3月のときは背負ってくっていう部分は正直感じられなかったです。ハッキリ言います。なかったですね。」

――本人は、今回は後ろめたさもないと言っていましたが。
藤本「ピースパのプロデューサーっていうものが力になっているのかなって思います。やっと対等に戦える気がしました。あとメキシコ行ってる時にみんなからの報告で、一番名前を聞いたのがいぶきだったんですよね。なので、今回戦いたかったなって思ったんです。いぶきが凄いっていう噂を聞いた。」
ハム子「私は道場マッチあまり出てないんですけど、母親がいないときにこそ頑張るみたいな。周りから聞いてて。世羅と雪妃から公式戦ドローだったとか、マイクも話せるようになってきたけど、日本語はちょっとおかしいんですけど。久々だったんですよね。私、いぶきとの対戦。ちょっとヤバいな。本当無理だった。痛かった。あんなのよく何百発もやったね。私は5発ぐらいで心折れました。」
藤本「勢いのある2人と対戦できた気がします。でも、まだまだ私ベルト巻くんで。(手作りのベルトを手にして)しかも、女の子がこのベルト作ってくれたんですよ。」
ハム子「凄い、なにそれ、可愛い!」
藤本「TSUKASAって書いてあるんですよ。この子のためにも、アイスリボン、入ることを目指してる子なんで、この子のためにもまだまだ防衛し続けなきゃなって思います。このベルトは送られてきてました。広島から。凄いですよね。アイスリボンに入るのが夢なんですってず~っと言ってくれてる女の子がいる。小学生ですけどベルトをず~っと持ってなきゃいけないなって、モチベーションになります。」

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