【試合詳細】8・19 ベストボディ・ジャパンプロレス浅草大会 【スーパーボディ級】チェリー&米山香織vsゴージャス松野&吉田和彦 【BBWタッグ】諸橋晴也&鈴木悟vsライジングHAYATO with キューティエリー・ザ・エヒメ&イマバリタオル・マスカラス 男色ディーノ&大鷲透&伊橋剛太vsなべやかん&島谷常寛&アントニオ小猪木

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『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~夏の東京浅草~』
日程:2021年8月19日(木)
開始:19:00
会場:東京都・浅草花劇場
観衆:101人

▼エキシビジョンマッチ
○谷口智一
3分53秒 ラリアット→体固め
●榎本高志(練習生)

▼タッグマッチ
政宗(フリー)/○遠藤哲哉(DDT)
9分54秒 変形マスキュラーボム→片エビ固め
石井慧介(ガン☆プロ)/●唐澤志陽

▼ベストぽっちゃり軍vsベストちびっこ軍 6人タッグマッチ
[ベストぽっちゃりジャパン]男色ディーノ(DDT)/大鷲透(フリー)/○伊橋剛太(DDT)
15分59秒 ラ・マヒストラルを潰しての片エビ固め
[ベストちびっこジャパン]なべやかん/●島谷常寛(フリー)/アントニオ小猪木(西口)

▼タッグマッチ
[ダンカンプロレス軍団]大和ヒロシ(フリー)/●山中絵里奈
14分33秒 ケツァル・コアトル
田中稔(GLEAT)/○赤井沙希(DDT)

▼BBWタッグ選手権試合~ダンカンプロレス軍vs愛媛プロレス軍~
【王者組/ダンカンプロレス軍団】○諸橋晴也(フリー)/鈴木悟(フリー)
16分9秒 投げっぱなしパワーボム→片エビ固めなって
【挑戦者組】ライジングHAYATO(愛媛) with キューティエリー・ザ・エヒメ(愛媛)/●イマバリタオル・マスカラス(愛媛)
※第4代王者組が初防衛に成功

▼BBW世界スーパーボディ級選手権試合 選手権特別ルール・タッグマッチ
【王者】○チェリー(フリー)/【挑戦者】米山香織(YMZ)
10分5秒 チェリートーンボム→片エビ固め
【挑戦者】ゴージャス松野(DDT)/【挑戦者】●吉田和彦
※通常のタッグマッチ形式で試合を行い、勝利した選手に王座が移動
※第6代王者・チェリーが初防衛に成功

チェリーが審査委員長をボコボコにして王座防衛しチャンピオンとしてコンテスト出場決定!DPGに愛媛プロレス軍が敗れタッグ王座戴冠ならず!ぽっちゃり軍vsちびっこ軍の6人タッグ王座争奪戦が勃発!

エキシビジョンマッチ


 デビューを目指してエキシビジョンマッチを重ねる練習生の榎本。これまで大和ヒロシ、遠藤哲哉と闘い、今回ついにBBJのCEO谷口智一自らが相手を務めた。

 両者しっかりと握手を交わしてゴングが鳴ると、ロックアップで組み合うも谷口が圧倒的な腕力で榎本を吹き飛ばす。榎本はヘッドロックからショルダータックル。谷口が倒れず耐えるとドロップキックをヒットさせるも谷口はなおも倒れずその強さを見せつける。


 榎本はエルボーを連打していくが、これを受けきった谷口が強烈な逆水平チョップ。一発で吹き飛んだ榎本をコーナーに振って串刺しラリアットを連打。さらにラリアットを狙うが榎本はドロップキックでカウンター。さらにボディスラムで叩きつけ、エルボー連打からおおきく振りかぶっての顔面へのビンタを連打。谷口は正面から受け止めた上で逆水平チョップ。さらにラリアットで叩き伏せ、榎本がカウント2.9で返す意地を見せるも、谷口がもう一発ラリアットを叩き込むと完全にダウン。谷口が片手で押さえる余裕のフォールで3カウント。
 試合後、谷口は榎本を助け起こすと、その健闘を讃えて再び握手を交わした。

第1試合


 政宗と唐澤でゴングが鳴ると、唐澤がローキックで牽制して近寄らせず政宗をロープまで追い込んでいく。しかし唐澤が距離を取った瞬間に政宗が低空タックルで倒し腕十字。唐澤は足を伸ばしてロープブレイクし、両者タッチ。
 遠藤と石井は同時に飛び出していき、互いの攻撃をかわし合いながらロープワークの応酬を見せ、石井がヒップトスからローリングセントーンを発射も遠藤が回避。遠藤がその場飛びムーンサルトプレスを発射も石井が回避し、水面蹴りからダブルニードロップを見舞って唐澤にタッチ。
 唐澤は石井とともに遠藤をロープに振るが、遠藤はロープに捕まって耐え、突っ込んできた石井を場外に放り出した上で唐澤にランニングバックエルボー。さらにボディスラムで叩きつけてから政宗にタッチ。

 政宗は唐澤の後頭部へ錐揉みエルボースマッシュ。さらにトップロープ越しのセントーンアトミコからロメロ・スペシャルの前段階のようにクラッチしてからジャンプしてヒザを踏み潰す変形ニークラッシャー。さらに顔面かきむしりからロープに飛ぶが、唐澤がカウンターのミドルキックを叩き込んで石井にタッチ。
 石井はニーリフトから掌底、ソバットの連撃からジャーマン・スープレックスを狙うが、政宗がチンクラッシャーから河津落としで切り返し、ローリング・クレイドルからゆりかもめを狙う体勢に入った瞬間に唐澤がカット。政宗はフィッシャーマンを狙うが、石井が耐えるとスマッシュマウス。遠藤にタッチ。

 遠藤はコーナートップからダイビングフォアアーム、その場飛びシューティングスタープレスと畳み掛けトーチャーラック・ボムの体勢に入るが、石井がヘッドロックで絞り上げて着地しフランケンシュタイナー。唐澤にタッチ。

 唐澤は突っ込んでくる遠藤をエプロンに出ていなし、ロープ越しの延髄斬り。さらにコーナートップからのダイビングラリアット。唐澤がバズソーキックを発射も遠藤がキャッチ。するとその背後から石井が延髄斬りを叩き込んでアシストし、唐澤のノーザンライト・スープレックス・ホールドが決まる。これを政宗にカットされると唐澤が再びバズソーキックを発射も、遠藤が回避してスクールボーイ。キックアウトした唐澤の顔面にオーバーヘッドキックを叩き込む。さらにコーナートップからのダイビングフォアアームから変形マスキュラーボムで叩きつけ、カウント3を奪った。

 試合後、遠藤は勝利のサイドポーズを決め、政宗も遠藤に促されてサイドポーズ。観衆は大喝采を贈った。

第2試合


 ベストぽっちゃりジャパンとベストちびっこジャパンの対抗戦。両軍入場するとちびっこ軍の面々は「お前こっち側だろぉ?!」と伊橋にクレーム。
 伊橋と島谷でゴングが鳴ると、伊橋が「ぽーっちゃり!ぽーっちゃり!……意外と反応が少ない!ぽーっちゃり!ぽーっちゃり!」とコールを煽るも観衆はあまり乗ってこず、島谷が「お前この空気どうしてくれんだよぉ?!」とクレーム。伊橋がショルダータックル、華麗な側転からアームドラッグで場外に放り出し、場外飛びのフェイントから「イェイカモン♪」とポーズを決めるも、やはり観衆の反応は薄味。島谷は「この空気全部大鷲のせいだからな?!」とイチャモンを付け、両者タッチ。

 ディーノと小猪木の対面となると、舌なめずりをしながら小猪木の股間をジロジロと見つめるディーノに対し、小猪木が「気持ちわりぃなぁ……」と触れ合うのを嫌がり、ディーノは「そういうの傷つくわぁ……」と傷心。すると小猪木は仰向けに倒れ込んで猪木アリ状態ならぬ小猪木ゲイ状態を作り出し、ディーノが覆いかぶさろうとするとカニバサミからバックマウントを取る。しかしディーノがバックマウントを取り返し、パンパンと腰を打ち付けてガン掘り。小猪木は絹を裂くような悲鳴を上げる。

 やかんと大鷲の対面となると、大鷲が圧倒的な身長差を生かして手4つを仕掛けるも、やかんは足払いからロープへ飛ぶ。スピードで翻弄するやかんについていけなくなった大鷲がやかんの脇でエアでルーチャな動きを繰り返し、最後だけカッコよくクリーンブレイク。大鷲が再び手4つを仕掛け、やかんが背伸びすると大鷲が足を踏みつける。そして伊橋とのダブルショルダータックルから大鷲&伊橋のぽっちゃりサンド+ディーノの立ちバックが炸裂。

 やかんとディーノの対面となると、ディーノがやかんのコスチュームを食い込ませて露出させた生尻を撫でてから男色ナイトメア。さらにタイツの中に手を突っ込んで生尻を愛でながら伊橋にタッチ。
 伊橋がギロチンドロップを見舞うと大鷲が「足みじかっ!」と感想を漏らす。

 代わるディーノがファイト一発から股間のブラックホールを開門。やかんの頭が驚くべき吸引力で吸い込まれていくが、やかんは「男色ディーノの“金”を噛む!」と戦前に宣言していたようにソフトなボールに噛みつき攻撃。大ダメージを受けたディーノにコーナートップからの飛びつきフランケンシュタイナーを見舞い、小猪木にタッチ。

 小猪木は3人にそれぞれ弓引くナックルアローを見舞っていき、倒れず粘る大鷲には闘魂ビンタ。さらにディーノにコブラツイストを狙い、振り払われるとショルダーアームブリーカーを連打。そして背中からおぶさる形で胴締めスリーパーに入り、その鋭利なアゴをディーノのこめかみにゴリゴリと押し当てる。ディーノがコーナーにぶつけて外すと、伊橋&大鷲が串刺しラリアット。さらに伊橋がボディプレスを放ちディーノが漢固めもやかんがカット。大鷲が小猪木をロープにくくりつけて逆水平チョップを連打してロープに飛ぶが、やかん&島谷がダブルのドロップキックで迎撃。ディーノが2人をローリング・チン♂クラッシャーで排除すると、小猪木にレインボーメーカーを発射も、小猪木がかわして延髄斬りを2連打。島谷にタッチ。
 島谷はディーノへミサイルキック。さらに突っ込んでいくが、ディーノがチンコクラッチ式エクスプロイダーで叩きつけ、伊橋にタッチ。

 伊橋はミドルキックから島谷のボディスラムを耐えて逆にボディスラム。そして「今日は初めての浅草大会!ここは浅草名物、アナルコースターでしょうがァ~ッ!アナルコースターでしょうがァ~ッ!」と絶叫。ディーノは「アナルコースターね……多分みんなが後悔するよ……?」と言いつつコーナーに上って地獄門を開門。様々なせめぎあいの末に、小猪木、やかん、大鷲、伊橋とアナルに吸い込まれていき、島谷もその餌食となるかと思いきや地対空ドロップキックでディーノの尻を蹴飛ばし、吹き飛んだディーノは鉄柱の頭に股間を打ち付けて戦闘不能に。

 島谷は伊橋にボディスラムを狙うが、伊橋が上からプレス。さらにコーナートップからムーンサルトプレスを発射も島谷が回避したため自爆。島谷がラ・マヒストラルで丸め込むも、伊橋が体重差を生かしてリバースし、そのまま押さえ込んで3カウント。

大鷲「オイ!内容はさておき、今日は俺たちベストぽっちゃり軍が勝利した。これがどういうことは分かるか?!内容はさておき、お前ら6人タッグのベルト持ってたよな。その輝く6人タッグのベルト、内容はさておき!今日は俺達が勝ったんだ!そのベルトに挑戦する権利があるだろう!次のベストボディジャパン、9月24日!新宿FACE大会!俺たちベストぽっちゃり軍が!内容はさておき!挑戦してやるよ!」
島谷「やるしかねえだろ!こんな負け方してよ!内容はさておき!」
小猪木「いいか!6人タッグのチャンピオンはこの2人だ!しかしな、今日テメーらがその気で来るんだったら俺はいつでも受けてやるぜ!テメーらの力で勝ち取ってみろコノヤロー!やれんのか?!やれんのか?!」
大鷲「関係ないだろお前は!」
島谷「こんな負け方で黙ってられるかよ!内容はさておき!やってやるよ!」
やかん「……落ち着け!落ち着け!内容はさておきな!9月はなあ、俺……仕事なんだよ、大会出れないんだよ……」
一同「えぇ……」
大鷲「ちょっとちょっと、アンタ、ベストボディジャパンのエースでしょ?!」
やかん「いやいや、去年から吉本新喜劇の舞台が決まってんだよ。9月は皆さん、四国四県周りますので、是非そちらを。『吹けば飛ぶよな男だが』という舞台に出ますので」
大鷲「そこは新宿FACE大会を宣伝しろよ?!……じゃあいいよ、代わりにアンタのとーちゃん連れてこいよ。替え玉だ替え玉!」
なべやかん「『吹けば飛ぶよな男だが』……これ、うちの父親が座長でございます(※なべおさみ一座)」
大鷲「じゃあどーすりゃいいんだよ?!……こういうときは中野さんに聞いてみよう。全女のときとかどうしてたんですか?」
(※解説を務めるブル中野に話を振る)
ブル「普通だったら不戦勝なんですけど。内容はさておき」
やかん「じゃ、次の次」
大鷲「分かったよ。内容はさておき、俺たちベストぽっちゃり軍が、次の次のベストボディジャパンプロレスでそのベルトに挑戦してやるよ!ベルト磨いて待っとけ!」
やかん「次の次!やってやろうじゃねえか!内容はさておきな!」

(※ぽっちゃり軍の面々が退場)

やかん「俺、アナルがいてーから締めてくれ、最後」
小猪木「ベルトは絶対2人のものだから大丈夫だ!それはなぜか!あの太いウエストじゃベルトは巻けねーぞ。どうですかぁーッ!」
やかん「いいこと言ったぁ!」
小猪木「えぇ、それでは第3試合締めたいと思います。えー、元気で免疫を付けて、どんどん乗り越えていこうじゃありませんかァーッ!内容はさておき!小1!小2!小3!ダァーッ!」

第3試合


 この日はなぜか大和が赤井に発情しており、赤井は「気持ち悪い!」とマッチアップを拒否。
 大和と稔でゴングが鳴ると、ロックアップからリストの取り合い、テイクダウンの奪い合いからロープワークの応酬となり、稔がドロップキックで制す。レベルの高いこの攻防を見た解説のブル中野は「第3試合とはまるで違う」と息を呑む。

 代わる赤井は、稔とともに大和をロープに振ってミドルキック。さらに稔のローキック、赤井の水面蹴り、2人でサンドイッチサッカーボールキックから太鼓の乱れ打ち。そして稔が「よし!アナルコースターだ!」と第2試合に影響を受けたと思われる連携攻撃を宣言すると、赤井は思わず二度見しながらロープに飛ぶが、その隙を見逃さずエリナ様が場外から赤井の足を引き、大和が稔へフライングXチョップ。全員入り乱れての場外戦へと発展していく。

 場外ではエリナ様が赤井をムチで叩き回して大ダメージを与えてリングに戻し、大和がWARスペシャルに捕らえながら首筋に舌を這わせようとすると赤井は悲鳴を上げながらロープブレイク。エリナ様にタッチ。

 大和が赤井をアンクルロックに捕らえながら靴をベロベロと舐め回す中でエリナ様はムチ攻撃を連発。さらにヘッドバッドで倒してからリバースフィギュアエイトで拷問。大和にタッチ。

 大和は赤井をパラダイスロックのようにロープにくくりつけ、「へへへ、動けねえなぁ~?」と舌なめずりをしながらにじり寄ると、稔がカット。赤井が稔に感謝の言葉を述べると、稔も「へへへ、動けねえなぁ~?」と舌なめずりをしながらにじり寄り始め、これを大和がカットして「大丈夫ですか?!助けに来ました!」と紳士な態度を取る。赤井は大和のカミカゼを着地してビンタを見舞い、ブレーンバスターで叩きつけて稔にタッチ。

 稔と大和は激しいエルボー合戦を展開し、稔が大和の串刺し攻撃をかわしてドロップキック。さらにサッカーボールキックからその場飛びムーンサルトプレスから腕十字。大和がこれをブレイクすると起き上がり際に見事なゼロ戦キックを叩き込み、スピアーで追撃。さらに大和がジャーマンを狙うが、稔が振り払ってソバット。大和は顔面かきむしりからロープに飛ぶが、稔はキチンシンクでカウンターし、フットスタンプで追い打ち。両者タッチ。

 赤井とエリナ様の対面となると、エリナ様がドロップキックで先制し、コーナーでの串刺しバックエルボーからXファクター。赤井もエルボー連打からビッグブートで反撃し、レッグラリアートを発射も、なんとエリナ様はブリッジでこれを回避しスクールボーイ。赤井の起き上がり際にシャイニング・ウィザードを叩き込む。さらに大和と2人で赤井をロープに振ってダブルのバックエルボー、ダブルのビッグブート、大和の河津落としにエリナ様がドロップキックを合わせる合体攻撃も炸裂。さらに大和がコーナーに振って串刺しスピアー、エリナ様がブロンコバスターから股間を押し付け、心身ともにダメージを与えた上でコーナートップからの旋回式ボディプレス。

 エリナ様は首を掻っ切るポーズからM.D.M.Aの体勢に入るが、赤井がリバース。エリナ様も即座にサムソンクラッチで切り返して見せるが、起き上がり際に稔が側頭部へのハイキックをクリーンヒット。強力なアシストを受けた赤井が新人賞からのケツァル・コアトルで叩きつけ、そのままカウント3を奪った。

第4試合


 セミファイナルはダンカンプロレス軍団と愛媛プロレス軍団のBBWタッグ王座戦。
 試合開始とともにDPGが奇襲して全員入り乱れての場外戦へと発展。セコンド総出で愛媛プロレス勢を袋叩きにし、諸橋がタオルをリングに戻してロープに振っていくが、タオルは巧みに攻撃をかわしながら飛びついてフランケンシュタイナーからドロップキック。雄叫びを上げてロープに飛ぶが、場外からセコンドの大和が足を引いて妨害。諸橋がタオルのマスク剥ぎを狙い、レフェリーが反則カウントを取り始めるとスリーパーホールド。タオルはコーナーにぶつけてスリーパーを外すと、ミサイルキックを見舞ってHAYATOにタッチ。

 HAYATOはスワンダイブでリングに飛び込み、チョップ連打からコーナーに振って串刺しエルボー。さらにフェイスクラッシャーからスワントーンボムを発射も、諸橋が回避したため自爆。
 代わる鈴木が左右のローキック連打からロープに振ってバックエルボー。さらにブレーンバスターを狙うがHAYATOが耐え、足を止めてのチョップ合戦へ。体格で勝る鈴木が打ち勝ってロープに飛ぶが、HAYATOは追走してドロップキック。さらにハリケーンドライバーで叩きつけ、「アックスボンバー行くぞ~!」と叫んでアックスボンバーを発射も、エプロンに立ってHAYATOに声援を送っていたエリーに誤爆。

 場外でぐったりと倒れ込むエリーを見てHAYATOは怒りに震え、「これがお前らのやり方かァーッ!」と激怒して突っ込んでいき、鈴木のビッグブートを受けてもハルクアップならぬハヤトアップでパワーアップし、ブレーンバスターで叩きつけ、両者タッチ。

 タオルは諸橋のクォーラルボンバーをかわしてカサドーラ式フェイスクラッシャー。引き起こして追撃を狙うが、諸橋がサミングからレフェリーへとタオルをぶつけ、レフェリーが昏倒して無法地帯となったリングにはDPGの面々がなだれ込んできてタオルへトレイン攻撃。トドメに鈴木がジャンピングニーを叩き込み、グロッキー状態となったタオルへ諸橋がパワーボムを狙うが、HAYATOがトラースキックでカット。鈴木がHAYATOにハイキックを叩き込んで排除すると、タオルがフライングクロスチョップを見舞って鈴木を排除。諸橋がタオルに投げっぱなしジャーマンを放つも、タオルは即座に起き上がってトラースキック。

 タオルと諸橋がエルボーで撃ち合っていき、体格に勝る諸橋が押して行くも、タオルは飛びついて逆打ちを狙う。諸橋がこれを耐えるとHAYATOがトラースキックを叩き込み、タオルの逆打ち+HAYATOのトラースキックの合体攻撃が完成。

 タオルは諸橋にバリタニックを決めるが鈴木&大和がカット。HAYATOがスワンダイブ式ミサイルキックで2人まとめて場外に叩き出し、プランチャで追撃して勝負をタオルに託す。

 タオルは再びバリタニックの体勢も、諸橋が暴れて抜け出しバックドロップ。タオルは諸橋のクォーラルボンバーをウラカン・ラナで切り返す機転を見せるものの、これを返した諸橋がクォーラルボンバーをクリーンヒットさせ、最後は投げっぱなしパワーボムで叩きつけて3カウントを奪った。

第5試合


 松野が『勝手にしやがれ』を熱唱するなかでアラカンタッグが入場。
 ゴキゲンBBAの2人が入場すると、それぞれ握手を交わしていくがチェリーは松野&吉田の握手を拒否し、「吉田!出てこい!」と審査委員長とのタイマンを希望。

 チェリーと吉田でゴングが鳴ると、ロックアップからリストの取り合いとなり、吉田がショルダータックル。チェリーもテイクダウンを奪い返して両者クリーンブレイクすると、吉田が「ところでチェリーさん、来月ベストボディの大会に出るそうですね?その際に僕が審査員をやりますから、練習の成果を見せてください」と試合中にポージングを要求。

 場内にはコンテストミュージックが流れ始め、まだポージングの練習を受けていないチェリーは面食らいながらも見様見真似でフロントポーズ、サイドポーズ、バックポーズ、サイドポーズ、フロントポーズと決めていく。これを見た吉田審査委員長は「全然……(笑)もっと練習してきてください」と苦笑しながらエルボーを見舞い、松野にタッチ。

 コンテストの先輩でもある松野が「もっと練習しろって言ってんだよ。審査委員長だぞ、偉いんだぞ。お前そんなんやってたら落とされるぞ」と厳しい言葉を投げかけるが、これを受けたチェリーは「松野さん、じゃあお手本を見せてください!コツを教えて下さい!」と懇願。
 これで気を良くした松野はコンテストミュージックに合わせて笑顔でポーズを決めていくが、チェリーはその背後から蹴りを入れると、米山とダブル攻撃から「ゴキゲン!B!B!A~♪」とポーズを決め、米山は松野の鼻をつまみ上げながら変顔で挑発。

 チェリーは松野をロープに振ると、背中を押して延々と松野を走らせる。スタミナ切れでバテバテの松野に足を引っ掛けて転ばせ腕十字。松野がこれをブレイクすると、吉田へ向けてキャメルクラッチを決めながら「来てみろよ~♪」と挑発。
 代わる米山は松野をリストロックで絞り上げ、松野の手首に噛みつきながらチェリーにタッチ。
 チェリーは胴締めスリーパーに捕らえ、松野がロープにたどり着くと腹部に乗ってグリグリと踏みつける。さらに米山と2人でコーナーに振って行くが、松野がブーメランアタックで2人まとめてなぎ倒し、吉田にタッチ。

 吉田は米山にサイドポーズ式リバース・インディアン・デスロックを決めると、チェリーが吉田にエルボー。吉田が倒れ込み米山の足に大ダメージが入る。吉田が立ち上がって再びサイドポーズも、チェリーが吉田にエルボー。吉田が倒れ込み米山の足に大ダメージが入る。これに気付いたチェリーが米山に謝りながら救出すると、米山が吉田に奇声を上げながらのモンゴリアンチョップ連打。さらにぐるぐるパンチを放つも、吉田の分厚い腹筋の前にはノーダメージ。米山は驚愕の表情を浮かべながら何度もぐるぐるパンチを発射も吉田は余裕の笑み。ならばと米山は鼻をつまみ上げながらリング内を引き回し、チェリーにタッチ。

 チェリーは吉田の足に組み付いてヒザ十字。これを松野がカットすると、チェリーは2人の攻撃を誤爆させて重ね、2人まとめてフットスタンプ。そして吉田へ熟女でドーン!を発射も、吉田はしゃがんでかわしてスクールボーイ。チェリーの起き上がり際に松野&吉田がフライングクロスチョップの編隊飛行。さらに松野がゴージャススターエルボーを発射も、案の定回避されて誤爆。ゴキゲンBBAの2人が吉田にトレイン攻撃からダブルのブレーンバスター。これをカットした松野が吉田にチェリーを羽交い締めにさせてアックスボンバーを発射も、案の定かわされて吉田に誤爆。思わぬ大ダメージを負った吉田へチェリーがチェリートーンボムを投下し、3カウントを奪った。

 初防衛に成功してベルトをその手に取り戻したチェリーが愛おしそうにベルトを抱きしめ、マイクを取る。

チェリー「よっしゃー!ベルト、防衛しましたぁ~!吉田さん、今日私にボコボコにされたからってコンテストのときに点数でリベンジするのはやめて下さいね?!今ね、このご時世の中ですが、今日お集まりいただいた皆さん、本当にありがとうございます!色々状況的に不安なことなどもありますが、でも、少しずつトレーニングを重ねて、今度9月26日のコンテストも精一杯頑張りたいと思います!私、今、47歳ですが、昨日の夕飯も何食べたか忘れちゃうくらいなんですが、でも私が年齢を言い訳にせず頑張ることで同じように新しいことに色々チャレンジする方が増えてくれたら嬉しいなって思って、一生懸命がんばりますので、プロレスもコンテストも応援よろしくお願いします!」

<大会総括>

谷口智一CEO
「まず、3vs3のちびっこ軍vsぽっちゃり軍という注目のカードを2試合目に持ってきたんですけど、それぞれの俊敏な動きを見せるちびっこ軍と、堂々としてエンターテイメント性も詰め込んだ面白さを生かしてくれたぽっちゃり軍、それぞれいい闘いが見れたかなと思います。トータル的にセミファイナルのタッグ選手権も素晴らしい試合でした。もう少しで愛媛プロレス軍がダンカンプロレス軍に勝ちそうだったんですけど、もうひと押し。惜しかったなと思います。メインの方は、第5代チャンピオンのチェリー選手が初防衛を果たしてくれて、来月9月26日のベストボディジャパンコンテスト初出場に向けての弾みをつけてくださったので、ホントにベストボディジャパン的には良い興行だったなと思います」

――チェリー選手がチャンピオンとしてコンテストに出場するのは、もう確定でしょうか?
「確定ですね!」

――試合後には、ぽっちゃり軍の面々が6人タッグ王座への挑戦を表明しました。王者の1人として、これはどう思いましたか
「次戦が9月24日の新宿FACE大会、残念ながらなべやかん選手が別の仕事が1年前から入っていたということで欠場となりまいて実現はしないんですけど、その次は私も入ってぜひ受けて立とうかなとは思ってます。楽しみです」

<試合後コメント>

チェリー
――まずは王座防衛おめでとうございます
「ありがとうございます!」

――初防衛を終えたお気持ちはいかがでしょう
「コンテストに挑戦するときに、ベストボディジャパンプロレスのチャンピオンとしてコンテストに参加したいので、今日防衛できてほっとしてます!」

――先ほど谷口会長が「チャンピオンとしてコンテストに参加するのは確定」と言っていました
「やったぁ♪これで胸張ってコンテストに挑戦できると思います!嬉しいです!」

――試合中は吉田審査委員長からポーズにダメ出しを受けてしまった場面がありましたが、あと1ヶ月と少し先のコンテストに向けて秘策はありますか
「実はですね、来週に規定ポーズとかウォーキングの公式レッスンに行くんですよ!なので、今はまだまっさらな状態で、まだポーズとか分けのわからないままやってお恥ずかしい姿をお見せしてしまったんですが、もう来週しっかり公式レッスン行くんで、そこでガッチリ覚えてきたいと思います!」

――「同世代の女性に勇気を与えたい」と仰っていましたが、その皆さんに向けてメッセージをお願いします
「47歳の女性、男性の方も。私も命ある限り新しいことに挑戦していきたいと思っておますので、皆さんもやりたいことがあったらどんどんやっていきましょう!一緒に頑張りましょう♪」

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