現IWGPジュニアタッグ王者のエル・ファンタズモがYOH&SHOへ「本当にジュニアタッグのことを想うなら新日本プロレスを辞めるべきだ」と公開説教!タイチもYOHに「呆れたよ」

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 8日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレスが『映画『ゴジラvsコング』Presents SUMMER STRUGGLE 2021』を開催し、ジュニアタッグリーグ白星発進を決めた石森太二&エル・ファンタズモがYOH&SHOに公開説教を行った。

 新日本プロレスはこの日から、ジュニアヘビー級のタッグリーグ戦『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』を開始。昨年はコロナ禍もあって開催されず、2年ぶりの開催となった。

 開幕戦となるこの日のメインイベントでは、現IWGPジュニアタッグ王者の石森太二&エル・ファンタズモと、前王者のYOH&SHOが対戦。
 勢いに乗っている石森&ファンタズモだが、ジュニアタッグリーグ3連覇中(※2017年はトーナメント形式)のYOH&SHOにとって今シリーズは一年で一番輝く時期とも言え、前王者組がリーグ戦でリベンジを果たすのかどうかに注目が集まっていた。

 試合が始まると、気迫十分のYOH&SHOに対し、王者組は場外でゆっくりと間を取ってペースを握らせない。焦れたYOHが攻勢に出ると2人で巧みにタッチを回しながら試合を支配していき、石森のコードブレイカー+ファンタズモのムーンサルトプレス、ファンタズモのスピニングネックブリーカー+石森のエルボードロップといった合体攻撃を連続で叩き込む。
 YOHは目立った活躍が出来ず、YOHのサポートに徹していたSHOはファンタズモのインサイドワークに翻弄されて終盤は助けに行けず。YOHは石森のブラディークロスを丸め込み攻勢で切り返し、必殺のファイブスタークラッチの体勢に入るものの、既にこれを対策していた石森は即座にBone Lockで切り返す。万事休すのYOHを石森がブラディークロスで叩きつけて3カウントを奪った。

 試合後、苛立ちを見せながらマイクを取ったファンタズモは、「お前ら全然ダメじゃないか。スーパージュニアタッグリーグ3連覇なんじゃなかったのか?お前らは本当に愚かで哀れだ。お前たちのせいでジュニアタッグのレベルがガタ落ちだよ。ここに集まった奴らに本音を言ってやれ。お前ら、プロレスのことそんなに好きじゃないだろ。SHO、お前はMMAファイターになりたいんじゃないのか?向いてないけどな。そしてYOH、お前はファッションデザイナーかミュージシャンかクリエイターになりたいんだろう?SHO以上に向いてないけどな。お前ら、自分の姿を鏡で見てみたらどうだ?本当にジュニアタッグのことを想うなら、新日本プロレスを辞めるべきだ」と口調は荒いながらも真剣に語った。

 そして、今大会で新日本プロレスワールドの解説を担当していたタイチは「一人だけ格落ちの試合。呆れたよ、さっきの試合、YOHに。アレだったら俺とミラノ(※ミラノコレクションA.T.)の方がいい試合してるよ。……いや、無いな。YOHは調子悪いって聞いてたけど、今日見たら『何コイツ』って思っちゃったよ。SHOの負担が大変なんじゃないの?どこまで仲良く出来るか知らんけど。2人力を合わせなさい?がんばって」と気だるげに吐き捨てた。

 石森は、今年6月に当時ジュニアタッグ王座を保持していたYOH&SHOへの挑戦を前に「もうちょっと熱をくれよ。お前らそんな余裕もないくせに余裕しゃくしゃくでさ。キレも悪い。間も悪い。そんなチャンピオンのお前たちにタイトルマッチに挑む俺らがどういう感じかわかるよな?もう少しチャンピオンらしくプロレスしろよ!」と公開説教をしており、ファンタズモとは胸中を同じくしている様子。
 開幕勝利で好発進を決めた現王者組がそのまま一気に優勝へと突き進むのか、YOH&SHOが王者組からの厳しい言葉をバネに再起して史上初の4連覇を達成するのか。今年の『SUPER Jr. TAG LEAGUE』からも目が離せない。

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