【試合詳細】10・9 全日本プロレス後楽園ホール大会 【アジアタッグ】ジェイク・リー&岩本煌史vsTAJIRI&KAI 諏訪魔&岡田佑介&近藤修司vs石川修司&佐藤光留&雷陣明 【GAORA TV】ヨシタツvsUTAMARO

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『「2019 旗揚げ記念シリーズ」【開幕戦】』
日程:2019年10月9日(水)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1009人

▼シングルマッチ 20分1本勝負
●田村男児
3分52秒 Yutaka→片エビ固め
○フランシスコ・アキラ

▼秋山準&大森隆男 合同バースデー スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
秋山準/西村修(フリー)/○ウルティモ・ドラゴン(DRAGON GATE)
9分42秒 横回転エビ固め
大森隆男/渕正信/●ブラックめんそーれ

▼世界タッグ選手権試合前哨戦 タッグマッチ 30分1本勝負
ゼウス/●丸山敦
8分42秒 ダイビングニードロップ→片エビ固め
ディラン・ジェイムス(フリー)/○ジョエル・レッドマン

▼GAORA TVチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第17代王者】○ヨシタツ
11分4秒 ヨシタツ狂想曲
【挑戦者】●UTAMARO(フリー)
※ヨシタツが3度目の防衛に成功

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗/青柳優馬/○青柳亮生
9分6秒 逆エビ固め
野村直矢/崔領二(ランズエンド)/●大森北斗

▼諏訪魔デビュー15周年記念特別試合 スペシャル6人タッグマッチ 60分1本勝負
○諏訪魔/岡田佑介/近藤修司(WRESTLE-1)
20分20秒 ラストライド→体固め
石川修司/佐藤光留/●雷陣明(フリー)

▼アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【第108代王者組/Sweeper】○ジェイク・リー/岩本煌史
18分45秒 ジャイアントキリング→片エビ固め
【挑戦者組】●TAJIRI(フリー)/KAI(フリー)
※ジェイク&岩本が2度目の防衛に成功

岩本&ジェイクがアジアタッグV2を達成し三冠&世界ジュニア奪取に向け燃える!ヨシタツがUTAMAROとのワールドフェイマス対決制し王座防衛!諏訪魔の15周年&秋山、大森のバースデー記念試合が開催!

第1試合


 アキラと男児の若手同士のシングルマッチ。
 ゴングが鳴ると、ロックアップからリストの取り合い、アキラが首投げからの低空ドロップキックで先制するとライトニングスパイラルを狙うが、男児がブレーンバスターで投げ返し、ボディスラムからコーナーエルボー。さらにファイヤーマンで担いでいくが、アキラが振り払ってプッシュし串刺しドロップキック。さらに串刺しラリアットから「コウラクエーン!」と叫び、スリングブレイド。さらに逆水平チョップを放っていくが、男児はショルダータックルで吹き飛ばし、バックフリップ。
 エプロンに逃れたアキラを追っていき、ジャーマンスープレックスを狙っていくが男児だったが、アキラがこれをかわして男児を場外に引きずり出すとリングに戻ってからブーメランキック。男児をリングに戻すと、エプロンからスワンダイブ式で飛びついてのYutakaを決め、3分52秒で男児を沈めた。

第2試合


 この日が誕生日となる秋山、16日に誕生日を迎える大森は今年で50歳となり、この試合は両者の合同バースデー試合となった。
 両軍が入場すると、サプライズとしてドリー・ファンク・ジュニアからのビデオメッセージがスクリーンに映し出される。

ドリー「アキヤマサン、10月9日お誕生日おめでとうございます。オオモリサン、10月16日お誕生日おめでとうございます。2人揃って本当におめでとうございます。私が育てたあなた方がリーダーシップを取って活躍していることが私も嬉しいです。そして、2人の長いキャリアをサポートしているプロレスファンの方々も2人の誕生日をお祝いしています。(以降日本語で)オメデト!ゴザイマス!イツモ、ガンバッテクダサーイ!」

 リング上ではドリーのメッセージに大森が感涙。
 大森と西村でゴングが鳴ると、ロックアップから大森が腰投げでテイクダウンを奪うが、西村が倒立でこれを脱出する伝統芸能を見せ、互い得意とするヨーロピアンエルボーで打ち合っていく。一度は倒された大森だったがすぐに起き上がって連打し、西村をなぎ倒して両者タッチ。
 渕と秋山の対面となると、渕がトーキックからロープに振ってドロップキックを放つが、秋山がこれを回避し渕が自爆。秋山の誕生日を祝福していたファンもこれには秋山へ笑顔で大ブーイング。秋山はブーイングの中で渕にランニングニーを叩き込む非情な攻めを見せるが、これはめんそーれが慌ててカット。すると秋山は渕を場外に連れ出し、硬い床の上でのボディスラムを狙うが、これには敵味方全員で秋山を止めに行き、いつものようにめんそーれが秋山の場外ボディスラムの餌食になる。
 リング上はウルティモと渕となり、ウルティモが渕へヘッドロックからのグーパンチ。ウルティモはパーであると主張するが、観衆は「グー!」と叫びブーイング。渕がグーパンチと脳天唐竹割り、滞空時間の長いボディスラムでやり返すとめんそーれにタッチ。
 めんそーれはゆっくりとポーズを決めてからウルティモにドロップキック。さらにスネークスパイクを狙ってコーナーに上るが、ウルティモは雪崩式アームドラッグでめんそーれを放り投げる。大ダメージを負っためんそーれに秋山がエクスプロイダーで叩きつけるアシストを行い、ウルティモが伝家の宝刀ラ・マヒストラルで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

秋山準
――誕生日での試合で見事勝利を収めました
「いや、まあ、変わること無く。ただ、50という大台と言うか、やっと男の歳になったかなと。天命を知る50ですよ。自分がなんのために生まれて、そしてプロレスをやっているのか分かるように頑張りますよ」

――50代となりましたが、改めて意気込みを
「まあ、変わること無く、しっかり動けるようにしてやっていきたいと思います」

第3試合


 ゼウスとレッドマンでゴングが鳴ると、両者はクリーンに握手。組み合ってリストの取り合いからゼウスが英国のテクニシャンであるレッドマンの土俵で追随していき、ショルダータックルという自分の土俵に持ち込んでなぎ倒す。しかしレッドマンもスライディングや側転と言った身軽なムーブでゼウスの攻撃をかわしつづけ、コーナー上で倒立して見せると、ゼウスは逆水平チョップ一閃。両者タッチ。
 ディランが大胸筋をピクピクさせながらマッスルポーズを決めると、丸山は自分で肉を震わせて対抗。長身のディランが手4つを仕掛けてくると、丸山はコーナーに上ってさらに高い位置から応じようとするが、ディランが片手で丸山をグラウンドに引きずり落とし、観客の「もう一回!」コールに応えて丸山がコーナーから手4つを仕掛けると、ディランがチョップで場外に突き落とす。丸山はリングに戻るとミドルキックやフロントキック、エルボーを連打していくが、ディランは逆水平チョップで丸山を吹き飛ばし、レッドマンにタッチ。
 レッドマンは丸山に高速ブレーンバスターからニードロップ、ディランにタッチしてから丸山を羽交い絞めにし、ディランがおおきく振りかぶって逆水平チョップ。
 丸山はディランにエルボーで立ち向かっていくが、ディランは逆水平チョップ一閃。レッドマンにタッチ。
 レッドマンは丸山をコーナーに振っていくが、丸山はコーナーに飛び乗ってミサイルキック。ゼウスにタッチ。 
ゼウスはレッドマンにジャンピングラリアットから串刺しラリアット、ベアハッグスープレックスと畳み掛けるが、吹き飛んだレッドマンがディランにタッチ。
 ゼウスとディランは向かい合って互いにチョークスラムを狙い合うが、千日手になると踏むと逆水平チョップの打ち合いに。これを制したディランが串刺しラリアットからボディスラムさらに串刺しラリアットを狙うが、ゼウスが回避し丸山がエプロンから走り込んできてディランへジャンピングハイキック。ゼウスは丸山にタッチ。
 丸山はディランをロープに振ってトラースキックからバックキック、ゼウスがブレーンバスター、丸山がバズソーキックを叩き込み、2人で大阪インパクトを狙おうとするが、ディランがゼウスを振り払って丸山を雪崩式ブレーンバスター。レッドマンにタッチ。
 レッドマンはセントーン、ディランがバックドロップで丸山を連撃し、ディランがダイビングニードロップで丸山にとどめを刺した。

第4試合


 ロックアップでの押し込み合いからヨシタツがショルダータックルでUTAMAROをなぎ倒すが、UTAMAROはネックスプリングで跳ね起きてヨシタツをカニバサミで倒すと顔面に低空ドロップキックを放つが、ヨシタツが転がってこれを回避。そして正面からPKを放つがUTAMAROもこれを回避し、互いに距離を取って睨み合う。
 ロックアップを仕掛けるヨシタツへ、UTAMAROはサミングからソバットで怯ませ、コーナートップから飛びつきフランケンシュタイナー。ヨシタツが場外にエスケープすると即座にプランチャで追撃し、場外戦へ。
 場外戦での鉄柱攻撃などでこれを優位に終えたヨシタツは、UTAMAROをリングに戻してスイングネックブリーカー。さらにサーフボードストレッチで絞め上げ、UTAMAROが両腕の力で脱出しようとするとその腕を取って河津掛け。さらにビッグブートで追撃していくヨシタツだったが、UTAMAROはリープフロッグでヨシタツをかわすとドロップキックでカウンター。さらにバックドロップ、腕固めから入るローリングラリアットと決め、ヨシタツをコーナーに振って追撃していくが、ヨシタツはこれを回避して自爆させてから串刺しブート。さらに顔面ウォッシュ、ブレーンバスターと連撃。距離とってCBJを狙うヨシタツだったが、UTAMAROは延髄斬りでカウンターしRKO。さらにムーンサルトプレスを放っていく。

 さらに追撃を狙うUTAMAROだったが、ヨシタツはUTAMAROの突撃をキャッチしてヨシタツ幻想。UTAMAROがギブアップしないと見るや体固めに移行もカウントは2。ヨシタツは距離を取ってCBJを狙っていくが、UTAMAROはこれをスクールボーイで切り返し、続けて首固め。これをヨシタツが返すとロープに飛ぶが、ヨシタツはカウンターのCBJ。さらにコーナーから飛びついてヨシタツ狂想曲で試合を決めた。

 試合後、ヨシタツはUTAMAROに握手を求めるが、UTAMAROはヨシタツを睨みつけ握手に応じないままリングを降りた。

<試合後コメント>

ヨシタツ
「シリーズ初戦でタイトルマッチってなかなか貴重な経験ができました、やっぱ初戦だしいつもより息が上がって。あと、アイツ、UTAMARO、アイツはラグビー・ワールドカップ見てないのか?試合終わったらノーサイドだよ?なにか言いたいことがあるんだったら、不満があるんだったら試合中にやれって。なんか独特な雰囲気あるし、カリスマ性みたいなものが最後に見えたから褒めてやろうかと思ったけど、まだまだ。俺はこれで大阪、北海道、岐阜を制してる。俺はこれで大阪、北海道、岐阜を制して、巷ではリアル『信長の野望』と言われているこの『ヨシタツの野望』、乞うご期待!Stay tune!We can do it!」

第5試合


 北斗が前に出ていくと亮生も闘志を剥き出しにして進み出て睨み合うが、宮原と野村が2人を下げ、この2人でゴング。
 ロックアップでの押し込み合いから宮原がクリーンブレイクすると、野村はエルボーで打ち据え早速のマキシマムを狙うが宮原はこれを余裕を持って回避しクリーンブレイク。両者タッチ。
 亮生と北斗となると、お互い感情むき出しにエルボーを打ち合っていき、北斗が怒涛の連打。亮生がヘッドロックに捕らえるとショルダータックルで吹き飛ばし、相手コーナーの野村にアタックを仕掛けるが、野村は微動だにせず亮生を場外に放り出して場外ボディスラム。さらに野村は宮原にアタックを掛けて場外に落とすと鉄柵攻撃で痛めつける。
 野村が亮生をリングに戻すと北斗は崔にタッチ。崔は強烈なミドルキックを腹部に叩き込んでいき亮生は窮地に。崔はPKのフェイントからサッカーボールキックを連打。野村にタッチ。
 野村は亮生が立つのを待ち、エルボーを好きなように打たせていくが、野村は軽々とボディスラムで叩きつけ、亮生のドロップキックも受け止めてショルダータックル。野村のヒザにすがりつきながら起き上がろうとする亮生へ、野村はブレーンバスターを狙うが、これを着地した亮生がミサイルキックで一矢報いて宮原にタッチ。
 宮原は野村の顔面にブートからドロップキックのコンビネーション。宮原はブラックアウトを狙うが、野村がカウンターのショルダータックルで迎え撃ち、スピアーを狙って走るが青柳が下から足を引いて野村を妨害。そのまま宮原からタッチを受ける。
 宮原と青柳は野村へトレイン攻撃から青柳がダイビングクロスボディ。さらにジャーマンを狙っていくが、野村がこれを振り払いジャンピングエルボー。青柳も即座にジャーマンスープレックスでやり返し、両者満身創痍となりタッチへ。
 亮生と北斗の対面となると、正面からゴツゴツとエルボーを打ち合っていき、フルスイングのエルボーを連続ヒットさせた北斗が亮生の身体がコの字になるほどの逆エビ固め。これを亮生がブレイクすると、追撃を狙って走る北斗へ、デビュー戦から使い続けている両手でプロレスLOVEポーズを決めながらのドロップキックでカウンター。亮生が雄叫びを上げながら執念の逆エビ固めで腰を落とし、北斗からタップを奪った。

第6試合


 試合前、諏訪魔らが入場するとこの日は試合の予定がなかったSUSHIがサプライズ登場し諏訪魔に花束を贈呈。続けて渕が諏訪魔に花束を贈呈し、大隅氏からも諏訪魔に花束が贈られる。
 そしてスクリーンには諏訪魔のデビュー15周年およびタイガー木原のデビュー30周年を祝福するドリー・ファンク・ジュニアからのビデオメッセージが映し出される。

ドリー「スワマサン、タイガーキハラサン、私の仲間、そして友人たち。全日本プロレスでの記念日達成、心からお祝い申し上げます。あなた方はプロレスを通じて多くのファンに興奮や感動を与えてきました。私は一人のファンとして、そして友として、更にはプロレスファンや全日本プロレスにとって特別な存在であることを嬉しく光栄に思います。あなた方をこうして祝福できることを誇りに思います。二人の充実したキャリアに我々プロレスファンとして最大の感謝を伝えます。(以降日本語で)オメデト!ゴザイマス!日本のファンの皆さん、あなたの温かいご支援は、誠にありがとうございます!センキュー!」
 そして、本日でキャリア30周年を迎える木原文人へ諏訪魔が花束を贈呈し、SUSHIを覗いた面々で記念撮影。

 光留と石川が先に入場し、雷陣とは全く関係ないはずのSUSHIの「へいらっしゃい!」のポーズを取りながら雷陣の入場を迎える。そして3人で円陣を組み「諏訪魔を倒すぞ!」と鬨の声を上げる。
 諏訪魔と雷陣でゴングが鳴ると、ロックアップでの押し込み合いからショルダータックル合戦。これを制した雷陣だったが、その後ロックアップで組み合うと諏訪魔が押し込んでいき石川が雷陣にタッチ。
 石川が出てくると場内から「修司!」コールが起き、諏訪魔もニヤリと笑って近藤にタッチ。近藤修司と石川修司の修司対決へ。
 近藤と石川はロックアップでの押し込み合いからショルダータックル合戦となり、石川が体格を生かした圧倒的なパワーで近藤を吹き飛ばす。近藤も下から睨め上げ、正面からエルボー合戦を挑んでいくが石川が優勢となり、ボディスラムで叩きつけると近藤はたまらず岡田にタッチ。石川も光留へ繋ぐ。
 光留と岡田はすり足でジリジリと距離を詰めていき、光留がローキックで先制。岡田も怯まずエルボーで反撃していき、隙を突いてコーナーで控える雷陣へドロップキック。激怒した雷陣がエプロンから詰め寄ろうとすると岡田もこれに応戦する姿勢を見せるが、光留が岡田の背後から延髄斬り。岡田もショルダータックルでやり返すものの、光留が再び延髄斬りを叩き込み、雷陣が入ってきてロープを背にする岡田にラリアット。岡田が場外にはじき出されると全員入り乱れた場外戦へ。
 場外では諏訪魔が柵を投げつけるド派手な場外戦を展開し、雷陣を集中攻撃。一同がリングに戻り、石川と岡田がエルボー合戦を展開する中、雷陣だけ戻らず光留は「アイツどこいった?」と雷陣と関係のないSUSHIのポーズを取りながら探し回る。
 エルボー合戦で不利となる岡田はミサイルキックを放つが、石川は倒れずにこれを耐え、岡田をゆっくりと踏みつけてから雷陣にタッチ。
 雷陣は岡田をエルボー合戦で圧倒し、スライディングラリアット。光留にタッチ。
 光留が岡田が立つのを待って挑発するが、岡田は立ち上がれず途中で崩れ落ちてしまう。なんとか岡田が立ち上がると光留は延髄斬りからフォール、キックアウトした際に岡田が上げた腕を取って腕十字へ。これを諏訪魔がカットすると光留はショルダーアームブリーカーから水車落としを狙っていくが、振り払った岡田がドロップキック。近藤にタッチ。

 近藤は光留へ串刺しラリアットを叩き込み、加勢に来た雷陣を右腕でランニングネックブリーカー、光留を左腕でブルドッギングヘッドロックで叩きつける。そして光留へランサルセからキングコングラリアットを狙い、光留がバックを取って切り返すとKUBINAGE。しかし光留は受け身をとった瞬間に下から近藤の足に絡みつきヒザ十字で切り返す。そのままアンクルロックに捕らえたまま石川にタッチ。
 再び修司対決となり、石川は近藤へ串刺しラリアットからフットスタンプ。さらにファイヤーサンダーを狙っていき、近藤がおぶさる形での胴締めスリーパーで切り返すと背面からコーナーに叩きつけてこれを脱出。近藤がラリアット合戦を挑んでいき、石川はこれを正面から受け止めてみせニーリフト。しかし近藤は怯まず石川の巨体をボディスラムで叩きつけ、諏訪魔にタッチ。
 諏訪魔は石川へフライングショルダーから「投げるぞオイッ!」とラストライドを狙っていくが、石川はショルダースルーで切り返す。そして石川は串刺しラリアットを狙っていくが、これをかわした諏訪魔が組み付いてスロイダー。両者は正面からエルボー合戦を展開し、諏訪魔がラリアットを放つと石川はこれをキャッチしてドラゴン・スープレックス。諏訪魔も即座に立ち上がりジャーマンスープレックスでやり返すが、石川はランニングニー。雷陣にタッチ。
 雷陣はニールキックから雷陣カッター。さらに光留と石川を呼び込んでトレイン攻撃から光留と石川がダブルのブレーンバスター。そして雷陣がダイビングヘッドバットを投下。これを近藤と岡田にカットされると、雷陣らは3人でそれぞれの相手を捉え「投げるぞオイッ!」と鬨の声を上げるが、諏訪魔らは全員これをショルダースルーで切り返す。
 そして雷陣はトラースキック2連発からラリアット。さらに光留と2人で諏訪魔を袋叩きにしていくが、諏訪魔はダブルチョップで2人まとめて相手をし、それぞれにラリアット。そして近藤との久々のサンドイッチラリアットを雷陣へ叩き込み、エルボードロップからフォール。これを石川がカットすると、近藤がラリアット、岡田がミサイルキックで追撃し、さらに近藤が石川をラリアットで場外へ叩き出す。


 諏訪魔は雷陣とのエルボー合戦を制してラリアット。さらにバックドロップからのラストライドと必殺技を畳み掛け、盟友から3カウントを奪った。

諏訪魔「15周年、応援してくれてありがとうございます!今日石川選手も佐藤選手も岡田選手もさ、いつもの仲間と戦えたのはすごく嬉しかったし、そして……雷陣さん。15年経ったけどさ、なんかこうやって、入門したときからさ、あの時からやっぱり15年後に試合できて俺は嬉しいよ。ありがとう!そして、近藤くん、いつもさ、ずっと一緒に戦ってたよね。今はさ、違う道でそれぞれ頑張って来てさ、今日15年だし、これから20年、25年と続くわけでさ、またどっかでさ、交われたらいいなと俺は思ってる!」
近藤「諏訪魔選手、15周年、本当におめでとう。“近藤くん”って呼ぶけど、俺のほうがキャリア上なんだよね。ホントは“近藤先輩”なんだけど、今日はいいよ、“近藤くん”で。とりあえず、おめでとっ!」
(会場から「光留!」とマイクを求める声が上がる)
諏訪魔「佐藤ぉ~?お客さん待ってるから早くして」
光留「じゃあ一言だけ。キャリア19年の佐藤光留から後輩の諏訪魔に一言!15周年おめでとう!以上!おい、そろそろ試合を締める技術を覚えたっていいんじゃないか?早く締めろ!」
諏訪魔「相変わらず、キャリアを振りかざす人はねえ、ホント大したアレ居ないよ?(笑)今日はありがとうございました!(笑)」

<試合後コメント>

諏訪魔&近藤修司&岡田佑介
諏訪魔「あぁ~っ!こうやってさ、昔縁があった人とかさ、今も縁がある人間とかと試合できたってことはすごい俺にとってハッピーなことだね。用意してくれた全日本プロレスには感謝しかない。近藤君もね、色んなことがね、あったと思うんですが、来てくれたっていうのは嬉しいよね。男気をすごい感じますよ。本当に感謝の言葉しかないね。確かにね、先輩なんだよね(笑)ホント佐藤も同じこと言うんだよ。アレ近藤の影響じゃねえか?おぉん?(笑)でもね、近藤君もジュニアじゃないよね、あのパワーっていうのは。アレは凄いなと思いました。岡田も凄い刺激を受けたと思うんだよね。まだまだ石川と近藤なんてのも見たいなと思うしさ、ここからあと何が生まれるのか、それぞれ次第だと思うけどさ。俺自身はじゃあ次のまず20年、そこを目標に頑張っていこうかなと思うし、まだまだ業界の……でも、周年の試合っていうのはさ、おじいちゃんにさせられた気分だよ。困っちゃうね。恥ずかしいよ。まだまだこれから、ドンドンドンドン三冠だ!五冠だ!っていうそういう記念でリングにまた集まりたいと思うので。また近藤君ともどっかで交わりたいなと思いますよ。ドンドンうちに来てもいいと思うし、よそでも今度組むしね。デストロイヤー(11・15デストロイヤー追悼興行)もあるわけだから。全日本の枠をドンドンドンドンはみ出る感じで、もう5年間頑張って……5年で終わらないよ?(笑)頑張っていきたいと思います」

――サンドイッチラリアットも久々に決まりましたが、タッグチームとしてのブランクは感じた?
諏訪魔「感じないねぇ!なんだろう、不思議に思うんだよね。全部正確みたいの分かってるんだと思うけど、なんだろ、不思議な感じでしたね」
近藤「今日は諏訪魔とこうやって組んで久しぶりに懐かしむ試合になったと思うけど、次諏訪魔と組んで試合をする時には勝たなきゃいけない戦いだから。もうそこに照準を絞っていくし、今日で終わりじゃないから。次は戦い。この2人の戦い」

――次の戦いの相手というと過去に世界タッグ戦で敗れている相手です
近藤「長い時間をかけたリベンジだよね。まあいつだってリベンジだよ」

――久しぶりにリング上で雷陣明選手との再開を果たしたことについて
諏訪魔「いやあ、嬉しかったよねぇ~!(笑)最後立ってくれるかなと思ったんだけどさ、立ってくれたんでね。やっぱそこはプロだなと思いますね。色々あったけどね、アイツともね。でも、こうやってまた15年のリングに向き合えたっていうのは、すごい感無量ですね。今日のメンバーとね、また色々今後、業界を荒らしていきたいなと思います」

第7試合


 TAJIRIと岩本でゴングが鳴ると、ロックアップでの押し込み合いからクリーンブレイク。続けてバックの取り合いからリストの取り合い、グラウンドでの足首の取り合い、首の取り合いと発展するじっくりとしたレスリング戦を展開。岩本がヘッドロックで捕らえ、TAJIRIがロープスルーを狙っても離さずじっくり絞り上げる。TAJIRIがなんとか振り払うと岩本はショルダータックルでなぎ倒し、TAJIRIは転がって距離を取りクリーンブレイク。両者タッチ。
 ジェイクとKAIの対面となると、ジェイクがローキックで距離を刻み、KAIの腕へミドルキック。さらにニーリフトで連撃し岩本にタッチ。
 岩本はジェイクとともにダブルのバックエルボーを放ち、ジェイクにタッチ。
 ジェイクはKAIの顔面にブートを放ち、連撃を狙って走るがKAIはドロップキックでカウンター。KAIが場外にエスケープして間を取ると、ジェイクが追っていこうとするが、TAJIRIがエプロンを走って延髄斬り。さらにハンドスプリング式ヒールキックでジェイクを場外に叩き落とすと、そのまま場外戦へ。
KAIは場外で鉄柵を使ってジェイクの足を痛めつけ、さらにTAJIRIと2人で鉄柱にジェイクの足を叩きつけてから絞り上げる反則攻撃。KAIはジェイクをリングに戻し、ロープにジェイクの足をかけながらのストンピング。KAIがレフリーの気を引いている間にTAJIRIもロープを使ったヒールホールドでアシスト。
TAJIRIに代わり、ジェイクのヒザを踏みつけながらのレッグロックからジェイクの回避運動に合わせて逆片エビ固めへ。ジェイクがこれをブレイクすると執拗にヒザを踏みつけていき、KAIにタッチ。
KAIはジェイクのヒザをロープにかけてミドルキック。さらにヒザへのエルボードロップ、ボディプレス、アキレス腱固めと一点集中。さらにTAJIRIが残る片足をレッグスプレッドで固める連携攻撃を見せ、KAIはジェイクへ「打ってこい」と手をこまねいて挑発。ジェイクがミドルキックを放つとKAIはドラゴンスクリューで返し、足4の字固め。ジェイクは必死のロープブレイク。
 KAIはジェイクを起こすとコーナーエルボーを連打。さらに串刺しラリアットを狙うが、ジェイクはこれをかわしてニーリフトを狙う。これを延髄斬りで切り返したKAIだったが、追撃を狙ったところをジェイクがフラップジャック。岩本にタッチ。
 岩本はKAIに串刺しバックエルボーから低空ドロップキック、ヒザへのドロップキックからブレーンバスター。これをキックアウトされると、肩固めに移行。TAJIRIがカットするとジェイクがミドルキックで撃退。そして岩本とジェイクは2人でKAIをロープに振り、ジェイクのヒップトスから岩本のスライディングキック。そして岩本のマジックスクリューにジェイクがニーリフトを合わせようとするが、TAJIRIがエプロンからKAIを引っ張って岩本ごと位置をずらすことでジェイクのニーリフトを岩本に誤爆させると、KAIがジェイクへ足4の字固め。ジェイクがブレイクするとTAJIRIにタッチ。
 TAJIRIはジェイクのヒザを内側から撃ち抜く的確なローキックを連発していくが、ジェイクが組み付いてサイドスープレックス。岩本にタッチ。
 岩本はTAJIRIへエルボーを連打していき、TAJIRIは膝をついてがっくりと崩れ落ちる。岩本は追撃を狙って走るが、TAJIRIがダッグしてこれをかわすとKAIがエプロンからジャンピングハイキック。続けてTAJIRIがスクールボーイで丸め込み、キックアウトされるとハンドスプリングエルボー、KAIがトラースキックからパワーボム。フォールに入るもジェイクがこれを救出し、そのままタッチを受ける。

 ジェイクはKAI、TAJIRIにそれぞれニーリフトを叩き込み、KAIへレッグラリアート。ジェイクはTAJIRIにビッグブートを放っていくが、TAJIRIはこれをキャッチしレフリーに向かってプッシュ。ジェイクと二子玉川レフリーが衝突し、二子玉川レフリーが昏倒。その隙にKAIがジェイクをラリアットでなぎ倒し、岩本が突っ込んできてTAJIRIに孤高の芸術を狙うものの、TAJIRIはなんと投げられながら岩本の顔面に毒霧を噴射して技の途中で抜け出すという斬新な切り返しを見せ、KAIが岩本をラリアットで排除。

 TAJIRIはバズソーキックを放つがジェイクはこれを回避。するとTAJIRIは再びジェイクの膝の内側をローキックで射抜き、崩れ落ちたジェイクへバズソーキック。ジェイクがこれをガードしてバックドロップを狙っていくが、振り払ったTAJIRIが毒霧を噴射し、KAIがラリアットからサンダーファイヤーパワーボム。続けてTAJIRIがバズソーキックを叩き込むが、ジェイクはギリギリでキックアウト。
 TAJIRIはジェイクを引き起こすと、視界を奪われているジェイクはガムシャラにジャンピングニーを放つが、TAJIRIがこれを回避し二子玉川レフリーに誤爆させる。ジェイクはTAJIRIを高角度バックドロップで叩きつけ、フォールに入るも二子玉川レフリーが完全にノックアウトされておりカウント不能の状態に。
 急遽和田京平が入ってきてレフリーを引き継ぐことで試合は続行され、KAIがジェイクにラリアットを狙ったところをジェイクがキャッチしてバックドロップ。続けてジェイクはTAJIRIにもバックドロップを狙うが、TAJIRIは3度目の毒霧噴射。ここで岩本が飛び込んできてTAJIRIを孤高の芸術で叩きつけてアシストすると、ジェイクがジャイアントキリングをクリーンヒットさせ、TAJIRIから3カウントを奪った。
 試合後、満身創痍の岩本とジェイクはグータッチをかわして絆を確かめあった。

ジェイク「皆様!本日は後楽園ホール大会へのご来場、誠に、誠にありがとうございました!今日も助けられてばっかりだっだよ~。だから、アンタの言葉を聞いてみたい。あの2人と戦って何を感じたか、そしてこれからどうしていくのか。深くじゃなくていい。お客さんもそれを望んでるはずだ」
岩本「なんとかアジアタッグ、V2達成しました!TAJIRIさんはホントに自分のプロレスに大きく影響を与えてくれた人です。そしてKAIさんも僕が全日本プロレスに移籍してから、なんだかんだで3,4回シングルをやった相手です。全日本の中でもシングルやったこと無い相手もいる中で、フリーのKAIさんとそんなにやれてるのはなにかの縁だと思うし、そのKAIさんと縁があるジェイクさんと組めてるのも、俺は運命だと思います。今日の防衛でアジアタッグの権威・価値はより上がったと思います。どうですか、お客さん!今後もずっと防衛していくつもりではありますが、ちょっと1つ悲しいことが。最強タッグ、アジアタッグ王者として出れないっていうのは俺としては寂しいです。ただ!最強タッグが始まるんだ。11月になるんだ。俺はジュニアに目を向けていくぞ!世界ジュニアの争いが始まるんだ!世界ジュニアが無い今、アジアを守ってきたのは俺だ!世界ジュニア、俺がまっさきにぶんどってやる!」
ジェイク「岩本煌史は世界ジュニアを、そして俺は10月24日の三冠だ。次は三冠ベルトだ。王道トーナメント優勝した、アジアタッグ防衛した、そして次はなんだ?三冠ベルトって決まってるだろ?おぉ?俺らでぶんどって、そして世界タッグもぶんどって、俺が話題の中心になってやるよ。俺は無理だと思わない。絶対俺なら出来ると信じてここまでやってきた。だからお客さん、あんたがた、信じてみようぜ、俺をッ!だからこそ問いたい!俺を信じるかどうか!YESか!NOか!YESか!NOか!YESか!NOか!さぁどっちだお客さん!YES!YES!(観衆から「YES!」コール)お客さんありがとう!答えはそう!YESだーッ!センキュー、後楽園ホール!」

<試合後コメント>

岩本煌史&ジェイク・リー
岩本「ジェイクさん、今日もありがとう」
ジェイク「こちらこそだよ」
岩本「なんとか……なんとか、ああ、ずっとやりたかったTAJIRI&KAIとの対戦にこぎつけて、そして防衛、したぞ。終わってしまった寂しさ……ていうのは、正直メチャクチャある。あの2人とリング上で交わるのが途切れてしまうんじゃないかって、そんな思いもあるけどね、プロレス界って絶対巡り巡ってくるから。まだ全日本にも出るでしょ?最強タッグもあるし。またね、出会えるよ。ジェイク&岩本組vsTAJIRI&KAI組。でも、俺はね、アジアタッグ王者として最強タッグにエントリーされなかった。そういうフラストレーションが溜まったよ今日で。なんでジュニアのことを今まで言わなかったか。アジアを持ってたし、このタッグチームというのは俺にとっちゃメチャクチャ大切なんだよ。これと一緒に、アジアタッグと、ジェイクさんとのタッグと一緒に、並行して世界ジュニア。そんな簡単なもんじゃないし、どっちもね。でも、最強タッグが始まってね、組むことは多分ほぼない。ジェイク&岩本組というのはほぼない。だから、俺はもう世界ジュニア。ジュニア戦線に目を向けていく。普通のジュニアと一緒にするな、俺を。ずっとアジアを守ってきたんだ」
ジェイク「先にポジティブな部分から。王道トーナメント、アジアタッグ防衛、2つ達成しました。シングルとして、そしてタッグとして、しっかりとした力を付けてきております、私、ジェイク・リーです。10月24日、後楽園ホール大会。三冠王者が今なにを思っているのかは分からないけど、俺はもうこのシリーズ初日からガンガン飛ばしてるよ?だからこそ、俺が今行かなきゃいけないし、俺だったら行けるって常に自分に言い聞かせているし、言い聞かせなくてもそう思うようになってきた。イメージは必ず具現化する。もう勝って乾杯している映像までイメージは出来ているんだ、こっちはよ。だから、10月、ノンストップで行きますよ、俺は」
岩本「幸先いいスタートを切ったからね」
ジェイク「そしてネガティブなこと」
岩本「おいっ」
ジェイク「そう、最強タッグだ。やっぱりユニットのパートナーじゃない。一度は世界タッグを狙ったものの、けど、いきなりあそこで発表されちゃあ、ちょっと。今日、ベルトの防衛をしたのに、なんでっていう気持ちになる。ただそこは、パートナーの岩本煌史はもうジュニアってものに目を付けているし、ネガティブをポジティブに変えようかなと今俺の心の中で思ってる。全てはプラスに。全てはプラスにだ。今年、色々動いていきますよ、俺らは」
岩本「おしっ!」
ジェイク「だから、次はもう明日試合があるけど、そちらのほうもぜひチェックしてください」

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