【永島勝司特別寄稿】帝拳・本田明彦代表が語る「那須川天心」の今後

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 RIZINの大みそか決戦の超目玉カードとして発表された、プロボクシング5階級王者のメイウェザー対キック界の神童・那須川天心のドリーム異種格闘技戦が、わずか3日で中止の憂き目にあっている。これはメイウェザーの「契約内容が違う。エキシビジョンのつもりだったが公式戦で世界に配信されるというのも全く違うもの」という主張で一気に暗礁に乗り上げてしまったのだ。

 俺は当初、この闘いは勝ち負けではなく、天心にとって最大のメリットがあると思ったものだ。
①那須川天心の名前が世界的なものになる。
②国際式のプロボクシング転向に向けて絶好の「パンチテスト」となる。
③メイウェザーは最高のスパーリングパートナーとみれば数々のテクニックを体得出来る。そして東京五輪を目指すとすれば、精神的な自信は最強固になるはずだ。

 俺は天心がボクシング修行のために通っているプロのジム帝拳の本田明彦代表と会う機会があった。本田代表とは久しぶりだったが、俺の新聞記者時代には最も仲の良かった会長(当時)であり、ボクシングのイロハを教わったものだ。「私が若い時からずっと付き合ってるのが永島さんだからね。最近良い噂もたくさん聞いているよ」本田代表は嬉しいことを言ってくれたな。本田代表は、今やボクシングだけでなくテレビ界にも他の格闘技にも力を持つ首領といわれる偉大な人である。
 「那須川天心はジムに通っているが、俺が彼のオヤジと親しい関係で特に目を光らせているが、素質はいいものがる。でもまだまだ練習しないとね。今回メイウェザーと闘うと聞いた時は驚いたが、彼は『一発入れてやりますよ』と声高に言ったよ。性格的にも強いものを持っているね。実は彼を一度アメリカに連れて行こうと思っているんだ。世界を身にしみて味わってもらいたいと思ってね」本田代表の口からは天心渡米のビッグプランも飛び出した。それほど天心に対しての期待は大きい。
 更に本田代表はこうも言ってくれた。「天心はプロボクシングで一度頂点を極めたら、再び総合格闘技界に帰ったらいいんだよ。それが育ててくれた世界への恩返しになるからね」と。
 これは本田代表が天心にかけている期待値の高さを示す言葉ではないか。俺はずっと前から天心に熱い視線を送ってきた。一戦づつやるたびに新たな強さを見せてくれる天心に、その期待は大きくなるばかりだが、今回のメイウェザーとの夢の対決は、まだ完全に消えたわけではない。RIZIN側の今後の出方が注目されるところだが、俺は天心に言いたい。「とにかくいつ対戦が決まってもいい様に、本田・帝拳ジムでの特訓を続けてくれ。例え流れても天心に大きな武器を身につけられるのだから」
 負けるなよ。那須川天心!

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