【試合結果】9・2 HEAT-UP王子大会 田村和宏vsCHANGO ノリ・ダ・ファンキーシビレサスvs近藤“ド根性”洋史 杉浦透vs井土徹也 阿部史典vs兼平大介

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『灼熱王バトルリーグ☆2017 開幕戦』
日時:2017年9月2日(土)
開始:14:00
会場:東京・王子BASEMENT MON☆STAR
観衆:62名

▼第1試合 オープニングヒートアップ 15分1本勝負
ヒデ久保田(フリー)/○梅沢菊次郎(アライヴ)
11分30秒 ベルト殴打→片エビ固め
渡辺宏志/●飯塚優

▼第2試合 灼熱王バトルリーグ☆2017公式戦Bブロック 15分1本勝負
▲新井健一郎(DRAGON GATE)〈1点〉
12分12秒 両者リングアウト
▲ SUSHI(フリー)〈1点〉

▼第3試合 灼熱王バトルリーグ☆2017公式戦Bブロック 15分1本勝負
○阿部史典(スポルティーバ)〈2点〉
6分12秒 ロクデナシキック→片エビ固め
●兼平大介〈0点〉

▼第4試合 井土徹也5番勝負“闘炎の17歳”① 20分1本勝負
○杉浦透(FREEDOMS)
10分7秒 逆エビ固め
●井土徹也〈1敗〉

▼第5試合 灼熱王バトルリーグ☆2017公式戦Aブロック 15分1本勝負
○ノリ・ダ・ファンキーシビレサス(今池プロレス)〈2点〉
8分58秒 バックドロップ→片エビ固め
●近藤“ド根性”洋史〈0点〉

▼第6試合 灼熱王バトルリーグ☆2017公式戦Aブロック 15分1本勝負
○CHANGO(フリー)〈2点〉
12分23秒 ジャングルクラッチ
●田村和宏〈0点〉

HEAT-UP初のリーグ戦『灼熱王バトルリーグ☆2017』開幕戦で王者・田村を含めまさかの本隊全敗!井土徹也5番勝負で杉浦透が鬼と化す!

オープニング


 てっしー&やぶちんのインフォメーションコーナー。両者の中間にはリーグ戦優勝者に贈呈されるトロフィーが飾られている。新発売のグッズとして8.12後楽園ホール大会、7.8新木場大会のDVDが発売されたが…インフォメーションコーナーを待たずして完売となってしまう。嬉しい悲鳴で、再販を予告するHEAT-UPの映像担当である『わいわい工場』だが火の車になってしまうと複雑な表情の弥武リングアナ。
てっしー一発芸、灼熱王バトルリーグの開催を祝し『三三七邦衛』と題して放ったのだが…少々キャラの違うものとなってしまい、会場が静寂に包まれてしまう。それでも心が折れなかったてっしー、元気に「王子大会、スタートです!」の掛け声。
 リーグ戦にエントリーされたメンバーによる入場式、色紙に意気込みを記しリング中央のマイクに向かって一言ずつコメントしていく方式。

ヒデ「…(館内に投げキッス)」
ノリ「え~、とにかく優勝します。」
CHANGO「…(無言でマイクスタンドを倒し満面の笑み)」
近藤「(迷惑そうにスタンドを直して)おっしゃ!一戦必勝で頑張るぞ!ド根性ーっ!」
田村「え~、『灼熱プリンス』になるぞーっ!!(館内大きな声援)」
峰雄「こんにちわー!え~、今日昼間は試合無いんですけど、入場式のためだけに来ました!(館内大きな声援)6時からHEAT-UP夜の部、私はメインイベントで兼平大介とシングルマッチ、リーグ戦闘います。メインイベンターとしてふさわしい試合をして、兼平との格の違いを見せつけたいと思います。よろしくお願いします。」
SUSHI「てやんでぇ~!!このリーグ戦、誰も期待してないやろうけど、俺が優勝したるでぇ~!!」
アラケン「…只々、クソダルい(館内笑い)。今日も、煙草が旨い。」
阿部「えっとですね~、優勝して、50万を手に入れて(この時優勝賞金の額についてはまだアナウンスされておりません)、今日ここに来てくれているお客さんを…ご飯に連れていきたいと思います!(館内別の意味で大きな声援)」
兼平「僕はこの灼熱王、必ず優勝して、もう一度ユニバーサル王座に挑戦します。」
弥武リングアナからリーグ戦のルール、得点等についての事項が告げられ、初めて「優勝者にはトロフィーと、賞金50万円が贈呈されます!」とコールされた。一体阿部は何処で賞金額について知らされたのか…とはどうでもいい事なのだが。
選手宣誓は近藤”ド根性”洋史。
近藤「宣誓ーっ!我々選手一同は、スポーツマンシップに則りー!正々堂々と灼熱王を目指し、どの試合も!熱く!熱く!熱い試合をする事をここに誓います!」

第1試合


 後楽園ホールでのタッグ選手権試合後、やり方が許せんとしてSMOKEY CRIMINALに詰め寄った渡辺宏志と飯塚優。何処知る風と煙草を咥えながら入場するヒデ、ふんぞり返って余裕の表情な梅沢。無造作にコーナーに置かれたタッグ王座のベルト、相変わらずベルトをぞんざいに扱うヒデ。これが渡辺の怒りを増す。開始早々ショルダータックルでヒデを倒す渡辺、場外にエスケープしたヒデは梅沢にタッチ。エルボースマッシュやタックルには一切動じない梅沢、ならばと渡辺はロープに押し込み後方回転エビで丸め込む。タッチを受けた飯塚はローキックからカニ挟み、右足を掴んでアキレス腱固めへ。コーナーでミドル連打、反対コーナーに振って串刺しドロップキック。HEAT-UP軍が先手を取ったかに見えたが、音も立てずに飯塚の背後に忍び寄っていたヒデ、場外から両足を引っ張り鉄柱を使った急所攻撃。
 控えコーナーから声を荒げる渡辺だが、ヒデと梅沢は聞く耳持たず。代わる代わる飯塚を痛めつける。渡辺を挑発するのを忘れない梅沢。ヒデにカウンターのドロップキックを放った飯塚、渡辺が入ってくるとヒデをナックルでぶっ倒す。梅沢のヘッドバットに一瞬怯むが、ツープラトン攻撃をかわして二人まとめてクロスボディで押しつぶす。ワンハンド・バックブリーカーからコーナーに登ってダイビング・ニードロップ、バックドロップと波状攻撃でヒデを追い詰める渡辺。飯塚に交代、左ミドル連打から串刺しドロップキック、ブレーンバスターから走り込んでPK。腕十字にヒデを捕らえると、カットに入ろうとする梅沢に渡辺がコブラツイスト。最大の勝気だったがヒデの足がロープにかかってブレーク。両コーナーから鉢合わせを狙った渡辺&飯塚だが、梅沢が上手く体勢を入れ替えてラリアットを連発。串刺し攻撃からヒデのフェースロック、渡辺が懸命のカット。交代した梅沢、飯塚をアルゼンチン・バックブリーカーから後方に投げ捨てフォール、カウント2。ヒデのカットに阻まれる渡辺の目の前で梅沢はジャックハマー、自力でフォールを跳ね返す飯塚。虫の息の飯塚だが、梅沢にドロップキックを放ち再度逆襲を狙う。ここでヒデが場外からてっしーの注意を惹くと、うずくまっている梅沢の手にタッグベルトが。勢いに任せて突っ込んでくる飯塚、ベルトを持ち振りかぶった梅沢の一撃をまともに浴びるとフォールを返せず。
 邪魔な渡辺と飯塚をリング上から排除し、ベルトを放り投げるヒデ。てっしーも放り出すとまたもベルトを放り捨てたり踏んづけたりとやりたい放題。隣で高笑いする梅沢の姿、激昂する渡辺。HEAT-UPの秩序を守らんと戦いを挑む渡辺だが、全く相手にしないSMOKEY CRIMINALの面々。タッグのベルトはこのまま蹂躙されるがままなのだろうか。

第2試合


 リーグ戦の初戦となるアラケンとSUSHIの一戦。意気揚々と入場するSUSHIに対し、ヒデ久保田と梅沢菊次郎を従え白のツナギ姿で入場したアラケンの表情は冴えない。おもむろにヒデがマイクを用意、アラケンが語り始める。

アラケン「…さっき、入場式で言った通り、非常にダルい俺は。なんでだかわかるか?ええHEAT-UPよ!オイ、俺は今まで…な!絶えず田村和宏の対角線に立って、ねえ。アイツが昔のレコードで言えばA面だろうよ。だけど俺はB面の一曲目をずーっと、ええ?何年も何年もキープし続けて、ようやく迎えたこのシングルのリーグ戦だ。開幕戦だ。ええ?それが、その開幕戦?新井健一郎だぞお前。オイ、なんでそれがよお…ヒデちゃん、第2試合なんですかねえ…??オイ、こんなの、神戸の団体で言ったら…ストーカー市川の位置だぞ(館内爆笑)。なんか勘違いしてるんじゃねえかオイ?俺は本当にやる気がない。どうして今日、どうやってテンション上げていいかわからない。なんで俺が第2試合なんだ、なんで前座の前座なんだって思って…朝、朝ごはん食べるタイミングでパッと…何故その理由かがわかったよ。ヒデちゃん、俺の今日の開幕戦の相手…あんなマンガチックなキャラクターだからだよ(館内笑い)。そりゃあ第2試合でも御の字でさーな。オイ!SUSHIさんよ、アンタよお、ここしばらくHEAT-UPのリング出てるけど、オイ、何かアンタ、自己主張したことあったかオイ?お客さんによお…今お前に現実を突きつけてやる。オイ、お客さん、本気でなあ、本気でこの頭に寿司皿乗っけてる、ええ?こんなマンガチックな奴が、このリーグ戦で優勝するって思ってる奴、本気で思ってる奴だけでいいぞ!拍手してくれ(館内から散らばりながらも拍手が起こる)。ちっ…どうせ、どうせお前がチケット売ってる客だとは思う(館内笑い)。まあいいやヒデちゃん、ねえ?梅ちゃんも、今日は、ね?今から…今からっすよ。俺、色んなコンピューター働かせて、まあ、俺ららしく勝ちますんで、ま、見ててやってください。」

 ゴングが鳴り、場内にコールを要求するSUSHI。ロックアップからロープに押し込んだSUSHIは「ヘイらっしゃい!」、これを見て胸を突き飛ばすアラケン。再びロープに追い詰めるSUSHI、アラケンは場外へ。コーナーに登ったり、場外にエスケープしたりとSUSHIを挑発するアラケン。手四つの体勢からガットショット、ロープに飛ばすがSUSHIのショルダータックル、ボディスラムで叩きつけて雄叫びを上げるSUSHI。腕を極めにかかるSUSHI、アラケンは頭の寿司皿を掴んで逆転、コーナーでSUSHIの腕を痛めつける。ミスター村杉レフェリーの反則カウントが入ると、「お前誰のお陰で豆腐プロレスやれると思ってるんだ!」と一喝。アラケンは豆腐プロレスの指導者として名を連ねている事実もありこれは村杉も引かざるを得ない。その間にセコンドのヒデがフォローしている点も抜け目がない。SUSHIの右腕を攻めるアラケン、アームロックからストレートアームバー、スタンドでのアームロック。この間に5分経過、アラケンのテクニックにSUSHIはやられ放題。ボディスラムで反撃するが、村杉のブラインドを突いて正面から急所攻撃を食らう。コーナーで踏みつけられ、無防備な背中にストンピングを食らっていたSUSHIだったが、ムクリと立ち上がりアラケンを見下ろしていく。大振りをかわしバックへ、アラケン取り返すがSUSHI堂々と急所を蹴り上げる。棒立ちになったアラケンにSUSHIのラリアット、元・全日本プロレスの血がここに来てSUSHIの身体を駆け巡る。
 コーナー踏みつけのお返しからショルダースルーを連発、上背の高いSUSHIだけにかなりの落差から落とされるアラケン。三発目を踏ん張りパイルの体勢、こらえたSUSHI、串刺し攻撃はかわされるがトラースキック一閃。アラケンの右腕を取り股間をすり抜け丸め込むTEKKAMAKIへ、アラケン丸め返す、もう一度SUSHIが丸め込むがカウント2。アラケンが誘い込むように場外戦へ、ここで10分経過。カウント12で両者リングに戻るとSUSHIはボディへのヘッドバット、ボディスラム。コーナーに登るSUSHIだがアラケンは場外にエスケープ。再び場外戦、SUSHIの低空ブレーンバスターが決まりリングに戻ろうとするが、それを阻止するアラケン。両者がもみ合っているとカウント20がカウントされ両者リングアウト。エキサイトする両者は試合が終わってもやり合う。ヒデと梅沢が入ってきてもまだ収まらないSUSHI。最後は四方に礼をして去ったSUSHIだったが、HEAT-UPマットでの初シングルで何かが変わったようだ。

第3試合


 昨年12月、高島平大会以来の正面対決となる両者。観客の支持が僅かながら多かった兼平が辛勝しているが、9ヶ月という月日は阿部史典を大きく変えていた。後楽園でのユニバーサル王座挑戦を経由した兼平、ファンからの期待度はかなり高い。が、そんな兼平に阿部は挨拶代わりの膝を首筋に叩き込んでいく。PKからグラウンドでのアームスクリュー、ワキ固めから兼平の左腕に攻撃を集中させる阿部。しかし兼平は落ち着いたもので、膝蹴り一発で攻守を反転させる。カウンターのキチンシンクからジョンウー、串刺しエルボースマッシュからブレーンバスターへ。空中で反転した阿部はワキ固めへ、こらえた兼平は持ち上げてサイドバスター。叩きつけられた阿部だが腕十字へ、兼平は右腕を取り返す。スタンドのエルボーでロープ際に追い込んだ兼平、ロープに走るが阿部はボディへの膝、ロープに走る阿部をヒップトスからの腕十字、伸びきる前に阿部はロープへ。
 スタンドでの打撃のラリー、ぐるぐるソバットから伊良部パンチを繰り出す阿部だが、カウンターで兼平のエルボーが突き刺さる。ローリングエルボーからバックドロップ、こらえた阿部だが再び兼平の膝が待っている。カウント2で返され見栄を切ってランニングニー、かわした阿部がコーナーまで走っていた兼平に串刺しレッグラリアット。起き上がろうとする兼平にバズソーキック、カウント2。走り込んでPKはカウント2だが何度も押さえ込んでいく阿部。尻餅をついている兼平の死角を突いた阿部は後頭部へのバズソー、ロクデナシキックを叩き込み、全体重をかけて押さえ込むとカウント3が入る。決まった瞬間歓喜の声が上がる王子、堂々と勝ち名乗りを受ける阿部とは対照的にがっくりと肩を落とす兼平。短時間での集中攻撃、何としても勝とうとこだわった阿部の気持ちが3カウントを奪ったのだ。この勝利はフロックでもなんでもない、阿部史典がそれだけ鍛えられていたという証拠でもある。

第4試合


 デビューして間もなく1年を迎える井土徹也、”闘炎の17歳”と題された5番勝負という舞台を設けてもらうことに。初戦の相手はFREEDOMSの杉浦透、タッグ王座のベルトを腰に巻き登場してきた。杉浦の差し出した右手をパチンと払いのける井土、前に出てやろうという気持ちが十分に感じられる。そこをいなすかのように試合開始直後、杉浦はレッグシザースからグラウンドの攻防に持ち込んでいく。スタンドに戻り、杉浦ショルダータックル。倒された井土だが反動を利用し同じ技で杉浦を倒していく。ボディスラムで投げようとする井土だが、そうはさせじと腰へのスレッジハンマーからボディスラムで投げ返す杉浦。コーナーに井土を叩きつけ、腰目掛けてエルボーを連発。「どうした!」と髪を掴んで挑発する杉浦、井土もエルボーを打ち込んでいくが重い一発に弾き飛ばされてしまう。いつしか井土の腰にはロープの痕がくっきりと浮き出されている。スライディングレッグシザースから腰へのボディプレス、キャメルクラッチ、大きくジャンプしてストンピングと井土の腰に照準を絞る杉浦。理にかなった集中攻撃を若い井土に身体で叩き込んで教えていく。
 5分が経過、グロッギー状態の井土、仁王立ちした杉浦は打ってこいと呼び込む。エルボーを叩き込む井土、それを上回る逆水平、エルボーで答えていく杉浦。杉浦の一撃をかわしてカウンターのフォーアームで反撃する井土、コーナーに振って串刺しエルボーからヒップトス、エルボードロップ。逆片エビの体勢に入る井土、杉浦は髪を掴んで返させない。すると井土は杉浦の喉を踏んづけてステップオーバーに成功、絞り上げるが杉浦の手がロープに届く。得意のフィッシャーマンを狙う井土、こらえた杉浦は落差のあるボディスラムで叩きつける。なんとか立ち上がりエルボーを打ち込んでいく井土だが、体重の乗った杉浦の一発を受けて一瞬白目に。ボディスラムを踏ん張り、持ち上げられても空中で反転した井土、ノーモーションから顔面に張り手を打ち込んでフィッシャーマンズバスターへ。バックを取ってジャーマン狙い、ロープに飛んでもう一発フォーアームを狙うが、杉浦はカウンターのドロップキックを叩き込む。引きずり起こしてブレーンバスター、カウント2で返されると逆エビ固め。ややロープに近かったが絞り上げられると井土はタップ。鬼と化した杉浦がプロの洗礼を浴びせた。
 井土に「立ってこい」と手招きする杉浦、自分だけで立ち上がった井土、額を突き合わせるとお互いに張り手を一発。再び腰から砕けてしまった井土だが、目は死んでいない。叩き潰されても尚その両足は力強くリングで立っていた。

第5試合


 両者共に真正面から身体をぶつけ合うというファイトスタイル。試合が開始されるとリング中央でロックアップからチョップの応酬。会場内に乾いた音が響き渡る。タックル合戦で押し勝った近藤だが、落差の大きいボディスラムからエルボードロップ、スリーパーからフェースロックと繋ぎダメージを与えていくノリ。ノリのチョップに歯を食いしばって耐える近藤、セコンドに就いた兼平も大きな声を上げる。リーチの長いノリのチョップは強烈であり、身体中に響く衝撃を与えている。そのチョップをスタンドでも膝立ちの状態でも容赦なく浴びせていくノリ。耐えた近藤はロープに走ったノリを担ぎ上げてスパインボム。串刺しエルボーから串刺しドロップキック、投げっぱなしバックフリップから膝立ちのノリにヒップアタック。これが見た目以上のダメージを与えたらしくノリがダウン。カウント2で跳ね返されるとすかさず近藤がド根性デスロックへ、これを警戒していたのか横回転のエビ固めで丸め込んでいくノリ、カウント2。
 再びノリの攻勢、チョップで棒立ちにさせた近藤にランニングネックブリーカー、ギロチンドロップと得意技を連発。ブレーンバスターで投げようとするが踏ん張る近藤、ロープワークからフライングショルダーをぶちかます。ここで5分経過。コーナーに登った近藤だが察知したノリはデッドリードライブで投げ捨て再度ブレーンバスター、投げ返した近藤は二度目のド根性デスロックへ、急いでロープに手を伸ばすノリ。走り込んだ近藤にノリのビッグブーツが炸裂、フルネルソンバスターの体勢に捕らえる。しかし近藤はフルネルソンをすり抜けサムソンクラッチの体勢からノリの両足をロック、変形のド根性デスロックで絞り上げる。近藤が先輩相手に白星かと思われたが、苦しみながらもロープに手を伸ばしたノリ。スタンドに戻りお互いにチョップを打ち合う。意地と意地のぶつかり合い、互いに倒れない。不意をついたノリは高い打点のドロップキック、近藤を抱え上げたノリは一度空中で溜めを入れた急角度のバックドロップ。リング中央でダメ押しのもう一発を決めるとカウント3。打たれ強さには定評のある近藤から10分弱でフォール勝ちを奪ったノリの破壊力。これから対戦するAブロックメンバーにとって大いなる脅威が現れた瞬間であった。

第6試合


-8月29日 CHANGOのtwitterより-
「VS田村和宏 リーグ戦初日のメインにこのカード、何かを期待してのメインなんだろ?じゃあこのカードの一番面白い結末はなんだろうね。楽しいよね、期待にこたえてあげるよ。田村さんくらいの無敵の王者は全試合ベルト賭けてもいーんじゃない?」

 幾度となく闘ってきた田村とCHANGO、互いの手の内は知り尽くしているような感じがするが、ここ最近のCHANGOは技のレパートリーが増えより厄介になっている。そんなCHANGOを警戒したのか、田村は開始直後にいきなりミノルスペシャルを狙う。秒殺かと思われたがCHANGOはクリア。そして田村の標的はCHANGOの左腕へ、アームロックからストンピング、左腕へのキック、ワキ固め。苦しむCHANGOの表情を見ながら不敵に笑みを浮かべる田村。5分経過、ダウンしたかと思わせてスクッと立ち上がりチョップを打ち込むCHANGO、田村もエルボーで応戦。ロープに飛んだ田村を抱え上げたCHANGO、背後に降り立った田村とバックの取り合い。振りほどいた田村は土手っ腹にソバット、次の攻撃を狙うがCHANGOは場外にエスケープ。すぐに追いかける田村、CHANGOはリングへ。追う田村、場外に逃げるCHANGO。しかしこれが誘い水であり、エプロンに田村を固定したCHANGOは側頭部へのキックからネックスクリューへ。CHANGOは文字通り田村の首を狙っていく。
 串刺しエルボーからステップ延髄斬り、ビッグブーバーからひねりを加えたスインギングネックブリーカー。エビに固めカウント2で跳ね返した田村の首にCHANGOの両腕が絡みつく究極飛龍裸締めへ。もがく田村、立ち上がって体勢を入れ替えブレーンバスター、背後に降り立ったCHANGOはソバットから逆さ押さえ込みへ、カウント2。更に離れずもう一度究極飛龍裸締め、グラウンドの状態になってもグイグイ絞り上げる。何とかロープに足を伸ばした田村、雄叫びを上げて田村を担ぎ上げたCHANGO。しかし田村は空中で腕をロック、グラウンドに持ち込みチキンウイングから腕十字へ。腕のクラッチを離さなかったCHANGOはエビ固めで丸め込むがカウント2。10分経過、コーナーに振られた田村だがカウンターのウルトラタイガードロップ、カウント2。観客を煽る田村、ソバットコンビネーションから直下式ブレーンバスター、ロープに走る。PKを狙った田村の右足にCHANGOは右腕を振り下ろして防ぎ、怯んだ田村の後頭部へラリアット、腕をクラッチしてショートレンジラリアット、カウント2。もう一度田村を担ぎ上げたCHANGO、空中で絡みつき額を叩きつける変形のウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルへ。両手を広げて勝利を確信したCHANGO、コーナー最上段からダイビング・セントーン。かわした田村は走り込んでPK、続けてバズソーを狙うがCHANGOかわして両腕をロック、再び究極飛龍裸締めへ。極まる直前にCHANGOの額を蹴り上げて逃れた田村、再度絡みつくCHANGO、一瞬の隙を突いて田村ジャンピング・ハイ。一気にミノルスペシャルでとどめを刺しにかかるが、クリアしたCHANGOは田村の右腕を掴んで引っ張り棒立ちにさせる。そこに両足を刈って丸め込むジャングルクラッチ、村杉レフェリーの手がマットを3回叩き、CHANGOのフォール勝ち。
村杉レフェリーに詰め寄る田村だが後の祭り。勝ち名乗りを受けるCHANGO、しばし田村とにらみ合い何やら言葉をかわし満面の笑み。そして田村とセコンド陣を追い返し、リング上にはCHANGO一人が残った。

エンディング


 まさか、HEAT-UPのエンディングで所属選手が誰もいない、CHANGOのみがリング上にいるという状況になるとは一体誰が予想しただろうか?座り込んだままおもむろにマイクを握るとCHANGOはゆっくりと語り始める。

CHANGO「おい…お~い、田村和宏、HEAT-UP代表、へ…へっへへへへ…お前が!リーグ戦始まって、この初日のメイン、田村和宏対CHANGO、何で組んだかわかるぞ。オイ!田村和宏!なあ!『波乱を起こして』ほしかったんだろ!!へへへへ…望みどおり波乱を起こしてやったぞこの野郎!いや…俺の中ではもう波乱じゃないけど。
…俺がメインイベントで勝ったっつーことは…『おうじ~、ひーと、あーっぷ!』なんてダセえ締めはしねえんだよ。いいか?俺がメインに出たってことは…俺が対戦相手から1、2、3、獲ったらそれが締めなんだよ(館内から「おおっ」の声)。だからもう終わりだ…(立ち上がりながら)いや終わんねえぞ!今日の夜、まだまだ興行が控えてるな!オイ、俺は誰とだ?近藤ド根性…クソゴミのケツ、蹴り飛ばしてやるからな!お前ら、一人残さず見に来い!(館内拍手)」

 これでリーグ戦はおろか、第1試合からメインまで全てのHEAT-UP勢が敗れるという不名誉な記録が残されてしまった王子連戦の初日。異様な光景だったが、これがリーグ戦の怖い所。HEAT-UP勢は直後に続く夜の部を前に、不安な開幕となってしまったのだ。

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