【試合結果】6・4 HEAT-UP名古屋大会 【ユニバーサルタッグ】新井健一郎&ヒデ久保田vs田村和宏&阿部史典 【ナイスガイ】CHANGOvs長谷川智也vsSUSHI 兼平大介vs柴山貴哉

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『Road To 後楽園~灼熱の初夏in名古屋~』
日時:2017年6月4日(日)
開始:15:30
会場:愛知・枇杷島スポーツセンター
観衆:154名

▼第1試合 “Young Generation Battle in 名古屋”15分1本勝負
○伊東優作(DEP)
6分40秒 バズソーキック→片エビ固め
●飯塚優

▼第2試合 ナイスガイガウン選手権試合 3wayマッチ20分1本勝負
○【ガウン保持者】CHANGO(フリー)
9分26秒 SUSHIのダイビング・ヘッドバット→片エビ固め
●【挑戦者】長谷川智也(プロレス実験団GUYZ!)
※もう一人の挑戦者はSUSHI
※CHANGOが初防衛に成功。

▼第3試合 “昭和名勝負子守唄”30分1本勝負
○丸山敦(フリー)
8分50秒 ヒートスペシャル
●渡辺宏志

▼第4試合 “Road to 後楽園〜make new history〜”30分1本勝負
○兼平大介
12分17秒 ランニング・ニーリフト→片エビ固め
●柴山貴哉(DEP)

▼第5試合 “関東 vs 中部 全面対抗戦〜根絶やし〜”イリミネーションマッチ30分
○【関東軍】藤田峰雄(チンコ)/ロッキー川村(パンクラスism横浜)/近藤”ド根性”洋史/井土徹也
井土徹也の一人残り勝ち
●【中部軍】高井憲吾(チームでら)/石田慎也(スポルティーバ)/ノリ・ダ・ファンキーシビレサス(今池プロレス)/ミソ・トン・チャンマン(今池プロレス)
①○ノリ(6分33秒 OTR)●ロッキー
②○ノリ(7分30秒 首固め)●近藤
③○峰雄(8分25秒 OTR)●ノリ
④○峰雄(9分12秒 回転エビ固め)●ミソ
⑤▲峰雄(11分07秒 両者OTR)▲高井
⑥○井土(12分14秒 OTR)●石田
※時間はマラソンタイム

▼第6試合 HEAT-UPユニバーサルタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組】新井健一郎(DRAGON GATE)/○ヒデ久保田(フリー)
18分00秒 758i→片エビ固め
【挑戦者組】田村和宏/●阿部史典(スポルティーバ)
※王者組が初防衛に成功

タッグ王者アラケン&ヒデ久保田が新ユニット「SMOKEY CRIMINAL」を結成!関東vs中部の対抗戦で井土徹也が石田慎也から大金星!

開場前~オープニング


 HEAT-UP名古屋でも恒例となっている地域の障がい者施設利用者の皆さんによる就労体験が実施される。配布物の綴りに始まり、開場時にはチケットのモギリと配布物の手渡しを行っていた。前回の大会に来場した利用者に加え、新たに参加した人もいるという。名古屋でもHEAT-UPを通じて人の手が繋がっている。尚選手入場式の折、地域の障がい者施設に大会収益の一部が田村和宏から贈呈される。更にヒデ久保田の同級生である元衆議院議員・吉田統彦(よしだつねひこ)氏が挨拶を行った。
選手代表挨拶は田村和宏。
「日々暑くなってまいりましたが、今日は日本中どこよりも熱い大会にしたいと思いますので、応援よろしくお願いします!!」

第1試合


 意外にも今回が初のHEAT-UP参戦となる伊東優作。煩悩兄弟の同士である阿部史典のタイトルマッチ挑戦に向け、自分の勝利で華を添えたい所。キャリア的には伊東の後輩に当たる飯塚はここで先輩超えを果たし結果を残したい。その気持ちが前に出たのか、序盤からジャンプしての左ミドルでいきなり伊東をぶっ倒す。しかしボディスラムを止められるとスリーパーで絞められ、コーナー踏みつけから逆に2発投げられてしまう。
 館内の声援を背中に受ける伊東、掌底コンビネーションからロープに走る。やられ続けていた飯塚がドロップキックで反撃の糸口をつかむ。ミドル連打から串刺しドロップキック、走り込んでPK。そしてアキレス腱固め、伊東はもがきながらもロープにエスケープ。飯塚攻めた左足にローを放つが、伊東はキャッチして飯塚の左膝辺りにローを叩き込み反撃。尻餅をついた飯塚にお返しのPKを叩き込みガッツポーズ。串刺しニーアタックからマットを叩いて観客を煽り、担ぎ上げてg2s狙いの伊東。防いだ飯塚は飛びついてクロスヒールへ、ガッチリと極まり大ピンチに陥る伊東。苦しみながらロープに手を伸ばしエスケープ。
 飯塚は左足へのロー、倒れた伊東を見てロープに走る。ここで伊東がカウンターのニーを飯塚の顎にヒットさせ、ふらふらと立ち上がった所に右ハイキック。続けてPKからバズソーとたたみかけて3カウントを奪った。7分弱という短い試合時間ではあったが、バチバチとした若手同士の一戦に館内から拍手が沸いていた。

<試合後コメント>

飯塚優
――只今の試合、惜しくも敗れてしまいましたが感想はいかがでしょうか
「自分は器用な方ではないので、自分は蹴りを……蹴りを中心に練習してきて、自分の唯一誇れるところなんですけど、その部分でも圧倒されて、結果、その蹴りで負けてしまうことになって、それがすごく悔しいです」


伊東優作
――只今の試合、見事勝利を収めました。試合を終えられてご感想はいかがでしょうか
「いやー、痛いよ。足が痛い。しんどいしんどい。外敵で、よく分かんない新人だったけど、足は効いてきましたね。しんどいです。やばいくらいしんどいですね。やばかった。やっぱしばき合うってことは大事だし、久々に若手の選手と殴り合うってのは気持ちいいですね」

――先ほど飯塚選手「蹴りで負けてしまって悔しい」という発言をされていましたが、飯塚選手の蹴りについてはどう思われますか
「すごいいい蹴りでしたよ。いい蹴りでした。でも、俺は一度死んで帰ってきてる人間だから。やっぱそこの痛みは一緒なんですけど、気持ちの面で、絶対倒れないとか、何発でも受けてやるって気持ちを出すといいのかなって。最後のハイキックだって1秒経たず返せるって力だって持ってるのに、それを出さないっていうのはもったいないです。力を隠しておくより出したほうがいいですね。またやりたいですね、飯塚選手と。もっと蹴り合って、殴り合いたいです」

第2試合


 プロレス実験団GUYZ!の長谷川智也が久しぶりの参戦。強行出場したSUSHI、ナイスガウン保持者のCHANGOとの異次元3WAYマッチ。”3度防衛するとベルトへの挑戦権が与えられる”ナイスガイガウン、初防衛戦に向けノリ気なCHANGOは戸川将司レフェリーにガウンを脱がせるよう命令、更にガウンを中心にしてタイトルマッチ前の記念撮影を強行させる。
 CHANGOとSUSHIが間合いを計りながら組み合おうとする…とそこに長谷川が強引にロックアップの体勢で突っ込んでくる。「そんなにロックアップがしてえのかよ!」と叫んだCHANGO、長谷川とのロックアップ合戦に。さすがロックアップに自信を持っているだけある長谷川はCHANGOを押し切る。続いてSUSHIにも…と思われたが、あっけなくコーナーに振られてしまう長谷川。しかしそこで再びCHANGOとロックアップ。付き合ってられるかと長谷川を場外に放り出すCHANGO。
 「二人で正々堂々やろうぜ」とSUSHIに握手を求めるCHANGO、裏切りのガットショットからロープに走るが、待っていたのは打点の高いニールキック。顔面を掻きむしってSUSHIの目をくらませるCHANGO、ここでSUSHIの頭にあるマグロ握りがCHANGOの手に渡ってしまいパワーが半減。CHANGOはコーナーに登ってマグロ握りを投げつけるという暴挙に。キャメルクラッチからセントーンと自分の流れに持ち込むCHANGO、そんな二人をエプロンから長谷川がじっと見守っている。と、SUSHIの地獄突きがヒットした次の瞬間。エプロンの長谷川とCHANGOがロックアップで組み合い、押されたCHANGOにSUSHIのバックエルボーがヒットする。長谷川智也のおかげで散々な目に遭ってしまうCHANGO。
 ラリアット、フラップジャックとCHANGOを攻撃するSUSHI。ブレーンバスターを狙うがCHANGOが指に噛み付いて防ぐ。ガットショットからシザースキックでお返ししたCHANGOがコーナーに登る。と、長谷川がコーナーのCHANGOにロックアップ。そのまま”ロックアップ渡り”でリングを半周する。続けて長谷川は再びロックアップをSUSHIに仕掛けるも、アッパーを見舞われて自滅に。コーナーに登ったSUSHI、CHANGOは叩き落とそうとするが返り討ちに。立ち上がるCHANGOに長谷川がロックアップ、ふらふらするCHANGOをSUSHIは回転エビ固めで丸め込む。カウント2で返したCHANGOを長谷川はロックアップで引きずり起こし、そのまま前方に放り投げる。続けてドラゴンリングイン式ロックアップをSUSHIに仕掛け、組み合うまでは成功したがブレーンバスターで叩きつけられてしまう羽目に。
 マグロ握りも戻り、パワーが戻ったSUSHIは倒れている長谷川にダイビング・ヘッドバッド。と、CHANGOがSUSHIのフォールを強引に引っ剥がし片エビ固めで押さえ込むとカウント3。長谷川のロックアップに苦しめられながら漁夫の利で勝利したCHANGOがナイスガイガウンの初防衛に成功した。

-6月3日 CHANGOのtwitterより-
「後楽園ホールまであと3大会あるから、そこでナイスガイガウンを防衛していったらホールで…挑戦www決まったカードなんか関係ねー。ホールのカードぶっ壊してやる。もしくは3WAY♡」

 この日ナイスガイガウンの初防衛を果たしたCHANGOの頭の中には恐ろしい構想が。しかし次回6月18日王子大会で、CHANGOは参戦選手に入っているもののガウンの防衛戦はカードに組まれておらず…さて、CHANGOはどう出るのか??

<試合後コメント>

SUSHI
――リマッチの結果、惜しくも敗れてしましました
「クッソー……アイツ、誰や!長谷川!なんもしてへんやん!ロックアップしかしてへんやん!いらんやん!いる?あれ?なんか最後、CHANGOにいいとこだけ取られてるやん……」

――不本意な結果に終わってしまったということですが、またリマッチへの気持ちはありますか
「リマッチ、いいよ。でも、3WAYやなくてもええんやないか?3WAYじゃないとアカンの?」

――あのガウンは3WAY専用のガウンです……
「アカンの?!3WAYなの?!……クッソー、3WAYかー。難しいなぁ。3WAY苦手やねん。やっぱCHANGO上手いな、3WAYな。流石3WAYのチャンピオン。でもな、今度はそうはいかんから。次はおらんやろ?ロックアップ。アイツ、ロックアップ強いけど、ロックアップだけやん!」

――ありとあらゆるパターンのロックアップが出ていましたね
「クッソー……もう一回、もう一回、3WAYいこう。お願いします。てやんでぃ!!」


長谷川智也
「いやー、惜しかったな。あと一歩、いや、あと半歩だった。ダイビングヘッドが効いたけどよ、もう一回やったら俺が勝てる。以上だ!」


CHANGO
――最後鮮やかに決めて防衛に成功しましたが今のお気持ちはいかがでしょうか
「オメーから喋んじゃねぇよ!なんだよ、俺がチャンピオンだぞ。お前は俺よりも偉い気か?違うよな?チャンピオンが一番偉いんだよ!だから俺から発言するんだよ!オイ、お前ら聞いとけよ。今俺の身体に着ているこれ、コイツが証拠だよ。つまり俺はナイスガイガウン、一回目防衛に成功した。熱くても心地良いなぁ。あとな、よく聞いとけよ。(ナイスガイガウンに付けられたHEAT-UPロゴマークを見せつけながら)見ろよ。見えるか?このかわいいかわいいHEAT-UPのマーク、これを3つ集めると、どんなベルトにも挑戦できる。シングル、タッグでもどっちでも挑戦できるんだ。なあ?後2回防衛すれば挑戦できる。馬鹿なお前らでも分かるか?後二回防衛すると、三回目どこだよ?……後楽園ホールだよ!なあ?カード決まってるよな?田村対兼平?ハハハハ!!俺はな、ナイスガイガウンの効力を信じてるよ。コイツの効力は無敵だ!後楽園ホールのカード、ぶっ壊してやる!壊せない?壊せないんだったら、田村、兼平……CHANGO。3WAYでどうだ!!後楽園ホール、なぁ?ブーイングの嵐に埋め尽くしてやるよ……!」

第3試合

流れ、素の両者としては初のシングルマッチが枇杷島で組まれる事となった。
 丸山は黒のショートタイツに黒のレガースという出で立ち、渡辺とのシングルなのでこのスタイルになったのだろうか。まず丸山がアームホイップからキーロックで渡辺の左腕を攻める。ブリッジで脱出した渡辺、スタンドに戻ると手四つから丸山が押し込みブリッジで耐える渡辺。押し戻した渡辺は手刀のコンビネーションからレッグブリーカー、レッグロックで丸山の左足を絞り込む。続いて渡辺はスピニング・トーホールドから監獄固め、更に両肩を極めようとするが丸山は下からエルボーで対抗。離れたかと思ったらすぐに渡辺が膝固め、苦しむ丸山だがロープに手を伸ばす。
 スタンドに戻り丸山のエルボーと渡辺のパンチの攻防、ダメージを受けた丸山がエプロンにエスケープするがこれは誘い水。渡辺の左腕を掴んだ丸山はロープ越しのアームブリーカーへ。リング内に戻った丸山はアームブリーカーから巻き込み腕投げ、腕十字へ。腕十字の取り合いから光留を意識したのか丸山が捕獲式腕十字。それを防いだ渡辺はレッグロックへ、丸山は苦痛の表情を浮かべるがなんとかロープへ。
 丸山スタンドでのアームロックからブレーンバスター、空中で反転した渡辺はバックを取ってコブラツイスト狙い。丸山が抵抗すると足をフックしたまま前方に回転した渡辺、回転地獄固めへ。この技は予測できなかったか、必死にロープを探る丸山。が、クラッチした渡辺の左腕を腕十字に極め、そのまま足をフックして丸め込むヒートスペシャル。もがく渡辺だがこの技でカウント3を奪われてしまう。運命の悪戯が産んだ対決は丸山敦の勝利となった。

<試合後コメント>

渡辺宏志
――凄まじいテクニックの応酬の末、惜しくも敗れてしまいました
「まあ、試合に敗れた悔しさもあるけど、久々にね、2年近くぶりくらいに丸山敦史とまたリングの上で会えたのは嬉しかったね。でも、これで俺と丸山敦史の物語は……当分ないかもわからないけど、これで終わりだとは、俺個人としては思ってないんでね。またどこかで、どこかのリングでまた会えたらいいなと。まあ、今日も遠慮も容赦もしなかったつもりではあるけども、次回やるときも遠慮なく自分持てる技のすべてを尽くして、また戦いたいね。結果は残せませんでしたが、まだまだ丸山敦史とは機会ある限り戦い続けたいと思います。ありがとうございました!」


丸山敦
「いやー、強いですよね、ホントに。練習量を感じますね。もっと長い時間やりたかったですけど、こっちも勝つこと考えて、ちょっと関節を餌に、狙ってました。ああいうだまし討じゃないですけど、そういうレスリングもあるんで。久しぶりにプロレスしましたね。普段やってるのもプロレスですけど、ああいう相手は中々居ないので。また機会があったら是非もう一度挑戦させてもらいたいですね」

――先程渡辺選手が「是非また再戦したい」と仰っていましたが、再戦を期待していて宜しいでしょうか
「そうですね、まあ、勝つための作戦をこっちは考えますんで、正々堂々とは行かないですよ。以上です!」

第4試合


 8月12日後楽園ホール大会にてユニバーサル王者田村和宏とのタイトルマッチが決定した兼平大介、デビューの地である枇杷島で対戦するのは柴山貴哉。「しばやま~!」「うっせぇオラッ!」のやり取りで会場人気も高い柴山、キャリアは田村とほぼ同じ。後楽園ホールへの道を自らの手でこじ開けていかなければいけない兼平だが、そう簡単にはいかせねえぞと、入場時の柴山の目が物語っていた。
 序盤、グラウンドの状態から突然回転十字固めで兼平を丸め込んだ柴山。あわや3カウント寸前まで押さえ込まれた兼平は少々慌てた表情。ショルダータックルで柴山を倒したものの、ロープワークを利用されてフライング・クロスチョップを食らってしまう兼平。その後も柴山はコーナー踏みつけ、ドラゴンスリーパー、逆片エビを繰り出して完全に試合の主導権を握る。ロープに逃げられそうになるとSTF、逃げ道を作らない。
 柴山をスクープスラムで叩きつけた兼平、ようやくエンジンに点火する。走り込んでキチンシンク、モアイ・オブ・イースターからジョンウーで柴山をコーナーに叩きつける。しかし柴山はカウンターのラリアットから再び攻勢に。変形のネックブリーカーからクロスフェースロック、そこから両腕を極め、更に足も取って兼平を逃がさない。なんとか脱出した兼平。
 まだ柴山の攻めは続く。ボディスラムからストゥーカ・スプラッシュで押さえ込むがカウント2。バックの取り合いからロープに走ってニーを叩き込む兼平、しかし柴山は裏十字固めを極める。苦しむ兼平だがロープエスケープ。走り込んでラリアットを叩き込んだ柴山、大見得を切ってコーナーに登る。立ち上がった兼平、コーナー上の柴山を捕まえて雪崩式ブレーンバスター。片エビ固めで押さえ込むがカウント2。ならばとバックドロップで叩きつけ、とどめはランニング・ニー。ガッチリ押さえ込んでカウント3。試合後は固く手を握り両者深々と礼。破れはしたものの、柴山がキャリアの差というものを見せつけ、兼平に教え込んでいるような試合であった。

<試合後コメント>

柴山貴哉
「オイ、兼平!これが後楽園ホールの道だって?!だったらよ、後楽園ホール絶対勝てよ!今日俺、負けた意味、無くなっちまうからよ!!頑張れよ!!」


兼平大介
「いや今回初めて柴山さんと絡んだんですけど、大先輩で、試合のペースもほとんど掴まれていたと思うんですけど、最後はギリギリ膝で勝つことが出来ました。でも今日柴山さんとやって、こんなこと言うのもどうかと思うんですけど、自分が柴山さんの分まで背負って、僕が必ず後楽園で田村さん倒してシングルのベルト巻きたいと思います。以上です!」

第5試合


 石田のテーマ曲で入場する中京軍、今池プロレスのミソ・トン・チャンマンがHEAT-UPマットに初登場。峰雄率いる関東軍、近藤が観客を煽って場内を温める。先発は峰雄と石田、いきなりトップロープ越しに投げられそうになる石田だがミソが好フォローで難を逃れる。逆に峰雄が落とされそうになるが、こちらもセーフ。両軍交代、近藤とミソ。逆水平を叩き込んでいく近藤だが、ミソは急所を蹴り上げていく。3発目まではド根性で耐えた近藤だったが、真正面から思い切り蹴り上げられてダウン。井土にも容赦ないミソ、ドロップキックをすかして股間にキック。コーナーではノリの逆水平が井土の胸を真紅に染める。久々のHEAT-UPマット登場で張り切る高井、STFを極めて「アイムチョーノ!」と見得を切る。場外に落とされそうになるが必死に堪え、交代したノリを落としにかかる井土。石田の踏みつけやノリのチョップに防戦一方だったが、カウンターのエルボーバットをノリにぶち込みロッキーにタッチ。
 出て来る中京軍に片っ端からボディブローを叩き込み、「エイドリアーン!」と吠えるロッキー。立ち上がろうとするノリに右ストレートを叩き込もうとするが、ノリはダッキングでかわす。するとロッキーのグローブがすっぽ抜け、観客席後部まですっ飛んでしまった。慌ててトップロープを超えグローブを取りに行ったロッキーだが、ルールにより最初の失格者となってしまった。
 「何やってるんすか!」ロッキーの失格に発奮した近藤はノリに逆水平から串刺しエルボー、串刺しドロップキックと連発。ド根性デスロックはノリの長い足に阻まれ不発に終わる。と、そこにミソが忍び寄り急所攻撃。苦しむ近藤をノリが首固めで丸め込んでカウント3。関東軍が残り2人となってしまう。勢いづくノリ、井土にチョップを連発しロープに詰めてビッグブーツ。もう一発と館内にアピールしてから走り込むが、これをかわされて足がロープの外に。峰雄がトップロープを使ってノリのファンキーシビレサスを上下にグラインドさせ、そのまま場外に放り出して失格にさせる。井土のドロップキックに面食らったミソだが、峰雄への急所攻撃からライオンサルトを決める。前かがみになっている峰雄に回転エビ固め、しかし峰雄はひっくり返して押さえ込み3カウントを奪う。チームリーダーの峰雄が戦局をタイに持ち込む。
 峰雄を攻める高井&石田、ダブルのエルボーから高井が押さえて石田がBoom!Boom!エルボー、高井のハングリーバスター。ホフラリアットをかわした峰雄、ステップ延髄から閃光魔術。コーナーに登ってスワントーン狙い、ここで失格したノリがトップロープを揺らすと、哀れ峰雄のみねぴょんがトップロープに直撃。サポーターを外してホフラリアットで場外転落を狙った高井だが、峰雄が場外心中に持ち込み井土と石田の一騎打ちに持ち込む。
 さすがに石田はユニバーサル王座のトップコンデンター。軽々と井土をボディスラムで叩きつけるが、鉄の心臓を持つ17歳井土はエルボーで対抗。ロープに詰めた井土にエルボーを放つ石田、二発目をショルダースルーの要領で投げた井土。エプロンに立った石田を場外に落とそうとするが、逆にトップロープ越しに捕まってしまい両者がエプロンでの攻防に。トラースキックをぶち込んだ石田、首を掻っ切るポーズから△ドライブへ、身体を潜らせて防いだ井土はエビ固めの要領で丸め込みそのまま石田を場外に落とす。オーバー・ザ・トップロープという変則ルールではあるものの、昨年10月31日にデビューした井土徹也が石田慎也から大金星を挙げる結果になった。
 井土を肩車して喜びを爆発させる近藤、去り際に乳首を刺激してお祝いする峰雄。祝賀モードの関東軍に対し、何もアクションを起こさず去っていった中京軍。次に彼らが狙うのは井土徹也になるのかも知れない。

<試合後コメント>

中部軍(高井憲吾&石田慎也&ノリ・ダ・ファンキーシビレサス&ミソ・トン・チャンマン)
ノリ「あー。不本意な終わり方ですね高井さん」
高井「あぁ!せっかくよぉ、4vs2とかでこっち押してたのによ。気がついたらよ。何だ最後アレ!ふざけやがってよ関東軍!オラ!こんなもんでな、名古屋軍終われないぞ!またなぁ、名古屋対関東でやってやるからな!!HEAT-UP覚えとけよ!!」


関東軍(藤田峰雄&ロッキー川村&近藤”ド根性”洋史&井土徹也)
近藤「よっしゃあ!ナイスナイス!」(勝利した井土の肩を叩く)
藤田「いやー!HEAT-UP名古屋!最初ね、やばいっすよロッキーさん!」
ロッキー「ソーリー!」
藤田「4対2になったとき、終わりだと思ったけど、最後全て、井土ですよ。今日は井土が男になりました!男!なんか言ってやれ!男のコメントだ!」
井土「やっと結果という結果を残したんで、やっぱ特に、石田選手を場外に落として自分が生き残ったというのがデカいと思うので、これを機にもっともっと自分が強くなっていきたいと思います」
藤田「まあ、3でもギブアップでも場外転落でもね、勝ちは勝ちだから!最後、井土徹也がこの4対4、最後の勝者、ナンバーワンですよ。これは事実です!次はもっともっと勝ち狙おう!」
ロッキー「エイドリア~ン!」
近藤「しゃあ!次もっと頑張るぞ!井土!」

第6試合


 実は田村和宏が直接『田村和宏被害者の会』のメンバーと対戦するのは今回が初めてとなる。田村和宏と新井健一郎が対戦するのは昨年1月、初代ユニバーサル王者決定戦以来。田村とヒデはHEAT-UPマットで初めての対戦となる。阿部史典の提案によるタッグタイトルマッチは様々な意味でプレミアカードとなった。
 田村とヒデで試合はスタート、タックルからサイドキックをぶち込むヒデ、レッグシザースでテークダウンさせたヒデの側頭部に低空ドロップキックを打ち込む田村。アラケンはエプロンを歩きながら戦況を見つめる。両軍交代、アラケンのレッグロックにスリーパーで対抗する阿部。カウンターのスリーパーで阿部を捕らえたアラケン、執拗に絞め続けると阿部が落ちてしまう。場外に阿部を叩き出すと、ヒデがイス攻撃。阿部に声援を送る女性の観客に「うるせーブス!」と悪態をつくヒデ。反対側ではアラケンが特設売店のホットプレートに田村を押し付けようとする。
 戦場がリング内に戻っても阿部の窮地は続く。アラケンのグラウンドにヒデのダイナミックな攻撃、挑発するアラケンの背後ではヒデがコーナーマットを剥がしている。むき出しの金具にヒデが阿部をホイップ、モロに背中を打ち付けてしまう阿部。続くアラケンのネックブリーカードロップに阿部はグロッギー状態。なおも二人がかりで阿部の背中を金具に叩きつける。ヒデの逆片エビ、小馬鹿にするように小さく頬の辺りを指でピッと横になぞり絞めつける。アラケンはボディスラム、シュミット式バックブリーカーからコーナーへ、立ち上がった阿部はデッドリードライブからステップ延髄、一度はかわされるが諦めずにもう一度放つとアラケンの後頭部にクリーンヒット。
 交代した田村、アラケンとヒデを分断させつつ個々への攻撃も忘れない。アラケンへのドロップキックからブレーンバスター、八面六臂の活躍にアラケンの「待った!」構わず居合抜きアックスボンバーを放つ田村、かわしたアラケンはグラウンドのスリーパーから外道クラッチ、カウント2。ヒデはジョンウーからコーナーでチョップ連打、田村をコーナーに振るがカウンターのウルトラタイガードロップを浴びる。
 阿部にタッチ、ヒデに掌底コンビネーションから走り込んでPK、キーロック。ここでカットに入ったアラケンが阿部にキーロックを極める。田村が入ってきてアラケンに串刺しミドル、阿部の串刺しレッグラリアット。ツープラトンのブレーンバスターから前後挟み撃ちPKへ。ヒデにはサンドイッチ式ジャンピング・ハイ、田村が押さえるヒデに阿部のPKと一気に攻め込む。ヒデのパンチをかわした阿部は逆さ押さえ込み、踏ん張るヒデに田村のキックがヒット、卍固めに切り替える阿部。アラケンのカットが遅かったらここで決着していたかも知れない。
 阿部のぐるぐるソバット、伊良部パンチをカットしたヒデはトラースキック。田村がヒデにスリングブレイド、アラケンが田村にジャンピング・ニーパット、阿部がアラケンにドロップキック、四者ダウン。いち早く立ち上がった阿部、ヒデにスクールボーイ。抜けたヒデはクロスフェースへ、田村のカットはアラケンに押さえられ大ピンチに陥る代煩悩コンビ。何とか脱出した阿部、ヒデのブレーンバスターを耐えワキ固め、前転で逃れたヒデにサッカーボールキック。ロープに走る阿部、場外からアラケンが足を引っ張ってテークダウンさせる。走り込んできた田村にはヒデのフラップジャック。
 代煩悩コンビを分断させると、アラケン&ヒデは串刺し攻撃連発から合体フェースクラッシャーへ。リバースチキンウイングに阿部を捕らえるヒデ、カットに入る田村に気づくと阿部の身体ごと叩きつける。その田村にはアラケンがジャンピング・パイルドライバー。トラースキックからフォールに入るヒデ、カウント2。それならばと必殺の758iで豪快に阿部を叩きつけてカウント3。地元名古屋で代煩悩コンビの挑戦を退け、自らの手で勝利を掴んだヒデ久保田であった。

エンディング


 勝負が決した直後、ツナギの上半身部分をはだけたヒデ。ベルトを受け取って勝ち名乗りを受けた後、副賞として送られたRock&Beer Pub Rolling Manからの「ビール1年間飲み放題券」を無造作に受け取るヒデ。マイクを握るアラケン。

アラケン「オイ、オイ、やっぱり、俺が見込んだヒデちゃんは、いつどこのリングで誰と戦っても、間違いはないですな。えぇ!?(館内拍手)ひとつ今日間違いがあるとしたら、ええオイ、田村この野郎お前、俺と絡んだことでこの野郎、ええ!?いつもより余計にロープだコーナーだって走らせやがってこの野郎お前(館内笑い)。オイ!お前よお、俺との試合がてら『神戸のマネ』しただろお前。オイ、具体的な事は言わねえぞ。オイ、お前明らかに『神戸のマネ』したろこの野郎。オイ、俺が一番、ええ!?オイ、神戸のスタイルが見れる座だってって知ってんのかこの野郎。まあ、やっぱりお前は汚え野郎だなオイ!やっぱね、俺らどこまで行っても『田村和宏被害者の会』ですわ。ああ。と、言いたい所だけどなあオイ!オイ、ねえヒデちゃん、俺らも被害者であることは間違いねえけれども、いつまでも被害者被害者って言った所でなあ、被害者という括りから立ち直らければいけない。ええ!?という訳で!なあ、ネット上で俺らコメント出して、何人読んでるか知らねえけども、『田村和宏被害者の会』という仮の名は今日捨てさせてもらうぞ。ええ!?新しいチーム名、ちゃんと旗もロゴマークも用意して、オイ、ここはヒデちゃんの地元だからなあ。ここでお披露目してあげようじゃねえか。
 俺たちの新しい軍団名は、これだ(ヒデが旗を広げる)。『SMOKEY CRIMINAL』だオイ!オイ、オイ、まあ、ピンとこねえのも仕方ねえな。俺が説明してやるよ、オイ!”SMOKEY”つまり”煙”だ。まあ他にも意味があって、なんだか”燻んでいる”とか、”燻ってる”って意味もあるらしい。まさしく俺らの心は、なあ、田村和宏、お前らにいつでもいいように使われてよお、俺らの心はいつだって”燻んでる”し”燻って”たんだお前。ええ!?それからよお、”CRIMINAL”だ!”CRIMINAL”とはなあ、ズバリ言うと、”CRIMINAL”を日本語に訳せば、”犯人”って意味だよ。オイ!しかももう一つ意味があって、”けしからん”って意味もあるらしいんですよ。ええ!?まあ、これから先もHEAT-UPのリング上、何かしらの事件が起こるだろう。それが全部俺らのせいとは限らないが、必ず事件が起きれば、俺ら絶対疑われるよな。だけど、”SMOKEY”、わかるか?俺たちは必ず煙草ぷか~っと吹かせて、その煙で全部”煙に巻いて”やるよこの野郎。という訳で!『田村和宏被害者の会』、今日でオサラバだ。なあ!みんなtwitterやってる人は!写真バンバン撮って上げといてくださいね。という訳で!ヒデちゃん、喋ります地元で?どうします?」
ヒデ「オーイ!阿部ちゃん阿部ちゃんうるせーな!オイ、コイツはなあ…あの、俺の大っ…いな!大っ…いな!!(後ろで阿部が「やめろ!まずいだろ!」と叫ぶ)せ!ふほん…ばの!(館内笑い)オイマイクのエラー出たな!オメーみてえな奴はよお!オイ!ここでナンバーワンと言えばよお!阿部じゃねえ、この俺だ!覚えとけよお!オイ!俺の名前は!ブスたちも覚えとけ!俺の名はヒデ久保田だ、よーく覚えとけ!俺が!名古屋の!名古屋の!!覚えとけ!!名古屋のトップだこの野郎!!!!」

 意気揚々と引き上げていくSMOKEY CRIMINAL。何故かそ~っとマイクで語り始める代煩悩コンビ。

田村「阿部ちゃん!」
阿部「(地声で)気まずかった…」
田村「気まずかったねえ…(館内笑い)阿部ちゃん!ひとつだけ聞かせてくれ!名古屋と言えば何だい?」
阿部「名古屋といえば、スポルティーバです!」
田村「そうだ!(館内拍手)」
阿部「チームでらもあります!」(館内拍手)」
田村「ヒデ久保田じゃないよなあ!阿部ちゃん、今日負けちゃったけど、次獲ろうぜ!」
阿部「(地声で)獲りましょう!」
田村「イケるぜこのタッグ!どうですかお客さん!(館内拍手)またね、力つけて俺らチャンピオンになりますので、応援よろしくお願いします!!(館内拍手)」

 そして田村の無茶振りシリーズが復活、今回は『メインで大活躍した』阿部史典が大会の締めである「枇杷島ヒートアップ!」を行った。確かに代煩悩コンビは善戦したものの、正式なチーム名SMOKEY CRIMINALをぶち上げたアラケン&ヒデのタッグ王者に今のところ死角は無いだろう。ここにヤス久保田、梅沢菊次郎が加わった日には…再びHEAT-UPに大きな対抗勢力が立ちはだかった。

<試合後コメント>

新井健一郎&ヒデ久保田
――SMOKEY CRIMINALが始動しましたが、それについてのお言葉をお願いします
アラケン「被害者被害者言ってるといつも気持ちが沈んじゃってねぇ、我々もいつかは被害者じゃなくて、加害者の方に回らないと。田村和宏に対して。まあ、それにしたって、阿部ちゃんよぉ!お前、たまたまインディープロレスの神様が『お前も色々頑張ってるから』ってんで、なんかチャンスを与えてくれたんだろうけどねぇ。そういえばヒデちゃん、阿部ちゃんのフィニッシュの技って、なんかありましたっけ?誰もイメージできてないですよ。阿部といえばあの技がある、アレを気ィつければ大丈夫って。お前なんもねぇじゃねぇか。それはなぜだか分かるか?どこのリング上がったってよ、前半の賑やかしで終わってるからだよ!勝っても負けても何のインパクトも残してねぇからだよお前!オイ、そんなやつがお前、お膝元の名古屋で、俺ら、しかも名古屋のスーパースター、ヒデちゃんに挑戦できただけでも、お前一生感謝しろよ。まあこれで、阿部ちゃんのインディー業界でのポジションは決まりましたな。今日、ベルトを取れなかったことで、アイツはこれからもインディー業界の人数合わせだ。そしてヒデちゃんはこれからベルトと、このロゴマークとともに上り詰めますよ!(SMOKEY CRIMINALの旗を掲げながら)というわけで、お疲れ様でした。今日も最高でしたよ。何かありますか?」
ヒデ「NO COMMENTッ!!」


田村和宏&阿部史典
田村「阿部ちゃ~ん!阿部ちゃぁ~~ん!惜しかった!」
阿部「惜しかったですね……」
田村「行けたよぉ!」
阿部「田村さんと初めてタッグ組んだときから、キックの波長の合い方がね」
田村「この波長の合い方半端ないと思うよ」
阿部「気持ちよかったんですけどね」
田村「今日は……今日はちょっと、スタートってことで」
阿部「惜しかったんですけどね」
田村「行けたよ今日!」
阿部「いや、でも、負けた原因なんか分かるんですよ。試合始まった瞬間に、奥の一番でっかいHEAT-UPの段幕が、田村さんがバン!って攻撃した瞬間に落ちたんですよ。あそこですよね、今日の敗因は」
田村「なんか居たな、アレは……」
阿部「だって、田村さんがウオー!試合いくぞー!ってなった瞬間にパッ……と落ちたんですよ。アレですね……」
田村「次は落ちないようにしっかり止めよう!!」
阿部「そして、他の団体にもこのタッグで出たいですね」
田村「ああ!いいねぇ!おーし、どんどんどんどんかき回していこう!」
阿部「FTO」
田村「FTO(笑)佐野さんとね、一番最初に、殿との……(笑)」
阿部「あのブログ読みましたよ(笑)」
田村「まあ、またやろう!!絶対やろう!!」
阿部「またやりましょう!!リベンジしましょう!!」
田村「リベンジ!!」

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