WRESTLE-1 2・11後楽園ホール大会 【WRESTLE-1チャンピオンシップ】火野vs稔 【クルーザーディビジョン】大和vs稲葉 武藤&カズ&岡林vsカブキ&浜&神谷
『WRESTLE-1 TOUR 2016 W-IMPACT』
日時:2016年2月10日(水)
開場:18:00 開始:19:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1127人・満員
▼4WAYタッグマッチ 30分1本勝負
[TriggeR]○近藤修司/河野真幸
6分56秒 Fucking BOMB→片エビ固め
●翔太(ガッツワールド)/三富政行(フリー)
※残りの二組は[Jackets]中之上靖文&吉岡世起とTAJIRI&吉野達彦(ガッツワールド)
▼new Wild order vs REAL DESPERADO 6人タッグマッチ30分1本勝負
[new Wild order]○征矢学/AKIRA/熊ゴロー
9分20秒 ワイルドボンバー→エビ固め
[REAL DESPERADO]KAZMA SAKAMOTO/●NOSAWA論外(東京愚連隊)/MAZADA(東京愚連隊)
▼スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●アンディ・ウー
8分10秒 タイガードライバー→エビ固め
○鈴木鼓太郎(フリー)
▼イケメン試練の七番勝負 第一戦 シングルマッチ 30分1本勝負
[Jackets]●黒潮“イケメン”二郎
10分35秒 アサイDDT→体固め
○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
○大和ヒロシ
15分55秒 ノーザンライトボム→片エビ固め
●稲葉大樹
※第3代王者が初防衛に成功
▼スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●KAI
12分59秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
○真田聖也(S.P.E)
▼スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
○武藤敬司/カズ・ハヤシ/岡林裕二(大日本)
11分11秒 シャイニングウィザード→体固め
ザ・グレート・カブキ(フリー)/●浜亮太/神谷英慶(大日本)
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
[REAL DESPERADO]○火野裕士(フリー)
20分59秒 Fucking BOMB→体固め
●田中稔
※第7代王者が初防衛に成功
火野が稔相手に防衛し近藤のタッグベルトへ挑戦要求!鼓太郎が大和のベルトへ挑戦決定!元全日本の佐藤恵一が参戦表明
第1試合
先発は翔太、河野、吉岡、吉野。吉岡が河野に走りこみエルボーも河野が吉岡を場外に叩き出し、吉野と翔太を2人まとめてショルダータックルで倒すが、吉岡がリングに戻ってきてエルボー連打から翔太と吉野と連携し同時ドロップキックで場外に叩きだす。これで全員タッチ。
近藤を中之上と三富がストンピング連打で潰し場外に出すと、TAJIRIと三富が中之上にダブル攻撃を狙うも中之上が2人まとめてネックブリーカーで倒し逆片エビ固めを狙う。カットに来た近藤もまとめて逆片エビを狙うが、これは翔太がカット。
近藤が次々エルボーで倒していき、中之上とエルボー合戦になると三富とTAJIRIも近藤にストンピングからコーナーに振る。トレイン攻撃を近藤に全選手が叩き込み、カットに来た河野に全員で太鼓の乱れ打ちから場外に叩き出す。近藤にTAJIRIがエルボー、三富がトラースキックから中之上がランニングエルボーからフォールも翔太が足を引っ張りはがすと三富がフォール。 中之上と三富がモメてるうちにTAJIRIが首固めも、これを河野がカット。中之上と三富がTAJIRIに走りこむもTAJIRIはハンドスプリングエルボー。TAJIRIは吉野にタッチ。
吉野が三富にスワンダイブエルボーから串刺しエルボー。中之上もブレーンバスターで叩きつけると逆エビ固めも三富がトラースキックでカットし、三富は中之上をコーナーに振ると串刺しエルボー。逆コーナーの吉野にも串刺しエルボーから中之上を吉野に叩きつけ中之上にボディスラムから翔太にタッチ。
翔太はダイビングクロスボディアタックからフォールも2。翔太は「吉野さん!俺たちガッツワールドでしょ!」と連携を申し込み吉野がそこに走りこむが翔太は首固め。さらに延髄斬りから走り込むが吉岡が翔太を踏み台にしての吉野にスイングDDTからフォールも2。選手が次々出てきてお互いカットしていくと、近藤がアトミックドロップからDDTで翔太を叩き付けフォールも吉岡と吉野がカット。
河野が2人にネックハンギングボム。TAJIRIと三富にもネックハンギングボム。中之上にも叩き込み、翔太に近藤のバックドロップとの合体ネックハンギングボムから近藤がフォールも2。
近藤がランサルセから翔太をフォールも2。近藤が中指を立ててFucking bombからフォールすると3カウント。
第2試合
nWoはバレンタイン前ということもありチョコをばら撒きながら入場。
先発は熊ゴローとMAZADA。熊ゴローがヘッドロックで絞め上げるが「どこがワイルドだ!」とNOSAWAがヤジ。熊ゴローはMAZADAをショルダータックルで倒し、ボディスラムからセントーン。フォールも2。熊ゴローはAKIRAにタッチ。
熊ゴローとAKIRAはエルボーで倒しワイルドポーズ。ワンテンポ遅れて征矢も一緒にポーズ。
AKIRAはエルボーでMAZADAを倒しロープに飛ぶが、KAZMAが場外から足を引っ張り引きずり出すと場外乱闘。リングに戻るとMAZADAがNOSAWAにタッチ。
NOSAWAとKAZMAはAKIRAにダブルのアームホイップからサンドイッチドロップキック。フォールも2。NOSAWAがAKIRAの後頭部にトラースキックからフォールも2。NOSAWAはジャベでAKIRAを捕らえ、これを離すとMAZADAにタッチ。
MAZADAとNOSAWAは連携攻撃。AKIRAはエルボー連打もMAZADAがチョップでAKIRAを倒しワイルドポーズ。「反則だ!」と叫ぶ征矢をレフェリーが注意しているうちにMAZADAがチョーク攻撃。MAZADAは頭突きからKAZMAにタッチ。
KAZUMAはバックを取るとAKIRAがバックを取り返し低空ドロップキックから延髄斬りを叩き込んで征矢にタッチ。
征矢はKAZUMAに串刺しラリアットからフェイスバスター。ネックブリーカードロップから投げようとするも、MAZADAが膝かっくんでカット。
熊ゴローがMAZADAにエルボーから征矢が倒し、征矢と熊ゴローでKAZUMAにサンドイッチラリアット。征矢はKAZUMAにブレーンバスターからフォールもNOSAWAがカット。
串刺し攻撃を狙うも、KAZUMAは足を伸ばしカットすると征矢にエルボー。KAZUMAはNOSAWAとタッチ。
NOSAWAとMAZADAは連携攻撃からサンドイッチドロップキック。ダブルフラップジャックからKAZUMAがラリアット。NOSAWAが超高校級ラ・マヒストラルもAKIRAがカット。
AKIRAがNOSAWAのラリアットを避けジャンピングラリアットで倒し、熊ゴローがバックフリップからAKIRAがムササビプレス。征矢がワイルドボンバーをNOSAWAの背後から打ち、再度正面からワイルドボンバーを叩きこんで3カウントを奪った。
第3試合
入場するなりアンディが鼓太郎をドロップキックで場外に叩きだすとトペを発射。リングに戻ると無影脚からコークスクリューネックブリーカーでフォールも2。
アンディのエルボー連打を受けきった鼓太郎がエルボーからビット。串刺しニーから地獄の断頭台でフォールも2。
鼓太郎はファンネルからラ・マヒストラルもアンディはキックアウトし場外へ。鼓太郎も後を追い場外乱闘。
鼓太郎はリングにアンディを投げ入れるとストンピング。アンディは立ち上がるとエルボー連打。鼓太郎は強烈なエルボーで倒すとフォールも2。
鼓太郎はフェイスロック。これを放すとエルボードロップからフォールも2。
鼓太郎は首4の字。アンディがロープに足を伸ばすと、鼓太郎はエルボーを落としてからビッグブーツ。DDTからフォールも2。
鼓太郎はコーナーに押し込んでエルボー連発。逆コーナーにアンディが振り、走りこんで来たところを避けた鼓太郎が顔面をコーナーに強打させるとコーナーに登るがアンディがフランケンでリングに投げると蒼魔刀からブレーンバスター。フォールも2。
アンディはアームホイップからコルバタで鼓太郎を場外に出し走りこむも、鼓太郎走りこんで来たアンディを掌底で叩き落とすと、リングに登ってトペ・スイシーダ。
鼓太郎はリングに投げ入れたアンディにダイビングエルボーから担ぐも着地したアンディがコーナーに登り飛びつきスイングDDT。着地した鼓太郎がエルボー。エルボーで返したアンディが延髄斬りから飛鴻を狙うも、鼓太郎がキャッチしシットダウンひまわりボム。フォールも返したアンディにエクスカリバーでフォールも2。鼓太郎はタイガードライバーで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
鈴木鼓太郎
「これが実績でいいんでしょ?もう俺の挑戦から逃げれないよね。まあ防衛すればの話だけど。アンディに一言。やる前に、自分のことを踏み台にするつもりだろとか、発した時点で俺に勝てるわけないんだよ。前チャンピオンの言う言葉じゃない。クルーザーって誇りをもっと持ったほうがいいよ。坊やには負けないよ」
第4試合
組み合うとウルティモが後転し腕を捻り、さらに丸め込みヘッドシザース。逃れた黒潮は場外に逃げる。
ウルティモはフロントスリーパーからヘッドロック。黒潮はロープに突き飛ばすもウルティモがショルダータックル。黒潮はすぐに立ち上がりポーズを決めるとウルティモを挑発。ウルティモはショルダータックルで倒すが再度黒潮はすぐに立ち上がりポーズ。ウルティモは黒潮を走らせるとショルダースルーで叩き付けコンビネーションスピンキックからフォールも2。
ウルティモはカニバサミで倒しアンクルホールド。そのままジャベで捕らえフォールも2。
ウルティモは走りこんできた黒潮を倒し再度ジャベ。黒潮が返したところを旋回式足4の字からアンクルホールド。イケメンはロープへ。
ウルティモはコーナーでチョップを叩き込んでいき、逆コーナーに振ると黒潮はトラースキックでカットすると立っているウルティモへイケメンサルトからドロップキック。さらにエルボーで倒し中央にセットするとダイビングフットスタンプも避けたウルティモがドロップキックで黒潮を場外に出しケブラーダを狙うが、黒潮が足を引っ張り落とすと逆にケブラーダを発射。
黒潮はミサイルキックからイケメンクラッチ。ウルティモはこれを返すと、ニーリフトからロープに振って、走りこんできた黒潮を丸め込む。丸め込み合戦となり、イケメンがエルボーで走りこんで来た所へラ・マヒストラル。再度ラ・マヒストラルも返した黒潮へスピンキックからアサイDDTを狙うが黒潮は逆さ押さえ込み。返したウルティモにトラースキックからF-U。フォールも返したウルティモにダイビングボディプレスからフォールも2。
黒潮はイケメンサルトもウルティモが避け自爆。ウルティモはコンビネーションキックからアサイDDTで3カウントを奪った。
試合後、試練の七番勝負第二戦の対戦相手が関本大介に決定したことが発表された。
これを見た黒潮は「誰だこれ決めたの!でも、前向きに、前向きに、これは俺の試練ですから!黒潮二郎対関本大介が見たい人!?見たい!見たい!(コールを促す)俺がWRESTLE-1を変える!フィニッシュ!」とマイクをしリングを後にした。
第5試合
稲葉と大和はグラウンドの攻防からエルボー合戦。稲葉がブレーンバスターで叩き付けマウントももつれながら場外へ転げ落ちる。場外乱闘となり、稲葉は先にリングに戻るとエプロンに登った大和をスライディングキックで落とし再度場外乱闘。
リングに大和を投げ入れ稲葉はストンピングからエルボー。顔面を張るが大和が顔面を張り替えし、ビンタの応酬から稲葉がロープ際に押し込みエルボー連打。大和がロープに振るとラリアットを避けた稲葉がジャンピングエルボーも大和がエルボーで迎撃し、倒れた稲葉にストンピングからエルボー合戦。大和はフロントネックロックからストンピング。
大和はエルボーを背中に落としてから稲葉の顔面に膝を入れ、ロープに押し込んで一直線を狙うもこれを足を伸ばしてカットした稲葉がスリーパー。胴締めスリーパーも大和はロープをつかむ。
大和は場外に転げ落ちると、稲葉は場外ダイビングボディアタックからストンピング連打。リングに投げ入れるとコーナーに振って串刺しエルボーから再度串刺しエルボー。ブレーンバスターで叩き付けコーナーに登るとセカンドロープからダイビングヘッドバッド。フォールも2。
バックの取り合いから稲葉が背中にエルボー。さらに走りこんで大和のラリアットを交わしジャンピングショルダーで倒し、フィッシャーマンバスターからフォールも2。
稲葉はパイルドライバーを狙うも、大和はその状態から膝を稲葉の顔面に叩きこみ着地。稲葉のエルボーを避けた大和がセカンドロープに飛び乗り背面アタック。
大和はコーナーに走りこんできた稲葉をエルボーでカットしスピアー。大和はノーザンライトスープレックスホールドも2。
大和は稲葉をコーナに振り串刺しスピアーからコーナに飛び乗るも、稲葉が足を掴み引きずり落とそうとするが、耐えた大和を担ぎパイルドライバー。稲葉はストンピングから卍固め。大和はロープを掴む。
大和はコーナーに登るが、正面に登ってきた稲葉を突き飛ばす。再度登ってきた稲葉の顔面を張り飛ばすも、稲葉は再度登るが大和がエルボーで叩き落とす。諦めずに正面に登った稲葉はエルボー連打から強烈な頭突きを叩き込み雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
稲葉は卍固めから河津落とし。稲葉はコーナーに登るとダイビングヘッドバッドも大和が剣山で迎撃。
大和がエルボー連打から走りこむが稲葉がエルボー。だが再度大和がロープに飛びラリアットも、これをガードした稲葉がランニングフォアアームで倒し、卍固めから丸め込もうとするが大和がアックスギロチン。フォールも2。
稲葉のラリアットを避けた大和が投げ捨てジャーマンから、再度走りこんで来た稲葉を裏投げ、稲葉はエルボーも再度大和が裏投げからフォールも2。
大和はバックを取るも、稲葉はロープを掴んで耐える。大和は稲葉を肩車しそのままロープに走りこんで背後に倒れる。当然自分の後頭部もしたたかにマットに叩きつけることになるが、大和はそれを耐え一直線からノーザンライトボムで3カウントを奪った。
大和がポーズを決めている所へ鼓太郎がリングへ。
鼓太郎は「大和、お前が頑張って頑張って頑張ってとったベルトなんだろ?まずは防衛おめでとう。次の挑戦者は俺でいいんだよな?チャンピオンが言ったんだよ実績作れって。だから実績作ってきたんだよ。次は俺じゃないとおかしいだろ?」とアピール。
大和は「アンディ・ウーが真っ向から勝負して勝った人間に帰れって言うわけねーだろうがよ。受けてやるよ」と握手を申しこむも鼓太郎はその手を叩き落としリングを後に。
大和はその背に「鼓太郎さんよ、あんた、あの時の続きをやろうぜって言ったよな?いいか?このWRESTLE-1にあの時の続きをやりたい奴なんて誰も居ないんだよ!次、次だ!次絶対防衛してやるよ!皆さん今日はご来場ありがとうございました。次の鼓太郎選手の試合も勝って、このクルーザーに新しい歴史を刻みたいと思いますので応援よろしくお願いします。ありがとうございました」とリングを後にした。
<試合後コメント>
大和ヒロシ
「いやー、稲葉大樹の粘り強さはね、自分も彼が闘ってる姿をセコンドとして見たことありますから、よく知ってますよ。あいつが、いざっていう時にどれだけ執念深く、どれだけしつこくどれだけこうめんどくさく相手に向かっていくか、よく知ってますよ。ただね、知ってたからこそね、そのベルトかけて相手と比べ合いたかったんですよ。まあ結果がこれですよ。まだまだね、まだまだ、やっぱりこれはね、経験ですよハッキリ言ってね。ちょっとね、地に足がついてない気がしましたやってて。ただね、今日この経験を積んだことで、また次当たる時はもっと強い稲葉大樹になってあたってくるはずですから。僕も覚悟決めておきますよ。何度来たって、あいつに負けないですから。それと、他の人達が皆気になってるのは、鼓太郎選手の事ですよね?断れるわけ無いですよね。アンディ・ウーと、前チャンピオンと真向からやって、それに勝ってるんですから。それ断ったらね、アンディの立場が無いですよ。アンディはね、ほんとに強い奴ですよ。あいつにね、勝ったんだったら、俺があいつの分も、あいつの分も背負って、それをぶつけて勝つだけですよ。以上です。またどっか話す場所あるでしょ。その時全部細かいこと話します」
第6試合
真田がドロップキックで倒し、バックブリーカーからコーナーに登るが、KAIが突き飛ばして場外に落とすとトペ・スイシーダ。そのまま場外乱闘へ。
KAIが南側客席を走りこむが、真田がビッグブーツで迎撃しエルボースマッシュ。エルボー合戦からKAIがブレーンバスターで叩きつける。
KAIがリングに真田を投げ入れるとロープに振りドロップキック。コーナーに逆さ吊りにするとその顔面に串刺しスライディングキック。フォールも2。
真田は顔面を押さえたまま立ち上がらず、KAIはストンピングからエルボー。真田もエルボーで返しコーナー際でエルボー合戦。
真田をコーナーに振るが、真田はエプロンに飛び降りスワンダイブドロップキック。真田はコーナーのKAIへ走りこむがKAIは飛び蹴りで迎撃するとブレーンバスターを狙うが真田が着地。真田は走りこんできたKAIを飛び越えるとドロップキックで場外に出し場外ダイブ。
真田はKAIをリングに投げ入れるとコーナーに登るが、KAIは正面から顔面を張ると頭突き。真田のエルボーとKAIの頭突きの打ち合い。KAIは頭突きを連打し雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
KAIは投げようとするも真田がリバース。KAIは投げ捨てジャーマンも真田は着地。真田はバックドロップもKAIがジャーマンからトラースキック。KAIは走りこむも真田はRKO。両者ダウン。
膝立ちでエルボー合戦。KAIが延髄斬りからラリアットも避けた真田を再度ラリアットでなぎ倒し、垂直落下式ブレーンバスターからフォールも2。
KAIは雄叫びを上げるとサンダーファイヤーパワーボムで叩き付けフォールも2。
KAIはスプラッシュプランチャを投下も真田はそこへ飛びつきRKO。真田はフォールも2。
真田はバックを取るも耐えたKAIへエルボー連打。真田は再度勢いをつけたエルボーでKAIを倒すと、タイガースープレックスホールド。返されるとバックブリーカーからムーンサルトを投下しフォール。これで3カウントを奪った。
真田は「おい、KAI、KAI、お前何も変わってねーよ。前のほうが良かったよ。俺も、俺も、負け犬で帰ってきたけど、お前のほうがもっと負け犬だよ」と言ってリングを後にする。
入れ替わりにカズがリングへ登り「KAI、もう迷走すんなお前。進むべき道を進もう。お前よ、WRESTLE-1のエースだろ?WRESTLE-1のエースになるんだよな?もう戻ってこいよ。やるぞ?」と握手を申し込むが、その手を叩いてKAIは中指を立ててリングを後に。カズは「シングルマッチ、あいつの目を覚まさせます」と観客に誓った。
<試合後コメント>
真田聖也
「なんか、久しぶりに、久しぶりにKAIとやったんですけど、まあいつもよりよかったんじゃないですか?でも、そのスタイルでやるんだったら貫き通して欲しいですね。なんかまだ曖昧なんですよね。いつものKAIより良かったんじゃないですか?でも、今日みたいな感じで来てくれれば俺の方も全然いいんですけど、でもやっぱこの海外行って向こうはこっち残った。俺が勝ったっていうことは、俺の方がいい経験してたって事じゃないですか?純粋に結果がそう物語ってるだけだと思いますよ」
――真田選手としてはKAI選手にWRESTLE-1のエースを目指して欲しいという気持ちはありますか?
「いやKAI目指さないで誰目指すんだって話ですよね。初期メンバーなんで。それから逃げたようなイメージ俺あったんで。ベルト取られて。なんで勝ったのにすぐ負けんだろうと。折角やってやっと勝てたのになんですぐ負けんだろうと。それが、俺には理解できないですね。やっぱ気持ちの問題だと思うんですけど」
――やってみて変わったなって部分と変わってないなという部分は実際にはどのような部分がありましたか?
「ようは、変わったっていうのは気持ちは前よりのびのびやってるんで、それは気持ち的に楽なんじゃないですか?でも責任感がないですよね今。一番大事な。それだと思うんです。スタイルとか云々どうでもいいんですよ俺は。気持ちなんですよね」
――真田さん自身はWRESTLE-1でこの先
「未定です」
――色々武藤さんから言われてると思いますが
「まあでもね、今週っていうかインタビュー見たんですけど、やっぱり名前が上がんない人より上がってる人のが絶対いいんですよ。文句言われようが。その中で俺入ってきたわけで。3人写った中で。それだけ武藤さんの目にやっと届いたのかなって。向こうはそう思ってないかもしれないですけど、なんかもう出てますよ周りから」
KAI&翔太&三富
KAI「負けた!負けだよ。負けたよ!小佐野さん負けましたよね」
――小佐野「負けましたね」
KAI「負けましたよね!」
――小佐野「ご本人が認めてるじゃないですか今日は」
三富「でも今日のKAIさんは、なんかすごかったですよ」
翔太「僕らがテレビで見てた頃のKAIさんでした」
KAI「違う!何かがおかしいよ」
三富「あれでいいじゃないですか」
KAI「おかしいよ!」
三富「リングの上は僕がGAORAで見てた頃のKAIさんでしたよ」
翔太「そうですよあの頃のKAIさんでいけば、今日みたいな試合が」
KAI「お前ら、サムライじゃねーのかよ?」
三富「え?」
KAI「インディーのお仕事見てねーのかよ馬鹿野郎!」
翔太&三富「いや見てますけど」
KAI「お前らGAORAか」
翔太「GAORAで見てましたよKAIさんの事」
KAI「お前GAORA派か!」
翔太「いやどっち派とかじゃないですけど、あの頃のKAIさんで行けばカズさんみたいに」
KAI「何かが何かがおかしいぞほんとに今日は
翔太「あれ続ければカズさんに言われなくて」
KAI「小佐野さん何かがおかしいですよね!?何かがおかしいですよね今日の俺!?」
――小佐野「いや今日はよかったんじゃないですか?」
KAI「いやおかしいでしょ!?」
翔太&三富「いやよかったです」
KAI「負けてんですよ!?」
――小佐野「いや勝負は負けたけどねぇ?」
三富「内容は今日は」
KAI「馬鹿野郎!勝負に負けて何があるんだ!勝たなきゃ意味ねーだろ!」
三富「勝つまでやるつったじゃないですか」
翔太「やりましょうよ」
KAI「俺は負けてねーよ」
翔太「いや負けたって言ったじゃないですか」
KAI「馬鹿野郎、俺の辞書にはな、負けても負けても、這いつくばって、勝つまで這いつくばってやればそれは負けじゃないんだよ!負けてそこで野垂れ死んだらそれが負けなんだよ!」
三富「ま、負けてないと思います」
翔太「負けてないです」
KAI「そうだろ」
翔太「まだ這いつくばってないですから」
KAI「そうだろ!這いつくばって起き上がるんだよ!這いつくばって寝転んだら負けなんだよ!」
三富「起き上がりましたしね」
KAI「起き上がるんだよ!」
翔太「起き上がりましょう!」
KAI「俺起き上がりますよ。負けても負けても、小佐野さんそうでしょ!」
――小佐野「いや立ち上がってください」
KAI「肩かせこの野郎!負けてねーからな!この借りは絶対返すからな!」
第7試合
先発は武藤とカブキ。ロックアップからグラウンドになり武藤が足攻め。これはカブキがロープへ。
再度ロックアップから武藤がフルネルソン。カブキはロープへ。両者タッチ。
岡林が浜へ4方からタックル。岡林がチョップ連打から「あげるぞー」とボディスラムを狙うが、担ぎあげたところで浜がそのまま押しつぶしフォールも2。両者タッチ。
カズを神谷がロープに押し込み強烈なチョップ。チョップ合戦からカズがガットショットからロープに飛びタックル。神谷が逆にロープに飛びタックルで倒し、さらにジャンピングショルダータックルで倒し、コーナーに押し込むとチョップ連打から逆コーナーに振り串刺しタックル。再度走りこむがカズが足を伸ばしカットすると、ラリアットを狙った神谷の顔面をコーナーに叩き付け武藤にタッチ。
武藤はフライングメイヤーからフラッシングエルボー。武藤はカズにタッチ。カズはナックル連打からヘッドロック。投げようとするも神谷はマンハッタンドロップからカブキにタッチ。
カブキは地獄突き二連発からトーホールド。返されるとカブキは地獄突きから浜にタッチ。浜はカズの背中に乗り潰していくと神谷にタッチ。
神谷はボディスラムからエルボードロップ3連発。カズは立ち上がるとチョップ連打。走りこむが神谷がキャッチ。だがカズが着地しニールキックから岡林にタッチ。
岡林は強烈なチョップからバックエルボーで倒し、ブレーンバスターからフォールも2。岡林は逆エビ固め。そこをカブキが地獄突きでカット。
神谷と岡林はチョップ合戦。岡林のラリアットをキャッチし叩き付けた神谷が浜にタッチ。
浜が岡林にラリアットからエルボードロップ。さらに串刺しヒップアタックからDDT。エルボードロップも避けた岡林が武藤にタッチ。
武藤が低空ドロップキック2連発からドラゴンスクリュー。さらに足4の字。これはカブキがカットし地獄突き連発から神谷がフィッシャーマンスープレックス。さらに浜がボディプレスを投下しフォールも岡林がカット。
カブキが地獄突きで武藤をコーナーに押し込み神谷が串刺しショルダータックル。浜が走りこむも、武藤はカブキを盾にし誤爆させるとカブキは浜に毒霧発射。
カズがカブキにガットショットからロープに飛ぶも神谷がエルボー。浜が神谷を突き飛ばすもカズがハンドスプリング延髄斬りから岡林がラリアットでなぎ倒し、武藤がシャイニングウィザードを叩き込んで浜から3カウントを奪った。
試合後、リングを後にしゲートへ向かう武藤の前にスーツを着た元全日本プロレスの佐藤恵一が立ちはだかる。武藤は佐藤と目を合わせると「下で話すぞ」とゲートにともに消えていった。
<試合後コメント>
武藤敬司&カズ・ハヤシ
(佐藤恵一がインタビュースペースへ)
佐藤「佐藤恵一です!」
武藤「なんだよ、要件は?要件はなんだよ」
佐藤「武藤さん、ここでプロレスやらしてください!」
武藤「え?どっか所属してるの?何?」
佐藤「自分はフリーです」
武藤「言わないとわかんないだろお前(苦笑)」
佐藤「自分はフリーでやってる佐藤恵一と言います!武藤さんここでプロレスやらしてください!」
武藤「うちのリングでか?」
佐藤「はい」
武藤「WRESTLE-1のリングで?」
佐藤「はい」
武藤「そうか。次後楽園あんのいつだ?」
カズ「来月あります」
武藤「お前お客の前にわざわざ来て、多分度胸もあるだろうし、まあこいつ折角来てくれたから、誠意をな、次の後楽園でな。次の後楽園出るか?」
佐藤「よろしくおねがいします!」
武藤「大丈夫なのか?」
佐藤「はい!」
武藤「じゃあ次の後楽園組んでやるからよ、じゃあ頑張れ」
佐藤「よろしくおねがいします!」
武藤「次の後楽園まで鍛錬詰んで、見事な働きをしてくれ。以上だよ」
佐藤「はい!よろしくおねがいします!」
武藤「こっちの試合の事はいいのか。何だお前、岡林と俺が出たら昔のお前だったら頭シェーブしてきたぞそのぐらいお前の気持ち、若い時のお前だったらシェーブしてきたよな?」
カズ「えー、はい、ちょっと熱が冷めてきたみたいです。ただ、次こそ!」
武藤「いや冗談だよ。勝利したのに。以上!」
第8試合
稔がローで牽制。火野がロープに押しこみチョップも稔はこれを避け距離を取る。
手首の取り合いから火野がヘッドロック。稔が丸め込みヘッドシザースもこれを抜けた火野がグーパンチを落とすがこれは稔が避ける。
稔がローキックを放っていくも火野が強烈なチョップを叩き込み、稔は場外へ転げ降りる。
稔が戻ってくると火野はコーナーに押し込み強烈なチョップ。再度チョップを叩き込み、稔は火野のコスチュームを掴み起き上がるが、火野はチョップで倒しフォール。1で返した稔にスリーパーからチョップを叩き込んだ火野がフォールも2。
稔はエルボー連打も火野がガットショットからプッシュアップして背後に投げ捨てる。
火野は稔にエルボーを要求。受けきった火野がチョップからロープに振ってバックエルボー。倒れた稔にセントーン。
火野は担ぎあげるが着地した稔がローキック。だが火野はチョップで返しロープに飛ぶが、稔が追走式の低空ドロップキックからコーナーに振ろうとするが、耐えた火野にローキックから振ろうとするも逆に振って走りこんできた火野をコーナーに押し込みスピンキックから串刺し低空ドロップキック。
足を押さえエプロンに降りた火野へ稔は低空ドロップキックで場外に叩きだすと、稔はコーナーに飛び乗り場外クロスボディ。
リングに戻ってきた火野の足へローから走り込もうとするも、火野が投げ捨てロープへ飛ぶ。だが稔が低空ドロップキック二連発からローキックで倒しレッグロック。だがそのまま火野がチョップを叩きこみ、コーナーに押し込むとチョップ連発。火野はコーナーに登るが、稔は正面に登るもチョップで落とされる。稔は延髄斬りから再度正面に登り雪崩式ブレーンバスターからハーフダウンの火野の顔面にドロップキック。稔はコーナーに登りダイビングフットスタンプからフォールも2。返されるとアンクルホールド。火野はロープを掴む。
稔はローキックもキャッチした火野がエクスプロイダー。火野は串刺しラリアットから髪を掴んで引き起こすと顔面を張ってからバックフリップ。火野はコーナーに登り筋肉スプラッシュ。フォールも2。
火野はFucking bombを狙うも着地した稔がビッグブーツから延髄斬り。さらにバズソーキックからフォールも2。稔はダイビングフットスタンプからフォールも2。
左右のローキックをラリアットで迎撃した火野が走りこむも稔はビッグブーツ。だが火野はショートレンジラリアットでなぎ倒し両者ダウン。
火野が串刺しラリアットからフォールも2。火野はFucking bombを狙うが稔は着地し丸め込もうとするが、引っこ抜いた火野がラリアットを放つもこれを避けた稔が股を抜けアンクルホールド。火野はロープへ。
稔はコーナーに寄りかかる火野にローキックから丸め込もうとするが、火野は投げ捨てジャーマン。火野と稔が額をこすりつけてから火野のチョップに稔がローキック。稔が中指を突き立ててからローキック。火野も中指を突き立ててからチョップ。稔がロー連打からロープに飛ぼうとするが、火野が髪を掴んで動きを止めるとショートレンジラリアット。火野はロープに飛んでラリアットも稔は丸め込んでフォールも2。火野は走りこんできた稔をキャッチしパワーボムで叩きつけフォールも2。火野はFucking bombで叩き付け3カウント。
エンディング
近藤がリングへ現れ「おい、本体から名乗り上げる奴はいねーのかよ?まさかよおめー、こんな木偶の坊にビビってんのか本体の奴ら!じゃあよ、こねーようだから、おい火野、そのベルトに、挑戦させろよ。答えをきかせてくれよ」とマイクを投げ捨て中指を立てる。火野は近藤の胸ぐらを掴むと両軍乱闘に。
火野は「おい近藤、俺のベルトに挑戦?全然ええよやってやろうやんけ。そこに落としてあるタッグのベルト、お前らのもんやな忘れんなよ。それに俺とKAZUMA挑戦させろ。それが条件や」とタッグベルトへの挑戦をアピール。
去っていく近藤を見て「おいWRESTLE-1に来てな、間もない俺が、もう二冠チャンピオンになりそうやぞオイ。このまま、リアルデスペラード、ベルト争奪したろやないけ。お前らよう見とけよ、この、ボケどもが」とベルト制覇を宣言した。
<試合後コメント>
リアル・デスペラード
NOSAWA「見ての通り完勝だろオイ。WRESTLE-1の本体どうしたオイ、なんで次Triggerなんだよ」
火野「Triggerがタッグのベルト持っとった。調度良かったんじゃないですか。あのベルト挑戦させてもらおうやないけ。その代わりこのベルト、挑戦させたるよ。それが条件や。まあ、先どっちなるかわからへんけど、どっちにしろボコボコにして二発目、どっちのベルトかわからへん、それもボッコボコにしたるわ。のうKAZUMA」
KAZUMA「タッグのベルト一発で獲るぞ。たった一発だ」
MAZADA「かっけー。マジっすか」
火野「マジっすわ」
MAZADA「足大丈夫なんすか?」
火野「足は、全然、全然痛くない」
MAZADA「痛くない」
NOSAWA「このモンスターに勝てる奴いんのか?Triggerで勝てんのかオイ。本体どうしたオイ。おいジャケット着てる奴どうした?あとなんかの真似して狂ってる奴どうした?そいつらが名乗りあげねーのかオイ?武藤敬司も挑戦しねーのか?おい本体、危機感持てよ本体」
MAZADA「ほんとですね(笑)誰一人こなかったですからね」
NOSAWA「皆ビビってんだろオイ」
MAZADA「でしょうね。痛いの嫌なら辞めちゃえばいいのにね」
NOSAWA「俺もこんな奴敵に回したくねーよ。仲間で良かったよ。つくづく思ったぜ」
火野「まあ、そういう事っすわ」
【写真:Nob(Photo’sGate)/Yumika(Photo’sGate)】