元全女・椿志保の結婚を祝い伝説のRINGが復活し最終興行!長嶋美智子&YOSHIYA夫妻も一夜限りの復帰戦で祝福!
- 2022-10-19
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18日、渋谷club asiaで『RING~final~同窓会だょ全員集合~!』が開催された。
RINGとは2005年に元全日本女子プロレスの椿志保(中見川志保)が六本木ヴェルファーレで立ち上げた団体であり、プロレスの試合の他に和泉元彌が陰陽師の格好をして『レッツゴー!陰陽師』を踊り、古坂大魔王(ピコ太郎)や長州小力、桜塚やっくんやエグスプロージョンなどブレイクする前の有名人が数多く出演。ダンスや様々なパフォーマンスのショーケースが行われ、プロレスもCLUBで音楽を流しながらお酒を飲みつつ試合を楽しむ、現在のプロレス界でいうダブスタイルの源流とも言える大会であった。
UWF関東学生プロレス連盟OBの川嵜風馬や"歌舞伎町NO.1ホストレスラー”美月凛音もRINGでデビューし、大きな企業がスポンサードなどしていたが椿のプロレス復帰により一時休止。そのまま椿は『five』や『24時間プロレス』などのプロデューサーを行っていたが、2016年の『five』終焉興行で引退試合を行いプロレス界からは離れていた。
今回椿が結婚するということで、結婚式代わりにRINGが復活し最終興行を行うことに。ある意味里帰りとなった美月凛音が『歌舞伎町プロレス提供試合』『RINGファイナルマッチ』『椿志保結婚記念!初めての共同作業バトルロイヤル!』と全3試合中3試合全てに出場し、11年ぶりの復帰となった川嵜も当時と遜色ない動きを披露。
ダブルダッチのギネス記録保持者やSASUKEの女性版『KUNOICHI』の3年連続制覇者などが所属する世界レベルのパフォーマンスチームPADMAが会場を沸かせ、須藤元気率いる『WORLD ORDER』初代リーダーなども務めたKikky(キッキィ)のダンスで会場のテンションは最高潮に達する。
メインイベントのバトルロイヤルでは元KAIENTAI DOJOで2012年に引退したYOSHIYAと、全女では椿の1年先輩で1998年に引退した長嶋美智子の夫婦が椿の結婚祝いで一夜限りの復帰戦。乱戦となるリング上をYOSHIYAがビッグブーツで、長嶋が竹刀攻撃で荒らしていくが、24時間プロレスで選手会長も務めていた真霜拳號が登場するとバッタバッタと失格させていく。真霜の猛攻を長嶋が竹刀攻撃で迎撃していくが、最終入場者としてウェディングドレス姿の椿志保と鎖で繋がれたまっちゃんの夫婦が登場すると、リングに上ったまっちゃんが気功パワーで次々プロレスラーを場外にふっ飛ばし失格させる。最後に残った真霜がまっちゃんのTシャツを脱がして逆水平チョップを叩き込もうとするが、椿がクラッカー攻撃でカットすると真霜をロープに振って夫婦でダブルチョップの共同作業。凛音と川嵜もリングに助けに入ると真霜にストンピングを落として動きを止め、椿がコーナーからのダイビングクロスボディを投下して3カウントを奪った。
全出演者からお祝いの胴上げで見送られた椿は「17年前にちょっとしたきっかけからはじまったRINGですけど、こうやって皆さんに温かい目で見守っていただきながら17年間やってこれたことをほんとに喜ばしく思います。長嶋さんも楽しそうですごく良かった。全女で2人で居残りで、巡業についていけなくて道場で練習してた2人なんですよ。選手のみなさんも現役の方ももう引退されてる方もいらっしゃいますけど、皆怪我に気をつけてね、50超えると体がきついので(苦笑)皆さん怪我なく頑張ってください。あとはみんながこれを受け継いで楽しいイベントをたくさん作ってくれると良いなあとは思ってます。ホントに思いつきから始まったことだったので、最初はホントに出来るのか出来ないのかみたいなところから始まったけど、それがだんだん1つ1つ形になって夢が叶っていくっていう過程がRINGだったので、本当に私の夢ですね。RINGは“夢”だったと思います」と挨拶。
川嵜は「11年前、RINGを最後にやらずして僕はプロレス界を去ったので、そういう意味では今日やっと卒業式をさせていただいたなと思ってます。僕のプロレス人生のすべてがRINGだったので、その終わりが出来てよかったと思っています」とコメントし、唯一の現役選手である凛音が「RINGが無ければその後DDTプロレスに参戦し、所属になって、フリーになって歌舞伎町プロレスやって、いろんな団体に出させてもらってますけど、すべての始まり・アイデンティティはRINGなんで。RINGが無ければホストプロレスラー・美月凛音は無いので、僕の起源です。正直RINGを続けてほしいです!歌舞伎町プロレスとはまた別として。RINGは、また落ち着いたら復活するっていうのを僕は心待ちにしています」と未来への希望を残した。