大仁田厚が「爆破甲子園」で爆勝してクロちゃんとの雪辱戦を再要求!高木三四郎「必ずしかるべき場所を用意する」
「爆破甲子園2021年春」(爆破甲子園実行委員会主催)が5月2日、神奈川・鶴見青果市場(横浜市)で開催され、“邪道”大仁田厚がクロちゃん(安田大サーカス)の朋友軍を制し、改めてクロちゃんへのリベンジを叫んだ。
同大会では、4チームによる「爆破甲子園春のタッグトーメント」(決勝のみ電流爆破デスマッチ)が行われ、1回戦では、まずチーム・サラブレッドの高木三四郎、納谷幸男組が、「The 37KAMIINA(サウナカミーナ)」の勝俣瞬馬、MAO組と対戦。納谷のパワー殺法に苦しめられたサウナカミーナだが、勝俣が玩具付きバットで一撃すると、MAOが納谷の体の上に、プラスチックケースを置いて、キャノンボール450°を見舞って3カウントを奪い決勝に進出。
一方のブロックでは、大仁田、今成夢人組がスーパー・ササダンゴ・マシン、黒田哲広組と激突。本来、大仁田は昨年12月23日、東京ソラマチでの「スカイツリー路上電流爆破デスマッチ」で苦杯をなめたクロちゃんとの雪辱戦を要望したが、「決着はついている」として拒否された。クロちゃんと蜜月関係にあるササダンゴが代わりに連れてきたのは、“最低”のクロちゃんならぬ、“最高”をキャッチフレーズとするクロちゃん(黒田)だった。おまけに、ササダンゴ組はセコンドとして、初期のFMW時代から、長年にわたってデスマッチの凶器アイテムの製作に携わり、大仁田を陰から支えてきた“有刺鉄線に巻き込まれた神様”こと武内正義氏を投入する陽動作戦に出た。武内氏は「大仁田への積年の恨みを晴らすため」として、有刺鉄線で巻かれたファイアーバットを持参した。
開始早々、大仁田がササダンゴと場外戦を繰り広げていると、オープニングの入場式で、「どんな手を使っても大仁田の首を獲って、令和の爆破王になる!」と宣言していた勝俣が乱入して、大仁田を襲撃。この間にリング上では黒田がラリアットから、ファイアーバットで今成を殴ってピンフォール。これで決勝の電流爆破戦は勝俣組VSササダンゴ組に決まった。
ところが、納得がいかない大仁田は「あんな決着あるかよ。俺が決勝に出なきゃ、お客半分帰るよ。もう1回やらせてくれ!」とアピール。高木は「負けたって這い上がってくればいい。4VS4でやりましょう!」と社長権限で、決勝戦を大仁田、今成、高木、納谷VSササダンゴ、黒田、勝俣、MAOの8人タッグマッチに変更することを緊急決定した。
そのメインには、電流爆破バット3本(破壊力は通常の3倍)に加え、ゴールデンウイーク特別ウエポンとして、電流爆破五寸釘Wブラシが用意された。のっけから勝俣を標的に定めた大仁田は場外戦で流血させると、リングインして机上パイルドライバーを一閃。それでも、息を吹き返した勝俣は大仁田に爆破バット攻撃を見舞うもカウントは2。高木は戦闘用チャリンコ・ドラマチックドリーム号をリング内に持ち込むと、MAOが爆破バットでぶっ叩いた。続いて、ササダンゴがコーナーの大仁田めがけて爆破バットをたたき込むと、今成が身を挺して阻止するも大ダメージを負った。大仁田はササダンゴの脳天にイス攻撃連打から、マスクを剥いで、イスでもう一発。そして、電流爆破五寸釘Wブラシをフルスイングすると、さすがに返す力はなく、3カウントが入った。
大仁田は「ササダンゴ、今度はクロちゃんを呼んでこい! 高木社長よ、俺との約束だろ。アイツの脳天に爆破バット打ち込みたいと思いませんか? 男と男の約束だよ。2月に再戦させると言ったよな。今いつだ?」と問うと、高木は「緊急事態宣言がありましたので」と回答。大仁田がササダンゴに迫ると、「マネジャー通してなら大丈夫だと思います。(来なかったら)切腹します」と返答。ここで、なぜか大仁田がササダンゴにクロちゃんと同じ事務所(松竹芸能)をやめて、大仁田事務所に入るよう指南すると、ササダンゴは「魅力的なんですけど、大河ドラマも出たいし、国政にも参加したい。DDTに若干やり残したことがある。決着戦は見たいので、呼ぶように尽力したい」と約束。高木社長は「必ず決着戦の舞台を用意する」と叫んだ。
バックステージで大仁田が「高木社長、クロちゃん呼べよ! お笑い芸人になめられてたまるか。女子プロレスラーのケツを追いかけてるようなヤツに。約束だよ」と改めて迫ると、高木は「必ずしかるべき場所を(DDTで)用意します。今日はクロちゃんを引っ張り出すための大会でした」と確約し、「もともとABEMAで始まった遺恨を、1年かけて決着つける。松竹芸能と話して、『ここじゃないか』という場所は考えてる」とコメント。
ササダンゴは「大仁田事務所に入るか、クロちゃんを呼ぶかのどっちかと言われたので、迷わずクロちゃんをDDT、爆破甲子園のリングに用意したい。それくらい大仁田事務所に入りたくない。大仁田さんにマージン取られたくないので。マネジャーの連絡先知ってるし、いつでもブッキングできますから、私の責任でもあるので精いっぱい善処したい」と話した。
また、DDTプロレス5月4日、東京・後楽園ホール(無観客試合)でのKO-D8人タッグ選手権(王者=高木、納谷、力、なべやかん組VS挑戦者=中村圭吾、岡谷英樹、小嶋斗偉、高鹿佑也組)の防衛戦について、納谷は「全部僕がやる」と自信満々。高木は「初防衛に成功したら、花田優一さんにオーダーメイドで30万円くらいのリングシューズ作ってもらえ。自腹で!」と発言していた。