大谷晋二郎が靖国神社から熱いプロレスで日本に元気を発信!「今頑張ってる世の中の人に元気を与えるプロレスをこれからも続けたい」

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 27日、東京都・靖国神社にて『第19回奉納プロレス・大和神州ちから祭り~プロレスオールスター 大チャリティー祭り~』が行われた。

 靖国神社でのプロレス奉納は、1961年4月に力道山率いる日本プロレスが例大祭にて初めて実施。まだ若手であった馬場正平(ジャイアント馬場)、猪木寛至(アントニオ猪木)らが神前試合を行った。
 その後は奉納プロレスの文化が途絶えていたが、2005年に当時のZERO1-MAXが44年ぶりに『大和神州ちから祭り』として復活させ、以降は毎年伝統行事として定着させてきた。
 今大会ではコロナ禍にあえぐ日本に元気を与えるため、全20団体から総勢54選手が集結。それぞれ熱い想いを持って奉納プロレスに臨んだ。

 オープニングに登場した大谷は「来場されたお客様も、今は毎日毎日頑張っておられると思います。大変な縛りのなか毎日を頑張って過ごしておられると思っております。どうか、今日のこの時間だけは、感染対策を守りながらではありますが、頑張ることをお休みして、気持ちを爆発させてプロレスを思いっきり楽しんでください!皆様の分まで我々プロレスラーが一生懸命頑張ります!」と挨拶。
 今大会は屋外会場であるため声を出しての応援が認められ、靖国神社に集まった2280人の観衆は選手たちへ大声援を贈り、レスラーたちも観衆の反応を楽しみながら笑顔でファイト。かつての活気あふれるプロレス会場を一時的に取り戻した。

 メインイベントでは“ホットジャパンvsリベンジャーズ”と題し、大谷晋二郎&アジャコング&今成夢人&綾部蓮vs田中将斗&菅原拓也&田村ハヤト&朱崇花の8人タッグマッチが実施。
 大谷とアジャが大暴れして一気に試合を決めにかかるが、リベンジャーズの面々は場外乱闘に持ち込み、満開の桜の木の下で殴り合いを展開。集中攻撃を受けて窮地に陥った大谷も観衆の大声援を受けて立ち上がり、久々の「もう一回!」コールを受けながらリング上で何度も顔面ウォッシュ。
 これに呼応してホットジャパンの面々が一気呵成に攻め込んでいくが、キャリアの浅い綾部が捕まる展開となり、菅原の竹刀攻撃から田中のスライディングDが炸裂し3カウント。


 惜しくもチームとして敗れてしまった大谷だが、エンディングでは集まったファン、大会に協力した団体・選手、そして場を提供した靖国神社へ深い感謝の言葉を述べ、「プロレスっていいな。プロレスに出会ってほんとに良かったです。プロレスラーになって何年経っても思うわ。いいなぁプロレスって。皆様もそう思いませんか?今日ご来場くださった皆さまは、毎日毎日、みんなどこかで頑張ってるんだ。そんな、頑張る皆さんの、元気やパワーに、今日のプロレスがなったんであれば、こんな嬉しいことはないです。またプロレスを必要としてくれる時があれば、僕たちプロレスラーはいつでも、あなたたちの前でプロレスをします。一生懸命プロレスをします。だから、一緒に頑張りましょう!」とその胸の内を叫び、「3!2!1!頑張ろう、日本!」のコールで大会を締めた。

 試合を終えた大谷は、「ホントに多くの団体さんが協力してくださって、チャリティ・無料でやるってことも二つ返事で皆さん OKしてくれて、改めて思いましたよ。『プロレス界ってあったけえなぁ』って。そのあったかいプロレス界が、今頑張ってる世の中の人に元気を与えるんですよ。そんなプロレスをこれからも続けたいと思いますね。『感謝』。その言葉に尽きます」と笑顔で語り、ダメージの残る身体を起こして医療従事者や東日本大震災、熊本地震などへの募金活動呼びかけへと向かっていった。

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