【試合詳細】6・28 PURE-J板橋大会 【デイリースポーツ認定女子タッグ】春日萌花&真琴vs勝愛実&マリ卍 倉垣翼vsライディーン鋼 中森華子&米山香織vsKAZUKI&Leon

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『Fight together!』
日程:2020年6月28日(日)
開始:13:00
会場:東京・板橋グリーンホール
観衆:120人(観客数限定/札止め)

▼20分1本勝負
●AKARI
12分5秒 ポシティーボ
○小林香萌(フリー)

▼20分1本勝負
●久令愛
9分6秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
○鈴季すず(アイスリボン)

▼30分1本勝負
中森華子/○米山香織(YMZ)
12分33秒 Leonのスピアー誤爆→エビ固め
●KAZUKI/Leon

▼30分1本勝負
●ライディーン鋼
12分35秒 ハヤブサ直伝ファルコンアロー→エビ固め
○倉垣翼(フリー)

▼デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合・30分1本勝負
○春日萌花/真琴
21分24秒 79.5MHz→ギブアップ
【挑戦者/愛卍】勝愛実/●マリ卍
※第24代王者組が4度目の防衛に成功。

PURE-Jが約4ヶ月ぶりに通常興行を再開!春日&真琴が愛卍を撃破しデイリースポーツタッグV4達成!中森とLeonの無差別級王座戦も4ヶ月越しに開催決定!

第1試合


 3・1大阪大会以来4ヶ月ぶりとなるPURE-Jの通常興行は、ソーシャルディスタンス確保のため120席限定での開催。入場式では先月に逝去した木村花さんへの黙祷が捧げられ、続いて選手を代表して中森華子が「まだ予断を許さない状況ではありますが、約4ヶ月ぶりの本興行を開催することができて本当に嬉しいですし、感謝の気持ちでいっぱいです。今日も大好きなプロレスを楽しんで精いっぱい熱い闘いをしたいと思いますので、よろしくお願いします!」とあいさつした。
 第1試合ではAKARIが小林香萌に挑み得意の丸め込みで善戦するが、小林が2発目のフィッシャーマンズ・スープレックスから丸め込んで3カウントを奪う。

第2試合


4日前のピースパーティーではタッグマッチで当たっている久令愛と鈴季すずが、この日はシングルマッチで対峙。久令愛の腕攻めを耐え抜いたすずはその場飛びのムーンサルトプレスからジャーマン・スープレックスで快勝。試合後も敵意をムキ出しにする久令愛に、すずは顔面蹴りを叩き込んだ。

第3試合


 第3試合は中森華子&米山香織 vs KAZUKI&Leonのタッグマッチ。4人が入り乱れる中、LeonのスピアーがKAZUKIに誤爆すると、すかさず米山がKAZUKIを丸め込んで勝利してみせた。
 マイクを持った中森は、「Leonさん! 私たちの無差別のタイトルマッチ、3月からずっと延期になって…だけど来月の板橋でタイトルマッチやりましょう!」とアピール。Leonが「望むところだよ! 私はな、この日が来るのをずっと待ちわびてたんだよ」と応じると、コミッショナーの今野氏も快諾し次回7・26板橋大会でのタイトルマッチが決定する。

第4試合


セミファイナルはライディーン鋼と倉垣翼の一騎打ち。女子プロレスの域を超える肉弾戦は、倉垣がラリアットの連打からファルコンアローにつないでキャリアの差を見せつける。

第5試合


 メインイベントは春日萌花&真琴の持つデイリースポーツ認定女子タッグ王座に『愛卍』勝愛実&マリ卍がチャレンジ。ニューコスチュームで気合い十分の愛卍はハイテンションなファイトでチャンピオンに肉薄。勝が春日にイナズマバスターを放つと、マリがラビストラルで押さえ込みあと一歩まで迫るが真琴がかろうじて救出。真琴がスピアーで勝を分断すると、春日が79・5MHzでマリを仕留めV4を達成した。

春日「防衛しました! 新型コロナウイルスの流行があって、ずっとずっとPURE-Jさんの本興行も…そしてタイトルマッチもできませんでした。自分のフラストレーション、やっと今日発散することができたし、大会に出られたこと、こうやってたくさんのお客さんに足を運んでもらえたこと…そして何より! ベルトを防衛できたこと、本当に感無量です。ありがとうございます! さっき第一声“防衛したぞ!”って言った時に、お客さんの歓声はぶっちゃけ半々だったと思います。それだけ愛卍に期待をして、愛卍に夢中になってるお客さんが多いんだと思います。私は2人のことを素晴らしいタッグチームだと思ってるし、PURE-Jの今後を担っていくチームだと思ってます! だからウチらがこのベルトを巻いてるうちは何回でも…! 挑戦してこいよ!」
勝「挑戦するつもりだよ!!」
春日「楽しみにしてるよ!! その勢いだよ! 愛卍はマリちゃんの勢いに勝さんが引っ張られて、すっごい熱くなるところだと思ってるから。また当たれるの楽しみにしてるよ!」

 カーテンコールではKAZUKIのマイクを奪い取った米山が、「プロレスって楽し~い! もっともっとKAZUKIさんと試合したいですよぉ! 3ヶ月前のお花見マッチで負けてるんですよ。でも今日勝って、これで五分五分ですね。私たちの闘いはこれからも続いていくぞ~っ!」とアピールし7・5道場マッチの参戦を要求。KAZUKIは亀の子束子デスマッチで迎え撃つことを宣言する。中森は「たくさんのお客さんの中でプロレスができるってことは、本当に幸せなことだと改めて思いました。そして来月のLeonさんとの防衛戦、必ず防衛してPURE-Jの中心は誰にも渡さないです! 応援よろしくお願いします!」。最後は勝が「今日の声援を聞いたら、ますまず“あきらめちゃいけないな”って、“あきめらめてたまるもんか”って思いました。みんなの声援があるから何度転んだって立ち上がれる。2人で1つ…そう感じることができました。今日、全力を出し切った結果がコレだったので“すぐ次!”って言えるような気持ちではないです。だけど“マリとだったらまた立ち上がれる”って強く確信できました。皆さんの声援が私たちのエネルギー…そして大切な源です! 今日は本当にたくさんの応援ありがとうございました!」と締めた。

<試合後コメント>
春日萌花&真琴
春日「もうしんどいです。毎回毎回ホントに当たりが強くて勢いも増してて…スゲーなと思うのは、やっぱり道場があって毎日練習してて息ピッタリなんですよ。それに加えて、今までなんとかなったマリの隙(すき)がどんどんなくなってるので。今日はホントに紙一重だったと思います」
真琴「私はまず人前で久しぶりに試合できてすごい…もともと人嫌いだったんですけど、“やっぱり人がいるほうが試合楽しいな”って改めて感じられました。向こうも純血の先輩・後輩タッグなんですけど、自分たちも一緒の血が通ってるんで。絆は負けないです!」

――次の目標を挙げるとしたら?
春日「このベルトをまだまだ守っていく…と言うには状況が見えないので、あまりハッキリ…。いつもだったら“次の大会で!”とか誰か指名するんですけどできないので。もう、とにかくすべての試合を“これがお客さんを見るのが最後かもしれない”と思って全身全霊で闘っていくというのが、私がやりたいことです。加えてチャンピオンなので、チャンプとしてふさわしい試合を毎回していくということを意識したいと思ってます」
真琴「自分は(去年の)8月にベルトを獲ったので、いろいろ状況が状況なんですけど…もうすぐ1年保持していることになるので。それまでタイトルマッチが組まれないことを私は祈って…。1年保持したいので! すみません(苦笑)」

勝愛実&マリ卍
勝「ホントにこういう状況下でタイトルマッチになって、リングに立てない期間が長かったもので…。正直、すごい不安な気持ちはありました。だけどお互いに個々で自粛期間はできることをやってきたと、胸を張って言えた部分はあったのかな? って。こういう結果になってホントに悔しかったです。正直、獲れると信じていたので100%。なのでホントにこの結果は、今は何も考えられないというか…ちょっと言葉に詰まりますね」
マリ「自分が自粛中に得たものっていうのは、正直すべて出し切ったので。試合後半までは出し切ってたし、決まってたと思うので。“勝つ”と思いながら試合をしていたので完全に…」
勝「今日の声援を聞いていても、私たちを応援してくれる声のほうが届いてきた部分っていうのが大きかったので。“私たちにかかってる期待は凄まじかったな”って思います。負けて悔しい気持ちを、皆さんの期待に応えられるようにしていけたらいいなって思います。ホントにとにかく頑張るしかないなって思います。今日の応援を聞いたら“私たちのやるべきことはただ1つだけだな”って思ってので。ホントに皆さんにはお待たせさせすぎてしまう部分が多くて申し訳ないなと思うんですけど、自分も歯がゆいですし…。だけど春日&真琴組を破るっていう目標は、変わらないし揺るぎないので。これからも私たちは、やるべきことをやるだけです」

中森華子
「亀アリーナでは30人限定とか無観客とかあったんですけど、やっぱり本興行が4ヶ月ぶりということで、大好きなプロレスができるってことがこんなに幸せで、お客さんがいての試合がこんな楽しくて…って改めて思ってホントに感謝の気持ちでいっぱいです」

――Leonとのタイトルマッチが決まったが。
「3月にやる予定だったタイトルマッチですが、急にいきなり試合ができなくなってしまって。悔しい気持ちでいたんですけど、やっぱり私はこのタイトルマッチがあったからこそ、PURE-Jのチャンピオンだからこそ高いモチベーションを保って、自分自身この4ヶ月は本当に強くなれたと思ってるんで。なんとしてでも来月の板橋大会は必ず防衛しますし、まだまだ私はPURE-Jを背負って中心でやっていきたいし。Leonさんは“8月の20周年記念大会でベルトを巻いて試合やる”ってすごいキレイだと思うし、もしかしたらそう望んでる人もいるかもしれないけど、まだまだこの座は私が…誰にも渡せないし、私でいいと思います」

Leon
「30人限定の道場マッチは何度かやってたんですけど、通常興行を4ヶ月ぶりにできて、たくさんの方に応援して頂けてホントに嬉しかったですし、楽しかったです。延期になって歯がゆい思いをたくさんしてきたんですけども、私にとってこの自粛期間は決してムダではないし、より自分を高めることができたと自負しているので。次のタイトルマッチ、ホントに楽しみだし必ずチャンピオンになります」

――コロナウイルスの影響で中断していた20周年イヤーも再開となるが。
「ちょうど20周年(3月)の後ぐらいに自粛の状況になってしまったんですけど、これからがホントの意味での20周年イヤーのスタートだと思ってるんで。ベルトを獲って、これからのLeonを見せていきたいと思います」

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