木村花さんの技を13歳の吏南が継承!「自分が花さんに恩返しできるのはプロレスのトップに立つこと」
21日、女子プロレス団体『スターダム』がお客さんを入れての興行を約3ヶ月ぶりに再開した。
スターダムは新型コロナウイルスの影響で2月後半から興行を全て中止に。その間に、王者である星輝ありさの引退や、木村花さんの死去などいろいろな出来事があった。
そして迎えた再開の日、新木場にはファンクラブ会員の中からチケットを購入することができた100人が会場に詰めかけた。
対戦カードは当日発表となっていたが、記念すべき再開の第1試合は吏南vs妃南vs夏すみれの3WAYマッチに。夏すみれが観客の拍手を煽り、声援の行えないコロナ禍でのプロレス観戦を盛り上げる中、吏南と妃南の双子姉妹が連携攻撃を仕掛けていく。しかし木村花さんがリーダーを努めていたTOKYO CYBER SQUADに所属する吏南が妃南へ標的を変え、最後は木村花さんの技であるハイドレンジアでギブアップを奪った。
試合を終えた吏南は「あの一件があってから、自分がこれからどうすればいいかわからなくて。でも、(木村)響子さんに『吏南ちゃんがプロレスやってる姿が花は一番うれしいから』と言ってもらえて。花さんに届くぐらいプロレスをもっと強くなって頑張ろうと思いました。自分らしく花さんに届くぐらい全力で頑張ろうと思いました。自分が花さんに恩返しできるのはプロレスのトップに立つことだと思うので、もっと強くなって、プロレスのトップに立ちたいです」と涙ながらにコメント。
この日は追悼の10カウントゴングも行われ、木村花さんの遺志はそれぞれの形でスターダム選手へと受け継がれていった。