山本喧一の弟子を撃破した将軍岡本が新生UWAのベルトを獲得も「闘道館に売り払おうかな」

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 19日、東京都・後楽園ホールにてリアルジャパンプロレス『“新間寿WWE殿堂入り記念大会”初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.3』が行われ、将軍岡本が岩崎孝樹を下してUWAアジアパシフィックヘビー級王座を獲得した。

 UWAアジアパシフィックヘビー級王座とは、WWE殿堂入りも果たした“過激な仕掛け人”新間寿が音頭を取って昨年復活させた“新生UWA”が誇る王座であり、昨年9月20日大会で岩崎孝樹が初代王者のレイ・アンヘルを破り第2代王者に。その後防衛戦が行われぬまま丸1年が経過し、ついにこの日に待望の初防衛戦が実施。

 岩崎は、山本喧一に師事して修行を積み、2014年にDDTの関連団体『DNA』でデビュー。師匠仕込みの強烈なキックを武器にデビュー1年でKO-D6人タッグ王座を獲得するなど頭角を現し、現在はガンバレ☆プロレスに所属し活動中。元大相撲力士であり現在所属するブードゥーマーダーズで身につけたラフファイトを武器に闘う将軍岡本を相手にどのような王座戦を行うのかに注目が集まっていた。

 試合は開始直後から場外戦となり、南側客席2階にまでなだれ込む大乱闘に。
 5分近い場外での死闘を優位に終えた岡本がサミングなどで岩崎をいたぶっていくが、岩崎はミドルキックやPK、フロントハイキックと多彩な蹴り技で攻め立てていき、岡本も得意とするバックドロップで叩きつける。さらに自身の必殺技である垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して見せるが、これに奮い立った岡本はチンクラッシャーで隙を作ってスライディングぶちかましからカイケツ。岩崎が肩を上げると間髪入れずにクイックのDDTで追撃しカウント3を奪った。

 ゲストとして登壇した衆議院の杉田水脈議員が賞状とベルトを渡そうとすると、岡本は荒々しく杉田議員の手から奪い取って退場。そして「言うことねえけどな、1つだけだな。闘道館に売っぱらおうかな」と気だるげにコメントして会場を後にした。

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