【試合結果】3・16 新日本プロレス後楽園ホール大会 飯伏幸太vsザック・セイバーJr. 棚橋弘至vs田口隆祐 コルト・カバナ&YOSHI-HASHI&オカダ・カズチカvs矢野通&石井智宏&ウィル・オスプレイ

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『NEW JAPAN CUP 2019』
日程:2019年3月16日(土)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1738人(札止め)

▼8人タッグマッチ 20分1本勝負
中西学/永田裕志/小島聡/○天山広吉
9分19秒 アナコンダバイス
●辻陽太/成田蓮/海野翔大/本間朋晃

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
○マイキー・ニコルス/マイケル・エルガン/ジュース・ロビンソン
8分59秒 マイキーボム→エビ固め
[BULLET CLUB]●ヒクレオ/チェーズ・オーエンズ/バッドラック・ファレ

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●トーア・ヘナーレ/真壁刀義
7分0秒 キラーボム→片エビ固め
[鈴木軍/K.E.S]デイビーボーイ・スミスJr./○ランス・アーチャー

▼ 30分1本勝負
[CHAOS]YOH/後藤洋央紀
9分21秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
[L.I.J]鷹木信悟/内藤哲也

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]○BUSHI/EVIL/SANADA
12分23秒 ブシロール
[鈴木軍]●TAKAみちのく(フリー)/タイチ/鈴木みのる(パンクラスMISSION)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●コルト・カバナ(フリー)/YOSHI-HASHI/オカダ・カズチカ
11分48秒 横入り式エビ固め
[CHAOS]○矢野通/石井智宏/ウィル・オスプレイ

▼『NEW JAPAN CUP 2019』2回戦 時間無制限1本勝負
○棚橋弘至
17分17秒 ドラゴンスープレックスホールド
●田口隆祐

▼『NEW JAPAN CUP 2019』2回戦 時間無制限1本勝負
●飯伏幸太(飯伏プロレス研究所)
16分7秒 オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デス
[鈴木軍]○ザック・セイバーJr.

棚橋が田口を破りドラゴンスープレックス発祥の地MSGで“飛龍の帰還”を宣言!ザックが二年連続で飯伏を撃破し二年連続のNJC制覇を約束!

第1試合


 ゴング前から海野と辻が永田に突っかかっていき、永田が2人を放り出して場外戦からゴング。
 リング上では成田と中西が組み合い、成田がドロップキックで先制してフォールも2。続けて成田がヘッドロックも中西がショルダータックルで競り勝ち小島にタッチ。
 小島は成田を起こすが成田はエルボー。場外でも辻が永田にエルボー連射も永田が鉄柵に打ち付けて撃退。小島は天山にタッチ。
 天山は成田にモンゴリアンチョップ、続けてテンコジでダブルのショルダータックルから天山がフォールも2。天山はチンロックで成田を絞り上げてから永田にタッチ。
 永田はブートでコーナーに控える選手たちをケチらしてから成田にミドルキックを連打。
これを耐えきった成田はドロップキックで一矢報いて海野にタッチ。
 海野は永田にエルボー連射からランニングエルボー。ここにテンコジが入ってきてトレイン攻撃も、ブートで蹴散らした海野はミサイルキックで2人まとめてなぎ倒し、中西にボディスラム。さらに永田に串刺しバックエルボーからブレーンバスター。続けてコーナーに上がりミサイルキックを投下してフォールも2。海野はフィッシャーマンを狙うが、永田は振り払ってキチンシンク。永田はさらにフロントスープレックスで投げ飛ばし、小島にタッチ。海野も本間にタッチ。
 本間は小島をコーナーに押し付けてチョップを連打。これを受けきった小島は反転させてマシンガンチョップ。本間も再び反転させてマシンガンチョップでお返し。小島も反転してマシンガンチョップからコーナーに振ってジャンピングエルボーから「行っちゃうぞ!バカヤロー!」からコーナーに上るが、本間はデッドリードライブ、ボディスラム。小こけしを放つも小島は回避。小島は飛びついてコジコジカッターから天山にタッチ。
 天山は本間にモンゴリアンチョップからラリアットも本間は倒れず。さらにロープに振っていくが、本間はロケットこけしで一矢報いて辻にタッチ。
 辻は天山をエルボーで吹き飛ばし、ヤングライオン3人でトリプルのドロップキック。そして本間が小こけしを放ち辻がフォールも2。辻は天山にパワースラムからフォールも2。辻は逆エビ固めも天山は足の力で辻を跳ね飛ばす。辻はエルボー連打からロープに走るが、天山はラリアットでカウンター。フォールも2。ならばと天山はアナコンダスラムからアナコンダバイスで絞り上げてタップを奪った。
 試合後も成田は永田に突っかかってエルボー連打。両者は激しく揉み合い、両陣営の仲間たちに引き剥がされながらも睨み合った。

第2試合


 ジュースとヒクレオでゴングが鳴るが、ジュースはゴングと同時にエルガンにタッチ。
 じりじりと距離を詰めるエルガンの背後からBULLET CLUB勢が襲いかかりトレイン攻撃を放っていくが、エルガンはこの攻撃をかわしたり自爆させたりしつつヒクレオにボディスラム、ファレをロープ際のラリアットで場外に叩き落とす。さらにエルガンはラリアットを狙ってロープに走るが、セコンドの外道が竹刀攻撃で妨害。怒ったエルガンはこれを奪い取ると、竹刀を真っ二つにへし折る怪力を見せる。ここから全員入り乱れた場外戦へ。
 リングに戻ったヒクレオはエルガンに逆水平チョップを連打。エルガンも負けじとやり返していくが、ヒクレオはコーナーに叩きつけてファレにタッチ。
 BULLET CLUB全員でエルガンを踏みつけてからファレがフォールも2。チェーズにタッチ。
ファレがエルガンを押さえつけ、チェーズがドラゴンリングインのフェイントからボディブロー。チェーズはジュースを見てニヤリと笑い、ジュースのナックルパートのリズムを真似て放っていく挑発も、エルガンがパワースラムで叩きつけてジュースにタッチ。
 ジュースはチェーズに怒りの声を上げ、本家のナックルパートを叩き込んでいくが、チェーズはサミングで反撃し、コーナーに振っていく。これをかわしたジュースはロープワークで翻弄してからのラリアット。続けて担いでいくが、チェーズが着地するとジュースは絡みついて河津掛け。しかしチェーズもバッククラッカーからのランニングニーでやり返すと両者倒れ込み、タッチへ。
 ヒクレオとマイキーのマッチアップ。マイキーは低レオに串刺しラリアット、ヘッドバッドからブレーンバスターを狙うが、ヒクレオがこらえるとチョップ。再びブレーンバスターを狙うが、ヒクレオが逆に投げ返しギロチンドロップ。フォールも2。続けてヒクレオはチョークスラムを狙うが、これを耐えたマイキーの元へエルガンが駆けつけてエルボー。ジュースがチェーズの顔面にナックル。ヒクレオはネックハンギングボムを狙うが、マイキーはDDTでカウンター。入ってきたファレはジュースがロープを引き下げてリングアウトさせ、チェーズが入ってくると顔面へのナックルで蹴散らしていく。マイキーはラリアットからフォールも2。ならばとマイキーはマイキーボムで叩きつけカウント3を奪った。

第3試合


 ヘナーレとスミスでゴング。しかしヘナーレはランスにエルボーを放ちに行き、スミスの追撃もかわしてフライングショルダー。すぐにコーナーに上っていくが、ランスに妨害されスミスがデッドリードライブ。ランスが真壁を、スミスがヘナーレを場外に放り出して場外戦へ。
 リングに戻ったランスはリング下で倒れる真壁を挑発。そのままスミスからタッチを受け、2人でヘナーレをダブルのボディスラム。続けてランスがヘナーレの顔面をかきむしり、ロープにくくりつけて後頭部にラリアット。さらにコーナーに押し付けて串刺しのバックエルボーを3連発。ヘナーレはボディブロー、逆水平チョップと反撃するが、ランスはチョップ一発でなぎ倒してスミスにタッチ。
 スミスはパイルドライバーを狙っていくが、ヘナーレは耐えてショルダースルー。真壁にタッチ。
 真壁はスミスをコーナーに押し付けて串刺しラリアット、コーナーに上ってテンカウントパンチからラリアット。フォールも2。さらにラリアットを狙うが、スミスはブートでカウンターし、ブレーンバスターのフェイントからリバースDDT。両者タッチ。
 ヘナーレはランスの突撃をかわして低空ドロップキック、エルボー、ヘッドバッド、串刺しラリアット、バックフリップと畳み掛け、コーナーに上ってダイビングショルダーからフォールもスミスがカット。スミスのフラップジャックにランスがオクラホマスタンピートを組み合わせる合体攻撃からランスがヘナーレにチョークスラムを狙っていくが、ヘナーレは打撃のコンボからバックフリップを狙おうとするが、スミスが入ってきてカットし、キラーボムで叩きつけてランスがフォール。そのままカウント3を奪った。
 KESは退場する際に戯れにレフリーやヤングライオンを襲撃してから去っていった。

第4試合


 L.I.Jが後入場、内藤が入場してベルトを投げ捨てポーズを決めているところで鷹木がYOHを奇襲。内藤が慌ててこれに続いたところでゴング。
 4人入り乱れの展開になるも、後藤とYOHが内藤をダブルのショルダータックルでなぎ倒して後藤がYOHをヒップトスで内藤に浴びせて2人でざんまいポーズ。そのまま後藤と内藤のマッチアップで試合は進み、後藤がタックル、チンロックで痛めつけてからYOHにタッチ。
 YOHは内藤にかち上げエルボーからブレーンバスターを狙うが、内藤は着地してマンハッタンドロップ、ここにすかさず鷹木が入ってきてショルダータックルで吹き飛ばすアシストから内藤がストンピング、エルボースタンプといたぶってから鷹木にタッチ。
 鷹木は因縁のYOHを踏みつけてから変形ブレーンバスター。内藤にタッチ。
 内藤はYOHに片足ドロップキックからフォールも2。鷹木にタッチ。
 鷹木は倒れるYOHの後頭部を踏みつけ、髪を掴んで顔を覗き込み挑発。YOHはチョップ、エルボーで突っ張っていくが、これを受けきった鷹木がエルボーからロープに振って追走ニー。二発目を狙ったところをYOHがトラースキックでカウンターし、両者タッチへ。
 後藤と内藤はリング中央で激しくエルボーを打ち合い、内藤がこれを制してロープに走るも後藤がミドルキックでカウンター。鷹木が入ってくるとラリアットで蹴散らし、内藤にバックドロップからフォールも2。後藤は牛殺しを狙うが、内藤が耐えて延髄斬り。さらにフライングフォーアームで追撃して鷹木にタッチ。
 鷹木は後藤にラリアットを狙うが、後藤もラリアットで迎え撃ち牛殺し。後藤はYOHにタッチ。
 YOHは鷹木に串刺しバックエルボーからファルコンアロー。フォールも2。YOHはフルネルソンで捕らえるが鷹木はこれを振り払いYOHをロープにプッシュしてから跳ね上げてかついでのデスバレーボム。続けて鷹木はラストオブザドラゴンを狙うが、YOHはバックスライドなどの丸め込みを連発。さらにロープに走るが鷹木が追走ラリアット、ここに内藤がすかさず低空ドロップキックでアシストし、鷹木がパワーボムも後藤がカット。鷹木はYOHに串刺しラリアットからパンピングボンバー。続けてラスト・オブ・ザ・ドラゴンで脳天から突き刺し、カウント3を奪った。
 内藤と鷹木はリング上で拳を合わせて結束を高め、内藤はベルトをリングに放り捨てたまま退場。セコンドの海野が慌てて拾って追いかけていった。

第5試合


 L.I.Jの二人の選手コールが終わるのを待ってからの鈴木軍の奇襲から全員入り乱れた場外乱闘からゴング。タイチは場外でEVILの応援グッズの鎌を奪って殴るとへし折って挑発。
 そのままEVILをリングに戻し、みのるがロープを使った三角絞め。試合権利はTAKAへ。TAKAはEVILにショルダーアームブリーカーからサミング。リストロックからみのるにタッチ。
 みのるはEVILの髪を掴んで挑発していくと、EVILは痛む右腕でチョップを放っていくが、みのるはEVILの右腕に蹴りを入れてからダブルリストロック、ヒジへのストンピングと右腕に集中攻撃をかけタイチにタッチ。
 タイチもEVILの右腕を踏みつけていき、「もう終わりか?あ?来いよ来いよ」と挑発してチョップを打たせていくが、タイチは「いてぇな!」と逆水平チョップでお返し。パンタロンを脱ぎ捨ててミドルキックを放つが、これをEVILがかわすとコーナーに押し付けニーバッド。さらにタイチ式ラストライドを狙っていくが、EVILはショルダースルーでやり返し、SANADAにタッチを求める、これをタイチが妨害するも、EVILは延髄斬りで撃退してタッチ。タイチもみのるに繋ぐ。
 明日のNJCで対戦が決まっているSANADAとみのるは激しく打ち合っていき、妨害してくるTAKAはパラダイスロックからの低空ドロップキックでお仕置き。みのるはその隙にエルボー連打からPKを放っていくが、SANADAはドラゴンスクリューでの切り返しを狙う。これを耐えたみのるは逆にSANADAの腕を取って腕十字に持ち込むがSANADAはロープへ。みのるはニヤリと笑いながらSANADAにエルボーを打たせていき、そのままエルボー合戦へ。SANADAが連打で畳み掛けるとみのるはうずくまるが、舌を出しながら近寄っていき強烈なエルボーをフルスイング。膝をついたSANADAにスリーパーホールドも、SANADAはショルダースルー。さらに追撃を狙って走るSANADAのバックを取ってみのるがスリーパー。そのまま連れ帰ってTAKAにタッチ。
 TAKAはSANADAをおちょくっていくが、SANADAはエルボー連打で倒してBUSHIにタッチ
 BUSHIはコーナーに上ってミサイルキック。ここにEVILも入ってきて符たちでTAKAにトレイン攻撃からBUSHIがライトニングスパイラル。しかしここにみのるとタイチが入ってきてBUSHIにトレイン攻撃。アシストを受けたTAKAがランニングニーからフォールもSANADAとEVILがカット。TAKAはBUSHIにトラースキックからフォールも2。TAKAはみちのくドライバーを狙うが、BUSHIはフランケンシュタイナーでの切り返しを狙う。これを着地したTAKAはジャストフェイスロックに切り返すが、BUSHIは体勢を入れ替えてブシロールで丸め込み、カウント3を奪った。
 試合後もSANADAとみのるはリング上で足を止めてエルボーを打ち合っていき、止めに来たヤングライオンたちを排除してさらに打ち合う。先にSANADAがリングを降りるとみのるは即座に追撃。これを引きはがしにきたヤングライオンをみのるが絞め落とし、両者は荒々しく退場していった。

第6試合


 後から入場したカバナが矢野がリングに撒き散らした水を自らのタオルで拭いていく。
 オスプレイとオカダのマッチアップでゴング。ロックアップからオカダが押し込んでクリーンブレイクも、オスプレイがショルダータックルからのモンキーフリップ、さらにオスカッターを狙っていくが、オカダが受け止めてプッシュ。両者距離を取り、手4つから腕取りへ。オカダが腕を取ったままカバナにタッチ。
 カバナはオスプレイの腕にハンマーパンチを振り下ろし、オスプレイの攻撃をひらりひらりとかわしながら空中のオスプレイを捕らえて腕関節を捕らえる。これを抜け出したオスプレイは石井にタッチ。カバナもYOSHI-HASHIにタッチ。
 NJC三回戦で当たることが決まっている石井とYOSHI-HASHI。YOSHI-HASHIはエルボー連打も石井には効かず。石井もエルボーを放っていくが、YOSHI-HASHIは気合の連打でコーナーに押し付けて行くが、石井も反転させて串刺しの逆水平チョップを連打。YOSHI-HASHIは石井と額を突き合わせて睨み合い、再び反転させてコーナーチョップ、さらにショルダータックルで意志を張り合っていき石井をなぎ倒す。YOSHI-HASHIはブレーンバスターを狙うが、石井が逆にブレーンバスターで投げ返し矢野にタッチ。
 矢野はYOSHI-HASHIにヒップトスからフォールも2。YOSHI-HASHIはエルボー連打からロープに走ろうとするが矢野はジグザグで叩きつけオスプレイにタッチ。
 オスプレイはYOSHI-HASHIにボディスラムからローリングサンダー、エルボーと放ち、石井がヘッドバッドでアシスト。そのまま試合権利は石井に。
 石井とYOSHI-HASHIは逆水平チョップで打ち合っていき、ラリアットを狙う石井の腕をトラースキックで迎撃したYOSHI-HASHIがスピンキック、さらにラリアットで石井をなぎ倒す。両者タッチ。
 オカダとオスプレイのマッチアップ。オカダがロープワークでオスプレイを翻弄してバックエルボー、フラップジャックからボディスラムで叩きつけ、コーナートップに登るがオスプレイは追撃してサマーソルトキックからドロップキック。オスプレイはコーナーに上がりスワンダイブ式のフライングフォーアームからフォールも2。オスプレイは見栄を切ってからオスカッターを放つが、オカダがキャッチしてツームストンパイルドライバーを狙う。これを切り返したオスプレイが一撃見舞い、両者タッチ。
 矢野とカバナのマッチアップと鳴ると、コーナーマットを外したい矢野と阻止したいカバナとコミカルな駆け引きが行われ、両者外したコーナーマットを手にとって睨み合う。「お前が先に手を離せ」と言い合い、レフリーが矢野のコーナーマットを取り上げている間にカバナがスクールボーイもレフリーはコーナーマットを直していて見ておらずカバナは嘆き悲しむ。矢野はカバナを石井にぶつけて石井がショートレンジラリアット。倒れずに耐えたカバナだったが、矢野がすかさずスクールボーイで丸め込み、カウント3を奪った。

第7試合


 ゴングが鳴ると両者ジリジリと距離を詰め、ロックアップから腕取り合戦、グラウンドでの首の取り合いとなり、棚橋が田口にヘッドロック。そのまま田口が棚橋をロープに振り、走らせるヤツで棚橋を消耗させるコミカルな展開から一転、すばやくオーマイアンドガーアンクルに持ち込んで速攻を狙いに行く切れ味を見せる。
 これをブレイクされると、田口は棚橋にグータッチを求め、これに応じようとした棚橋に奇襲をかける。田口は棚橋の顔面にヒップバッドを連発し、棚橋のヒザに自らのヒザを押し当てて弱点を攻撃。
 串刺し攻撃を狙う田口の攻撃をリングアウトしてかわした棚橋は田口の足を引っ張ってコーナーポストに田口の股間を押し付ける急所攻撃から、足首を取ってアンクルロックでお株を奪う。
 これを解放してリングに戻った棚橋はお返しとばかりにレッグロック等で田口の足攻めを開始。田口がなんとかロープに逃れると、棚橋はヒザへのストンピングも、田口はチョップで応戦し、棚橋のヒザへエルボーを放っていく。これに怒った棚橋は田口のヒザにさらにストンピングからヒップバッドでお返し。田口も棚橋にヒップアタックを放ち、二発目は棚橋がアトミックドロップで迎撃したものの、三発目はクリーンヒット。
 田口は棚橋にヒップバッドからロープに棚橋を押し付けてヒップバッド。さらにランニングヒップを2連発からスライディングしてリングアウトし下から地対空ヒップバッド。さらにひらりとコーナートップに上がってミサイルキック。エプロンに上がってきた棚橋に三角跳び式でドロップキックを放ち、場外の棚橋をプランチャで追撃。
 場外カウントが進んでいくと、立ち上がれない棚橋をリングに入れるフリをして棚橋の足首をアンクルロックで固め、観客の「ギンバエ!」の声にギンバエマスクのポーズで答えていると、棚橋は田口の足を取ってドラゴンスクリュー。
 棚橋は田口にテキサスクローバーホールドを仕掛けるも、田口は決まり切る前にブレイク。棚橋はボディスラムからコーナーに上がって行くが、田口が下から追いすがり、棚橋を突き落としながらオーマイ&ガーアンクル。これを逃れた田口はどどんを狙うが、棚橋が切り返してツイスト・アンド・シャウト。組み合ったまま田口が高速ブレーンバスター、棚橋も離さず再びツイスト・アンド・シャウト。さらに棚橋がツイスト・アンド・シャウトを狙うが、田口はブレーンバスターで切り返し、コーナーで観客を煽ってくねくねしてギタってからケツイェ。さらにどどんを狙い、棚橋が耐えるとタイガースープレックス。カウントは2。つづけて田口はどどんを狙うが、棚橋は回転エビ固め。田口はこれを返す際に棚橋の足を取ってオーマイ&ガーアンクル。棚橋がブレイクしようしてもしつこく体勢を変えて絞り上げていくが、棚橋はしたから組み付いて電光石火、回転エビ固めと畳み掛け、ロープに走るが田口はカウンターの延髄斬り。続けて田口はロープに走るが、棚橋はスリングブレイドでカウンター。さらにもう一発スリングブレイドからフォールも2。棚橋はドラゴンスープレックスホールドで叩きつけ、カウント3。
 棚橋は倒れる田口の肩をたたいて声をかけ、田口の健闘を讃える。立ち上がった田口は棚橋とグータッチをかわしてから退場していった。

<試合後コメント>
棚橋弘至
「いくつもの偶然が重なって、デビッド・フィンレーがケガをして田口が代わりに出た……代わりって言い方は失礼だね。そして、田口が天山選手を下してきた。……すごい確率で棚橋vs田口の一戦が今日あったんだと思う。試合中はあまり触れないようにしてたけど、田口がこうやって来るから(笑)(ギンバエマスクの手をスリスリするポーズ)とにかく二回戦突破。決まり手は、ドラゴンスープレックス!マディソン・スクエア・ガーデンの歴史を勉強して、藤波辰爾選手が初めてドラゴンスープレックスを出した場所。それから何十年経って、ドラゴンスープレックスで帰るのも粋だなと。“カムバック・サーモン”ってあるじゃないですか。海に出た鮭が戻ってくる。“カムバック・ドラゴン”!……まあ、この場合鷹木信悟選手じゃないけどね(笑)」

第8試合


 ゴングが鳴ると両者軽妙なステップで距離を詰め、グラウンドでの首の取り合いからブレイク。再び組み合ってザックがショルダータックルで倒して弓矢固めに持ち込むが飯伏はすばやくかわしてミドルキックを放つが、ザックも回避。両者距離を取る。
 再び組み合おうとするが、飯伏がローキックをクリーンヒットさせるとザックは転がって痛みを堪え、さらに飯伏がローキックを放つと嫌がって一旦距離を取る。
 手4つで組み合ってからザックがミドルキックを放つと、飯伏もやり返すが、これを待っていたザックはすかさずキャッチしてアキレス腱に持ち込むが飯伏はすばやくロープブレイク。しかしザックはロープから引き剥がしてアンクルロックで絞り上げていくが、飯伏は再びブレイク。
 足にダメージを追った飯伏はうずくまりながら下から打撃を放っていくが、ザックはバックマウントを取りながらの首4の字固めでブリッジ。さらに顔面を踏みつけてからチンロック。飯伏がこれをブレイクするとザックは突撃するが、飯伏はこれをかわして飛びついてフランケンシュタイナー、さらにジャンピングニーを放って逆転すると、コンビネーション打撃からミドルキック。その場飛びのカンクーントルネードを放つがザックは剣山で迎撃し、すかさずアンクルロックへ。飯伏はなんとかブレイクするもダメージは大きい様子。
 ザックは飯伏の顔面とヒザを同時に踏みつけていくが、飯伏は起きがってオーバーヘッドキック。つま先が顔面にクリーンヒットしてのたうち回るザックだったが、飯伏が上から追撃を狙ってくるとすかさず足を取ってグラウンドに引き込み、監獄固めへ。飯伏は張り手、エルボーで反撃してザックを振りほどくと、ブチ切れて冷酷な打撃を連打。しかしザックもエルボーで一矢報いてPKを放つが、これをかわした飯伏はパワースラム、セカンドロープからのムーンサルト。さらにラストライドを狙うがザックがこらえてローキックを連打。さらに走って突っ込んでいくが、飯伏はザックの顔面にドロップキックからそのまま顔面へのフットスタンプ。飯伏はジャーマンを狙っていくが、ザックは足を取ってアンクルロック。それでも振り払ってジャーマンで叩きつけるとダブルダウン。
 飯伏はザックにバズソーキックを放つが、ザックがこれをキャッチし、飛びついて胴絞めフロントネックロック、さらにザックドライバーを狙うが、振り払った飯伏がラリアット。再びダブルダウン。
 先に起き上がったのは飯伏。飯伏はラストライドを狙うが、これを着地したザックが卍固め。これを振り払った飯伏が人でなしドライバーを狙うが、ザックは回転エビ固めからPKを狙うが、これをキャッチした飯伏が強烈な張り手。
 先に起きたのはやはり飯伏。飯伏はザックにカミゴェを狙って起こそうとするが、ザックは飯伏のその腕を取って三角絞めへ。しかし飯伏はこれを持ち上げてジャンピングパワーボム。フォールも2。続けて飯伏は再びカミゴェを狙うが、ザックはヒザにヒザを合わせるカウンターさらに丸め込みを狙っていくが、飯伏は強引にカミゴェ。これをバックを取ることでかわしたザックは飯伏に変形マフラーホールドからもう片方の足を足で絡みつけて絞り上げるオリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デスでギブアップを奪った。

<試合後コメント>
ザック・セイバーJr.&TAKAみちのく
TAKA「グレートジョブ!グレートジョブ!」
ザック「(満身創痍で倒れ込みながら)……TAKA、代わりに喋ってくれ」
TAKA「見てのとおりよ、飯伏幸太!よう頑張ったな!だけど去年と一緒よ。去年も二回戦だったよな?去年はギブアップしなかったよな?レフリーストップだったよな?でもよ、今年はしっかりタップアウトを奪った!ギブアップしたよな?次は?棚橋弘至?去年の決勝の相手じゃねぇか!オイ!ザックが破った相手ばっかりだよ!オイ、言ったろ?去年の二の舞だよ!二年連続、外国人として前人未到の二連覇!そしてニューヨークのメインイベントに立つのはこの男しか居ねぇだろ?!」
ザック「……去年と一緒だ。去年と一緒でつまらないよ。俺はいつも言ってるだろ?俺は嘘をつかないって。MSGでヘビー級王座戦をやるのはこの俺だ。ニュー“ジャパン”カップってトーナメントの名前を変えたほうがいいんじゃないか?俺の政権がこれから出来上がるんだからな」

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