【試合結果】2・17 PURE-J板橋大会 【PURE-J無差別級】中森華子vsコマンドボリショイ 【デイリースポーツ認定女子タッグ】KAZUKI&ライディーン鋼vs本間多恵&清水ひかり Leonvs永島千佳世

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『BOLSHOI FINALシリーズ vol.3』
日程:2019年2月17日(日)
開始:13:00
会場:東京・板橋グリーンホール
観衆:154人

▼マリ卍復帰戦 20分1本勝負
●マリ卍
8分23秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
○春日萌花(フリー)

▼ピュアバトル 20分1本勝負
○勝愛実
12分51秒 スライディング・ラリアット→片エビ固め
●藤ヶ崎矢子

▼Leon19周年記念五番勝負~獅子道 第3戦~20分1本勝負
△Leon
時間切れ引き分け
△永島千佳世(フリー)

▼デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合・30分1本勝負
【王者組/WANTED☆ウォリアーズ】KAZUKI/○ライディーン鋼
16分54秒 ムーンサルトプレス→体固め
【挑戦者組/J@st do it!】本間多恵(Beginning)/●清水ひかり(Beginning)
※第23代王者組が初防衛に成功。

▼ボリショイ引退ロードvol.21 PURE-J認定無差別級選手権試合・30分1本勝負
【王者】●中森華子
18分28秒 ピコニー・スマッシュ→片エビ固め
【挑戦者】○コマンドボリショイ
※中森が7度目の防衛に失敗、ボリショイが第4代王者となる。

引退を控えたボリショイが絶対王者・中森を下しPURE-J無差別級王座を戴冠しイギリスでの防衛戦を宣言!KAZUKI&鋼はタッグ王座防衛!マリ卍が待望の本格復帰!

第1試合


 PURE-Jの板橋大会。第1試合では昨年の最終戦でヒザを負傷したマリ卍が、春日萌花を相手に復帰戦。馬乗りになってエルボーを振り下ろすマリは、春日をロープに張りつけて逆水平チョップを連打するなど元気なファイトを見せるが、最後はコーナー最上段からのフットスタンプにフォール負け。試合後は握手を交わした。

第2試合


勝愛実と藤ヶ崎矢子のシングル対決は真っ向勝負の肉弾戦を展開。至近距離からのラリアットで浴びせ倒した勝が先輩としての意地を示している。

第3試合


 Leonの5番勝負『獅子道』の第3戦は永島千佳世とのシングル初対決。序盤はルチャの攻防で互いを確かめ合うと、Leonのマスクに手をかけた永島が場外戦で優位に。リング内にパイプイスを持ち込んでラフを仕掛ける永島だったが、Leonも場外へのプランチャや串刺しスピアーの連発で反撃。両者ともフィニッシュに持ち込めないまま時間切れのゴングが打ち鳴らされた。
 マイクを持ったLeonは、「メッチャ悔しい!! デビューして19年にもうすぐなるんですけど、ずっとあなたとシングルで対戦したかったんです。それが今日叶いました。ありがとうございました! でも引き分けのままでは絶対終わらせないんで、また必ずシングルお願いします」と再戦をアピールする。

第4試合


 セミファイナルはデイリースポーツ認定タッグ選手権試合。『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼が、昨年の秋に挑戦者決定リーグ戦で金星を献上した『J@st do it!』本間多恵&清水ひかりを指名しての初防衛戦は、力強さで上回るWANTEDに本間&清水が懸命に食らいつくも、鋼がラリアットの連打からムーンサルトプレスを爆発させて清水を圧殺し、初防衛に成功した。

第5試合


 メインイベントは中森華子の無差別級王座にコマンドボリショイが挑戦。2ヶ月半ぶりとなる両者のシングル戦はヒザの負傷が癒えたボリショイが本領を発揮し、マリコ・スパイクから3発目となるピコニー・スマッシュを叩き込んで3カウントを奪取。1年に渡ってベルトを保持し続けた中森を破り、新王者に輝いた。マイクを持ったボリショイは、「やったー!! (会場から大きな拍手) 引退を決意してから、私が無差別のベルトに挑戦してはいけないと思って…あきらめかけていました。PURE-Jの歴史に、この世界一小さなチャンピオンが名前を刻むことができました。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!」と喜びを爆発させる。

 カーテンコールではマリ卍が、「これからという時に欠場してしまいましたけども、ボリショイさんとのシングルもあきらめてないし、気持ちは欠場前より強くなって帰ってきたと思います!(涙) 早く皆様に強い姿をお見せしたいと思います。明日から元気にバングラデシュ行ってきま~す!!」と意気込み。KAZUKIは「前回、中森が挑戦表明してくれたので…中森華子! 次、待ってるぞ!!」と挑戦者に指名する。再びマイクを持ったボリショイは、「3月の8日・9日、イギリスの『EVE』という女子プロレスの団体で、世界的にはかなり知名度のある団体です。そこで私は11月に試合をしてケガをして、最高のコマンドボリショイを見せられなかったと…少し悔いが残ったんですが、EVEのほうからもう1度オファーを頂きました。今度こそ最高の万全のコンディションで、コマンドボリショイを見せてきたいと思います。そしてPURE-Jの未来へつながるインターナショナルな動きも、これからはしていきたいと思っています。そこでLeon! イギリスでこのベルト懸けて無差別級選手権、やりませんか? 私は挑戦者としてLeonを指名したい」とアピール。Leonも「望むところですよ! ボリショイさんの引退まであと2ヶ月。あなたと闘えるならどこでだって、やってやります! そのベルトを持ったまま引退はさせないんで、覚悟しといてください」と呼応する。その後EVEからの承認を受け、イギリスにおけるPURE-J無差別級選手権試合が正式決定した。

<試合後コメント>

コマンドボリショイ
「すごくハードで途中で“ダメかな”というところも何回も何回もあったんですけど…もう本能で闘ってました。前回は足が最悪の状態だったんですけど、それなりに自分でベストなコンディションで挑んだ試合だったので。そのことに関してケガのせいにしたくないし、今日は今日で今のベストなコンディションで試合することができたので…。ただ、もう引退を決めた選手が団体の象徴のベルトを狙っていくっていう理不尽な…自分の中でちょっとなんかモヤモヤしたものが、里歩選手や中森がいて“やっぱり最後まで挑戦していこう”という姿勢を保てたのは、本当にプロレスラー冥利に尽きることで。そしてPURE-Jの歴史にコマンドボリショイというタイトルに名前を刻むことができてホッとしてる反面、もう60何日しか自分は現役生活はないので。ただベルトを持って静かに引退するのではなくて、ベルトを持ってるからこそできることをどんどんやっていきたいなと思い、3月のイギリス遠征でこのベルトを懸けてPURE-Jの闘いというのを世界に届けたいなと思っています。明日からはバングラデシュで帰ってきたら『HERO』…もう、よくわからない状態になってますね(苦笑)。ゆっくり振り返るのはあとでいいと思うので、今しかできないことを夢中でやっていきたいなと思っています」

中森華子
「“悔しい”の一言です。1年間チャンピオンで、やっぱりあのベルトは私の物だしベルトが私のすべてだったので…。引退が決まっているボリショイさんとシングルっていうのは、防衛するのが最低条件だと思っていたので。ホントに言葉にできないぐらい悔しいですけど、今日はボリショイさんのほうが強かった。負けたことをしっかり認めて、でも絶対私の腰にあのベルトは戻ってくるので。その時は今よりも何億倍も強い自分でいたいので、明日から這い上がって…努力のみだと思っています」

――ベルト以外で挑戦したいことなどは?
「ベルトがあってこそだったと私は思っているので。タッグのベルトにしろ2冠っていう目標があったんですけど、ちょっと今は頭の中が真っ白で…このままだったら私は終わりだと思うので…新たな目標というのは、ちょっとわからないです。タッグも“今すぐに”という気にはホントになれないんですけど、自分で言葉に出した以上は視野には入れています」

――今日のコスチュームについて。
「私ホントは過去に着てたコスチュームをリメイクして着ようとは思わなくて、新しいのしか…と思ったんですけど、今日の青いコスチュームはPURE-Jの初代を獲った時のですごい思い入れの深いコスチュームだったので。今日の試合、強い気持ちで意気込んでたので、ちょっとリメイクして着ました」

Leon
――メインの無差別級選手権試合について。
「中森はチャンピオンとして守らなければならない意地が見えたし、ボリショイさんは最後のタイトルマッチでお互いの意地がぶつかり合った試合だったと思います。ボリショイさんの引退まであと2ヶ月でシングルをしたいってずっと言ってたんですけど、こういう形で指名されて、しかもイギリスという自分的には初の地で無差別を闘えてすごい光栄だし、ありがたいです」

――これまでの海外での試合について。
「メキシコ、フィリピン、アメリカは行ったことあります。正直、イギリスのプロレスはわからないですけども、でもボリショイさんから『いい選手、素晴らしい選手がたくさんいる』と聞いたので、すごく今からワクワクしています」

――現在のボリショイについて。
「ホント引退前とは思えないぐらい技も体も充実されているのは、もう闘いからわかるんですけど、私も負けないぐらい絶好調なんで。ベルトを巻かせたまま引退させられないので、私がイギリスの地でベルトを獲って、そこからPURE-Jを引っ張っていきたいと思います」

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