大澤茂樹がGLADITOR王者・大道翔貴に勝利し「俺がGRACHANを盛り上げます!」
「俺がGRACHANを盛り上げますよ!引っ張っていきますよ!」
2月26日、ディファ有明で行われた「GRACHAN28」で、同フェザー級王者の大澤茂樹(Honey Trap)がGLADITOR武士道フェザー級王者の大道翔貴(TEAM TED)を3-0判定で下して気炎を上げた。大澤はかつてレスリングのスター選手として多くの実績を残し、SRC(戦極)の育成選手として活躍してきた。しかしSRCが消滅して主戦場を失い、パンクラスを経て2014年11月にGRACHANに初登場。同タイトルを獲得していた。
大澤は言うまでもなくGRACHANを代表する目玉選手となったが、それだけに「GRACHANの客入りを増やしたい」という大きな使命を自覚していた。どんな競技でも会場を満杯にするのは『1・主催者の企画力』と『2・選手のスター性』である。今回、勝利した大澤はそれを痛感していたようだ。
「もともと自分はレスリングなんで、やっぱりレスリングの攻撃を重視していきますけど、まだお客さんが少ないし、もっともっと観客が増えるような試合をしていかなきゃいけないなと思います。あまりメジャーに出ていた選手がいないんで自分が引っ張っていかなきゃと」
大澤によると「あまり対戦相手の研究というのは得意じゃない」ため、今回の試合でも大道選手の研究はしてこなかったようだ。レスリングに自信があるからだろう。しかし、圧倒的な勝ち方ができなかったことも確か。今後、GRACHANを引っ張っていくためには、それなりの戦いが必要となってくる。ということは相手の弱点を研究して、お客さんを驚かせるような試合展開をしていくことも必要かと思われる。
次回、5月のGRACHANで大澤はライト級からフェザー級に転向した阪本洋平(T-BLOOD)と防衛戦を行なう。
ライター:安田拡了
『GRACHAN28×BRAVE FIGHT14』
日時:2017年2月26日(日)
開始:13:30
会場:ディファ有明
▼GRACHANフライ級5分2R
○己吏人(パラエストラ東京)
判定3-0
●佐々木洋(マルワジム横浜)
▼GRACHANバンタム級5分2R
○米山千隼(マルワジム横浜)
2R 4分58秒 TKO
●吉田哲之(パラエストラ町田)
▼GRACHANウェルター級5分2R
○竹川光一郎(和術彗舟會トイカツ道場)
2R 4分42秒 TKO
●長谷川拓也(リバーサルジム川口REDPS)
▼GRACHANライト級5分2R
○能登崇(ノースキングスジム)
判定3-0
●石原裕基(BLUE DOG GYM)
▼GRACHANフライ級5分2R
○松場貴志(ALIVE)
判定3-0
●上原祐介(マルワジム横浜・team rola)
▼GRACHANフェザー級5分2R
○島村裕(総合格闘技宇留野道場)
1R 4分34秒 アームロック
●なおKING(OOTADOJO)
▼メインイベントGRACHANフェザー級5分2R
○大澤茂樹(Honey Trap)
判定3-0
●大道翔貴(TEAM TED)