【試合結果】1・3 DDT後楽園ホール大会 【KO-D無差別級】HARASHIMAvsマイク・ベイリー 【EXTREME級】葛西純vs彰人
『新春お年玉スペシャル! 全席2000円興行!! 2017』
会場:東京・後楽園ホール
開始:18:30
観衆:1750人(超満員札止め)
▼ダークマッチ キング・オブ・ダーク選手権8人タッグマッチ 60分1本勝負
【王者】●島谷常寛(DNA)/星誕期/松永智充/鈴木大(DNA)
6分55秒 逆エビ固め
○岩崎孝樹(DNA)/渡瀬瑞基(DNA)/レッカ(DNA/新台湾)/下村大樹(DNA)
※第18代王者が6度目の防衛に成功
▼3WAYタッグマッチ 30分1本勝負
[T2ひー]高木三四郎/大鷲透(フリー)/●平田一喜
3分18秒 直伝!トルネードクラッチ
[NωA]○大石真翔/勝俣瞬馬(DNA)/MAO(DNA)
※もう一組は高尾蒼馬&ゴージャス松野&チェリー
▼新婚さんいらっしゃい新春スペシャル! 30分1本勝負
○ジョーイ・ライアン/ローラ・ジェームス
7分50秒 スーパーキック→片エビ固め
赤井沙希/●伊橋剛太
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ファンタスティック・メモリーズ]男色ディーノ/●石井慧介
8分10秒 ジャックナイフ式エビ固め
入江茂弘/○ヤス・ウラノ
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[酒呑童子]○KUDO/坂口征夫/高梨将弘
9分44秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
高山善廣(高山堂)/ディック東郷/●ワンチューロ(DNA)
▼DDT EXTREME級選手権試合~蛍光灯IPPONデスマッチ 60分1本勝負
【王者】○葛西純(FREEDOMS)
10分46秒 蛍光灯へのリバース・タイガードライバー→IPPON
【挑戦者】●彰人
※第38代王者が2度目の防衛に成功
▼新春!スペシャル以上のスペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●キャンディス・レラエ
10分10秒 ベトナムドライバーII→片エビ固め
○佐々木大輔
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
竹下幸之介/●アントーニオ本多(フリー)/樋口和貞(DNA)
13分41秒 スカイツイスター・プレス→片エビ固め
[DAMNATION]石川修司/●遠藤哲哉/マッド・ポーリー
▼KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○HARASHIMA
22分52秒 蒼魔刀→体固め
【挑戦者】●マイク・ベイリー
※第60代王者が2度目の防衛に成功
HARASHIMAが王座防衛!佐々木がキャンディスを振り向かせるためKO-D挑戦表明!葛西がEXTREMEを防衛しポーリーの挑戦が決定!
ダークマッチ
先発は鈴木とレッカ。ロックアップからリストの取り合い。レッカがグラウンドに持ち込むと鈴木が潰してフォールも2。両者タッチ。
島谷と下村。バックの取り合いから島谷がヘッドロックからグラウンドへ。下村はこれを抜けてハンドスプリング。距離を取り両者タッチ。
松永が渡瀬をロープに押し込みチョップ。松永がバックを取りリングに叩きつけるも、渡瀬はバックを取る。松永はそのリストを取って小手返しからフロントネックロック。ロープに振ってショルダータックルで倒す。松永は星誕期にタッチ。
星誕期は首投げから渡瀬の上にのっていく。苦しむ渡瀬をフォールも2。星誕期は鈴木にタッチ。
鈴木はチョップからボディスラム。フォールも2。鈴木はコーナーに叩きつけて松永にタッチ。
エルボー合戦から松永が打ち勝ちストンピング。首投げからサッカーボールキックを叩き込んでフォールも2。松永は鈴木にタッチ。
鈴木はボディスラムからフォールも2。渡瀬はエルボー連打からロープに振るとドロップキック。だがロープを掴んでスカした鈴木はストンピングから強烈なチョップを連発。ロープに振ろうとするが、逆に振った渡瀬がドロップキック。両者タッチ。
岩崎が島谷にミドルキックからバックドロップ。フォールも松永がカット。レッカと下村を松永がダブルラリアット。
松永がレッカと島村と渡瀬を立てにボディスラムでセットし、そこへ星誕期が3人まとめてブエノスアイレス午前零時で圧殺。
島谷と岩崎がエルボーの打ち合いから岩崎がトーキック。島谷がエルボーからロープに飛んでフェイスバスター。その場飛びムーンサルトからフォールも2。再度その場飛びムーンサルトからフォールも2。再々度その場飛びムーンサルトからフォールも2。
島谷はコーナーから飛び込むも、キャッチした岩崎がコーナーに投げ捨て串刺しニー。岩崎は首投げからサッカーボールキックを叩き込み、逆エビ固めでとらえて島谷はこれでギブアップ。
島谷が王座防衛に成功した。
オープニング
大阪でアイアンマン王座に輝いた越前屋俵太さんが防衛戦をおこなったということでVTRが流される。整体での一度目の防衛だけ映像で流され、その続きはまたのちほどとなった。
続いて翌日の1・4後楽園ホールで大会を行う東京女子から、ミル・クラウン、のどかおねえさん、伊藤麻希が登場。
伊藤「九州発アイドルグループLinQに所属する伊藤麻希と申します!よろしくお願いします!伊藤がですね、噂のアイドル系プロレスラーでございます。最近アイドルがよくプロレスをやるっていうのがあるんですけど、伊藤は話題作りとかじゃないですよ!一生懸命やってます。なので、明日良かったら見に来てくれると嬉しいなと思います。そして同じアイドル系プロレスラーの才木玲佳さんと闘うので、キャラかぶりは徹底的に潰してやるぞーーーー!ありがおーーーーー頑張りますよろしくお願いしま~す」
おねえさん「みんなー!こんばんわー!(こんばんわー!)すいませんもうちょっと付き合ってもらっていいですか?もう一回こんばんわー!(こんばんわー!)ありがとう!よし、私はですね、子供の頃に漫画1・2の三四郎を読んでプロレスを知りました。それからDDTのプロレス教室に出会って、リングに触れる楽しさを知りました。ということで、明日1月4日が私のデビュー一周年になるんですけど、そこでなんと、プロレス教室時代の恩師のチェリーさんと試合をしていただくことになりました。一年間の成長を、チェリーさんだけでなく沢山の方々に見届けていただきたいなと思います。是非明日のお昼の後楽園ホール、よろしくお願いします!」
クマウン「(ミル・クラウンは喋れないので)私の名はクマウンだ。後ろにいるのはミル・クラウンだ。つまり、坂崎ユカの姉だ。そうだな?明日、黒船キャンディス・レラエと闘うんだ。つまり、去年戦ったユカっちの仇なんだな。だから明日は逆襲してやるんだ!だから皆見に来てくれよな。私はクマウンだ」
続いて、3・20さいたまスーパーアリーナで元格闘家がチャレンジするというということが発表されると、VTRには『大山峻護の挑戦が決定』と映される。
そして大山峻護がリングに登場すると「DDTプロレスファンの皆さん、大山峻護と申します。3月20日、プロレスに挑戦させていただきます。この話をいただいた時、実はほんとは、プロレスの大ファンとしてプロレスというものをすごくリスペクトしてきたので、正直すごく悩みました。でも、このお話を断ったら、きっと僕は人生を後悔すると思いまして、この度決断させていただきました。当日は、プロレスの凄さ、素晴らしさを体中で体感したいと思ってます。応援してください」と挨拶した。
オープニングコールは2017年最初の興行ということで全選手入場式へ。
HARASHIMA「あけましておめでとうございます!今年もDDTをいっぱい楽しんでください!頑張ります!」
竹下幸之介「あけましておめでとうございます。タッグベルトはもちろんなんですけど、2017年もう一度KO-D無差別のベルト巻きたいと思うんでよろしくお願いします」
ベイリー「新年一発目からベルトにチャレンジできて嬉しいです。ベルトヲトリマス!」
KUDO「皆さんあけましておめでとうございます。新年早々沢山のご来場まことにありがとうございます。プロレス見て楽しんだ後にはDDTフーズの各店舗に来ていただいて、今年も一緒に酒盛りしましょう!
葛西「ハッピーファッ●ンニューイヤー!皆さん正月気分で居るかもしれないですが、今宵はオレっちがエクストリームな戦いを見せます!」
入江「皆さんあけましておめでとうございます。1月の名古屋大会の後また少しの間日本を離れますが、必ず大きくなって帰ってくるので皆さん待っててください。応援よろしくお願いします」
石川「えー、我々DAMNATIONはファンの皆さんのために闘いますんで今年も応援よろしくお願いします(佐々木がエプロンから蹴落とす)」
MAO「こんにちは!多分15歳ぐらいの時からDDTのお手伝いに来てて、もう5年ぐらい経って成人の年になりました。これからもDDTと一緒に成長していきたいなと思いますのでよろしくお願いします。それではDDT2017年スタート!」
<大山峻護コメント>
――リング上でお話があったということですが、いつ頃どういった形で来たのでしょうか
「えー、高木さんから具体的にもらったのは11月ごろ。それより以前からプロレスに挑戦してみないかというお話はあったんですけども、具体的に3月20日というオファーをいただきまして、それですごく悩んだんですけども、子供のころからずっとプロレスというものが大好きでリスペクトして来たので、断ってしまうと死ぬときに後悔すると思ってお受けしました」
――DDTプロレスリングへの印象は
「実はもう大好きで、ずっと見ていた団体でした。すごく心をハッピーにする素晴らしい団体だと思います」
――戦ってみたい選手や興味のある選手はいますか?
「いやー、まだねそういうことを言える立場じゃないので、まずはしっかり練習して、まずは最高のコンディションをしっかり作りたいと思います」
――プロレスの練習はこれから?
「いや、もう練習させてもらってます」
――今までやってきたこととの違いは感じますか?
「いや、もう全然違いますね。戸惑ってますね、正直言うと。受け身の取り方から、ロープに振られたらこんなに痛いかとびっくりしましたし、まあ一歩一歩勉強させてもらってます」
――あくまでも今回限りのプロレス挑戦ですか?
「そのあとのことは未定で、まずは3月20日にしっかり体作ってチャレンジさせていただくってことですね」
――格闘家としては引退されていますけど、さいたまスーパーアリーナで戦うということに関して思うことはありますか?
「それもすごく僕の中ではモチベーションになっていまして、やっぱりPRIDE、HEROSで戦っていたさいたまスーパーアリーナの舞台にもう一度立てるということは本当に幸せなことだなと思います。あの舞台に立てるというのは本当に感慨深いものになると思います」
第1試合
ゴージャス松野がチェリーとともにデュエットしながら入場。歌ってる最中に試合が開始され、NωAがT2ひ~と高尾蒼馬をブレーンバスターで投げ捨てる。高尾蒼馬にNωAが連携攻撃を叩き込んでフォール。
高尾をコーアン―に振ってトレイン攻撃を狙うが、これお高尾は全て弾き返しフォールもT2ひ~がカット。
各々ブルドッキングヘッドロックで木曽レフェリーも巻き込まれると、リング上に華が咲き、その中央で松野とチェリーが歌をしめるがすぐにスクールボーイで丸め込まれるが高尾がカット。
松野とチェリーがダブルのクロスチョップでまとめて倒し、さらにダブルのゴージャススターエルボーを狙うが、平田が次々手刀で倒していき、三四郎がNωAを担ぐが、平田は三四郎にも手刀を見舞うかに思われたが、平田は気功で吹っ飛ばす。
平田の手刀を大石がキャッチすると、ツバを吹き付け直伝トルネードクラッチ。これで3カウント。
<試合後コメント>
NωAを
大石「勝ったの?勝ったの?」
勝俣「大石君がスリー取ったんだよ。平田さんから?取ったのかな?」
大石「あの平田一喜から?あの平田一喜からスリー取ったの?」
勝俣「スリー取っちゃったよ」
大石「やべぇなあ」
勝俣「試合何分?3分?」
大石「まあ新年早々ね」
MAO「幸先いいっすね」
勝俣「NωAがね、年末僕たちがタッグで勝って、そして年明けて一発目、大石君が勝って……ノリにノってるんじゃないですか僕たちは」
MAO「ノってるねぇ!」
大石「来てるねぇ!」
勝俣「1月7日、KO-D6人タッグ、NωAは酒呑童子に挑戦しますけどね、僕たちはね、今年の目標として、KO-D6人タッグベルトを巻くってのが僕たちの目標なんで、春日部で酒呑童子なんかに負けず!三人でベルト持って!ワンマンライブやるぞー!」
大石「やってやるぞぉ!!」
勝俣「よし!新年早々勝ちました!この勢いで、KO-Dのベルト巻くぞ!」
三人「えいえいおーー!!」
第2試合
先発はライアンと伊橋。伊橋の手をライアンは自分の股間に当てるが、伊橋は(赤井にアピールするため)シリアスファイトを要求。伊橋はガットショットからリストを取るも、ライアンは股間にあてようとするが「今日はシリアスじゃないとダメなの!」とロックアップを要求。ライアンは両手を股間に持っていくが、伊橋はこれを離してヘッドロックからショルダータックル。ライアンはローラにタッチ。
ローラは伊橋に股間に触るよう要求。伊橋はギリギリで自分の手を止めると「僕は触りません!なぜなら(赤井が)好きだから!」とアピールしローラをバックエルボーで倒すとストンピング。さらに上に乗り踏み潰すと、フロントスリーパーから赤井にタッチ。
赤井はローラの背中にサッカーボールキック。さらにスリーパーで捕らえると、伊橋が羽交い締めにしろと要求し走り込むが、ローラは抜け出すが伊橋はかまわず赤井に抱きつこうと走り込む。両手を伸ばし必死に伊橋をとめる赤井だったが、そこをライアンがグーパンチで救出。
ときめく赤井だったが、ライアンは赤井の手を引きローラの尻に叩き込むと、コーナーで座り込む伊橋の前に四つん這いになり、その背中にローラがローションを塗りたくるとライアンを発射台にして伊橋の股間にスライディング。フォールも赤井がカット。赤井がローラを蹴りつけるが、ライアンが赤いにボディスラムも伊橋が延髄斬りで救出。
伊橋は自分の身体にローションを塗って赤井に飛び込もうとするが、ライアンがドロップキックで迎撃。
ライアンは赤井の手を股間に持っていこうとするが、耐えた赤井がロープに飛んでビッグブーツもライアンは避けて股間を握らせる。さらに背後から伊橋が赤井に抱きつき赤井は悲鳴を上げる。
ライアンは股間ホイップも、伊橋が重たく回らず自分の股間がひねられ悶絶。赤井がライアンにミドルキックから伊橋がランニングボディプレスを投下しフォールも2。ライアンは伊橋にマンハッタンドロップから伊橋の手を股間に持っていき股間ホイップ。ライアンはフォールも赤井がカット。
赤井の手をローラが股間に持っていき、ローラが股間ホイップ。ライアンがキャンディーを伊橋の口にツッコミ、ローラのコードブレイカーからライアンがスーパーキック。これで3カウント。
第3試合
先発はディーノと入江。ディーノは入江にリップロックを狙うが、気が乗らない。再度チャレンジしようとするがやはり気が乗らず「ごめん」と謝る。入江は自ら唇を差し出すが、ディーノがビンタを叩き込み石井にタッチ。入江は泣きそうになりながらヤスにタッチ。
ヤスはショルダータックルから走り込むと石井はアームホイップからダブルニードロップ。石井はコーナーに叩き込みディーノにタッチ。ディーノはバックを取るが気が乗らず石井にタッチ。石井はロープに振ってドロップキック。フォールも2。石井はディーノにタッチ。
ディーノはナックルからブレーンバスター。ナイトメアから入江がエルボーを打ち込みヤスの顔面に乗る。フォールも2。
ディーノはコーナーに登り、ロープ渡りも落下し股間を強打。ヤスは入江にタッチ。
入江は串刺しラリアットからフォールも2。入江はテディベアからフォールも2。入江はビーストボンバーを狙うが、ディーノが避けてリップロックを狙うも、やっぱりできずハートブレイクショットからミドルキック。これをキャッチした入江が、ディーノのナックルもキャッチし強引にリップロック。ショックで倒れたディーノをフォールも石井がカット。
入江は投げようとするがディーノが逆にブレーンバスター。ディーノは「恥かかせやがって!ぶっつぶせ!」と石井にタッチ。
石井は入江の顔面にスライディングキックからフォールも2。石井がコーナーに登るも、入江が正面に登るが石井はコーナー上に向かってのDDTから立っている入江へのローリングセントーン。石井が走り込むが入江はブラックホールスラムからヤスにタッチ。
ヤスはマンハッタンドロップから低空ドロップキックで倒しDDT。フォールも2。
ヤスはバックエルボーから走り込むと前方回転エビ固め。だが石井はすぐに立ちローリングセントーンで潰す。
ディーノがヤスにバックから腰を打ち付け石井が顔面にドロップキック。そのままディーノが男色ドライバー。フォールも入江がカット。
ディーノは「石井ちゃん、新年一発目行きますか!あけましておめでとう!」と尻を出しコーナーに登る。
石井はヤスを突っ込ませようとするが、ヤスが石井をホイップ。だが石井はエルボーも、ヤスが石井を羽交い締めにして入江が走りこむが、石井が避けて入江のビーストボンバーが誤爆。石井は入江の顔面をディーノの尻に突っ込み、ヤスにダブルアームDDTを狙うがヤスが丸め込んで3カウント。
試合後、ヤスが世界ジュニアのベルトを奪い、しげしげと眺めてからリングをあとにした。
<試合後コメント>
ヤス・ウラノ
――試合後、石井選手が持っていた世界ジュニアのベルトにすごく興味を示されていましたが
「まあ、今年の抱負として、怪我なく、変わりなくやれたらいいなと思っていたんですけど、まあいつも通り試合したら石井から勝ってしまって。石井はたぶん自分ん方を見てなかったんですけど。肩にかけてるベルトに、ものすごく歴史を感じる。自分が昔あこがれていたベルトを見た感じがして、2017年の新春にして正月ボケみたいのが一瞬で吹き飛んだ感じがして、あのベルトに挑戦したいって気持ちが、急に。どうなんですかね、出来ますかね?」
――今日、石井選手に勝ったことによって挑戦表明という形で
「そうですね。でもいつでも挑戦できますって気持ちではないんで、あの、ちょうどいい半月ぐらいスパンがあって、いい頃合いで挑戦できたらいいなって。あとはもう、お任せします!誰に任せるのかわからないけど挑戦させてくれるならもう、ハイ。明日にでもできるって気持ちではないですけど、ハイ。半月あれば気持ちも整えられるので」
――15,6年前に全日本上がっていたことがありましたが、その頃は世界ジュニアのベルトにどういうイメージを持っていましたが
「ケンドー・カシンのベルトっていう印象が強くあって、ケンドー・カシンという存在が自分の中ですごく遠いというか、神様くらいの気持ちだったんで、その人が持っているベルトっていうことで、それが最近ケンドー・カシンとシングルマッチをさせてもらって、少しはあの頃のケンドー・カシンに近付けたのかなという気持ちもあるので、あのベルトを獲ることで当時のケンドー・カシンを超えられたらいいなと。言われて今、思いました」
――ヤス選手としてはDDTで戦いたいですか?全日本プロレスに殴り込みでしょうか
「殴り込み……っていうことはないですけど、自分にとっては全日本プロレスもすごくお世話になった団体なので、もうその辺は……なんでもいいです!DDTでやれるならDDTでやりたいし、全日本でやれるなら全日本でやりたいし。それはもう、自分がわがままを言えるような権利はないので。とにかくベルトに挑戦したいです」
石井慧介
――今日の試合でヤス・ウラノ選手にフォールを奪われてしまいましたが、その後ヤス・ウラノ選手が石井選手に勝ったので世界ジュニアのベルトに挑戦したいという表明がありました
「なんか、KO-Dタッグを獲ったときとか、チームドリフを結成したときとか、そしてエクストリーム獲ったときと、毎回出てきますね。でも、今日ピンフォール取られたのは確かなので。よく考えたら、ウラノさんと全日本の関係ってなんかあったかなと考えたとき、あの人2002年1月の新春ジャイアントシリーズに出てるんですよ。1月2日の後楽園ホールで荒谷望誉選手に1分48秒で負けてるんですよ。まああとは、なんか、かつて僕の大好きな川田利明さんと当たったことがあるとか、スティーブ・ウィリアムスのドクターボムを受けたことあるとか、マイク・ロトンドとシングルやってるとか、全日好きの僕に自慢してきたことがあったんでね、そう考えると、ウラノさんもこの全日本のベルトに想いがあるのかなと思うんで、やられてますし、完璧に3カウントとられましたし、まあ受けたいと思います」
――ウラノ選手を迎え撃つにあたってDDTのリングでやりたいですか?それとも全日本のリングでやってみたいと思いますか?
「そうですね、防衛は二回とも全日本でやってるんで。でもDDTのファンの人にもこのタイトル戦を見せたいってのもまああったりはしますね」
――タイミングとしてはリーグ戦の前に防衛をしたいですか?
「もちろん、チャンピオンとして全日本のリーグ戦に出たいという気持ちはありますね。そしてこの借りはちょっと、引きずったままでは出たくないですね」
第4試合
先発はKUDOと東郷。グラウンドの攻防からリストの取り合い。ヘッドロックの応酬から両者距離を取りタッチ。
ワンチューロが高梨をロープに振る。高梨がショルダータックルからワンチューロの耳を掴んでリングに倒す。お互いロープワークの攻防からワンチューロが丸め込むも2。ワンチューロはスタナーから高山にタッチ。
高山は背中にハンマーブローからボディスラム。踏みつけフォールも2。高山がコブラツイストを狙うも、坂口がカットしそのまま場外乱闘へ。
リングに戻り、高山がKUDOに高梨を叩きつけワンチューロにタッチ。
ワンチューロはスタナーからスリーパー。高梨はロープへ足を伸ばす。ワンチューロは東郷にタッチ。
東郷はスリーパーからコーナーに叩きつけナックル。逆コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、避けた高梨の足を東郷が掴むも高梨は延髄斬り。高梨は坂口にタッチ。
坂口は東郷と睨み合うとエルボー。東郷のナックルとエルボーの打ち合い。坂口はミドルキックも東郷は強烈なナックルで返す。坂口はミドルキック連発からロープに振って払い腰で叩きつけるとPK。フォールも2。東郷はワキ固めからミドルキックをキャッチし走り込むとラリアット。東郷は高山にタッチ。
高山は力任せに坂口を投げ捨て走り込むが坂口はレッグラリアート。高山はワンチューロにタッチ。坂口もKUDOにタッチ。
KUDOはミドルキックもワンチューロが地獄突きからヘッドバッド。ロープに飛ぶがKUDOは追走ニーから振り子式ダブルニードロップ。フォールも2。 KUDOと坂口がワンチューロにサンドイッチキックから連携攻撃を狙うが、エプロンから高山がKUDOを羽交い締めにし、坂口も高梨が足を引っ張り倒す。
高山がKUDOを担ぎワンチューロと合体ネックブリーカードロップ。フォールも坂口がカット。
東郷が脇固めで坂口をおさえ、高山がKUDOを肩車しワンチューロがコーナーに登るも、高梨がワンチューロの足を掴み動きを止め、KUDOが着地すると東郷と高山を同士討ちさせる。KUDOが東郷に延髄斬りから坂口が高山にドロップキック。坂口は神の右膝をワンチューロに叩き込み、KUDOがバズソーキック。フォールも2。
KUDOのキックをキャッチしワンチューロがラ・マヒストラル。返したKUDOにワンチューロが走り込むも、KUDOは胴回し回転蹴りからダイビングダブルニードロップ。これで3カウント。
<試合後コメント>
酒呑童子
(高梨とKUDOは缶ビールで祝杯を挙げながらインタビュー会場へ登場)
高梨「おう、おう、これはなんだ?完勝って言うのか?辛勝って言うのか?どっちか俺には分かんねーけどよ、俺の力だったら勝てなかったからな。でもな、酒の力と、兄弟たちの力を借りれば俺ら負けねぇよ。なんてったって俺たちKO-D6人タッグのチャンピオンなんだからな!次のチャレンジャーはだれだぁ?次俺らに来るのは誰だあ?おう、聞いたところによるとNωAの三人らしいじゃねぇか。あいつらは今日、だれに勝ったんだ?ゴージャス松野に、チェリー?!とんでもない強豪を降して俺らのベルトに挑戦する、あいつらと戦って勝てるかどうか、不安だよなぁぁ~~?……なーんてわけねーだろ!!おいふざけんじゃねぇよオイ。NωA、お前らはな、ゴージャスとかチェリーとかとなぁ、仲良く歌ってりゃいいんだよ。俺らのベルトに挑戦する?そんな権利はどこにもねぇよ。お前らの実績でなんで挑戦できんだよ。オイ。俺が言うのもなんだけどな、俺の横にはな、この二人が居るんだよ。まずてめぇらな、この二人の前に立てんのかよ?オイ。おうアニキ、言ってやってくれ!」
坂口「お前らはな、歌だけ歌って帰れ。それだけだよ」
KUDO「アイドルなんてよ、DDT20周年の歴史っていうのはよ、こっちだから」
高梨「やめろ!俺に振るんじゃねぇ!オイ、話を戻すぞ。MAOな、今日成人を迎えてな、なんか二十歳のお祝いするとかな、てめぇの知らない大人の世界、酒の世界ってのを教えてやるよ。苦い酒になるだろうな!おう、楽しみにしてろよ。NωAに負ける要素は、何一つない!あるとしたらな、それは俺が出て行くくらいだ。けどな、俺が出るときはな。この二人だよ。余裕だよ。ハンディキャップマッチでもいいぞ。そういうことだ。おう、アニキ!もう一回最後に言ってやってくれ!NωAの連中に!」
KUDO「もう俺ら、この三人だったら誰にも負ける気しないし、まあ、いくらでもかかって来いよ。全部潰してやるから。以上!」
第5試合
蛍光灯を相手を使って割った選手がかつ特殊ルール。
何故かデスマッチアイテムであるはずの蛍光灯が入場曲付きで登場し、試合が始まっても会場からは大「蛍光灯」コール。
ロックアップから彰人が葛西を蛍光灯に叩き込もうとするが、耐えた葛西とリストの取り合い。グラウンドの攻防から、葛西がヘッドロック。彰人は蛍光灯に叩き込もうとするが葛西は耐える。
彰人が突っ込みそうになるが、これは耐えて葛西に蛍光灯を投げるとキャッチした葛西をカニバサミ、リングに落とすが割れず。
彰人はリング中央に蛍光灯を置くと、葛西は叩き込まれそうになるが前転して回避。蛍光灯の上でヘッドロックの応酬から彰人が首投げで投げようとするが、葛西は耐えて逆に首投げ。彰人は着地し、蛍光灯をまたいでの手4つ。葛西は彰人の上にのってボディに膝を落としていくが、彰人は耐えてリバース。
彰人は蛍光灯をロープに設置しようとするが、なかなか設置できない。やっと設置すると葛西をそこへ走らせるが、耐えた葛西がソバットから彰人を振り込むが、これは蛍光灯に当たるが割れず。
彰人はボディスラムから蛍光灯を持ち出しコーナーに設置。彰人は葛西をそこへ振るが逆に振られた葛西を飛び越え、葛西はソバットからラリアット。フォールもこのルールにはフォールは存在しない。
葛西はリング下に降りると、疑似蛍光灯を持ち出しコーナーに設置。蛍光灯の代わりに設置し、彰人を振ろうとするが、彰人が逆に振り葛西を叩き込む。勝利したと思い油断した彰人にドロップキックからボディスラムで叩きつけ、パールハーバースプラッシュを狙うも、彰人はそこに蛍光灯を投げ葛西にキャッチさせるとデッドリードライブ。さらに葛西に俵投げも葛西は蛍光灯を割らず。彰人は蛍光灯をコーナー下において雪崩式バックドロップも、上手く二人は避けてリングに落下。
葛西はイスを持ち出すも、彰人は蛍光灯を前に出しガード。葛西はナックルとローキックをフェイントにヘッドバッド。彰人を肩車しコーナーに叩き込むが彰人は蛍光灯を上に上げ割らない。
葛西はリバースタイガードライバーで叩き込もうとするが、着地した彰人がフェイスバスターで叩きこもうとするが、手をついて耐えた葛西の背中に彰人はイス攻撃。葛西は耐える。
彰人はイスをリング上にセットすると、そこに蛍光灯をのせて葛西を叩き込もうとするが、耐えた葛西に彰人がロープに飛ぶも葛西が追走ラリアットからリバースタイガードライバーを狙う。だが彰人がリバースし蛍光灯に突っ込もうとするが、着地した葛西がバックブローからヘッドバッド、さらにリバースタイガードライバーで叩き込んで勝利。
<試合後コメント>
彰人
――ルールを考案した彰人選手には悔しい試合でしたが
「そうですね、蛍光灯一本デスマッチ。僕が考案したルールですけど、今まで今日合わせて4回やって初めて負けましたね。葛西純はやっぱり世界一のデスマッチファイターですね。葛西さんはいつも蛍光灯を何本も使って試合して、割ったりしてるわけですけど、たぶん葛西さんも蛍光灯から逃げる、逃れるスタイルの試合って初めてだったと思うんですよ。戸惑いがあったと思うし、僕の方が順応してたと思うんですよ。けど試合中にすぐ順応して学習して、自分のものにして、最後は僕が負けてしまって。エクストリームは僕にとってすごく思入れのあるベルトで、多分DDTのベルトの中で一番思い入れのあるベルトなんですよね。それを獲り損ねたっていうのはすごい痛いですけど。僕は今年30歳になるんですよ。三十路になるわけですよ。今までは割と、機会があれば、チャンスがあればくらいの気持ちで思ってやってましたけど、もう30で、時間があるわけでもないので、DDTのベルト、なんでもいいですよ。シングルでもいいし、タッグでもいいし6人タッグでもいいし、なんならアイアンマンでもいいですよ。獲れるものあれば、全部挑戦して、全部獲りたいと。まだね、DDTのベルト全部揃えたことあるってのはね、少ないんで。HARASHIMAさんですら6人タッグ獲ったことないから全部揃えたことないんですよ。僕もその中の一人にいずれ入りたいと思っています。今年は『挑戦』っていうテーマでやっていこうと思っています」
たまアリに戦国武将マッチ再来!
3月20日の新規対戦カードとして、
▼シブサワコウ35周年記念『信長の野望~俺たちの戦国~』戦国武将マッチ
豊臣秀吉(高木三四郎)/武田信玄(武藤敬司)/真田幸村(木高イサミ)vs
織田信長(飯伏幸太)/上杉謙信(秋山準)/柴田勝家(関本大介)
が発表された。コーエーテクモから昨年開始されたスマホゲームアプリ『信長の野望~俺たちの戦国~』とコラボし、戦国武将にプロレスラーが扮した試合が行われる。
かつて2010年にさいたまスーパーアリーナで『戦国武将祭り』という戦国無双をモチーフとしたイベントが行われたが、そのイベント内で行われた試合と同様のものとなる。
第6試合
佐々木「ハローキャンディス。チョット待って通訳いねーのか通訳。ワンチューロ早く来い。今日も最高に可愛いぜ。今日は!大事な話がある。ここに、離婚届があるジョニー・ガルガノのサインも入っている。そしてここに、婚姻届がある。俺のサインがしてある。今日はもう試合とかいいから、ここにサインしてくれ」
キャンディス「試合に勝ったら考えるかもしれない」
佐々木「松井!試合だ!」
佐々木はコーナーに押し込むとクリーンブレイクと言いながら手にキス。キャンディスがコーナーに押し込むとクリーンブレイク。
佐々木はキスしようと近づいていくが、キャンディスは強烈なビンタ。キャンディスのナックルをキャッチした佐々木がだったが、キャンディスはローキックから膝立ちの佐々木にミドルキック連打。走り込むとアームホイップで投げ捨て、ロープを使ってのアームホイップ。更に走り込むと、コーナーに登りコルバタで投げ捨てる。キャンディスはロープを開けてリングに戻るように挑発。
キャンディスはエルボー連打も、佐々木は突き飛ばし顔面に低空ドロップキック。
佐々木は髪を掴んで起こすとコーナーに叩き込み、ナックルからボディブロー。佐々木は「俺の子はいないんだここに」とボディブローからブレーンバスター。フォールも2。
佐々木はTシャツでキャンディスにスリーパー。佐々木はキャンディスをロープに押し込みロープを使ってチョーク攻撃。
佐々木はコーナーに押し込んでセカンドロープを跨がせると、胸を揉もうと近づくが、キャンディスは顔面を叩いて飛びつきDDT。
さらにドロップキックで場外に叩き出すとトペ・スイシーダDDTを場外に突き刺し、リングに戻ると佐々木の背中にダイビングフットスタンプ。フォールも2。
キャンディスはエルボー連打からロープ渡り式DDT。フォールも2。キャンディスは走り込むが、佐々木はカウンターのベトナムドライバーで突き刺しダイビングエルボードロップを投下。キャンディスがこれを避け、ボールスープレックスを狙うが佐々木はコーナーに下がり潰す。佐々木は走り込むがキャンディスがミスティカ式卍固めからミスティカ式クロスフェイスロック。佐々木はこれを切り返そうとするがキャンディスは逆打ち。これも返し佐々木にスクールボーイも2。再度スクールボーイも2。
キャンディスは前蹴りから前方回転エビ固めを狙うが、佐々木は引き起こすとワキ固めからクロスフェイスロック。
キャンディスは切り替えしてフォールも2。キャンディスが走り込むが、佐々木はドロップキックで迎撃し、ダイビングエルボードロップ。
佐々木はトラースキックを狙うが直前でとまる。だが改めてトラースキックからベトナムドライバーII。これで3カウント。
佐々木は「キャンディス、俺の勝ちだ。さあ、サインを、キャンディス、アイラブユー」と手を差し出すが、キャンディスは婚姻届を持つと破り捨てる。
キャンディス「佐々木さんローラが好きだと話を聞いたよ」
佐々木「何故それを知ってるんだ!みてくれ、一年前の俺と違うだろ?俺は今、このDDTのエースで、俺のユニットDAMNATIONはインディー大賞もとったし、DDTいや、このプロレス界で一番人気があるユニットなのに、何故だ」
キャンディス「タイトルがない。私の旦那であるWWEのジョニー・ガルガノはベルトを持ってる。もう話にならない」
佐々木「ベルトとって、クソ、わかった。結婚は今日は諦める。ただ、最後に、キスしよう」
キャンディスはビンタからボールスープレックスを叩き込みリングをあとにした。
<試合後コメント>
キャンディス・レラエ
――リング上で佐々木選手からプロポーズされたわけですが、公衆の面前でプロポーズされた心境は如何ですか
「彼はすぐにでも結婚したいみたいですね」
――試合に勝ったら考えてもいいという発言がありましたが
「あれは冗談。本気じゃないわ」
――佐々木選手はまだあきらめていないようですが
「何度でも何度でもNOと言いたい」
――中々あきらめの悪い男なのですが
「何を言えばいいのかわからない。どうすればいいですか?(笑)」
――佐々木選手は貴女のためにDDTの頂点のベルトを獲ろうとしていますが
「狂ってるわ……とてもね(笑)」
――ジョニー・ガルガノ選手と比べて佐々木大輔には圧倒的に何が足りないですか?
「ジョニーはイジメをしない。弱い者いじめをしない。佐々木選手はいつもイジメをする、暴力ばかり。イジメはよくないわ」
第7試合
ダムネーションが急襲し除外乱闘から試合開始。
ポーリーと竹下が戻りエルボー合戦から遠藤がエプロンから蹴りつけ石川とポーリーがダブルのショルダータックル。さらにダブルのボディプレスから遠藤がその場飛びシューティンスタープレス。フォールも2。
遠藤がキャメルクラッチも竹下はロープへ。遠藤は石川にタッチ。
石川はエルボーから前蹴り。竹下はチョップも、石川は強烈なチョップ。石川はポーリーにタッチ。
ポーリーはフルネルソンも竹下はロープへ。ポーリーは遠藤にタッチ。
遠藤は竹下にチョップからフロントスープレックス。遠藤は石川にタッチ。
石川はニーリフトからコーナーに押し込み串刺しラリアット。逆コーナーに振るが竹下も前に出てラリアットの相打ち。エルボー合戦から石川が打ち勝つが、竹下はすぐに立ち上がりエルボー連打。更に強烈なチョップからロープに飛ぶも、石川は追走ニー。石川は走り込むが、竹下がバックを取ってジャーマン。だが石川もドロップキックを叩き込んで両者ダウン。両者タッチ。
ポーリーと樋口がショルダータックルの相打ちからポーリーがベイダーハンマー。ポーリーはコーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。フォールも2。
ポーリーは投げようとするが樋口が逆にブレーンバスター。樋口はチョップ連打から走り込むが、ポーリーがルーテーズプレス。フォールも2。
樋口が突っ張りでロープに押し込みチョップからロープに走るが、ポーリーは追走ラリアットから走り込むが樋口はドロップキックで迎撃。樋口はアントンにタッチ。
アントンはナックル連打からバイオニックエルボーを狙うが、ポーリーはベイダーハンマー。アントンは左右のフック連打からバイオニックエルボー。アントンはフォールも2。
アントンはナックル連打から走り込むがポーリーに引っかかってコケる。ポーリーは遠藤にタッチ。
アントンは「チョット待って!膝の打ちどころが悪すぎて今ちょっと切れ痔になった。もうちょっと今夜が山だから、樋口、竹ちゃん、素晴らしい闘いくれてありがとう。この試合を見てくれたお客さんどうもありがとうございました今年は健康第一に考えて、この状況ではギブアップをして今後に備えて行こうと思うのでギブアップしようと思うんですけど、ここでギブアップするにはあまりにも見に来てくれてるお客さんに申し訳ないから、だから今から、昨日徹夜で考えてきた、昔話やっていいですか?やってほしいって感じだぞこのムード。鶴の恩返し!
『おばあさんよ』『なんだじいさんよ』『今日泊めてあげたあの子の部屋が明るいんじゃがのう、婆さん何やってるのかの、婆さん開けてたのしかめてみようか』『おじいさんおばあさん、今日はほんとに止めてくれてありがとう。私は今、お礼に自伝をしたためてます。タイトルは金網の青春。これは私が極悪同盟に入ってから、獄門党に至る間の詳しい裏話が書かれています。この贈り物を』『婆さんやこの子ツルじゃない、ブルや!ブルの恩返しや!』とブルの恩返しを連発するも、石川はこれをキャッチ。だが竹下がドロップキックでふっ飛ばしアントンがドラゴンスクリューからシャイニング式ブルの恩返し。
アントンをポーリーと遠藤がコーナーに振り走り込むが、樋口がラリアットで次々倒し、ポーリーをパワースラムからアントンもボディスラム。アントンはコーナーに登りダイビングフィストドロップも、足を伸ばしてカットした遠藤がナックル。ナックルの打ち合いから遠藤がハンドスプリングレッグラリアート。遠藤はブレーンバスターから変形パイルドライバー。トドメのスカイツイスタープレスを投下し3カウント。
試合後、樋口と竹下が殴り合いをおこない、不穏な空気でリングをあとにした。
第8試合
ベイリーは多彩なキックで牽制。HARASHIMAは猪木アリ状態で前に出るが、ベイリーはローキックを叩き込んでいく。HARASHIMAはベイリーの足を掴みひっくり返すと潰していきバックを取る。ベイリーは腕を取っていこうとするがHARASHIMAはカニバサミで倒しバックを取ると胴締めスリーパーから腕ひしぎを狙うが、ベイリーはガードポジションからサイドポジションへ抜けて亀になったHARASHIMAのバックをとっていく。HARASHIMAは腕を取って巻き込みグラウンドに引き込むと、ヘッドロックからショルダータックル。すぐに立ち上がったベイリーが左右のキックを連打しハイキック。場外に降りたHARASHIMAにトペ・コンヒーロを発射。ベイリーは場外を走り込んでのサッカーボールキックを叩き込んでリングに投げ入れるとフォールも2。
ベイリーはブラジリアンキックからサッカーボールキック。フォールも1。
チョップの打ち合いからベイリーがコーナーに押し込みミドルキック連打。串刺しミドルもHARASHIMAはキャッチしドラゴンスクリュー。倒れたベイリーの膝にニードロップ。ベイリーはロープを掴んでブレイクを要求。HARASHIMAは足を引っ張って中央に戻すと膝にエルボードロップ。さらにヒールホールドもベイリーは必死にかかと落としを叩き込んでいくが、HARASHIMAはベイリーの足の上に載って足踏みををするとローキック。
うつ伏せのベイリーの足にドラゴンスクリューから足4の字。ベイリーがロープを掴むと。HARASHIMAはアンクルホールド。これもロープを掴むと、HARASHIMAは足に向かってフットスタンプ連打。のたうつベイリーをフォールも2。
HARASHIMAはミドルキック。打ってこいと要求し、ベイリーがミドルキックもベイリーは痛めた足で蹴って自爆。HARASHIMAがミドルキックを叩き込んで要求すると、ベイリーは逆の足で回し蹴りを叩き込む。
ベイリーは串刺しニー2連発からスピニングハイキック。ベイリーはその場飛びスカイツイスタープレスからフォールも2。
ベイリーはバックを取るが、バックエルボーで逃れたHARASHIMAがリバースフランケンを狙うも、これをしゃがんで避けたベイリーがリバースフランケン。両者ダウン。
ベイリーはコーナーに登るが、HARASHIMAが二段蹴りから正面に登り雪崩式ブレーンバスターを狙うが、ベイリーがヘッドバッドから着地し股に潜り込むも、HARASHIMAはナックル。ベイリーは延髄斬りをHARASHIMAの尻に叩き込み、肩車するとHARASHIMAはナックルで暴れて、ベイリーはそのままバランスを崩しロープにもたれかかると一回転して場外に落下。HARASHIMAは落下したベイリーにトペアトミコを発射。
リングに戻りHARASHIMAはスワンダイブ攻撃を狙うが、ベイリーがビッグブーツで迎撃し、エプロンに立ったHARASHIMAにエルボー連打からブレーンバスターを狙うも、HARASHIMAが逆に投げようとしてベイリーはエプロンに落下。
エプロンでミドルキックの打ち合いからHARASHIMAがハイキック。さらにジャーマンを狙うが、バックエルボーで逃れたベイリーが足を取って横にすると、バク宙式ダブルニードロップ。のたうつHARASHIMAをリング内に転がしフォールも2。
ベイリーはバズソーキックも避けたHARASHIMAに一回転式のバズソーキック。フォールも2。
ベイリーはミドルキック連発。さらにビッグブーツからジャーマン・スープレックスホールドも2。
HARASHIMAはベイリーのミドルキックをキャッチしエルボー。だがベイリーもビンタ。HARASHIMAはその足にエルボーを落としてからベイリーと顔面の張り合い。HARASHIMAはジョン・ウーから背中にスタンディング蒼魔刀。ベイリーを肩車しコーナーに乗せると、雪崩式リバースフランケン。
HARASHIMAは蒼魔刀を発射するがベイリーはジャンプして避けてHARASHIMAの背中にバク宙式ダブルニードロップ。フォールも2。
ベイリーは四つん這いのHARASHIMAの背中にシューティングスター式ダブルニーを投下もHARASHIMAは剣山で迎撃し、膝立ちのベイリーの胸にミドルキック。HARASHIMAは立つよう要求し、ベイリーはミドルキック。
ミドルキックの打ち合いからハイキックの相打ち。HARASHIMAはハイキックから山折りを狙うが、着地したベイリーがバズソーキック。フォールも2。
ベイリーはシューティングスター式ダブルニードロップ。HARASHIMAはこれを転がって避けショートレンジ蒼魔刀。
HARASHIMAはつるべ落としからフォールも2。HARASHIMAはバズソーキックから蒼魔刀。これで3カウント。
<試合後コメント>
マイク・ベイリー
――KO-D無差別級王者に初挑戦、相手はHARASHIMA選手でしたが如何でしたか
「初めての挑戦だったから、これからまたチャンスがあるかもしれないね」
――相当足を攻められましたが
「プロレスは本当に危ないスポーツだね。何が起こるかわからない。それがプロレス。足の具合がよくないので、次の試合はキックをあまり使わないようにしようと思う。張り手やスープレックスを使っていきたいね」
――次にやったら獲れるという手ごたえはありましたか
「あるよ。今回の試合の中で狙えるチャンスはほんの少ししかなかった。次の試合では絶対ベルトを獲りたいと思ってるよ」
エンディング
HARASHIMA「ベイリー、ベイリーありがとう!サンキューベリーマッチ。キミの蹴りはとても強かったよ。ユーアーキックベリーハード。ストロング、強いよとりあえずホントにもう。今日は闘えて本当に僕は嬉しかったです。彼が日本来る前から僕Youtubeで試合とか見ててこいつスゲーなって思ってたのがマイク・ベイリーでした。そんな彼と闘えてすごく嬉しかったです。あと一発いいのもらってたら僕危なかったんで、へへ、また、何度でも試合しましょう、ほんとにありがとう。サンキュー」
ベイリー「HARASHIMAさん、キミは笑顔だ。僕に笑顔はない。だが悲しさも怒りもない。僕が笑顔になるためにプライドをかけてもう一度勝負したい」
(佐々木がリングに登場)
佐々木「HARASHIMAさんよ」
HARASHIMA「なんだい」
佐々木「俺の人生にはキャンディス、いやそのベルトが必要だ。俺の挑戦を受けろ」
HARASHIMA「これはベルトだけどねどう見ても、でも、うん、僕は別に断る理由ないし、去年僕絞め落とされてるからね、やっぱやり返さないとね。挑戦もちろん受けてやるさ」
佐々木「おいGM、今日は俺の話だけじゃない。ポーリーが、EXTREMEに挑戦するぞ挑戦させろ。葛西さん、葛西さんいるんでしょ(葛西がリングへ)葛西さん、ポーリーがあんたにひとこと言いたいことがある」
ポーリー「葛西、ハッピーニューイヤー」
葛西「今の言葉、しかと受け止め…かねた。おいおいおい、こいつ何言ってるの?頭おかしいんじゃねーの?いや、立派なキ●ガイかもしれねぇ。俺っちもよ、このベルト、二回防衛して、今誰とやっても負ける気しねーんだわ。頭のイカレタオメーのために、ドラマティックで、EXTREMEで、クレイジーな形式用意しておくぜ。楽しみにしてろよ」
佐々木「おい、GM話はまだあるぞ。29日の後楽園で、俺があのキャンディスを、あのキャンディスを腰に巻いたら、次の挑戦者は決まってる。哲哉だ。決定しろ」
亜門GM「さいたまの挑戦者に関しては私に考えがあるんで、KUDOさん、竹下、樋口リングに上ってください。挑戦者はこの3人に遠藤を加えた4人でトーナメントを行い優勝者が挑戦することにさせてください。1月7日春日部で一回戦、竹下対樋口。1月8日名古屋大会で1回戦、KUDO対遠藤を行い、1月29日後楽園大会で優勝決定戦を行います。その優勝者がHARASHIMA対佐々木の勝者にさいたまスーパーアリーナのメインで闘う事になります」
竹下「オイ樋口、年越しプロレスの借りは次の春日部で返してやるからな。たしかにお前は強い。たしかに強い。でもな、さいたまスーパーアリーナのメインに立つのはこの俺や。この誰でもない、チャンピオン、誰が来てもいい。僕がマストチャレンジャーとしてさいたまスーパーアリーナのメインに決めたいと思うので応援よろしくお願いします」
樋口「年越しはな、あんたからフォール奪って、正直誰にも負ける気はしない。ここにいる誰よりも、俺が今一番勢いにのってて強いと思っている。あんた倒して、どっちかわかんないけど上がってきて、勝ってさいたまスーパーアリーナに行くのは俺だ。ごっつぁんです」
KUDO「俺とHARASHIMAはDDTでデビューして、今年で16年目です。DDTの、歴史を作ってきたのは俺とHARASHIMAです。若い人には悪いけどさ、DDT20周年、さいたまスーパーアリーナ、メインイベントに立つのは俺とHARASHIMAだ」
遠藤「今、神のお告げでもあったとおり、さいたまスーパーアリーナの、メインに立つのは、この俺。そして、カリスマ、佐々木大輔様だ」
HARASHIMA「えー改めまして、新年あけましておめでとうございます。もういろんなことがありすぎて、でも、マイク・ベイリーね、皆見ててわかったと思いますけど、ほんと強かったですよ。ホント危なかった。あんだけ蹴れて跳べる選手なんてそうそう居ないし、すごいよ。あと、昨年末ね、戦った入江も、めちゃめちゃ強くなってきてるし、もちろんその前、大阪で僕が勝った試合、石川修司も、ほんとめちゃくちゃ強いし、なんだかね、すごいことになってますよ。いや皆強いってことだよ。でね、もう、次が、佐々木とやって、勝てばさいたまのメイン。メインが決まる。これはね、絶対絶対勝って、メインのリングに立ちたいと思います。1月29日、佐々木に勝って、さいたまのメインにチャンピオンとして立ってやるさ―!(なんでー?)そしてそのリングに誰が勝ち上がって挑戦者としてきても戦って勝ってやるさ―!(なんでー?)さいたまスーパーアリーナ大会ガッチリ盛り上げてやるさ―!(なんでー?)DDT20周年もっともっと盛り上がってやってやるさ―(なんでー?)なんでかって、それは鍛えているからだー!」
<試合後コメント>
DAMNATION
佐々木「オイ。今、俺たちに必要なのは、キャンディス……いやベルトだ。俺が1月29日、HARASHIMAからベルト獲って、さいたまスーパーアリーナで、キャンディスと結婚式だ……!」
――キャンディス選手は「何度来ても無駄だ」と。そのためにベルトを獲ろうという佐々木選手は「頭がおかしいと」言っていましたが
佐々木「ベルトがあれば結婚出来んだろ!!……俺は、キャンディスとの結婚、諦めてないぞ」
――そのためにまずHARASHIMA選手と対戦するわけですが
佐々木「HARASHIMA……さんはもう過去のエースだから。今のDDTのエースは、俺と、哲哉だ」
――ポーリー選手はエクストリームに挑戦されるということですが、相手はあの葛西純選手
佐々木「ポーリーも、ちょっとお腹が寂しいから、ベルトの一つでも獲りたいとね(ポーリーの腹を撫でながら)」
ポーリー「……フハハハ(照れながら)」
――遠藤選手は挑戦者決定トーナメント一回戦、KUDO選手と当たりますが
遠藤「誰が来ようが、関係ない。神のお告げがあったから……。さいたまのメインに立つのは、俺と、佐々木大輔様」
石川「……俺は?俺は俺は??ねぇねぇ、俺は??」
佐々木「テメェは黙ってろ!!(石川を殴打しながら)」
石川「痛い!痛い!痛い!」
佐々木「以上だぁ!」
ポーリ―「エイドリアーン……エイドリアーン……(蹲った石川の頭を撫でて慰めながら)」
石川「俺にはもうポーリーしかいないよ……ポーリーしか信じられない……」
HARASHIMA
――マイク・ベイリー選手の挑戦を退けた感想は
「いやぁ、ホント強かったですね。彼は蹴りが強くて飛べる選手だってのは分かってたんで、足攻めをしたんですけど、逆に足攻めをしたことによって彼の負けん気の強さを出してしまったのかなと。あれだけ足を攻めたのに強い蹴りを打ってくるというハートの強さはびっくりしましたね。蹴りも強かったですね」
――ベイリー選手の必殺技、シューティングスター式ダブルニードロップだけは食らうまいと
「そうですね。あれだけは食らわないように、食らわないようにと。ギリギリでしたね」
――この熱戦を制してすぐにまた次の防衛線が29日、佐々木大輔選手に決まったわけですが、最近の佐々木選手の印象は
「相変わらず、彼らしくというか、うん。いいんじゃないですか。すごくいいと思いますよ。大きいことを言って、ちゃんとそれに対して結果を出してくっていうのは。そしてすごいプロレスが上手いんで、そういう勝てる強さを持っている選手だと思います。ホントね、やり返したいんで。その中で彼が名乗りを上げてきたってのは、理由がどうであれ僕はうれしかったですね」
――その先には3月のさいたまスーパーアリーナがありますが、佐々木選手に勝てばそのままメインで防衛線になりますね
「絶対負けられないですよ。相手について……まだ先のことは考えたくないけれども、そうですね、それぞれ誰が来ても。ただ、KUDOが言ったことについては響きましたね。まあ確かに、と」
――20周年の記念大会でKUDO選手と、というのはHARASHIMA選手の中にもありますか
「そうですね。でもね、それはやっぱり彼がしっかり勝ち上がってきたら。そうなったらそれはそれでスペシャルな感じがしますね」
――今日ベイリー選手は初挑戦だったわけですが
「さっきも言いましたけど、本当に強い選手でしたよね。まあ楽しかったですよ。ボロボロですけど。あんだけ思い切り蹴って、蹴られてっていうのができる相手なんで、気持ちよかったですね」
KUDO
「まあ対戦相手はあんま関係ないね。気にしてない。DDT20周年、DDTに対する思いが一番強いのは誰だろう。それはやっぱり、俺とHARASHIMAだと思うし、DDTデビューして16年、リング屋入れたらもっと長いよ。ほんとに、DDTが俺の全てだし、20周年このタイミングでやれなかったらその先もうないと思ってるから。DDTに対する思いが強い奴が勝つ。そういうトーナメントだと思ってます。俺は負けないですよ」
樋口和貞
――今日の試合でタッグを組んだ竹下選手とは年越しプロレスで対戦してやり合ったのを引きずる形で試合をして、試合後に小競り合いがありましたが
「そうですね、なにをカリカリしてるんだという感じはしましたけどね。ただ、メイン終了後にああいうことが起きて、まあとりあえず一回戦、竹下幸之介ですか。今自分は年越しプロレスで竹下幸之介から直接フォールを奪って、もう誰にも負けないんじゃないかという感じで、あの4戦を経験してすごくレベルアップしてるんですよ。負ける要素はないと思っています。ただ、まあ経験が浅いとかキャリアが少ないとか、色々ありますけど、そういうのも全部ぶっ飛ばせるくらいの力があると思うんで、とにかく春日部で竹下幸之介、ぶっ飛ばして、後楽園で遠藤哲哉、KUDOどっちが来てもぶっ飛ばして、さいたまスーパーアリーナのメインに立って、その時の王者も俺がぶっ飛ばして、俺が王者になります」
――トーナメントの相手は遠藤選手とKUDO選手ですがどちらが上がってきてほしいとかはありますか?
「関係ないっすね。目の前の敵を倒せばベルトはついてくるんじゃないですかね。それしか考えてないですね」
竹下幸之介
――挑戦者決定トーナメント一回戦で、年越しプロレスで敗れた樋口選手と対戦が決まりました
「年越しプロレスって、5団体あって、いろんなお客さんいるんで、サムライTVさんも生中継して、あんな大観衆の前でその時は2017年になってましたけど、年明け早々あんな大恥かきました。正月はもう眠れなくてとにかく食べ続けて、その結果4㎏増えまして、102.5㎏。今日は石川修司、ポーリーなんかと当たって、当たり負けしてないと思いましたね。この2日3日で僕は強くなってるんで。樋口へのリベンジも早く果たしたいと思ってて、今回もたまたま運よくカードを組んでもらって、あんな風に挑発したら、GMが一回戦で組んでくれたんで、まあこれもタイミングだなと思います。樋口とはすごい試合をしたいといいたいところなんですけど、これはさいたまスーパーアリーナのメインがかかってるトーナメントの初戦なんで、もちろんあんだけぶつかり合いで負けて、その屈辱を果たしたいところなんですけど、勝ちに行こうと思ってます」
――反対側のブロックは、遠藤選手とKUDO選手。どちらが上がってきてほしいという気持ちはありますか?
「全然どっちでもいいんですけど、まあ遠藤選手にも割と借りを返さなきゃいけないんで、チャンスが来れば返したいですし、KUDO選手とはあまり当たったことがないんですけど、20周年は俺たちが支えてきたって、確かにそうなんですよ。それがあったから今の僕たちがこうやってプロレス出来てるわけですから。それは感謝してるんですよ。でも、さいたまスーパーアリーナはこれまでの20年を見せるものじゃない。21年目からを見せるものなんです。だから、その過去にこだわってる人には負けたくない、僕は未来を見せたいんで。さいたまスーパーアリーナでDDTは終わるのかって話ですよ。いやいや、これから続いていくんですよ。これからもっと大きくなっていくんで。僕が大きくしていきます」
――トーナメントを勝ち上がれば3月のメインでKO-Dに挑戦するわけですが、HARASHIMA選手と佐々木選手にはどちらに上がってきてほしいですか
「んー……やっぱDDTのエースって言われてるのは、HARASHIMAさんで、HARASHIMAさんとのシングルも二回、大阪でやってるんですけど0勝2敗で、府立の初めて第一でやったときに戦って、あの時、どこまで追い詰められたかわからないですけど、結局負けてて。あれね、結構ターニングポイントだと思ってて、あれ勝ってたらちょっと僕のプロレス人生変わってたなって思うんですよ。でも負けて……。あの時の自分は今思えばホント、ホントね弱すぎましたね。この2016年結構成長したと思ってるんで、HARASHIMA選手と最近当たってないんでわからないですけど、どこまで伸びてるかっていうのは気になるところなんですけど、伸び白しかないんで、僕。だから、HARASHIMAさんは貯蓄はありますけど、僕には伸び白があるので。カリスマ佐々木大輔はね、まあ、戦いたいですね。単純に。何度でも。多分一番シングルマッチしてる相手なんで。何度でも戦いたいですけど、どっちが上がってきても、僕が挑戦者なんですけど、チャンピオンの気持ちで。先にさいたまスーパーアリーナが決まるのは、挑戦者の方なので。どーんと構えるくらいで行きたいと思います!」
葛西純
「いやいやいやいや、蛍光灯っつーのはよ、人の頭ぶっ叩いて割るもんだろ。そんな常識が通用しないルールで今日彰人と戦って、まあ、正直楽しかったな。うん。このベルト、次はポーリーが挑んでくるけども、ポーリーの挑戦を退けて、どんどんどんどん防衛を重ねて言った矢先には、もう一度彰人とやりたい。まあとにかく、今日の試合形式、寿命が縮まったよ。以上!」
高木三四郎大社長総括
「3月20日、先ほど発表がありましたけども、コーエーテクモさんの『信長の野望 ~俺たちの戦国~』のドリームカードが決定いたしました。元々DDTがさいたまスーパーアリーナをやろうと思ったのが、2010年に行われた戦国武将祭り。その時私が参戦させていただいたのがきっかけで、いつかここでやりたいなーという気持ちが大きかったんですよね。ホント色んなご縁があって、コーエーテクモさんの方から、了承をいただいてコラボマッチということで行うことになりました。戦国武将祭りをご覧になっていただいた方には分かる通り、それぞれが戦国武将に扮してやるわけなんですけど、当時は『戦国無双』というゲームで、今回は『信長の野望 ~俺たちの戦国~』というタイトルでやらせていただきます。チームパートナーとしては、武藤敬司さん……私のね、もう一つの職場の方でお世話になっている方と、木高イサミ。彼もねDDTの20年をね、ファンのころから見てきてくれた人間なんで。そして秋山準さん。僕ね、同い年なんで。で、全日本プロレスの社長になられてすごくシンパシーというかですね、社長業をやられているのを見てすごいやり手だなぁと思う部分もあって。そして関本大介選手はDDTのKO-D無差別級チャンピオンになったこともありますし、大日本プロレスさんともよい関係でずっとやってきたんで、なにかしら花を添えていただきたいなという想いはありました。そして飯伏幸太。彼もDDTの20年に欠かせない重要人物だと思っているので。自分の理想と思えるタッグパートナー、対戦相手と巡り合えて最高のカードを組めたと思っています。やっぱりこの中でいかに自分が目立とうかなと、大人げなさをアピールしようかなというのを今から考えていきたいと思います。自分が羽柴秀吉というのは、貧しい農家のせがれから戦国大名に、そして天下を統一した言う背景を持っていて。まあ僕はまだ天下は統一してないですけど、でもやっぱりプロレス界に置き換えると、名のある団体にいたわけではないですし、そういった部分でシンパシーを感じていた部分もあったので。この話が来たとき、どの大名やるかって話で、信長はちょっとアレだしなーと思って、でも羽柴秀吉、豊臣秀吉さんは大阪ってところに拠点を構えたって意味でもね、私の生まれ故郷でもありますし、やはりそういった部分で、おこがましいかもしれませんけども、当日は羽柴秀吉になりきって、天下を統一いしたいと思っております」
――3月のメインが見えてきたというか、次の後楽園でHARASHIMA選手と佐々木大輔選手が対戦してその勝者がメインに立つ。KUDO選手、遠藤選手、佐々木選手、樋口選手で挑戦者決定トーナメントを行ってその勝者が対戦相手となることが決まりましたが、3.20はどういうカードになると思われますか?
「誰が上がってきても20周年のメインにふさわしいメンバーになると自分の中では思ってます。今言ったメンバーのそれぞれに歴史があるし、それぞれ背負ってるものもあるんで、だれが来ても面白いんじゃないですかね。だから、誰が来るっていうのはあまり考えたくなくて、だれが来ても相応しいと僕は思ってるんで。DDTの20周年を代表する試合になると思ってるんで、それぞれの選手には頑張ってほしいなと思っています。まあね、他にもいろいろなカード発表していけると思いますので。まあ今日ね、大山峻護さんは人を介してご縁が出来てですね、また私のいつもの悪い癖なんですけど、「プロレス、どうですかね」みたいな、そんな感じでお話をしたんですけど、大山さんは大山さんで夢もあったということなんですけど、総合で一度引退されてる方なんで軽々しくは出来ません、ということで何度か断られたということもあったんですけど、最終的に夢をかなえるという形でプロレスにチャレンジするという形で今回快諾していただいてですね、実現する運びになりました。ホントにね、いろんな人のご縁を感じている今日この頃です。やっぱ20年たつと色々応援してくれて支援してくれる方も増えてですね、DDTが大きくなっていったんだなぁという実感がありますね。これから決まっていくこともあると思うんですけどね、DDTグループ、選手一丸となってこのさいたまスーパーアリーナを成功させたいと思っています」
――コミュニティアリーナの方は当日どうされるんですか?
「コミュニティアリーナは使わないですね。多分あれは使わないこともできるんで。あっ、なんならコミュニティアリーナでDDT EXPOみたいなものをやって、ガンプロで試合やってもらいましょう(笑) ただ会場費は今成と大家にシェアして払ってもらえば、コミュニティアリーナで、ガンプロによるDDT EXPOを行えるかもしれません(笑) でも現時点では借りる予定はありませんので。メインアリーナ一本で集中したいと思います」
――戦国武将祭りとなると現地に来た人には多少頭によぎるものがあると思うのですが、集客面での不安があったと思うのですが
「いや、それは考えてないですね。僕はあれを見てプロレスの無限の可能性を感じたわけですし、それぞれのプロレスラーがそれぞれの戦国大名になるという、こんな夢もロマンもある話は無いなと思ったんで、僕はそれをやるだけですね。プロレスの可能性を……僕は今のプロレスは戦国時代だと思ってますんで。食うか食われるか、飲むか飲まれるか。っていう中で、最終的に食うのは我々だっていうことを見せたいなと思っております」