悪性脳腫瘍で長期欠場するRayに代わりJWPのLeonがFMW女子部へ

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 悪性脳腫瘍のため、長期欠場が決まったRayに代わって、Leon(JWP)が超戦闘プロレスFMW・女子部を牽引していくことが濃厚となった。

 Rayは近日中に都内の病院に入院し、放射線、抗がん剤治療をスタートするが、その前にどうしても会っておきたい人物がいた。それは、「ボラドーラスL×R」のタッグパートナーであるLeonだった。
 2人は2012年に開催された「JWPタッグリーグ・ザ・ベスト」でタッグを結成し、以後、「マスカラ・ボラドーラス」(当時)として活動。2013年12月にはREINA世界タッグ王座、2014年12月にはJWP認定タッグ王座を獲得。所属団体こそ違えども、米国、フィリピン遠征でもタッグを組んだ間柄だ。
 同王座からは、2015年7・26名古屋大会で陥落。Rayが同年4月に再旗揚げしたFMWを主戦場とするようになったため、その後は、スケジュールの都合でタッグを組むことはなくなっていた。
 同年11・14新木場での「Ray試練の7番勝負第5戦」で、両者は一騎打ちを行い、8度目の対戦で、Rayが初勝利。試合後には、「ボラドーラスL×R」の復活を誓い合っていた。
 ところが、同年12・22後楽園で、Rayが浜田文子戦後に体調不良を訴え、年末から欠場したため、タッグ復活は持ち越しとなった。

 3月3日、都内某所で、Leonと会談の場をもったRayは「私は長期欠場となります。その間、私に代わって、FMW女子部を守ってくれませんか?」と呼び掛けた。一瞬、ためらったLeonだが、Rayの友情に応え、「わかった。私に任せて。Rayがいない間、私がFMW女子部を盛り上げていきます。戻ってきたら、また一緒に組んで、FMWでもJWPでも頑張っていこう」と決断。
 Rayの欠場により流れていた「ボラドーラスL×R」の再結成。Rayが脳腫瘍を克服して、復帰した時こそ、2人の“友情タッグ”復活が実現する時だ。

 3・12埼玉・宮代大会で、Leonはハイビスカスみぃと組み、ミス・モンゴル&花月と対戦するカードが決定済み。3・24新潟大会では、カードが組まれていないため、Leonがレギュラー参戦するのは3・27新木場以降となる。
 2人の会談に同席したFMW・山近義幸代表は「Leon選手のレギュラー参戦は願ったりかなったりです。これから、JWPさんとの交渉に入りたいと思います。こうなると、モンゴル選手も黙っていないでしょう。モンゴル軍とLeon選手がシノギを削ってくれれば、FMW女子部も、盛り上がってくれるでしょう」とコメント。
 立場はヒールながら、モンゴルにも旗揚げからFMW女子部を支えてきた自負、旧FMW女子最後の生き残りとしての意地があるはず。Leonのレギュラー参戦が正式に決まった場合、モンゴルがどのような反応を示すか気になるところだ。
 なお、Rayは3・12宮代大会で、サイン会及びあいさつを行う予定だ。

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