石井慧がRIZINトーナメント出陣!優勝賞金4000万円のトーナメント組み合わせが決定!曙vs.サップは特別ルールで
11月30日(月)午後4時より東京・白金台の八芳園で、RIZINが記者会見。12.29&31さいたまスーパーアリーナでおこなわれる100キロ級トーナメントに出場が決定した選手が発表され、選手自身が登壇した。
トーナメントの名称は『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015』。優勝賞金は4000万円、賞金総額は6000万円だ。
日本人選手としては近年IGFを主戦場にしていたフリーの石井彗がエントリーする。残る7名は外国勢。BAMMAから推薦を受けていた英国出身のヘビー級王者マーク・ゴッドビアーは首の負傷で来日せず、今後新たな選手が再発表されることになった。
この日ために海外から来日した選手と石井は、まず無作為に取った白い封筒の中の紙に書かれていた数字順に、トーナメントボードの枠の中に入っていき、1回戦は以下のカードとなった。リザーブ戦1試合は以下の通り発表。
▼RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 1回戦
キング・モー
vs.
BAMMA推薦選手
▼RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 1回戦
デオドラス・オークストリス
vs.
ブルーノ・カッぺローザ
▼RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 1回戦
石井彗
vs.
ジーリー・プロハースカ
▼RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 1回戦
ゴラン・レリ ッジ
vs.
ワジム・ネムコフ
▼RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 リザーブファイト
ワレンティン・モルダフスキー
vs.
内田雄大
1回戦とリザーブ戦が初日。準決勝(1回戦の第1試合の勝者vs.第2試合の勝者、第3試合の勝者vs.第4試合の勝者)と決勝戦は大晦日。決勝戦以外は1R10分、2R5分。決勝戦は5分間の延長Rありで、延長R終了後、トータル20分間でジャッジしたマスト判定システムを採用。ジャッジは全試合、5名の予定。
キング・モーはBELLATOR MMA代表。元ストライクフォース・ライトヘビー級王者。戦極に来日経験あり。アメリカ出身。
デオドラス・オークストリスはBUSHIDO代表。欧州ライトヘビー級王者。リトアニア出身。
ブルーノ・カッぺローザはJUNGLE FIGHT代表。100キロ級王者。ブラジル出身。
石井彗は北京五輪・柔道100キロ級の金メダリスト。
ジーリー・プロハースカはGCF代表。ライトヘビー級王者。チェコ出身。
ゴラン・レリッジはKSW代表。元ライトヘビー級王者。クロアチア出身。
ワジム・ネムコフはヒョードル推薦。世界サンボ選手権100キロ級2013、14、15優勝。ロシア出身。
ワレンティン・モルダフスキーは今年2月、プロフェッショナル・コンバットサンボでデビューし快勝。ロシア出身。
内田雄大はALLIANCE所属。全日本空手道連盟の全日本大学団体優勝、個人優勝。
石井はIGFにはワンマッチ契約で参戦し続けてきたが、会見では思わず「IGFを代表して」と発言。だが会見後、本人に確認すると、別にIGFから送り込まれたわけではなく、これはIGFで闘ってきた選手の思いなども心に秘めて頑張る、という意味だった。
会見場には、アーネスト・ホーストが来場していた。石井はホーストの元で打撃を学んでおり、その縁で来日したが、大会当日のセコンドにつくかどうかは未定とのこと。
また、11月27日(金)の民放番組の中で発表されたカード、曙vs.ボブ・サップは、大晦日におこなわれ、通常ルールは採用せず、寝技の膠着を減らす特別ルールで検討中だという。現在、曙はリベンジを期し、猛練習に励んでいるそうだ。
【写真・文/安西伸一(フリーライター)】