タイガー・ジェット・シンが3世代で来日。「工藤めぐみの動きはどの角度から見てもキレイだった」

10月16日(金)、都内で、タイガー・ジェット・シンが息子と孫とともに、工藤めぐみと記者会見。シンは17日(土)、国立代々木競技場・第二体育館で行われる『工藤めぐみ40周年記念大会』で、藤波辰爾のタッグマッチの特別立会人を務める。藤波は船木誠勝と組み、越中詩郎、長井満也と対戦する。タイガー・ジェット・シンJrは父シンとともにFMWに参戦していた。
ジュニア「日本に戻って来て嬉しくて、ワクワクしている。私は92年、93年にFMWに参戦して、父はメインイベントでオオニタサンと闘ったりしていた。私は初めてメグミサンと会って、女子選手の中では一番だと思っていた。今回の理由はひとつだけで、メグミサンの40周年のお祝いのためです」
シン「こんばんは。とてもエキサイトしているし、とてもハッピーだ。彼女の試合は後方から見ていた。女子選手としてベスト。動きはどの角度から見てもキレイだった。イノキみたいに毎回ベストコンディションで、見るのが嬉しかった。これからもやりたいことは全部やって、頑張ってください」
ジュニア「お父さんには孫がいっぱいいます。今日イノキさんのお墓参りをしたら、目に昔の熱さが戻って来ました」
工藤「まずは長いフライト、ありがとうございました。願いをかなえてくれて、ありがとうございました(涙声)。ずっと会いたかったです。ありがとうございます。会場でシンさん、ジュニアさんのテーマ曲が流れたとき、どんな気持ちになるだろう。とってもワクワクしています。タイガー・ジェット・シンさん親子にずっと来ていただきたいと思っていましたが、なかなか思うようにいかず、一度は、いや二度も三度も、難しいのかなあって思っていたときもあったんですが、それでもあきらめず、ひとつひとつ自分がやりたいことを積み重ねてきたのが、私のプロレス人生だったと思うので。絶対なにがなんでもシンさん親子に来ていただくんだ!って思いながら、本当に数日前に来日が決定しました。皆さんに、私はお伝えしたいです。タイガー・ジェット・シンさん親子の歴史、築き上げてきたもの、やはり生で見るのが一番だと思います。歴史を今、感じてほしい!とすごく思っています。私も思う存分、体感したいと思っています」
ジュニア「私のなかにはヒーローが2人いる。父とイノキサンだけど、それに近い存在がフジナミサンだ。プロフェッショナルとして憧れています」
シン「彼は昔はアントニオイノキさんの弟子でした。頑張る選手で、体のコンディション、メンテナンスもよくやっていた。いつかチャンピオンになると、ずっと思っていたし、ベルトがなくてもチャンピオンだと思っていたよ」
ジュニア「家にいるときはお父さんという感じ。飛行機を降りるまではそうなんだけど、なぜか日本に来たらお父さんはこうなる。プロレスラーとしての心の中の熱さが、日本に来ると出てくる。それを自分の息子にも見せたくて。『おじいさんは日本に来るとこうなんだよ』って。家では普通のお父さんなんです。サーベルは宗教的なシンボルとして使っています。ターバンはそうです。日本のファンの皆さんとのつながりは特別なもの。ファンの方々は、この格好を見るとすぐにわかって、なつかしい気分になる。自分も感情的になるくらい、懐かしくなるし、なのでこの格好にしています。幼い頃、70年代、プロレス業界のピークでした。この格好をすると、その時代に戻っている感じがします」
シン「ファンのためにこの格好をしています。私を見て昔を思い出すかなあと思っています。イノキさんとの試合で腕を骨折したり、いろいろあった。それを孫にも見せたいし、その気分に戻っていきたい」
孫のハンズさん「家では普通のおじいさんです。昔の試合映像をたくさん見ました。きのう成田空港でファンの方々が周りでおじいさんを見つけると、これは本物だと気付いて。その瞬間、この家族に生まれて良かったなって思います。イノキサンのお墓詣りに行ったとき、おじいさんが豹変した姿を見ました。大会会場ではどうなるかワクワクします」
シンは、福島の震災のときにはタイガー・ジェット・シン財団として寄付をおこなっている。地元にはタイガー・ジェット・シンの名のついたパブリックスクールもあり、子供たちの教育にも関心があるシンは、今回は日本の子供たちのために2万ドルを寄付するという。地元で名士としての顔を持つシン・ファミリー。来日への感謝の気持ちを伝える工藤の目からは、ひとしずくの涙がこぼれていた。
(写真&文/安西伸一)











