【試合詳細】3・19 リアルジャパンプロレス後楽園ホール大会 藤田和之&杉浦貴vsスーパー・タイガー&関本大介 船木誠勝vs澤田敦士 【UWAアジアパシフィック】将軍岡本vs間下隼人vs岩崎孝樹 松本都&彩羽匠vs朱里&安納サオリ

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『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.5』
日程:2020年3月19日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1069人

▼タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ZERO1)/○石切(ランズエンド)
9分36秒 450°スプラッシュ→体固め
最上九(2AW)/●レブロン(ランズエンド)

▼一般社団法人国家資格対策センターPresents スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○朱里(MAKAI)/安納サオリ(フリー)
13分27秒 朱雀
●松本都(崖のふち)/彩羽匠(Marvelous)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
アレクサンダー大塚(AO/DC)/鈴木秀樹(フリー)/●ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)
15分17秒 脇固め
雷神矢口(浅草)/○タカ・クノウ(フリー)/関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)

▼UWAアジアパシフィックヘビー級選手権 3WAYマッチ 30分1本勝負
【挑戦者】○間下隼人
10分29秒 スクールボーイ
【挑戦者】●岩崎孝樹(ガン☆プロ)
※もう一人は【王者】将軍岡本(フリー)
※第3代王者が初防衛に失敗。間下が第4代王者となる

▼国際ビジネス大学校 Presents シングルマッチ 30分1本勝負
○船木誠勝(フリー)
5分56秒 複合三角絞め
●澤田敦士(フリー)

▼タッグマッチ 60分1本勝負
○藤田和之(はぐれIGFインターナショナル)/杉浦貴(NOAH)
17分34秒 パワーボム→体固め
●スーパー・タイガー/関本大介(大日本)

藤田和之に敗れたスーパーへ船木が喝!間下が14年目で悲願の王座初戴冠!松本都プロデュースでの団体初の女子プロマッチは熱戦!澤田敦士が試合後に倒れ救急搬送!

オープニング


 まずはリアルジャパンプロレスの平井代表がリングへ。
平井代表「皆様、本日はお忙しい中ストロングスタイルプロレスVol..5にご来場いただきまことにありがとうございます!2005年、初代タイガーマスク佐山サトル総監が旗揚げしましたリアルジャパンプロレス、今年で15周年を迎えることになりました。2005年4月に旗揚げをし、4月にプレ旗揚げ戦、6月9日ここ後楽園ホールにて旗揚げをし、15年。16年目に入ることができました。これもひとえに皆様の佐山サトルを応援する気持ち、ストロングスタイル復興を思う気持ちのおかげでございます。本当にありがとうございます!ここで、お詫びしなければいけないことがあります。佐山サトル総監本人は、今日ここにどうしても来なければいけない、来たいという気持ちはありました。ただ、12月お倒れになって、その後報道でも原因不明の病気で療養しているという話をさせていただいたんですが、新間会長と私の方で今の病状を病院の先生と話した中で、ほんとはここに立っていなければいけない、立ちたいという佐山サトルの思い、それを説得して、皆さんが待ち望んでいる佐山サトルがここに来るために、今日、お休みをさせていただきました。申し訳ございません!昨日、佐山先生はメールや電話もなかなか話すこともできない病状でありますけども、昨日電話で話しまして『自分は本当にプロレスに誇りを持っています。プロレスは、自分の人生の誇りです』。こう佐山サトルは言いました。そして『ここ10年ほど前から初代タイガーマスクとして自分を売ってくれた過激な仕掛け人、昨年WWEの殿堂入りもされました新間寿会長と、また一緒にプロレスの道を歩み、全国いろんな場所へ行き、初代タイガーマスク基金、初代タイガーマスク後援会の活動、子供たちと触れ合い、いじめ撲滅の活動を新間会長とさせていただいている中で、自分が35年前に猪木会長のものとでタイガーマスクとして生まれ、新間会長とともに動き、藤波辰爾様、長州力様、藤原組長様と一緒に動いたその時のプロレスの時代はなんだったかというのを、ここで新間会長と一緒にその答え合わせ、プロレスとはなんだったかというその誇りを改めて感じることができた。必ず自分はこのリングに戻ってくる!そして今日この情勢の中で、今回会場に来ていただいているお一人お一人は自分と一緒に歩んでいただいている戦友であり、同士であり、もちろん今日ここに来ていただけない方も自分と一緒に歩んでいただいている方たちは沢山いる。その方たちとともに、その思いとともに自分は必ずリングに戻ってくる!それを、皆様に伝えてほしい!』。そうおっしゃっておりました。ここに、今日来る皆様と!出る選手、は!15周年のこの最初の試合に出る選手、は!それなりの気持ちで来ていただいております。その戦いを見てください!佐山サトルは仲間とともにここに居ます!よろしくお願いします!」

第1試合


 先発はレブロンと日高。ロックアップからバックの取り合い、リストの取り合いとなり日高が足を刈って倒すとヘッドロック。これを回転したレブロンがフォールも日高はロックを離さず1で返す。レブロンはヘッドシザースでこれを抜けて距離を取る。両者タッチ。

 ショルダータックルのぶつかり合いから最上がソバット。最上がロープに飛ぶが石切がショルダータックルで迎撃。投げようとするが最上はサミングからリングに叩きつけてボディスラム。フォールも2。
 最上はストンピングからフォールしようとするが、石切りがタックルで自軍コーナーに押し込みレブロンにタッチ。

 レブロンは首投げからステッキを取り出しスリーパー。レフェリーが反則カウントを取りこれを離すと、コーナーに叩きつけて最上にタッチ。

 最上はナックルからコーナーに押し付けてサミング。首投げからスリーパーで捕らえ、コーナに叩きつけるとレブロンにタッチ。

 レブロンはロープに振ってバックエルボーで倒すとフォールも2。
 レブロンはコーナーに振って最上にタッチ。

 レブロンと最上はコーナーで顔面を踏みつけていき、石切は膝立ちでエルボーを打ち込んでいくが最上は受けきりサミングからコーナーに振って走りこむ。だが足を伸ばしてカットした石切がセカンドロープからのミサイルキックでふっ飛ばし日高にタッチ。

 日高はシュリケンもレブロンが出てきてひっかき攻撃からダブル攻撃を狙うが、日高は最上を突き飛ばして同士討ちさせると、レブロンを踏み台に最上にスイングDDT。フォールも2。
 日高はソバットから膝蹴り。さらにハイキックも、最上はガードして走り込むが日高はエルボーで迎撃しロープへ飛ぶが、最上はビッグブーツで迎撃しレブロンにタッチ。

 レブロンは投げようとするが、耐えた日高に走り込むも、日高は前蹴りから走り込むが、レブロンはカニばさみで倒して619。さらに最上がフィッシャーマンバスターからレブロンがトラースキック。フォールも2。
 レブロンは旋風脚も、避けた日高がバックを取るが、バックを取り返してレブロンにバックエルボーから走り込むも、レブロンはドロップキック。しかし日高はアイルビーバックからニールキックを叩き込んで石切にタッチ。

 石切はコーナーに振って串刺しスピアーからカミカゼで叩きつけその場飛びムーンサルト。フォールも最上がカット。
 石切はパワーボムを狙うが、レブロンは着地し逆さ押さえ込みも2。
 レブロンはウラカン・ラナも2。
 レブロンは首固めを狙うが、石切は耐えるとブレーンバスター。フォールも2。
 石切はファイヤバードスプラッシュを投下し3カウント。

第2試合


 先発は彩羽と朱里。ローキックの打ち合いから手4つに行くかに見せて朱里が強烈なローキック。バックの取り合いから朱里が足を刈って倒しヘッドロック。彩羽がボディブローで逃れようとするも、朱里が絞り上げていく。彩羽はなんとか切り返しへドロックからグラウンドに持ち込むが、朱里はヘッドシザースで抜けてガットショットから首投げで倒しサッカーボールキック。
 彩羽は立ち上がるとソバットから首投げで倒しサッカーボールキック。さらにPKも、朱里は避けてスクールボーイも彩羽は切り返してラリアットを狙うが、避けた朱里とハイキックの打ち合いも両者避けてリングを回るとタッチ。

 ロックアップからサオリがヘッドロックで捕らえるが、都は突き飛ばしてロープに振るとアームホイップ。お互いアームホイップの投げあいからフォール合戦になり、よろけた都にサオリがケンカキックから顔面を踏みつけヘアーホイップ。さらに顔面を踏みつけていき、腕をロープに押し付け踏みつけていく。さらにその腕へのケンカキックから朱里にタッチ。

 朱里はミドルキック連発から、コーナーに叩きつけてガットショット連発。そのまま顔面を踏みつけていき、エビ反りの都の胸に乗っていくがこれはレフェリーが反則カウント。朱里は首投げからサッカーボールキック。フォールも2。
 朱里は腕ひしぎを狙うが都はロープに足を伸ばしブレイク。
 朱里はコーナーに叩きつけてサオリにタッチ。

 サオリと朱里は都の顔面を踏みつけ、サオリがロープに振ってカニバサミから鎌固め。これを離すと踵落としからフォールも2。
 サオリは都を正面ロープにくくりつけて背中へのランニングニー。エプロンに転がり出た都を引きずり起こそうとするが、都はぶら下がり腕ひしぎからリングに戻るとフライングクロスチョップ。都は彩羽にタッチ。

 彩羽はミドルキックで蹴倒し、朱里も場外に落とすとサオリの腕を掴んで左右のローキック。さらにミドルキックで倒して顔面にドロップキックからブレーンバスターを狙うが朱里がカット。しかし彩羽は二人まとめてブレーンバスターで投げ捨てると、サオリにストンピング。
 サオリは立ち上がりエルボーの打ち合いから彩羽が走り込むが、サオリはウラカンラナも2。
 彩羽はソバットから串刺し攻撃を狙うが、サオリは飛び越えて逃れると延髄斬りからフィッシャーマンスープレックスホールドも2。サオリは朱里にタッチ。

 朱里はミドルキック連発から串刺しニー。さらに座り込んだ彩羽に串刺しランニングニーからフォールも2。
 ローキックの打ち合いを朱里が征していくが、彩羽は左右のローキッからソバット。さらにトラースキックからジャーマンスープレックスホールドもサオリがカット。
 彩羽はラリアットも、避けた朱里が投げ捨てジャーマンからロープに飛ぶが、彩羽はトラースキックで迎撃してロープに飛ぶが、朱里もハイキックで迎撃。両者ダウン。両者タッチ。

 都は首投げからフォールも2。
 都は走り込むが朱里は足を刈って倒しアームバー。これは彩羽がカット。
 朱里は彩羽をロープに振るが、彩羽はニールキックで迎撃し、都のシャイニング崖ザートと彩羽のバズソーキックのサンドイッチ。都はフォールも2。
 都はエルボー連打からロープに飛ぶが、サオリがエプロンから蹴りつけてカットし、朱里がミドルキックからブレーンバスター。サオリがミサイルキックから朱里がランニングニーを叩き込んでフォールも2。
 朱里はバズゾーキックも都は避けてスクールボーイも2。
 都はみやここクラッチも2。
 朱里はラリアットも、都は切り返してリバースタイガードライバーからフォールも2。
 都は朱里を羽交い絞めにし彩羽がハイキックも、朱里が避けてこれが誤爆、そこへ朱里がハイキックを叩き込んでフォールも彩羽がカット。

 朱里はアームバーから朱雀でギブアップを奪った。

第3試合


 先発は大塚とタカ。手4つからアレクがタックルで組み付きバックの取り合い。タカが腕をとってグラウンドに持ち込むが、大塚はポジションを変えてアンクルホールドを狙うがタカが足をとって引き込むも、大塚は俵投げのように切り返してフォールしようとするがタカが回転して逃れる。大塚は鈴木にタッチ。

 ロックアップからタカが引き込んで腕ひしぎ。鈴木は切り替えしてアキレス腱固めから背中にエルボーを落としていく。タカはタックルでコーナーに押し込み関根にタッチ。

 矢口がエプロンから鈴木をサミングでとらえ、関根が膝蹴り連発。さらにぶっこ抜こうとするが、鈴木が耐えて転がすとフォールを狙うが、関根は引き込んでフロントネックを狙うも鈴木は切り返すとネックツイスト連発。鈴木は大塚にタッチ。

 大塚と鈴木は関根をロープに振ってダブルのショルダータックルから大塚がエルボースマッシュを連発。関根はスリーパーで捕らえて引きずると矢口にタッチ。

 矢口は有刺鉄線バットをとり出すがレフェリーが注意しバットを置く。
 ロックアップからロープ際で態勢を切り返しあうと、大塚の背中に川村がタッチ。

 川村はボディブローを打ち込んでコーナーに押し込み、矢口の背中にタカがタッチ。

 川村はジャブを打ち込んでいくが、タカは額で受けて川村の拳を壊していく。だが負けじとストレートを打ち込むとタカが倒れてダウン。
 川村はボディブロー連発もタカは大外刈りから腕ひしぎ。川村はロープに足を伸ばしブレイク。
 たまらず場外に出た川村を矢口が襲撃し、リングに投げ入れるとタカがブレーンバスター。タカはギロチンドロップからフォールも2。タカは矢口にタッチ。
 
 タカが羽交い絞めにした川村に矢口が有刺鉄線バットをフルスイング。のたうつ川村にコブラツイストから顔面に有刺鉄線バットをこすりつけていくがこれは大塚がカット。矢口は関根にタッチ。

 関根はアキレス腱固めも川村はロープを掴みブレイク。
 関根はブレーンバスターからフォールも鈴木がカット。
 関根は川村の足を掴んで引きずりながらタカにタッチ。

 タカは足4の字も大塚がカット。タカは矢口にタッチ。

 矢口は浅草スープレックスからフォールも2。
 矢口と関根はダブルのチョークスラムからフォールも大塚がカット。
 タカが羽交い絞めにした川村へ矢口が有刺鉄線バットをフルスイングも、川村が避けてタカに誤爆。川村は有刺鉄線バットへ右ストレートを叩き込んで吹っ飛ばすと鈴木にタッチ。

 鈴木はエルボーからネックブリーカードロップ。さらにニードロップを投下しフォールも2。
 鈴木はエルボースマッシュからロープに飛ぶが、矢口はニールキックから関根にタッチ。

 関根はエルボー連打でコーナーに押し込み担ぐと、そのまま背後に倒れてスープレックス。さらにぶっこ抜きジャーマンを狙うが、鈴木は指を掴んで絞り上げると大塚にタッチ。

 大塚と鈴木はダブルのブレーンバスターからフォールも2。
 大塚はスリーパーも矢口がカット。大塚は川村にタッチ。

 大塚が羽交い絞めにした関根へ川村がボディブロー連発。大塚は矢口を羽交い絞めにすると川村がワンツーストレート。だがタカが大塚をバックドロップで叩きつけるも、川村はタカへスーパーマンパンチから鈴木がツームストンパイルドライバー。川村は大塚を駆け上がり、大塚は川村を強引にタカに叩きつける。
 川村は再度大塚を駆け上りフィストドロップを投下。フォールも矢口がカット。
 川村はバルボアブローも避けたタカが脇固めで捕らえギブアップを奪った。

矢口「みんな、大変な時期だけど、笑顔になることを忘れずに、元気になることを忘れるなよ!」

新間寿会長挨拶


 新間寿会長は法衣を身にまとって登場。
新間「私は今日、3月、85歳になりました。毎日ローラーを30回、10セット。ワンダーコア100回を6セット、ヒンズースクワット10回10セット、斜めの腕立て伏せを600回、その肉体に、コロナウイルスが来るでしょうか?私新日本プロレス時代、馬場さんが言いました。防御こそ最大の攻撃なり。しかし私達アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰爾、長州力、タイガーマスクは違いました、攻撃こそ最大の防御であると。守りに守って、姿の見えないコロナを恐れ、私からすれば、我々の6m40のリングの中で戦う人たち、そしてそれを見守る人達の力がコロナなんて、風の前の塵であります。昔、武田信玄の菩提樹の恵林寺というお寺がありました、恵林寺の住職の和尚は、道場に上げて火をつけました。和尚はカカと笑って何を言うか、安全は必ずしも散水を用いず、心頭滅却すれば火もまた涼し、我々は、コロナに向かって防御ばかりしている場合ではありません。戦う気持ちが、皆様をこのリングを見に来てくださいました。タイガーマスクの件は平井が熱心に話ました。私はこれ以上話をする事はありません。しかし私がタイガーとともにあることは本当にプロレスファン、この6m40のリングの中で鍛えに鍛えた肉体をぶつけて、そして真剣に戦うこのプロレスに今こそ力を結集してコロナに立ち向かおうじゃありませんか。毎日リング上で私達リアルジャパンの試合を繰り広げたいという気持ちであります。今日はファンの皆様がこれだけ大勢おみえになるとは・・・信じておりました。本当にありがとうございます。この纏っている袈裟は、インドの仏教でブッタガヤのお釈迦様にきせかえする袈裟でございます。タイガーと新間のためにコロナと戦うためにとブッタガヤの聖人が送ってくださいました。今日はここに浮遊している、もし浮遊しているコロナウイルスがあるなら、この袈裟でもって全て持ち帰ります。力道山時代にトレーニングを教えてもらった力道山選手のトレーニング方法でコロナに勝てるのか!私は勝てると思います!皆さん本当に本当にありがとうございました。そして今日は、柔道の世界チャンピオン、ヒンズースクワットとベンチプレスで合計600kgを持ち上げたという世界チャンピオン、柔道68kg級で何回も世界チャンピオンになっております宇野選手が今日このリング上でコロナに負けぬ戦いをお見せしたいと今日駆けつけてくださいました。宇野選手リング上へお上がりください」

エキシビジョンマッチ


 宇野が投げようとするがタカが耐えるも、宇野は引き込み腕ひしぎを狙うがタカがスルリと抜けてスタンドへ。
 宇野が巴投げを狙うがタカは倒れず。タカが一本背負いを狙うも、タカは動じず。タカは一本背負いを狙った宇野を潰していくが、宇野はなんとか抜けて距離を取る。

 組み合って宇野が大外刈りや背追い投げを狙うが、タカはこれを潰していく。
 宇野が一本背負いをきめる。

 仕切り直し、両者上着を脱いでタカがタックルから足をとって潰してスリーパーを狙う。宇野が耐えるとタカはフロントチョーク。宇野は抜けて距離を取る。
 宇野は帯を取って回そうとするがここで時間切れ。

 試合後、病床の初代タイガーマスクに向けて『ゆけ!タイガーマスク』を会場の全員で合唱。これが終わると、もうすぐ85歳の誕生日を迎える新間寿へお孫さんたちからプレゼントと歌が贈られた。

新間「本当に、本当にありがとうございます!ここに漂うコロナはさっき私の心の中に入りました。皆様がたは誰一人コロナにかかる人間はおりません!本当にタイガーたち、リアルジャパン、そしてプロレスを愛する人々に私達は恵まれました。昭和の時代から平成、令和、三世代に渡るプロレス界というのは本当に素晴らしい。私の夢と人生でした、努力をすれば報われたという私の一生を6m40のリングは語ってくれました。そしてリアルジャパンのファンもみなさん、初代タイガーマスク、アントニオ猪木、藤波辰爾、長州力、坂口征二、藤原組長、本当にみんなありがとうございました。これを私の挨拶とかえさえていただきます。ほんとうにありがとうございました」

第4試合


 岡本が間下をランニングエルボーで場外に叩き出し試合開始。
 岩崎と岡本が組み合い、リストの取り合いも間下がリングに上がり岡本にミドルキック。岩崎と間下がロープに振るが、岡本は二人まとめてショルダータックルでふっ飛ばし、そのまま場外乱闘へ。

 リングに戻り、岡本が間下にボディスラム。さらにチンロックも岩崎が岡本にサッカーボールキック。岩崎は間下をコーナーに振って串刺しビッグブーツから首投げで倒しサッカーボールキック。フォールも2。
 岩崎はスリーパーも、岡本が岩崎にサッカーボールキックでカット。
 岡本は岩崎を場外に蹴り出し、間下をコーナーに押し込みボディへエルボー。フォールも2。
 岡本は投げようとするが、耐えた間下がブレーンバスター。さらに串刺しダブルニーからPK。フォールも2。

 間下はバックドロップを狙うが、岩崎が岡本にミドルキック。岡本がエルボーで返すが、岩崎と間下が交互にミドルキックを叩き込みロープに振るとダブルのミドルキック。だが岩崎は間下を蹴倒し、起き上がった間下とミドルキックの打ち合い。間下がロープに飛ぶが岩崎がミドルキックで蹴倒し、PKからフォールも2。

 岩崎がバックドロップからフォールも岡本がボディプレスで潰し、岩崎をコーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。避けた岩崎が投げようとするが、耐えた岡本がラリアットも、ガードした岩崎を岡本が突っ張りでコーナーに押し込み、リングに転がすとスライディングショルダーアタック。フォールも2。
 岡本はカイケツで岩崎を叩きつけるが、間下が岡本にサッカーボールキックから岩崎にバックドロップを狙うも、岩崎は耐えて岡本にビッグブーツ。そこを間下がスクールボーイで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

間下隼人&平井丈雅代表
間下「ホントに、入って14年間。嬉しいですね。これでようやく僕もリアルジャパンプロレスを俺も引っ張っていく、盛り上げていくという気持ちで初代タイガーマスク、今日は来れなかった佐山総監の弟子と胸張って、またスーパー・タイガーとは違ったカラー出して、残っている2人でやっていくと思うんで。僕もようやくタイトル巻けたんで、まだここがゴールじゃなくて、こっからがスタートだと思うんで、しっかり役割を果たせたかなと思います。ありがとうございました!……平井代表の、僕の最初の根性ない感じが平井代表の強烈な頭突きで目が覚めました(笑)右目見えないです(笑)ありがとうございます。平井代表。スーパー・タイガーだけじゃない、俺もリアルジャパンなんで。それだけです。先生の弟子で良かったです。長かったっすね……」
平井「佐山先生のもとに残っている、なんで残れたかっていう部分は、想いだけしかないと思います。出ていくのは簡単だし、もっと楽な道を選ぶのは簡単だと思うんですけど、間下はここを選んでくれました。UWFを作った新間会長とツネさん(新間寿恒)に感謝したいと思います。もう一回新しいスタートが始まるな」
間下「よろしくお願いします!」

第5試合


 澤田が突撃し、船木を場外に投げ捨て試合開始。
 場外乱闘から両者イスを持ち出すも、船木はこれを捨ててリングへ。
 船木のローキックを受け続けた澤田へ、船木はミドルキック連打も澤田はキャッチし足を刈って倒すとフォールも船木は胴締めアームロック。澤田は潰していくが、船木がポジションを変えてスリーパーを狙う。仰向けになった澤田が回転してガードポジションも、船木は足をとってマウントを取り返すと腕ひしぎを狙う。クラッチを切らずに上を取り返した澤田だったが、船木がロープを掴みブレイク。

 澤田がチョップから首投げで倒しサッカーボールキック。フォールも2。
 
 船木がPKからランニング・サッカーボールキック。再度PKから腕ひしぎ。逃れようとした澤田をトライアングルアームロックで捕らえ、澤田はギブアップした。

<試合後コメント>

船木誠勝
「今日が初対決で、すごい緊張感がありました。どう出てくるのかわからないんで。プロレスラーと言うよりは格闘家だからね。小さい頃から柔道で鍛えた身体があるんで、それはすごく、それは慎重に行きました。向こうのが先に体力が落ちてきたところを一気に、ここでもうやらなき、変に付き合っていられないですからね。行けるときに一気に行きました」

――危なくなる前に一気に倒したと
「そうですね、はい。何をしてくるのかわからないっていうことで、やっぱ場外もなんとなく分かりました。そのへんは自分のイメージ通りだったかなと」

――35周年イヤーですが、どういう試合をしていきたいか
「やっぱりそれなりに、もう20年ですからね。ホントに自分のゆかりのある人間と出来たらいいなと思いますね。ちゃんと勝負ができる人間とやりたいなと思いますね。まだ正式には言える状態じゃないけど、どっかで、3月はもう経ってしまったんで、そうですね、半ばくらいには、コロナの影響もあるんでいつだかわからないですけど、半ば、やっていきたいですね。35周年記念試合」

――新型コロナウイルスの影響下で大勢の観衆が集まったことについて
「いやいや、ホントに今日は本当に本当にプロレスが好きな人しか集まってないんで、そういう意味では厳しい意見……『付き合うな』とかね、そういうこともありましたけど、それはそれでもう、何でもありだと思うんですよ。お客さんの意見として。でもお客さんの意見に振り回されて、それで試合をするわけじゃないんで、自分は自分で自分の試合を提供して、それで今まで生きてきたんで、これからもそれで、そうしてやっていこうと思います」

――澤田戦について、船木選手はコンディションがいつも良いですが、コンディションの面で澤田選手と差があった?
「それはやっていて徐々に分かりました。だんだんエネルギーが失われていく感じが手にとるようにわかりましたんで、これはこのまま行けばチャンスだと。一瞬でそれが訪れたので、今しかないと」

――「軽い気持ちで復帰するな」という気持ちがあった?
「いやいや、いやいや。戻ってくる・こないは自分はわからないです。自分も7年休んでそれで戻ってきたんで。やっぱり戻るまでには1年、 もしくは2年かかると思います」

――「懲らしめてやろう」という気持ちはあった?
「いやいや、それは自分も経験している人間なんで。まあ何をやってくるのかわからないというのが半分ワクワクしました。なんですけども、彼が本領を発揮するまでのところには行ってないと思います。そう思いました」


澤田敦士
(試合後に救急隊が呼ばれ、澤田は緊急搬送されていった)

第6試合


 先発はスーパーと藤田。藤田はリングを一周し杉浦にタッチ。関本がスーパーにタッチを要求しタッチ。

 ロックアップから関本がロープに押し込み強烈なチョップ。
 杉浦がガットショットからヘッドロックで捕らえ、ショルダータックル連発も関本は受けきり逆水平チョップからロープに飛んでショルダータックルで倒す。
 再度ロープに飛ぶが杉浦はビッグブーツで迎撃しエルボー連打からショルダータックルで倒す。
 手4つから関本がコーナーに押し込みスーパーにタッチ。杉浦も藤田にタッチ。

 スーパーがローキック連打から空手チョップ。さらに首投げからサッカーボールキック。フォールも2。
 藤田はリングを回るが、スーパーはミドルキック連発からローキックを叩きこんで膝蹴り。受けきった藤田がバックを取ると、そのまま潰してフロントチョークからアームロック。スーパーはロープに足を伸ばしブレイク。
 藤田はストンピング連打から足を引きずり杉浦にタッチ。

 杉浦と藤田は股裂きから、杉浦とスーパーがエルボーの打ち合い。打ち勝った杉浦がスリーパーもスーパーはロープに足を伸ばす。杉浦は藤田にタッチ。

 藤田と杉浦はスーパーをロープに振ってダブルショルダータックルから藤田がストンピング連打。
 藤田はボディスラムから逆エビ固め。これを離すとストンピングからコーナーに押し込みボディへショルダーアタック連発。藤田はスーパーの顔面を杉浦の足に叩き込んでタッチ。

 杉浦はストンピング連打も、スーパーはボディブローを放っていくが杉浦はエルボーで倒す。杉浦はエルボーからロープに飛ぶが、スーパーはニールキックで迎撃し関本にタッチ。

 関本は杉浦をショルダータックルで倒し、串刺しスピアーからブレーンバスター。
 関本はアルゼンチンで担ぐが藤田がカット。関本は藤田にガットショットから場外へ投げ捨て、ロープに飛ぶが杉浦はキチンシンクで迎撃し串刺しビッグブーツ。さらに串刺しランニングニーからコーナー上に座らせ雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
 エルボー合戦から関本がヘッドバッド。ロープに飛ぶが杉浦は追走ビッグブーツ。関本も追走バックエルボーからバックドロップで叩きつけてフォールも2。
 関本はラリアットも、ガードした杉浦に逆の腕でショートレンジラリアット。杉浦は左右のエルボー連打も、関本は再度ショートレンジラリアット。杉浦はエルボー連打も、関本は渾身のラリアットでなぎ倒す。両者ダウン。両者タッチ。

 スーパーは前蹴りからミドルキック連打でコーナーに押し込み、逆コーナーに振って串刺しジャンピングニー。さらにスナップスープレックスからニードロップを顔面に投下しフォールも2。
 スーパーはローキック連打から後ろ回し蹴り。ロープに飛ぶが藤田はラリアットでなぎ倒し、杉浦がと藤田が交互にエルボーを打ち込んでいく。杉浦が左右のエルボー連発から藤田がランニングニーからパワーボムで叩きつけてフォールも関本がカット。
 藤田はスリーパーで絞め上げるが、関本がぶっこ抜きジャーマンでカット。だが杉浦も関本をぶっこ抜きジャーマンで投げ捨てるが、関本は雄叫びを上げて立ち上がるとラリアットで杉浦をなぎ倒す。

 スーパーは藤田へローキック連発からミドルキック。だが藤田がビンタもスーパーはハイキックからツームストンパイルドライバー。フォールも杉浦がカット。

 スーパーはタイガースープレックスホールドを狙うが、耐えた藤田がコーナーに下がって潰すと左右のビンタ。ふらつくスーパーの後頭部をサッカーボールキックで蹴りつけ、さらに2発3発と蹴りぬくとパワーボムで叩きつけて3カウントを奪った。 

藤田「おい、お前ら終わりだな。いいか?よく聞け。俺たちがリアルなんだよ。わかったこの野郎!かかってこい!ありがとー!」
(船木がリングへ)

船木「スーパー・タイガー、また負けましたか。何回も負けて、そんな姿見たくないです。みんな応援してるのに、みんな応援してるのに、いつまでも佐山さんに甘えてたら駄目です。そろそろ一本立ちしないと!そろそろ、いつまでもいないですよ佐山さんは。今日みたいに来ない日だってあるんですよ、そん時俺ら頑張んないと。本気で、本気で、やるしか、みんなやってるし、間下選手もいるから、勝つまで、勝つまで、その姿見せてくださいよ。いつまでも時間ないです。人生あっという間なんですから。また、また、やります。勝つまでやります。いいですか?宣言しましたから。今日ここに来た人たちは絶対来るんですから。いいですか?いいですか?自分の言葉で、自分の言葉で」
スーパー「船木さん、ありがとうございます。そして今日もまた、負けた!でもな、でも、この生命かる限り、必ず!必ず這い上がってみせます!皆さんの前で宣言します!絶対勝つぞ!」

<試合後コメント>

スーパー・タイガー
「……正直、試合に関してはもう、負けてしまったんで言葉になりません。ただ、船木さんに、船木選手に言われたように、初代タイガーマスクが……分かってます。分かってます。分かった上で、ここまで、分かった上でここまで来て、まだもがいています。ただ、僕は今回、その覚悟を持って挑み、試合に負けました。でも諦めてません。好敵手、藤田和之。そして杉浦先輩にまた出会えたことで、プロレスの面白さ、そして自分のやってきたこと、間違いじゃなかったっていうのは、試合には負けましたけど、時間はないです。でも、必ず超えられる距離にいるってことは、僕自身、悔しいですけど、負けて悔しいですけど、必ず追いつける自信があります。命ある限り、命ある限り、諦めるってことは絶対にないです。必ず、必ず、倒してみせます。必ず倒してみせます」

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