藤田和之がスーパー・タイガーを破りIGF王座以来7年ぶりのシングル王座戴冠!船木誠勝が挑戦表明!

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 19日、東京都・後楽園ホールにてリアルジャパンプロレス『“新間寿WWE殿堂入り記念大会”初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.3』が行われ、藤田和之がスーパー・タイガーを撃破し第14代レジェンド選手権王座を戴冠した。

 “猪木イズム最後の継承者”藤田和之は、今年6月の前回大会でケンドー・カシンを伴ってリアルジャパンプロレスに初参戦。スーパー・タイガー&船木誠勝vs藤田和之&ケンドー・カシンのタッグマッチで行われた試合ではカシンのインサイドワークが冴え渡り、スーパーを場外からの足払いで転ばせたところを藤田が顔面に強烈なサッカーボールキックを叩き込んで試合を決めていた。
 試合後には乱闘騒ぎとなり、藤田はスーパーの持つレジェンド選手権のベルトを強奪し高々と放り投げて侮辱。両者の間には強い遺恨が生じ今大会での王座戦が決まった。

 事前の会見でスーパーを「ベルトを持った挑戦者」と挑発していた藤田だが、セコンドに“はぐれIGFインターナショナル”の仲間であるNOSAWA論外や鈴木秀樹らを引き連れて登場し、序盤から場外戦でスーパーを痛めつけ、論外がコーナーマットを外し金具がむき出しになったコーナーへ叩きつけるなどのラフファイトで猛攻。遮二無二に王座を獲りに行く執念を見せる。
 しかしスーパーもローキック、ミドルキック、PKと多彩な蹴り技で反撃していき、タイガー・ネックチャンスリーからツームストンパイルドライバーと頭部に攻撃を集中させハイキック。藤田が意識を飛ばしてたたらを踏むとすかさずタイガードライバーを狙いに行くスーパーだったが、藤田は力づくで抜け出して豪快に顔面を蹴り上げると、ビーストボムで叩きつけてからのスリーパーホールド。レフリーが試合を止め、藤田が2012年のIGF王座戴冠以来7年ぶりのシングル王座戴冠を果たした。

 藤田はベルトを掲げながら「みんなありがとう!」とさわやかに挨拶し、「次の虎は誰だ!出てこい!」とリアルジャパン陣営を煽ると、日頃から「佐山さんの復帰までこのリングを守る」と団体愛を語っている船木誠勝がリングに上がり、藤田のベルトに手を伸ばし挑戦の意思を示す。両者は無言のまま睨み合い、藤田はニヤリと笑ってリングを降りた。

 バックステージに戻った藤田は「思ったより当たり強いね。俺も途中から何やってるかわからなくなっちゃった。虎だよ、やっぱり。虎だよ。スーパー・タイガーのハイキックすごいな。アレ。すごいね。どこのリングでも味わったこと無いよ、あんなの」とスーパーを評価しつつ、挑戦に名乗りを上げた船寄については「申し分ないんじゃない?申し分ないよ。次が楽しみ。それだけだよ」ギラついた目で語り、悠々と会場を後にした。

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