原学が“東北の英雄”サスケから大金星を挙げ、ソウルモード正式旗揚げに向け弾み!

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 今年上半期に団体としての「ソウルモード・プロレスリング」旗揚げを目指し、“筋肉で街を活性化”をキャッチフレーズに、入場無料の「STEP」シリーズを展開してきた原学が、最終戦で“東北の英雄”ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)から大金星を挙げ、本旗揚げに向け、大きな弾みをつけた。

 昨年4月にスタートした「STEP」シリーズは、2月23日、神奈川・横浜ラジアントホールでの第11弾興行で最終戦を迎えた。原が対戦相手に指名したのはジュニア・ヘビー級界の重鎮で超大物のサスケ。
 過去、両者が対戦したのは、わずか2回だけ。7年前にタッグで激突しているが、シングルマッチとなると、04年5月5日、みちプロ・青森大会以来、約15年ぶり。

 開始早々、サスケは気功を駆使して、相手に触れずに倒そうとするも、原は動じず。その後はグラウンドでのレスリングの攻防となったが、5分過ぎから原は得意のキックも多用。ヒザ、肩、背中など、あらゆる箇所を傷め、満身創痍のサスケは、打撃技には手を焼いたが、それでもグラウンドに持ち込んで応戦。

 15分過ぎ、サスケがスワントーンボムを自爆すると、チャンスと見た原は頭部へのハイキックでダウンを奪った。立ち上がったサスケはサンダーファイアーパワーボムを繰り出すも、カウントは2。サスケは2発目を狙うも、交わした原は強烈なソバットから、逆十字固め、そしてアンクルホールドに移行した。ウイークポイントの左足首を絞め上げられたサスケは、たまらずタップ。原が“東北の英雄”から、金星をゲットした。

 原は「サスケさん、参戦いただいてありがとうございます。たくさんのレスラーがいるまかで、最後はサスケさんしかいないと思ってました。新人のとき、東北でおもむろにシングルをやることになって、バチバチやらせてもらったことがありましたけど、出てもらって恩義を感じます。無料興行はこれで区切り。今後は立ち上げに向け準備していきます」とマイク。
 サスケは「原選手、強くなったね。私は今年後半から体を治すため、長期欠場します。来年の私はすごいよ。来年後半、リベンジにいくから」と話し、リングを降りた。

 バックステージに戻った原は、「(大物キラーでは?)石川(雄規)さん、サスケさんに勝てたのはうれしい。思い入れがあるし、運命的なものがある。そのうえで勝利できたのは最高にうれしい。付き合ってくれたのか、ダメだと思ってこうなったのかは分からないけど。最近のサスケさんの動き、攻撃を聞いていたので、それを出されたらきつかった。ソウルモードのスタイルで来てくれて、楽しい試合になった」と満足げ。

 今後については、「所属選手を増やして、上半期くらいに旗揚げできたらいい。よその選手から、『ソウルモードに出たい』と言われるのが目標。そういう団体をつくっていきたい。ボクも37歳だし、(新人の)年齢は関係ないし、熱意あればいい。ただ未来を考えると、若い子を育てていきたい」と前を向いた。

 敗れたサスケは「原選手は“戦う整体師”みたい。戦いながら私の体を触診しながら、いちばん悪いとこを見つけて、左足首が悪いのがばれて、そこをつかれた。(気功は?)彼には周波数が合わなくて、同調しなかった。そういう意味では、彼は地球人じゃなく、宇宙人でもある。気功はあきらめて封印した。(グラウンドは?)私は“ムーの太陽”のグラウンド要員といわれているなか、彼が切り返してくるかなって場面で、切り返してこなかったりで、探っていた。心理戦でした。あまりにも悔しいんで、1年半後、互角に渡り合ってみせて、リベンジしたい。新たな目標ができた。この負けもムダではない。改めて『ちゃんと体を治しなさい』と感じました」と長期欠場から復帰後の雪辱を期していた。

 11回にわたって開催してきた「STEP」シリーズで、原は4勝7敗と負け越したものの、師匠・石川やサスケといった“格上”から金星を挙げたのは大きな収穫。
 また、平日の昼、夕方の開催が多く、集客に苦戦した回もあったが、最終戦ではワンマッチ興行ながら、目標としていた100人の動員を達成した。
 まさに“有終の美”を飾ったソウルモードは、来たるべき“本旗揚げ”へ向けまい進することになりそうだ。

ソウルモード・プロレスリング
『STEP11』
日程:2019年2月23日(土)
開始:12:15
会場:神奈川・横浜ラジアントホール
観衆:100人

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○原学
18分37秒 アンクルホールド
●ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)

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