“中国vs関西”のプロレス対決は互角?!関西プロレス界の雄が中国プロレス団体に殴り込み!

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 20日、東京・後楽園ホールにて『東方英雄伝 星期二』が開催された。

 『東方英雄伝』とは、上海IGFから派生した中国初の本格的プロレス団体。昨年11月に日中国交正常化45周年記念大会として日本旗揚げ大会が開催された。中国の選手たちは上海でKENSOによる指導を受けた上でデビューしている。
 
 この日は、第1試合で長谷川vsマグニチュード岸和田、第2試合で王飛&TORUvsMA朱紅&三原一晃という“関西vs中国”と言えるカードが組まれており、互いが背負うものをぶつけ合った。

 第1試合では、関西プロレス界の重鎮・マグニチュード岸和田に昨年11月の旗揚げ興行でデビューした中国人選手・長谷川が挑んだ。
 長谷川は岸和田に懸命にチョップを打ち込んでいくが全く効かず、逆にチョップ一発で倒されてしまう。長谷川はそれでも諦めずにショルダータックルやマシンガンチョップで体ごとぶつかっていくが、「なんだそれは!本気でやれ!」とブチ切れた岸和田のラリアット、ムーンサルトプレス、フロッグスプラッシュ、猪木アームバーという必殺技ラッシュの前に沈んだ。

 第2試合では、初の後楽園ホール上陸を果たした三原と、道頓堀プロレスのエースにしてVKF王者のTORUという関西の雄二人がそれぞれ中国人選手とタッグを組んで対峙した。
 試合は、端正な顔立ちをした王飛を三原が「イケメン!コラ!」と罵倒しながら激しく攻め立てていき、三原のパートナーの朱紅もTORUを多彩な足技で苦しめる。
 終盤、三原と朱紅は王飛を集中攻撃していくが、TORUが三原をカットして逆に2対1の状況を作ると、TORUと王飛が朱紅にサンドイッチラリアットを放って形勢逆転。最後は王飛が朱紅にメガトンラリアット(倒れ込み式ラリアット)を放って勝利し、三原に存在感を見せ付けた。 

 中国プロレス界と関西プロレス界の邂逅が為されたこの大会だが、3月25日に大阪・平野区民ホールで開催される道頓堀プロレスに東方英雄伝から常剣峰、林棟軒、MA朱紅、長谷川、王飛の5人の中国人選手の参戦が決まっている。
 “中国vs関西”のプロレス対決はこれからも続いていくことになりそうだ。

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