【試合結果】12・16 頑固プロレス新木場大会【頑固ヘビー級&ナイスガイガウンW選手権】大久保一樹vsジョータ カーベル伊藤&大森隆男vs丸山敦&阿部史典 野村直矢&青柳優馬&岩本煌史vs下田大作&原学&高杉祐希 ヤマダマンポンド&日向小陽vs趙雲子龍&唯我&遠藤マメ

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『カーベル大感謝祭&頑固プロレス』
日程:2017年12月16日(土)
開始:18:50
会場:東京・新木場1stRING
観衆:350人(超満員札止め)

▼第0試合 特別ルール 15分1本勝負
○橋本健一
4分28秒 ヒザ蹴り→KO勝ち
●西田吉孝

▼第1試合 頑固プロレスvsHEAT-UP 30分1本勝負
○田村和宏/渡辺宏志/兼平大介/磐城利樹
10分7秒 バズソーキック→片エビ固め
松崎和彦/藤原秀旺/●浪口修/グラップリングマシン

▼第2試合 頑固プロレス提供ハッピータッグマッチ 30分1本勝負
△ヤマダマンポンド/日向小陽
10分25秒 両軍リングアウト
趙雲子龍/唯我/△遠藤マメ

▼第3試合 株式会社カーベルpresents 30分1本勝負
カーベル伊藤/○大森隆男
9分13秒 アックスボンバー→片エビ固め
丸山敦/●阿部史典

▼第4試合 頑固プロレスvs全日本プロレス 30分1本勝負
○野村直矢/青柳優馬/岩本煌史
11分8秒 フロッグスプラッシュ→片エビ固め
下田大作/原学/●高杉祐希

▼第5試合 頑固ヘビー級&ナイスガイガウンW選手権試合 60分1本勝負
【ナイスガイガウン保持者】○大久保一樹
15分16秒 垂直落下式キャプチュード→片エビ固め
【頑固ヘビー級王者】●ジョータ
※第6代頑固ヘビー級王者ジョータが防衛に失敗、大久保が新王者に
※第7代ナイスガイガウン保持者大久保が防衛に成功

大久保が頑固ヘビー級を奪取&ナイスガイガウン防衛に成功!カーベル伊藤が感謝祭を大成功に導き朝青龍との対決を示唆!

オープニング


 プロレス初観戦の観客に向けて、全日本プロレスの岡田佑介と、練習生の蛯名和紀がプロレスのルールや観戦マナーを解説。打撃の際の合いの手、ギブアップ、3カウント、ダウン10カウント、場外20カウント、レフリーストップ、カーベル伊藤の決めポーズ・応援コール等を二人が実演しながら説明した。

第0試合


 U-FILE CAMP大森の生徒による第0試合。レフリーは同スクールで講師を務める大久保が執り行う。
 互いに距離を詰めつつ、掌底、ローキックを打ち合って感触を確かめる。
 橋本がラッシュをかけてリングの端へ追い詰めると、橋本も打撃で押し返そうとする。その隙を狙って西田が低空タックル。しかし位置が悪くすぐにロープに当たってしまい、ブレイク。
 橋本がローの連打で優勢になると、西田が再びタックルを狙うが、橋本ががぶり上から潰していく。しかし、果敢にタックルを狙う西田は橋本の足を刈り、グラウンドに引き倒す。マウントを取ろうと西田がのしかかり、腕十字を狙う。これは橋本のクラッチが間に合う。そのまま揉み合い、ロープへ。
 再開から西田がタックルからアキレス腱固め。これは橋本がロープエスケープ。橋本のロストポイント1。
 再開から西田が距離を詰めるが、橋本の打撃連打がカウンター気味に入ると 西田がダウン。1ロストポイント。
 再開から両者は激しくインファイト。足を止めて互いに打ち合っていく。ここで橋本のヒザがクリーンヒットすると西田がダウン。ダウンカウントが進むが、西田の状態を見た大久保レフリーが試合を止めた。

第1試合


 マシンが他メンバーを蹴散らし、先発を買って出るが、しれっと松崎が先発に。HEAT-UP軍の先発は兼平。
 松崎、兼平はロックアップから堅実な腕関節の取り合い、ヘッドロックと繋いでいく。
 クリーンブレイクからマシン、磐城にタッチ。マシンは大振りな後ろ回し蹴りで威嚇。さらに磐城を強烈なミドルで打ち据えると、磐城もチョップで対抗。これをマシンがドロップキックで吹き飛ばすと、続けてフロントネックロックに捉える。これを磐城は力任せにマシンを自軍コーナまで押し込んでいき、渡辺とタッチ。
渡辺に代わると、頑固勢が入れ替わり立ち代わり渡辺を集中攻撃。コーナーでの集団ストンピング、藤原のバンテージを使った反則チョーク攻撃、松崎のキャメルクラッチに浪口がスライディングキックを合わせるなどの連携技も光った。
 浪口と渡辺のマッチアップ。浪口と渡辺がそれぞれチョップとエルボーで張り合っていく。
 さらに藤原にタッチ。藤原はマスクを脱ぎ捨てると渡辺にストンピング、背中へのハンマーパンチと更に攻め立てていく。 藤原と松崎がコンビネーションのダブルチョップから松崎がスリーパー。渡辺は防戦一方。
 更にマシンに代わると、マシンは渡辺にサッカーボールキック。さらにスラム、ギロチンドロップ。カウント2。
 しかし、渡辺も意地を見せる。マシンに捕縛された渡辺にマスクを脱ぎ捨てた藤原がビッグブートを狙うが、これを上手くかわした渡辺は藤原に誤爆させ、渡辺は藤原をドロップキックで吹き飛ばす。さらにワンハンドバックブリーカーを放ち、兼平に繋ぐ。
 代わる兼平は全員をラリアットでなぎ倒し、藤原にはパワースラムを見舞う。藤原がなんとか一矢報いり浪口にタッチすると、浪口が自軍コーナーから即座にミサイルキックを投下。続けて浪口が兼平をコーナーからコーナーへと振ると、対角線上から走り込んで来た松崎がランニングネックブリーカードロップ。浪口がフォールも、田村がカット。全員が入り乱れての場外乱闘へ。リングに戻った兼平と浪口だったが、兼平がニーリフトを決めて田村にタッチ。

 ここで中盤のお返しとばかりにHEAT-UP軍の連携攻撃。コーナーへのトレイン攻撃から渡辺がコーナートップからダイビングニードロップや田村の打撃連打などが浴びせられるが、浪口は田村をスクールボーイで丸め込む。これはカウント2。しかし、続けてラ・マヒストラル。これもカウントは2。さらにバックスライドを狙うが、これを耐えた田村が延髄斬り。よろめく浪口に磐城が猛然と走り込み強烈なラリアットで打ち伏せると、田村がPK。これをカウント2で返されると、田村がトドメのバズソーキック。これでカウント3。
 この裁定に納得がいかない頑固軍は試合後もHEAT-UP軍に突っかかり、両軍は乱闘を繰り広げながら退場していった。

第2試合


 2vs3の変則タッグマッチとして行われるこの試合、ヤマダマンポンド&日向がゴング前に口に含んだ水を噴射し奇襲。そのまま場外乱闘へもつれ込む。カウント19で全員リングへ。
 場外乱闘でヤマダマンポンドのペースに巻き込まれた趙雲は「お前のせいだ!」と叫んで日向にターゲットを絞り、掴みかかるが、日向はフランケンで投げ捨てる。日向が勝ち誇ると唯我が入ってきて日向を思い切りひっぱたく。続けてローリングクレイドルもカウント2。
 マメに代わると、マメが日向に不思議な打撃。日向の身体の感触を確かめるように身体の先でチョンと当ててニヤつくと会場がざわめく。
  そのまま趙雲に代わると、日向を踏みつけながらロープワーク。さらにロープに振るが、日向がドロップキックでやり返し、ヤマダマンポンドにタッチ。
 趙雲とヤマダマンポンドのマッチアップ。ヤマダマンポンドは趙雲にサソリ固め。これはロープに逃れる。さらにヤマダマンポンドはラリアットを狙うが、コーナーに駆け上った趙雲がライダーキック。マメにタッチ。

  マメは身体をくねらせながらヤマダマンポンドにそっと触れるような形で不思議なスピアー。その後、セクシーに踊り狂ったマメは、「お前らこれを見に来たんだろ?」と叫ぶとヤマダマンポンドの首筋を口で愛撫。さらに顔をヤマダマンの股間に埋めて小刻みに震える。再び口でヤマダマンポンドの胸と首筋を愛撫すると、自らの股間をヤマダマンの顔面に載せる形でフォール。カウントは2。マメは隆起した股間を指差すと「カタくなっちまったー!」と絶叫し唯我にタッチ。
 唯我と日向のマッチアップになると日向がドロップキックで優位に進めるが耐えた唯我がSTO。カウントは2。日向がコーナートップに駆け上りダイビングクロスボディを投下しヤマダマンポンドに繋ぐ。
 ヤマダマンポンドは日向をお姫様抱っこしながら日向を武器に趙雲ら三人を蹴散らしていく。そしてヤマダマンポンドと日向がそれぞれ唯我と趙雲をヘッドロックで捕らえ正面衝突すると4人は大の字に倒れる。その中心にマメが飛び込みセクシーなポーズを決めながらフォールするが同じタイミングで全員が起き上がる。
 ここでストーカー・THE・キタハラが乱入。リング上を縦横無尽に暴れまわってリング内の秩序を戻すと退場。

 日向が趙雲を捕らえヤマダマンポンドに水噴射を促すが、バックを取り返した趙雲が難を逃れ日向に誤爆。すると会場が暗転し、暗闇の中で金切り声が響く。会場に照明が戻るとゾンビのマスクを手にした日向が発狂。白目をむいて唸り声を上げながら水を天に向け噴射するとゾンビマスクで対戦相手だけでなくヤマダマンポンドもひっぱたく。さらに唯我に日向が水を噴射すると唯我も発狂。次々とコスチュームを脱ぎ始める唯我をヤマダマンポンドが交通標識で殴打して止めると、全員を巻き込んだ場外乱闘へ。そのまま場外カウント20がコールされ、無効試合に。
 誰も死者が出ることはなく試合は平和に終了した。

第3試合


 試合に先立って、カーベルが公式スポンサーを務めるカーリング女子日本代表から伊藤社長へ応援のビデオメッセージが流れる。

 両軍入場すると、カーベル伊藤にはこの日一番の紙テープが飛ぶ。
 阿部、カーベル伊藤のマッチアップで試合開始。阿部が気合を入れて「よっしゃ行くぞー!」と叫ぶと、カーベル伊藤も対抗して「よっしゃ行くぞー!」と叫ぶ。これに阿部以上の声援が飛ぶと阿部は首を傾げ、ブレイクダンスから再び「よっしゃ行くぞー!」と叫ぶ。カーベル伊藤も自らハードバンプを取ってから「よっしゃ行くぞー!」と叫び大喝采を浴び、アピール合戦に勝利すると、阿部をジャイアントスイングで振り回す。

 大森にタッチ。阿部はショルダータックルを狙うが、これを大森がスリーパーで捕縛。そのままグラウンドに倒すも阿部はロープへ。
 カーベル伊藤に代わると、腕関節を極めながらのスリーパーで阿部を苦しめるが、阿部がスリーパーで獲り返し、そのままコーナーに持っていって丸山にタッチ。
 丸山はカーベル伊藤を首投げで転がすと、「社長!いつもありがとうござますオラァ!」と叫びながらストンピング連打。続けてマスクを剥ごうとすると「すみませんでしたオラァ!」と謝罪して阿部にタッチ。
 阿部は「車が欲しい!」と叫びながらカーベル伊藤にミドルキックを放つが、不敵な笑みを浮かべたカーベル伊藤は「そんな蹴りは効かないねぇ。こうやって蹴るんだ!」と言って阿倍の腹部に強烈なミドルキックを見舞う。倒れた阿部にカーベル伊藤がSTFを極めるも、丸山がカットに入る。
 これにご立腹のカーベル伊藤に丸山は「話を聞いてください!」とすがりつきながら命乞いをするが、隙を突いて腹パン。「全国に何店舗あるんだオラァ!」と叫びながらストンピング連打。ここで阿部も参加して連携攻撃を狙うが、カーベル伊藤がスワンダイブ式のダイビングクロスボディでまとめて倒すと大森にタッチ。
 大森は「新車が一万円!」と叫びながら阿部をタックルで吹き飛ばすと続けてブレーンバスター。カウントは2。さらに、「カーベルボンバー!」と叫んでロープチャージするが、場外から丸山が足を引いて妨害に成功。

 ここで突如セコンドからリング内にパイプ椅子が投げ込まれると、丸山はそれを使って大森を殴打しようと狙う。しかし救出に来たカーベル伊藤がドロップキックで蹴散らす。たまらず場外に逃れた丸山&阿部にカーベル伊藤がノータッチ・トペ・コンヒーロを敢行。
 試合権を持った阿部をリングに戻すと、大森&カーベル伊藤がトレイン攻撃。続けて、コーナートップに登ったカーベル伊藤がフライングボディプレス。このアシストを受けた大森がアックスボンバーで阿部を沈め、カウント3。


 試合後、マイクを取ったカーベル伊藤が挨拶。

カーベル伊藤「皆さーん!カーベル大感謝祭、楽しんでますかー?!(会場は大喝采で応える)ありがとうございます!11年前、たった4人でスタートしたカーベルです。今、社員が50名になり、年商50億の会社になりました。これも皆さんのおかげです。ありがとうございます!今日は皆さんに、一つお知らせがございます。今日、私がここに着いたのが19時ジャスト。本来であればスタートから入るべきなんですけど、なんで19時までかかったか。お知らせです。皆さん!去年のAbemaTV覚えてますか?ボクサー、『亀田興毅に勝ったら1000万円』……今年、『朝青龍を押し出したら1000万円』!それに、なんと!カーベル伊藤!最終審査に残っています!300人位が応募されてて、今日最終審査の20名。そのうちの一人が私です。その中から5名に絞られます。だから、私、朝青龍にビデオメッセージで言ってやりました。『でっかい奴ばっかと戦ってもな、見てる人飽きるんだよ!』って!もちろん、チャレンジャーの中で僕が一番スモールサイズです。78kgの僕が、朝青龍をぶん投げるシーンを!……決まりましたら見てください(笑)ここで、誰か……誰か誰か誰か!朝青龍の倒し方を教えて下さい!……それでは、この人にご挨拶も兼ねて皆さんの前で、この人に朝青龍の倒し方を教えてもらおうと思います。全日本プロレス!秋山社長、入場ッ!」

 ここで全日本プロレスのテーマに乗って秋山準が登場。

秋山「いつもカーベルさんにはメインスポンサーとしてお世話になっています!今、カーベル伊藤さんが言った朝青龍の倒し方ですが、一番いいのは、カーベルの支店の多さを(朝青龍の)耳元で言うのが一番いいと思いますよ(笑)CMとか……そういう話をすればコロっと負けると思うんですけど(笑)ただ、真正面からガツンと行ってください!期待してます!」
カーベル伊藤「それでは皆さん!最後の二試合、ガチガチのプロレスが始まりますので、お楽しみください!今日のご来場ありがとうございました!」

第4試合


 高杉と野村のマッチアップでゴング。
 ロックアップで組み合い、腕取り、ヘッドロックからのショルダータックル合戦とオーソドックスな攻防。高杉が何度もぶつかっていき、ついに野村を倒すと原にタッチ。
 原、青柳のマッチアップ。格闘技ベースの間の詰め合いからローの打ち合い、青柳が低空タックルから原を倒すと、原が下から腕関節を獲る。青柳がすかさず取り返し、マウントポジションへ。そのままヘッドロックからショルダータックル。青柳が起こすと、原が飛びつき腕十字。ロープブレイク。さらに、ニーリフトから下田にタッチ。
 下田はエルボーを連打。青柳もそれに応えるが、下田が気合のランニングエルボー。さらにサッカーボールキックに連発からフォールもカウントは2。休ませずにハンマーパンチを打ち下ろし、原と二人でダブルのショルダータックル。
 そのまま原と青柳のマッチアップへ。原はスリーパー。青柳はロープへ。原はロープチャージも青柳がビッグブートからドロップキックで反撃。両軍タッチ。
 岩本と高杉のマッチアップへ。岩本はガットショットの連打から高杉の背中に膝を入れてフェイスロック。これを逃れられると野村にタッチ。
 野村は高杉をコーナーに振り、串刺しのバックエルボー。さらに青柳にタッチしてからのダブルのバックエルボー。
 青柳はかち上げ式エルボーやビッグブートなどで痛めつけ、岩本にタッチ。
 岩本を相手に高杉はエルボーを連発して意地を見せていくが、岩本がボディスラムから逆エビ固め。これを逃れると岩本は再びコーナーに降って串刺しを狙う。高杉がそれに合わせてカウンターでスピアーを叩き込むと原にタッチ。
 原は岩本に串刺しのジャンピングエルボー、続けてレッグラリアート、掌底連打からハイキック、ジャーマンスープレックス、PKと畳み掛ける。それでも決まらず再びジャーマンを狙ってバックを取るが、岩本の一本背負いが炸裂。青柳に繋ぐ。
 青柳はエルボー連打からビッグブート、さらにコーナートップからのフライングクロスボディ。これはカウント2。さらにバックを取る青柳だったが、原がクラッチを切ってアームロックに捉えてグラウンドに転がして切り返す。これをロープに逃れられると原は下田にタッチ。
 下田はニーリフトを連発し、青柳にエクスプロイダー。さらにラリアット。これはカウント2。さらにロープチャージする下田だったが、跳ね返ってきたところに青柳がヒザを合わせてぶち当てると下田もたまらず高杉にタッチ。青柳も野村に託す。
 野村は串刺しのエルボーからノーザンライト・スープレックスホールドもカウントは2。続けてラリアットを狙う野村だったが、かわした高杉がチョップでなぎ倒す。ここで頑固軍が入ってきてトレイン攻撃。さらに原がソバット、下田が膝蹴りをぶち当て、高杉がサンセットフリップ、さらに裏投げもカウントは2。
 トドメのラリアットを狙う高杉だったが、野村がカウンターのスピアーを突き刺し、山折りで痛めつけた後、最後はフロッグスプラッシュでカウント3を奪った。

第5試合


 両者握手からゴング。
 お互いジリジリと距離を詰めるが、ファーストヒットは大久保のロー。続けてジョータもローでお返し。
 バックの取り合いからグラウンドへ。大久保がスリーパーに捉える ジョータもすりぬけてハンマーロック。しかし大久保も足を取ってグラウンドに引き倒してレッグロックへ。これをジョータは腕十字で切り返す。大久保がロープエスケープ。
 再び向かい合う二人。手4つで組み合い、力比べ。ジョータが押し込み大久保はブリッジで耐えていたが、ジョータが体重を乗せてフォール。カウント2。大久保は場外で一旦間をとる。
 大久保がリングに戻るが、既にジョータの流れに。ジョータがニーでひるませ、フロントネックロック。体勢を反転させてスイングネックブリーカー。さらにスリーパーから肩固め。大久保はロープへ。
 ジョータは攻める手を緩めずストンピング連打。さらに顔面を張っていく。大久保も意地で顔面を張り返すが、ジョータはハイキックで黙らせる。倒れた大久保にダイビングエルボー、カウントは2。
 さらにジョータはエルボーを打ち込んでいく。大久保も気合を入れて打ち返し、足を止めてのインファイトに。大久保が優勢に進め、正面跳びのドロップキックでジョータを吹き飛ばす。しかしジョータもすぐにスライディングキックを見舞い、ダブルダウン。
 互いに膝立ちから顔面を張り合い、続けてヘッドバッドの打ち合い。ジョータのランニングヘッドバッドが大久保の眼下に当たり会場には大きな鈍い音が響く。
 しかし大久保は怯まずブレーンバスター、PK、ギロチンドロップと畳み掛け、アームロックで絞り上げる。ジョータがこれを逃れようとすると腕十字に切り替えてギブアップを迫る。
 これをロープに逃れられると、大久保はミドルキックを連発。しかしジョータが延髄斬りで切り返すと、コーナーに振って串刺しのエルボー、ラリアット。続けてブレーンバスター。大久保が起き上がると顔面にトラースキック。フォールも2。
 ジョータが大久保を起こすと、隙を突いて大久保が腹部にニーリフト。さらにロープに走ってフライングニールキック。続けてコーナーに上ってダイビングニードロップ。さらにジャーマンスープレックス。カバーに入るもカウントは2。
 大久保はジョータをロープに振るが、ジョータはフライングニールキック。さらに膝立ちの大久保の顔面にトラースキック。その後、二人は掌底やミドルキックを正面から撃ち合うが、大久保が組み付いてキャプチュードを連発。最後は垂直落下式のキャプチュードでカウント3。

エンディング


 試合後、満身創痍の大久保に代わって遠藤マメが最初にマイクを取る。

マメ「どぉだ!これが頑固プロレスだ!一樹ちゃん、おめでとうございます!」
大久保「まずは、カーベル伊藤社長、本日はこのような大きな舞台をご用意していただきまして誠にありがとうございます!自分は細かい技術云々じゃなく、蹴ったり張ったり関節技したり、そういうわかりやすいスタイルでずっとやってきています。これもこういうプロレスのスタイルがあるということを、今日初めてプロレスを見たというファンの方にも知っていただきたいと思います!ホントに今日はありがとうございました!」
マメ「それでは締めましょう!『カーベル最高ッ!オーッ!』で行きます!」
全員「カーベル最高ッ!オーッ!」

 その後、カーベル伊藤も含めて記念撮影を行った。

<試合後コメント>

大久保一樹
――頑固王座の奪取、そしてナイスガイガウンの防衛おめでとうございます!
「まずは応援していただいた皆様、そしてこの大きな舞台を用意して頂いたカーベル伊藤社長に深く御礼を申し上げます」

――対戦相手のジョータ選手についてはいかがですか
「ジョータ選手とは何度もやったことがある選手で、負けず嫌いというか気持ちが一番頑固プロレスの中でも強くて、細かい技術云々じゃなくて気持ちで戦う選手なので。そういう意味で、自分も気持ちで負けない試合をしました。前半でヘッドバッドもらったときから記憶が飛んじゃってるんで、自分の中ではなんとか勝てたって感じですね。自分の思っていた展開とは違ってシリアスな感じになってしまいましたね。短期決戦を狙わないと勝てないと思ったんで。勝てたことは嬉しいです。イメージ通りに行かなかったのが心残りです。応援していただいた皆様に自分たちのスタイルを見せたかったですね」

――カーベル伊藤社長がAbemaTV主催の『朝青龍を押し出したら1000万円』企画の最終選考に残ったという話がありましたが、大久保選手が朝青龍に勝つための作戦を立てるとしたらどういうものになりますか
「私は伊藤社長を指導させていただいてるんですけど、伊藤社長の武器は速さです。身体能力が高いんですよね。正面から言ったら正気はないと思うんですが、誘って誘って一瞬の隙を突いて押し出すような作戦だったら勝機はあると思います。変則的な闘いなら勝機はあると思います。捕まったら負けですね」

――最後に。ファンに向けてメッセージをお願いします
「今日はカーベル大感謝祭ということで、全日本プロレスさんとHEAT-UPさん、色んな方の協力の下、頑固プロレスができたんですけど、今日見に来られなかったファンの皆様、今日初めて頑固プロレスを見に来てもらったファンの皆様にまた頑固プロレスを応援してもらいたいというのがあります。プロレス馬鹿みたいな感じでやってる自分ですけど、こういう団体もあるんだということをもっと多くの人に知っていただきたいと思います。応援していただいた皆様、そしてこれからも応援の程、宜しくお願い致します!」

<大会総括>

カーベル伊藤
――今回の大会を終えられて、総括をお願いします
「カーベル11周年の感謝のイベントなので、試合の内容もですけど、沢山の人の喜んでもらうという目的が果たせて良かったかなと思います」

――試合後、AbemaTV主催の『朝青龍を押し出したら1000万円』企画の最終選考に残ったというご報告がありました
「『朝青龍を押し出したら1000万円』の企画に応募しまして、一次審査通って、二次審査も通って、最終の20名に残って、朝青龍へのメッセージVTRを撮るというので今日会場への到着が遅くなってしまったんです。最終的に出られるのは5名と聞いているので、その5人に選ばれたらね、中小企業の社長の代表として、78kgが朝青龍を転がしてきますので、ぜひご期待ください!」

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