永島勝司 ゴマシオ親父のつぶやきR[第29回]

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今年の大相撲も九州場所は先週で終わった。それも、何とも後味の悪い日馬富士の7度目の優勝で幕を閉じたが、場所中、北の湖理事長の急逝もありとんでもない波瀾万丈の場所となった。

この後味の悪さの犯人はズバリ、横綱白鵬である。
“猫だまし” をやり、北の湖理事長から「横綱にあるまじき行為」と、批判されつつも何とか場所終盤まで全勝を続けていたが終盤に入って、コロッ、コロ、コロと負けてしまった。それも内容がどうにもお粗末で、場所後の横綱審議委員会からも無気力相撲と散々警告を促された。
特に千秋楽、日馬富士が負けたのだが、それに付き合う形で優勝決定戦進出を逃す無気力負け。その前に日馬富士が負けていただけにファンの期待感は、大いに高まったが白鵬は鶴竜に何ともあっさり負けてしまった。まるで、日馬富士に優勝させる為の無気力相撲ととられても言い訳出来ないだろう。


ここ3場所位前から引退発表が近い、と噂されていた白鵬。一代年寄が許されるのは、日本国籍を持っていなければならない。白鵬はあえてそれをとらなかった。あれだけ充分な実力と、経歴を持っている白鵬。
彼は既に、モンゴル・ウランバートルに大御殿と言われる日本人設計の家を建てている。それに次期大統領も狙える存在と言われ、モンゴルでは先輩横綱の朝青龍を超える存在として君臨している。既に今後の生活設計は金銭面も含め充分成り立っているだろう。情報では九州場所後、一週間後、引退発表と思われたが北の湖理事長の急逝もあり22日の協会葬を終えるまでは動けない。
しかし、肝心なのは白鵬の精神状態に微妙な変化が起きている事は確かで、何とも波乱含みの年末だ。

先週のTV視聴率では、9日目から千秋楽まで、7日間がベスト20に入っているという異例の相撲人気。しかし、ここで考えなければいけない事がある。次期理事長選出の問題も合わせ相当騒がしくなると思われ、力士の相撲内容も含めもう一度、褌(ふんどし)を締め直す時なんじゃないか!?

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