WWEネットワークの散歩道 6回目
- 2016-4-7
- WWEネットワークの散歩道
ついに中邑真輔選手がWWEのリングに上がりました。フィン・ベイラーがWWE入りの際に送った「ビー・ユアセルフ」という言葉そのままに、そのまんまの中邑真輔でしたね。マニアックなファンが集まるNXTの会場では、日本でのままの自分が求められていると察した中邑選手があえて色を付けずに戦ったということでしょうか。ここからどう変わるのか、それとも「ビー・ユアセルフ」であり続けるのか。もっとも変わり続けるのが中邑選手とも言えるので、ファンはそれを楽しませてもらいましょう。WWEネットワークで(笑)。
そしてもう一人、飯伏幸太選手が観戦する姿が映し出されるというサプライズも。「たまたま近くにいたんで、中邑さんの試合が見たいな~と思ったらフナキさんがいて・・・」なんてことはないはず。今年の夏に計画されているという、WWE主催のクルーザー級トーナメントへの参加もあるのでしょうか?
【NXTテイクオーバー ダラス:2016年4月1日】
http://network.wwe.com/video/v569242783
観客席にいる飯伏の紹介(23分くらい)
シンスケ・ナカムラ対サミ・ゼイン(43分くらい)
それでは今回のテーマは「衝撃の登場」で。月曜テレビ戦争と呼ばれたWWEのマンデーナイト・ロウとWCWのマンデー・ナイトロの視聴率争いは、プロレスラーの収入や社会的地位を大きく引き上げ、プロレスそのものに大きな変革をもたらし、さまざまな夢のカードを実現させました。そして人間関係やより多くの収入を求めてライバル団体への移籍というのも多く発生し、そこでまた新たな価値観の創造や新たなキャラクターの確立といったことが起こったわけです。それにしてもついこの間までWWEに出ていたはずのレスラーが、急にWCWに乱入してきたとなると、こまめに情報を追っているマニアならともかく、一般の視聴者はクロスオーバーしての番組作りが行われているのかと迷ったことでしょうね。
その最たる例が現在新日本プロレスで活躍しているコーディ・ホールの父である、スコット・ホールがWWFでのレイザー・ラモンのキャラクターのままで登場した回のマンデー・ナイトロですね。そしてその後には追いかけるようにディーゼルことケビン・ナッシュも登場しました。
【ナイトロ37:1996年5月27日】
http://network.wwe.com/video/v35664489
スコット・ホール登場(24分くらい)
【ナイトロ39:】
http://network.wwe.com/video/v35671921
ケビン・ナッシュ登場(1時間26分くらい)
次はついこの間のPPVでチャンピオンになったはずなのに、他団体のリングに上がったという例を。WCWの2000年1月16日のPPV大会であるソウルドアウトでWCW世界王者になったクリス・ベノアが、盟友であるディーン・マレンコ、エディ・ゲレロ、ペリー・サターンと1月31日のマンデーナイト・ロウに出現という事件がありました。これは人間関係のもつれからともっぱら言われていますね。
【ソウルド・アウト:2000年1月16日】
http://network.wwe.com/video/v31360099
<おすすめの試合>
ケビン・ナッシュ対テリー・ファンク(2時間1分くらい)
シド対クリス・ベノア(2時間16分くらい)
【RAW349:2000年1月31日】
http://network.wwe.com/video/v534247883
<おすすめの試合>
クリス一派、乱入(9分くらい)
ザ・ロック対カート・アングル(32分くらい)
そしてクリス・ジェリコのRAW初登場もインパクトのあるものでした。カウントダウン・トゥ・ミレニアムと登場前から煽られ、WCWでは達者なしゃべりで対戦相手をやり込めていたジェリコが、WWEで初めて絡んだ相手であるロック相手には・・・という場面でした。この丁々発止のやりとりは2人ならではものでしたが、ここ最近ではあまり絡んだ記憶はないですね。ちょっと残念。
【RAW374:1999年8月9日】
http://network.wwe.com/video/v35886467
<おすすめの試合>
クリス・ジェリコ、RAW初登場(1時間05分くらい)
そして最後は「衝撃の登場」となるとオールドファンなら忘れられない、まさに言葉通りとなったショックマスターの登場シーン。解説文にもベスト・オブ・ザ・ワーストとありますね。とにかく見てください・・・
【WWEクイックヒッツ:ショックマスター】
http://network.wwe.com/video/v37049599