猪木のデビュー50周年パーティーが盛大に開かれる!猪木はデビュー戦白星の鈴川を高評価し、小川欠場の影響はなし!

100925_Inoki-1.jpg 25日、IGFプロレスリングのJCBホール大会終了後、隣の渡橋ドームホテルで『アントニオ猪木デビュー50周年パーティー』が開催された。たくさんの猪木信者も駆け付けた中、壇上には東京スポーツ社、ベースボール・マガジン社、ケイダッシュなどの社長と共に、デヴィ夫人や力道山夫人、九重親方(元千代の富士)、そして藤波辰爾、初代タイガーマスク、藤原喜明、蝶野正洋といったプロレスラー、さらにロックンローラーの内田裕也氏も上がり、猪木を中心に鏡割りが行われた。
 このほかにも、この日IGFの大会に出場したジョシュ・バーネットやボブ・サップ、澤田敦士や鈴川真一のほか、ウルティモ・ドラゴンやアレクサンダー大塚、アントニオ小猪木もパーティーに駆け付けた。ファンにとっては選手たちと話をしたりと、記念撮影をしたり、サインをもらったりと貴重な場になった模様。

 そしてIGFの大会の中で猪木が長包丁で切り落とした巨大マグロと同じ大きさくらいの巨大マグロの解体ショーが行われたり、猪木の50周年を祝う特製のケーキが出席者に振る舞われたりとパーティーは大いに盛り上がった。
 そして最後に猪木が挨拶の中で「いよいよある先生が開発した電気を溜める技術が完成しました。これをアメリカ、ブラジル、いろいろなところな僻地に持っていって、テレビつけてあげて、そこで教材を入れてあげれば学校に行かなくても初歩的な勉強が出来る。そんな自分の夢を今年から来年にかけて実現出来ると思います」と、いかにも猪木らしい壮大な夢を語った。
 プロレスについても「これから元気のいい選手がこのIGFのリングから旅立ってくれる、飛び出してくるのを期待して訓練場をまた作りまして、中国との交流を深めていく中でザマァミローッ! となるような試合が出来たらいいなと思います」と語った猪木は、民主党の代表戦の前に「ガンバロー」とコールしていた点に触れ、「あんなんじゃ気合いが入らないよ。ガンバローじゃタイミングが悪い! 1、2、3、ダーのほうが絶対にいい! だからそれを使わせてくださいと言ってました」と言ってニヤリ。そして「日本を元気にするには、この1、2、3、ダーのほうがいいと思います。元気があれば何でも出来る。健康に勝るものなし。そんな思いを込めて、いくぞ! 1、2、3、ダー!」と拳を突き上げてパーティーを締めくくった。

100925_Inoki-2.jpg パーティー終了後、囲み会見に応じた猪木は、改めてIGFのJCBホール大会を振り返って「いつも辛口になってしまうけど、今回はあまり笑いは出来なかったんでね。俺が一番嫌うのは笑いのプロレスなんでね」と険しい表情。一度は両者リングアウトに終わったメインのジョシュvs.シルビアを強権を発動させて延長戦を行わせたことに関しては、「これはボクシングにドン・キングって人がいますけど、やっぱり対立構造というか、UFCのチャンピオン同士が闘いますぐらいじゃカッカッしてこないじゃないですか。そこにやっぱり何か仕掛けをしないと。もっとハッキリ剥き出しのファイトになってくれれば......まぁ後のほうで火が付いたっていうか」と、やはり猪木としては感情が剥き出しになる闘いを求めている様子。
 12・3両国大会では2億円ベルトを争う闘いを行うことを示唆した猪木だが、ジョシュは早速エースとしてベルト獲りを狙うと宣言。それを受けて猪木は「どうせ作るなら本物というか、それだけの価値観のあるものが(いい)。別にお金の金額がどうではなく、締める人によってベルトの価値観は変わってきますけど、とりあえず1つのウリとして2億円のベルトと。本当は3億円のベルトのほうがいいんだけどねぇ。(12・3は)それ(=ベルトを巡る闘い)でいくか、UFCの選手が何人か参戦したいっていうのが急に来たんでね。今回のシルビアっていうのが出たことで流れが変わるというか、いままでは出たくてもどういう道があるか分からなかったけど、ロスのほうの事務所には問い合わせがすごいんです」と語った。
 プロレスデビュー戦でマーク・コールマンから大金星を奪った元若麒麟・鈴川に関しては「コールマンっていうベテラン中のベテランにぶつけて、まぁよくやったんじゃないかな。あんまり褒めると、アンニャロその気になるし(笑)。でもその気になるのもまた魅力の1つかもしれないし。まぁもうちょっと技があって、ビシッと仕留めてくれたらお客さんも満足だったと思う。(闘う気持ちが)前向きに出てましたね。スタミナも心配したけど、逆にコールマンよりも(あった)」と高評価。
 その逆にJCBホール大会を欠場した小川直也の関しては「(欠場の影響は)全然! 逆に新しい軸が動きだした感じがしましたね。やっぱり誰かを1つにメインとかに置いて、軸を決めてマッチメークをしていかないと。それが(小川がいないことで)逆に自由に(なった)。角谷(正義)に期待したんだけどねぇ」と、鈴川同様に今大会から投入した新戦力が小川に代わってIGFの新しい軸になることに期待を寄せた。
 そして最後に猪木は12・3両国大会に向けて「今回少林寺も入って来たし、もうちょっと国際色の入った大会になるように。いまはちょっと発表出来ないけど、政府が絡むような問題なんですけど『平和の祭典』のようなものが実現したら、ちょっとおもしれぇなって。もうちょっと根回しをしてからじゃないと発表出来ないけど、猪木がやる以上人がビックリするようなことをやらないと」と壮大な計画が水面下で進行していることを示唆した。

リンク: プロレスデビュー戦で元若麒麟・鈴川がコールマンから大金星!ジョシュはUFC元王者対決を制し、WWEのビンス会長が猪木に対戦要求!?

2010年9月25日 23:32
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