前田日明が断言!「もしバッジ付けてて(OUTSIDERを)止めなきゃいけないなら、バッジを止めますよ」

100214_Maeda-1.jpg 14日、ディファ有明で行われたFIGHTING NETWORK RINGS『THE OUTSIDER 第10戦』。大会終了後、いつものようにマスコミ向けの囲み会見に応じていた前田日明リングス代表。

 そこでひと通り大会に関する総評や質疑応答を終えたあと、「何でも言ってくれりゃしゃべります。選挙のことですか?(笑)」と自ら"そっち"の話を振った前田代表は、「自分51(歳)になったんですよ。で、子供がまだ2歳じゃないですか。コイツがハタチになったら68ですよ。たぶん俺らみたいなレスラーやって、総合格闘技やってる奴、黎明期だから試合は月1ですよ。もうボロボロですよ。関節なんかいいところないですしね。いまでも左足はチタンで出来た止める金属が20何本入ってますしね。アバラなんか2本くらい折れて、くっつかずそのままですし、挙げたらキリがないくらいいっぱいあるんですよ。正直言って、日本人平均寿命の78まで生きれるかって言ったら無理だと思うんですよ。まぁ70前後でしょうね。
 そういうのを思いながら、ふと世の中を見ると年末に何十万人の人がいきなり路上生活になったりしている。この間も浅草で食堂のゴミ箱を何人かで漁って、その中の残飯を食べているのを見たんですよ。パッと身なり見ると、たぶん1週間も経たないあいだにそういう生活に入ったんですよ。それが何と多いこと! 4、500メートルのあいだに10人ぐらいいるんですよ。エラいショックでね。俺らの頃はそういう路上生活者っていうのは、10年ぐらい風呂に入ってないくらい真っ黒で、ボロボロの靴だったのに、いま皆さんのしている格好とそう変わらないんですよね。そういう風景って俺らが若いときはなかったんです。いまはもう何でも効率、効率、金、金ってね」と寂しそうに語った。
 かなり長い間独身貴族だった前田代表だが、やはり40代で結婚、そして子供が出来たことがやはり大きかったようで、「1つの前田日明の族長になったわけです。いろんな意味で彼らに対して責任があると思うんですよ。だから族長として、いまの自分にそういうチャンスがあるのなら、その権利を使って自分の子供と同じ世代の子たちに、自分が経験したような豊かな日本を見せたい。こんままじゃ坂道転げ落ちているんですよね」と語った。

100214_Maeda-2.jpg 政治に対しては「政治っていうのはずっとモンキービジネスなんですよね、分け前を漁る。どうやって分け前を漁るかっていうのを、議員と官僚が一緒になって考えるっていうのが日本の政治でね。実態を知れば知るほどビックリするし、都市伝説ですか?って思えるような本当のことがいっぱいあったりしてね」と辛口分析。
 しかし、そんな政治の世界に入っていって、思ったことを実現するというのは、なかなか険しい道のりと思われる。しかし、その辺は十分承知の上のようで「自分1人が手を挙げたってどうなるか分からないけど、何とかしますよ! 皆さんご存じの通り、僕は言い出したら聞かない人間なんで、少々脅かされても大丈夫ですよ。まぁ頑張ります」といかにも前田日明らしい発言も。
 格闘技ファンとしては、政治家になったあとの前田代表が格闘技とどう関わっていくのかが気になるところだが、前田代表は例え議員バッジを付けることになっても、THE OUTSIDERは続けていくことを宣言! 「もしバッジ付けてて(OUTSIDERを)止めなきゃいけないなら、バッジを止めますよ」とまで語った。もはやTHE OUTSIDERは前田日明のライフワーク! これで格闘技ファンもひと安心だろう。

リンク: THE OUTSIDER 第10戦

2010年2月14日 22:11
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