60-65kgトーナメントは選考試合からスタート!ワンマッチにも個性的な選手が続々登場!

100214_Outsider10-1.jpgFIGHTING NETWORK RINGS
THE OUTSIDER 第10戦
日時:2月14日(日) 開始:15:00
会場:ディファ有明

 14日、ディファ有明で行われたFIGHTING NETWORK RINGS『THE OUTSIDER 第10戦』。昨年好評だった65-70kgトーナメントに続き、今年はまず60-65kgトーナメントを開催することになり、今大会ではトーナメント本戦出場に向けての選考試合が多く組まれた。"ヨコハマ・メタルシティ 陵辱のバッドチューニング"土橋政春選手や"青森最強 死神ストライカー"神風飛丸選手、"寝ても立ってもフルボッコ 取手の拳帝"幕大輔選手、"学生プロレス元王者 ジ・ウィンナー"五十嵐充選手といった、OUTSIDERファンにはお馴染みの選手が多数出場する中、優勝大本命と言われているのが"アウトサイダー少子化対策担当大臣 最強保育士"秋山翼選手。
 ところが、選考試合にしてその秋山選手を破り、本戦に進ませないんじゃと思われるほど強敵との対戦が実現! 何と秋山選手の相手は"渋谷連合初代頭 喧嘩破壊堕天録カイジ"平野海志選手! この注目の一戦は当日、やや試合順が変わってしまったが、トーナメント選考試合のメインとしてラインナップされていたほど。
 若干20歳の平野選手だが、秋山選手が前に出てくると何倍もの手数で応戦。やや面食らった様子の秋山選手はタックルでのテークダウンにチェンジするが、足関節を取らせない平野選手は逆に胴絞めスリーパーに持っていく。何とか首に腕が回らないように防御した秋山選手は、体勢を入れ替えて上になりパウンドで反撃。
 2Rに入ると平野選手がパンチを出してきたところにタックルを合わせた秋山選手だが、平野選手のガードが固くてなかなか思うようにパウンドを落とせない。逆にタックルを切った平野選手が再び胴絞めスリーパーを狙う場面があったが、秋山選手も極めさせないまま試合終了のゴング。非常に見応えのあるハイレベルの試合だったが、判定で秋山選手の勝利が告げられた瞬間、平野選手はガックリとヒザをつき項垂れるほどショックを受けていた。
 表彰式のときもショックを隠せない様子の平野選手だったが、前田日明代表はこの試合を「本当にアグレッシブで、そのままプロのマッチメークにスコンと入れて、テレビに映してもレベル的に全然問題ないというか。いい試合でしたよ」と絶賛し、ベストバウト賞に選出した。
 この日行われたトーナメント選考試合に勝った7名+主催者推薦選手の計16名が、4・3第11戦で行われる60-65kgトーナメント本戦1回戦に出場するという(+リザーバー)。前田代表は推薦選手の候補として、ひとまず渋谷莉孔選手、黒石高大選手、清水征史郎選手の3選手の名前を挙げた。

100214_Outsider10-2.jpg シングルマッチ(ワンマッチ)のほうにもバラエティに富んだカードが組まれたが、昨年3・15両国大会に出場し、"Mr.OUTSIDER"黒石選手と対戦し、好勝負の末に勝利した"太田総理の最強ブレーン ザ・タイタン"野口悠介選手が、再びOUTSIDERに出場! 売れっ子放送作家でありながら、OUTSIDERに出ることを担当番組内で爆笑問題やアンチャッブルにイジられていた野口選手だが、今回は元体操選手の走り屋という異色のファイター"ルート298のスピードキング"田中勇士選手と対戦。
 Perfumeの曲に乗って入場した野口選手は、いきなりパンチの打ち合いに。野口選手が首相撲からのヒザにチェンジすると、田中選手は構わずボディブローを連打。さらにフックで野口選手に尻餅をつかせた田中選手はヘッドロックのような体勢で野口選手をグラウンドにねじ伏せる。しかし、野口選手はそのままの体勢でゴロンと転がると、うまく両足を田中選手の脇の間に入れ、そこから一気に腕十字へ! うつ伏せになった田中選手は脱出することが出来ず、これで野口選手が勝利!
 黒石戦に続き、またも鮮やかな関節技で勝利した野口選手はこの勝利は大事な仲間たち、大好きなPerfume、そして今日ここに来れなくなってしまった大事に人に捧げたいと思います」とマイクアピール。もしかして、その大事な人とはラジオ番組内で「応援に行こうかな」と言っていたアンタッチャブルの柴田のことか?

100214_Outsider10-3.jpg また、今大会にはまた新たな個性的ファイターが新規に参戦してきていたが、中でも注目だったのは若干18歳ながらパンクラスの所属し、現在パンクラスのバンタム級1位の川原誠也を実兄に持つ"南斗水鳥拳 正統伝承者"レイ選手。対するは第3戦で吉永啓之輔選手と対戦した際、敗れはしたものの吉永選手をかなり苦しめた"軍鶏"江田雄一選手。
 前田代表曰く「前回見たときは刑務所から出てきて、そのままって感じだったけど、今日普通の姿を見たら、エライシティボーイ風になってて、頭も染めてアカ抜けてビックリしたね」という江田選手だが、まさに軍鶏というキャッチフレーズがピッタリな粗々しい感じ。開始早々、電光石火の右ストレートでレイ選手からダウンを奪うと、一気にパンチで仕留めようともの凄い形相でパンチを打ち下ろしていくが、レイ選手も下から突き上げるようなパンチで応戦。
 お互いのパンチが交差するスリリングな展開が続く。2Rに入り、レイ選手は意表を突いたジャンピングパンチ! 辛くもクリーンヒットを逃れた江田選手もジャンピングパンチを返すが、なかなかお互いにパンチが当たらないものの、当たれば一発で倒れそうなパンチをガンガン打っていった。残り10秒でレイ選手のパンチが江田選手の顔面を捕らえたものの、これは踏み込みが浅く決定打に欠けた。結果、判定で江田選手が勝利した。ちなみに今大会にパンクラスの北岡悟が観戦に訪れていた。

 江田選手と似たようなタイプで、前田代表が「前に出たときは、このままOUTSIDER出ている分にはいいんだけど、また何かやらかして塀の中戻っちゃわないか心配だったけど、リングの上で聞いたら毎日練習するのが楽しいって(言ってた)ちょっと嬉しいですよね。そういう意味ではちょっとは貢献出来ているのかな」と感慨深げに語った"リアルマッドタイガー 解き放たれた虎"大山勇樹選手は、"本名 田中太一"人間ターミネーター選手という新参ファイター相手に、終始両手を広げて「打ってこい」と挑発。
 人間ターミネーターが打ったパンチもスウェーでかわしてみせ、ビシビシとローキックを入れていった。その結果、大振りパンチを振りまわしていた人間ターミネーターの心が2R途中で折れてしまい、スタンディングダウンを取られたあとに、そのままレフェリーストップという結果に終わった。

 オープニングで前田日明代表は「毎年大変な世の中になっていきます。これは自分の少年時代、青年時代にはなかった状態です。みんなそれぞれの生活があるので、思いっきり頑張って闘ってください。自分を奮い立たせてください。努力を続ける者が、諦めない者が最後に自分の人生を掴みます」と熱く語り、表彰式後には今年は上位の選手をプロの試合に積極的に出していくと発表した。
 ちなみに昨年末、青木真也が対戦相手の腕を故意に折ったことについて、前田代表は「変な言い方ですけど、ウチの子たちはみんなああいうのを狙っていますからね。ある程度実力を揃えてやらないと、ちょっと試合前に揉め事があったときとか、すぐそういうふうになっちゃうでしょ。まぁレフェリーとか、俺らが絶対にさせないですけどね」と語った。


▼第1試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"浜松斬刃拳道場 特攻隊長"●関谷勇次郎
1R 0分50秒 KO
"天下一武闘会の新星"○松岡洋平

▼第2試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"青森最強 死神ストライカー"●神風飛丸
1R 0分40秒 チョークスリーパー
"ヨコハマ・メタルシティ 陵辱のバッドチューニング"○土橋政春

▼第3試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"首都襲来 長野の暗黒支配人"○田中旭樹
1R 0分8秒 KO
"アウトロートレイン 相鉄線の覇王"●角田智康

▼第4試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"栃木 漆黒の流星"○手塚勇太
1R 0分8秒 KO
"防犯カメラ日本一の街 西新宿鮫"●小林 慶

▼第5試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"和製ヴァンダレイ 鋼の喧嘩術師"○友田隆志
2R 判定3−0
"不良偏差値エリート県 柔を極めた男"●堀切勇太

▼第6試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"寝ても立ってもフルボッコ 取手の拳帝"○幕 大輔
1R 1分03秒 TKO(レフェリーストップ)
"学生プロレス元王者 ジ・ウィンナー"●五十嵐 充

▼第7試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"キング・ミダラ組 ショットガン・ターミネーター"●伊敷安史
1R 2分10秒 KO
"九州 蹴り技の貴公子"○和田周作

▼第8試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"理由なき反抗 名門三郷高校の蒼い稲妻"○島根 豊
1R 1分23秒 レフェリーストップ
"静岡相良のシューティングスター"●植田雄太

▼第9試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"元・船橋夜櫻會四代目総長"●矢野優二郎
2R 0分38秒 レフェリーストップ
"沖縄から本土初上陸 猛毒ゴーヤファイター"○宮良好明

▼第10試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"漢は花道 火山処大分 ケンカの天才"○花道
2R 判定2−1
"特殊暗殺任務遂行部隊 三島のCIA"●シンゴD2

▼第11試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"実録死亡遊戯 九州軍団 影の総帥"○山元 寿
不戦勝
"第6回大会MVP 平成生まれの火の玉小僧 弾丸エイティーン"●比夏瑠

▼第12試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"濱の勇二"●高垣勇二
1R 2分02秒 KO
"沼津の一撃空手王"○渡辺竜也

▼第13試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"渋谷連合初代頭 喧嘩破壊堕天録カイジ"●平野海志
2R 判定0−3
"アウトサイダー少子化対策担当大臣 最強保育士"○秋山 翼

▼第14試合 THE OUTSIDER 60−65トーナメントマッチ 選考試合
"昭和の極悪クリミナルレコーダー"○茂木浩明
不戦勝
"愛知最強 伝説のギャング"JOKER"創設者"●脇 清和

▼第15試合 体重Limit72kg
"焼津の暴力マリア"○宮永一輝
1R 2分59秒 TKO(ドクターからのタオル投入)
"埼玉のストーンヘンジ 文系柔道メーカー"●大木朋也

▼第16試合 体重Limit62kg
"太田総理の最強ブレーン ザ・タイタン"○野口悠介
1R 1分44秒 腕ひしぎ十字固め
"ルート298のスピードキング"●田中勇士

▼第17試合 体重Limit72kg
"龍ヶ崎のクレイジーハンマー"●ブラックコンバ
1R 1分6秒 TKO(2Down)
"戦慄のトマホーク・ラッパー"○滝本光成

▼第18試合 体重Limit74kg
"本名 田中太一"●人間ターミネーター
2R 1分46秒 レフェリーストップ(本人のギブアップ)
"リアルマッドタイガー 解き放たれた虎"○大山勇樹

▼第19試合 体重Limit73kg
"モンスターファクトリー 茨城からの刺客 ケンカバッティングマシーン"●沼尻和之
1R 2分6秒 レフェリーストップ(パウンド連打)
"吉永イズム継承者 栃木真岡の特攻野郎"○舘野智良

▼第20試合 体重Limit77kg
"漢一匹 修羅の道"●今井 寿
1R 24秒 レフェリーストップ
"降臨 群馬高崎の覇王"○石野潤一

▼第21試合 体重Limit68kg
"軍鶏"○江田雄一
判定3−0
"南斗水鳥拳 正統伝承者"●レイ

▼第22試合 体重Limit72kg
"第2回大会MVP大嶽推薦 杉並の壊し屋"●塩島寛人
1R 2分24秒 TKO(2Down)
"北九州 ストリートの元帥"○曽根修平

▼第23試合 体重Limit58kg
"伝説復活 リアルサラリーマン"●酒井知一
1R 1分55秒 レフェリーストップ(パウンド連打)
"JOC全国中国武術大会準優勝 達人"○飯尾馨一

▼第24試合 体重Limit83kg
"元・暴走族"陽炎"第十三代目総長"○大倉利明
判定3-0
"吉永同門 水門破りのフランカー"●佐藤弘幸

▼第25試合 体重Limit73kg
"法曹界の最強戦士 人権派 柔術弁護士"○堀 鉄平
1R 1分14秒 チョークスリーパー
"カリオカ・チームジャパン"●☆MAMORU☆

リンク: 前田日明が断言!「もしバッジ付けてて(OUTSIDERを)止めなきゃいけないなら、バッジを止めますよ」

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