噂のUSTREAM発『19時女子プロレス』が旗揚げ!代表の帯広は真琴に完敗するも、ピーク時は800人近くが視聴!

100601_19jiProWrestling-1.jpg 19時女子プロレス
19時女子プロレス・旗揚げ戦
日時:6月1日(月) 開始:19:00
会場:アイスリボン道場
   USTREAM
   (http://www.ustream.tv/channel/19pro)
観衆:1850人

 1日、アイスリボンがバックアップし、USTREAM発の女子プロレスとなる『19時女子プロレス』が旗揚げ戦を行った。550人を超えるアクティブ観衆(リアルタイムで見ている人)の中、興行がスタート。ゲスト解説は当日呼ばれたというGENTARO(プロレスリングFREEDOMS)が務める。
 まずはアイスリボン代表のさくらえみが、試合会場であるアイスリボン道場で普段行っている女子プロレス教室の模様が映し出される。生徒たちは前回り受身やロープワークを順々に披露。
 音声が小さく、さくらとGENTAROの声が聞き取りづらいなど多少の問題が起きる中、5月29日に行われた『19時女子プロレス旗揚げ公開会見』の様子が流される。それを見て、「ドジだと聞いているが帯広はしっかりしている」とコメントするGENTAROに、さくらは「道場のまな板を2個も溶かした!」と仰天エピソードを次々暴露!

 そして、いよいよ肝心な試合へ。旗揚げ戦の相手を務めるのはアイスリボンの道場主である真琴。まずは正面から組み合うと、パワーでは帯広が優勢。しかしロープ際で体勢を入れ替えた真琴はチョップ、ストンピングで反撃。さらに間髪入れず首投げの連続からボディスラムで叩きつけてカバー。帯広がキックアウトすると真琴はフェースロックに移行。この時点で「セコンドの声が大きすぎて実況の二人の声が全く聞こえない」と、観客席からTwitterを介して"野次"が飛ぶ。
 リング上では足の取り合いで優勢となった帯広はさっきのお返しとばかりに首投げからのボディシザース。しかし腰に絡みついた足首を取り、痛めつける真琴。そのまま左足をひたすら攻める真琴だったが、ロープに逃げた帯広を立たせると髪を掴んでコーナーに投げ捨てる。さらに真琴はコーナー下に倒れた帯広を踏みつけ、倒れたままの帯広を中央に引きずりエビ固めへ。
 なんとかロープに逃れた帯広は、コーナーに振ろうとした真琴を逆にコーナーに振り、エルボーから串刺しドロップキック。フラつく真琴に「あげるぞー!」と声を上げた帯広だったが、逆にボディスラムからボディプレスを食らってしまう。ここで突然、解説の音声が倍ほどになり、やっとGENTAROとさくらの声が聞こえるようになる。GENTAROのしゃべりは"古舘伊知郎実況"を彷彿させるなかなかの名調子!
 立ち上がった帯広がロープの反動をつけてドロップキックを打とうとしたが、読んでいた真琴は逆にボディスラムで叩きつけられる。この日は力強い攻撃が目立った真琴は、帯広を立たせるとエルボー合戦へ。必死に打ち合うも一発食らうたびにマットに膝をつく帯広だったが、四方からの連続ドロップキックで形勢逆転。
 フラつく真琴をコーナーに振り串刺しドロップキック。そしてボディスラムで叩きつけてカバー! 何度キックアウトされても諦めずにしつこくカバーする帯広だったが、すべてカウント2で返されてしまう。これで火がついたか、帯広をコーナーに振った真琴は串刺し無気力キック! 解説のGENTAROが思わず「これはもう無気力じゃないですね」と言うほど、強烈な無気力キックを叩き込んだ真琴はトドメとばかりにボディスラムを狙うが、帯広は一発逆転を狙って丸め込む。惜しくも3カウントとはならなかったが、チョップを返してからダッシュする帯広。しかし真琴はブレイジングチョップで迎撃すると、そこからバックドロップで投げてから強烈なW・W・ニー(側転からのダブルニードロップ)を落として3カウント。プレ旗揚げ戦に続き、旗揚げ戦も『19時女子プロレス』代表の帯広は黒星を喫してしまった。

 試合後、さくらが勝者・真琴にマイクを向けると「ちょっと何をしてくるか分からないんですごい怖いです」とコメント。GENTAROは「今日の真琴は強かった」と高く評価。しかも真琴は「写真集とイメージDVDを出したので是非買ってください。ビキニも載ってます」と、自身の写真集とDVDを手にしっかり宣伝する抜け目のなさ!
 一方、敗れた帯広は「絶対、倒したいと思ってたんですけど、この間真琴さんとシングル組ませていただいた時と同じ技で負けて、悔し気持ちでいっぱいです」とコメント。これにさくらは「これからも真琴とは週に2回ぐらい闘うと思う。100回200回闘ったとき、何回勝てるかが勝負だ」と檄を飛ばした。これを受けて帯広は「いま悔しい気持ちでいっぱいなんですけど、自分はもっともっと強くなっていつか真琴さんからフォールが取れる日が来ると信じて頑張りたいと思います。旗揚げ戦、お相手していただいてありがとうございました」と悔しさを噛みしめながらコメントした。

100601_19jiProWrestling-2.jpg ここでさくらからプレゼントとして、帯広がそこにいたプロレス教室の生徒&選手の"ドロップキックの的"になる権利が与えられ、急遽"誰が一番綺麗なドロップキックが打てるかを競う"『ドロップキック選手権』が行われることが決定!
 我闘姑娘やアイスリボンでも行われた『ドロップキック選手権』だが、19時女子プロレスでは初。GENTAROは「これは公開イジメじゃないよね?」と心配するも、さくらは「ドロップキックを受けるのは相手を研究する時間となるんですよ!」と熱弁を振るう。
 プロレス教室の生徒3人のドロップキックを受け止めた帯広に、さきほど試合を終えた真琴が試合以上に強烈なドロップキックを叩き込み、Twitter上の観客からもどよめきが起こる。続いてハム子、ちいと次々ドロップキックを打ち込んでいくと、何とさくらまでもが「私もやってくる!」とドロップキック選手権に乱入。これを見てGENTAROは「やっぱり帯広使って遊んでるだけだろ......」と帯広を憐れむ。喜々としてドロップキックを打ち込んださくらを見て「絶対太ったな。パワーじゃなくウェイトが感じられるドロップキックだな」とGENTAROはポツリ。
 すべてを終え、解説席に戻ってきた帯広は精根尽き果てた様子。しかしここで2日発売の『週刊プロレス』にモノクロ1ページで『19時女子プロレス』の記事が掲載されることが明かされた上、アクティブ視聴者が800人近い状態であることを知ると、帯広は元気を取り戻す。
 そんな帯広にさくらは、明日アイスリボン道場で行われるアイスリボンの興行のメインで、高橋奈苗(パッションレッド)vs.帯広さやか(19時女子プロレス)が行われることを告げる。それを聞いた帯広は「まだまだ始まったばかり。これが始まりだと思っています。アイスリボンを通して、USTREAMを通じて、アイスリボンを羽ばたかさせるために、週5回だろうが6回だろうが頑張らせていただくので! 明日は高橋奈苗さんとメインで戦わさせていただくので、気持ちは折れずに気持ちは負けない! 気持ちだけは絶対負けないので一生懸命頑張ります。これからが始まりです。本日はご来場ありがとうございました!」と締めくくった。
 最後にGENTAROもさくらに「いい弟子を持ったな」と語りかけるも、オープニングで言っていたまな板を燃やしたエピソードに触れ、「この子は"人生イレギュラー"」と見事なキャッチフレーズを与えた。


▼シングルマッチ15分1本勝負
○真琴(アイスリボン)
8分24秒 W・W・ニー→片エビ固め
●帯広さやか

<今後の予定>
19時女子プロレス・2
日時:6月3日(木) 開始:19:00
会場:アイスリボン道場
   USTREAM(http://www.ustream.tv/channel/19pro)

▼シングルマッチ15分1本勝負
都宮ちい(アイスリボン)
  vs.
帯広さやか

【6月】3日(木)、4日(金)、8日(火)、10日(木)、11日(金)、15日(火)、
16日(水)、18日(金)、22日(火)、23日(水)、25日(金)、29日(火)

【7月】1日(木)、2日(金)、6日(火)、8日(木)、13 日(火)、15日(木)、
16日(金)、17日(土)、20日(火)、22日(木)、23日(金)、27日(火)、
29日(木)、30日(金)

リンク: アイスリボンを退団した帯広さやかが、全試合USTREAMによる生中継のみの新団体『19時女子プロレス』の旗揚げを発表!

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