全カード未発表だったW-1初の後楽園大会は、船木のピンチを武藤&JJが救ったり、無差別級のシングル3連戦などテンコ盛り!

131006_W1-1.jpgWRESTLE-1
WRESTLE-1〜First Trip
日時:10月6日(日)開始:18:00
会場:後楽園ホール
観衆:観衆:1750人(超満員)

 6日、後楽園ホールで行われたWRESTLE-1『WRESTLE-1〜First Trip』ツアー開幕戦。9・8東京ドームシティホールで華々しく旗揚げした新団体WRESTLE-1(以下W-1)だが、東京大会第2弾で"聖地"後楽園ホールに初進出。

 旗揚げ戦では所属選手以外の選手をXとして隠していたW-1だが、今回の後楽園大会はほとんどの出場選手は発表になっているが、全対戦カードどころか何試合組まれるのかも発表されていないという状況でスタート。
 第1試合終了後に登場したのが、旗揚げ戦で船木誠勝を襲撃し、W-1に反旗を翻した河野真幸と崔領二。佐藤耕平はケガのため欠場中だが、その後KAZMA SAKAMOTOが合流。すると河野は「ちゃんと話し合ってチーム名決めたぞ。チーム名はDESPERADO(デスペラード)だ!」とヒールユニットの名前を発表。
 すると中之上靖文が入ってきて「何をやってんっすか? 前の河野さんに戻ってくださいよ」と訴える。すると河野は"負けたら言うこと聞く"ことを条件に中之上との一騎打ちを受諾。食らい付いていった中之上だったが、最後はニーリフトで河野が勝利。
 さらにDESPERADOは3人がかりのネックハンギングボムを狙うが、イスを持った船木が走り込んでくて中之上を救出。すると船木は「シングルでやっても乱入してくるんだろ? いっつもじゃん! いっつもじゃん! 3人で来いよ、3人で! 3人でやってやるよ!」とエキサイト。

131006_W1-2.jpg この結果、第7試合で船木vs.DESPERADOの1対3ハンデキャップマッチが組まれたのだが、開始早々3人がかりで船木に襲いかかっていったDESPERADOは、止めに入るレフェリーを場外に投げ飛ばしてしまったため、わずか35秒で反則負けに。
 するとスクリーンには階段を上がってくる2人の男の姿が映し出されると共に『HOLD OUT』が鳴り響き、武藤敬司&ジェフ・ジャレット組が登場! 船木を救出した武藤はハルク・ホーガンばりにTシャツを引き裂く。そこで急遽武藤&ジャレット&船木vs.DESPERADOの6人タッグマッチが行われることに!
 ジャレットもナックルやガットショットを多用したアメリカンスタイルでKAZMAを攻撃。崔が「うるせー、ジジイ!」とフロントキックで襲いかかれば、鬼の形相で追いかけていく。武藤とジャレットという強力な援軍を得た船木は強烈な蹴りからカバーするが、崔がレフェリーを場外に引きずり出してカウントを阻止。
 さらにイス攻撃を見舞っていくが、船木がかあして河野に誤爆させると、ミドルキックでイスごと崔を吹っ飛ばす。KAZMAがそのイスを拾って船木に殴りかかろうとするが、背後からストップをかけたジャレットが、振り向いたKAZMAの脳天に得意のギターショット! さらに武藤がKAZMAの顔面の前にイスをセットしてのシャイニング・ウィザードを発射すると、最後は船木がダメ押しのハイブリッド・ブラスターで叩き付けて3カウント! 豪華スーパースターの共演でDESPERADOを撃退してみせた。

131006_W1-3.jpg 旗揚げ当初から「無差別級の闘い」を望んでいたカズ・ハヤシ、近藤修司、田中稔はヘビー級とのシングル戦を行うことのみ発表されていたが、カズ・ハヤシの相手"X"はこれがW-1二度目の登場となった新日本プロレスの中西学。
 ヘビー級というカテゴリをも飛び越すほどのパワーを誇る中西を相手に、機動力で気合いで向かっていったカズは、ハンドスプリング・レッグラリアットやファイナルカットは決めたものの、最後はアルゼンチン・バックブリーカーでギブアップ。
 稔の対戦相手"X"は何と同じU系団体出身の高山善廣。大きな相手に対する定石であるローキックから活路を見出そうとした稔だが、一度組むと高山は軽々と稔を投げ飛ばしていく。それでも片膝をつかせたところにハイキックを叩き込んだ稔は、ダイビング・フットスタンプからのFIREBALLスプラッシュを投下。
 いい感じで攻めていったがが、飛び付きヒザ十字を強引なジャーマンで切り返した高山は、ニーリフトで稔の動きを止めたところを必殺のエベレストジャーマンで投げて3カウントを奪った。

131006_W1-4.jpg やはりジュニア戦士にとってヘビー級の壁の厚さを感じさせたが、近藤は旗揚げ戦ではタッグマッチで敗れた大日本プロレスの岡林裕二とシングルで激突。カズvs.中西、稔vs.高山ほど圧倒的な体格差&パワーの差がない分、近藤は真っ向から岡林にぶつかっていく。
 ジャーマンを狙う岡林をKUBUNAGEで投げてみせた近藤だが、強烈な逆水平チョップを叩き込んでいった岡林は投げ捨てジャーマンからゴーレムスプラッシュを投下。何とかカウント2で返した近藤はパワーボムをウラカン・ラナで切り返すと、アルゼンチン・バックブリーカーもスリーパーで切り返す。
 岡林のラリアットを相打ちに持ち込んだ近藤はそこからキングコング・ラリアット。カウント2で返した岡林だが、近藤は間髪入れずキングコング・ラリアットを叩き込んで3カウント! ヘビー級を倒した近藤は「オイ、有言実行だよ、この野郎。まずはヘビー級一人倒したぞ。オイ、岡林。次は誰が相手だ? 言ってみろ、大日本ファン。オイ、関本! 待ってろよ!」と、次なる標的に関本大介を指名した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●稲葉大樹
4分58秒 スワントーンボム→片エビ固め
○エル・イホ・デル・パンテーラ(WNC)

▼第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○河野真幸
4分27秒 ニーリフト→体固め
●中之上靖文

▼第3試合 女子プロレス提供マッチ 30分1本勝負
●成宮真希(アイスリボン)
11分0秒 リストロック式エクスプロイダー→体固め
○AKINO(フリー)

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
大和ヒロシ/○浜亮太
8分26秒 雷電ドロップ→体固め
NOSAWA論外(東京愚連隊)/●MAZADA(東京愚連隊)

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○金本浩二(フリー)
7分38秒 アンクルホールド
●吉岡世起

▼第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○中西学(新日本プロレス)
7分2秒 アルゼンチンバックブリーカー
●カズ・ハヤシ

▼第7試合 1対3ハンディキャップマッチ 30分1本勝負
○船木誠勝
35秒 反則
河野真幸/●崔領二(ZERO1)/KAZMA SAKAMOTO(フリー)

▼ボーナストラック 6人タッグマッチ 30分1本勝負
武藤敬司/ジェフ・ジャレット(TNA)/○船木誠勝
13分24秒 ハイブリッドブラスター→片エビ固め
河野真幸/崔領二(ZERO1)/●KAZMA SAKAMOTO(フリー)

▼第8試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●田中稔
10分10秒 エベレストジャーマンスープレックスホールド
○高山善廣(高山堂)

▼第9試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○近藤修司
11分17秒 キングコングラリアット→片エビ固め
●岡林裕二(大日本プロレス)

▼第10試合 シングルマッチ 60分1本勝負
○KAI
15分50秒 スプラッシュ・プランチャ→片エビ固め
●真田聖也

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