新宿FACEを超満員にし、木原リングアナ&京平レフェリーも登場!プロ顔負けの盛り上がりを見せた学プロサミット!

120218_GPWS2012-1.jpg学生プロレスサミット2012実行委員会
学生プロレスサミット2012
日時:2月18日(土)開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:522人(超満員札止め)

 18日、新宿FACEで行われた各大学のプロレス同好会が一堂に会する『学生プロレスサミット2012』。いまやプロのトップファイターでも学プロ出身は珍しくないだけに、この『学プロサミット』から未来の日本プロレス界を背負って立つようなスターが誕生してもおかしくない。
 今年はKWA(慶應義塾大学プロレス研究会)、KWF(九州産業大学プロレス研究部)、NUWA(日本大学プロレス研究会)、SWSガクセイプロレス、UWF関東学生プロレス連盟が参加して新宿FACEで開催された。

 今年はこれまでのサミットでは中心になっていた4年生が出場しなかったが、メインにはUWFチャンピオンのきしだくんとSWS三冠ヘビー級チャンピオンの児ーポ監督がタッグを組み、UWFの潮吹豪&SWSのマラデカイの"天才肌タッグ"と対戦。明日の学プロをリードするスター選手4人が集結し、「今、学生プロレスで一番凄いのは誰なのか?」という団体の枠を超えたクエスチョンに答えが出される一戦がマッチメークされた。
 しかも全日本プロレスでお馴染みのタイガー木原リングアナがコールし、和田京平レフェリーが試合を裁くという豪華さ! 新宿FACEは立ち見までギッシリの超満員札止めに埋まり、学プロのリングで「キョーヘーイ!」コールが実現。もはやプロ顔負けの風景&盛り上がりだ。
 試合はパワーで勝る児ーポ監督&強烈なチョップを打つきしだくんに対し、潮吹とマラデカイは機動力で対抗。児ーポが2人まとめてファイアーマンキャリーで担ぎ上げても、うまく逃れた潮吹&マラデカイがダブルのトラースキック。学プロには珍しいリア充だという潮吹はコーナー際の攻撃を和田レフェリーに注意されても、詰め寄って応戦するなど、ハートの強さも披露。
 きしだくんは「オー」から得意のラリアットを狙うが、リングネームに反して棚橋弘至スタイルの潮吹はスリングブレイド。マラデカイもきしだくんが得意のペディグリーを狙ってところをスイングDDTで切り返すとブファドーラ。きしだくんはうまくキャッチしたが、マラデカイは飛びヒザ蹴りを叩き込む。だが、ラリアットを返したきしだくんはスパインバスターで叩き付けて児ーポ監督にタッチ。
 児ーポのぶっこ抜きジャーマンをロープを掴んで堪えたマラデカイは、逆に飛び付いていって丸め込む。しかしキックアウトした児ーポは強引に投げ捨てジャーマン。そこにきしだくんが入ってきてサンドイッチ・ジャンピングニーを狙ったが、マラデカイがかわして同士討ちにすると、潮吹がFromコーナーtoコーナーを発射。これできしだくんが場外に出るとマラデカイが場外ダイブ。
 その間に潮吹は児ーポにシャイニング・ウィザード。そこにマラデカイが戻ってきてカンクーントルネードを投下するがカウントは2。15分を経過し、パーフェクトドライバーからコーナーに登った潮吹だが、追いかけていってきしだくんが雪崩式ブレーンバスター。さらにペディグリーで叩き付けていく。カウント3寸前で返した潮吹にもう一度ペディグリーを狙ったきしだくんだが、着地した潮吹はバズソーキック。
 さらにマラデカイがパワープラントで叩き付けると、潮吹が飛距離のあるハイフライフローを投下! 勝負あったかと思われたが、カウントは2! きしだくんのショートレンジラリアットから児ーポがジャーマンで投げていくが、必死に返した潮吹はオーバーヘッドキック。さらに背後からスリングブレイドを決めると、もう一度ハイフライフロー。だが、これをかわして自爆させた児ーポはターンバックル・パワーボムから、巨体にもかかわらず見事なムーンサルトプレス!
 潮吹はこれもカウント2で返す意地を見せたが、ならばと児ーポはラストライド式のシットダウン・ひまわりボムで叩き付けていき、童貞&三冠王者の意地でリア充から3カウントを奪ってみせた。試合後、児ーポが「俺は童貞だけど勝ったんだー!」と絶叫すると、敗れた潮吹は「今日、新宿FACE超満員じゃん。それによ、会場はちょっと小さくなってけど、学生プロレスの熱、いまが一番熱くねぇか! 学生プロレス、おちゃらけとか言われるけど、俺たちは心の底から学生プロレスを楽しんでいる。それは学生プロレスが俺らの青春だからじゃねぇか! この感動は俺らだけのもんじゃねぇよ! 今日試合した奴、みんな上がって来い! 今日は学生プロレスごときに700人(※実際は522人)も集まってくれてありがとうございます。今日出た選手の名前とか、誰が勝ったとか負けたとかはもう忘れても構わない。でも学生プロレスサミット2012を観に来たことだけは忘れないでください!」と訴えた。

120218_GPWS2012-2.jpg 一度は学プロを離れ出戻りと言われながらも王者となったSWSのシコッテー・2・ホッテーが、次期王者候補No.1と言われる同門SWSのクリト・リーストウッドと、学プロ界で信頼のブランドとされる"SWS世界ジュニア王座"を賭けて対戦する予定だったが、そこにUWFイチの鉄砲玉と言われるビシビバシM太郎が割って入り3WAYマッチで対戦することに!
 試合序盤は挑戦者のリーストウッドとM太郎が結託して王者のシコッテーを攻撃していったが、M太郎がリーストウッドを裏切ると、飄々としたシコッテーがリーストウッドと合体してM太郎を攻撃。その後も協力したり、裏切ったりといった3WAYらしい攻防が展開されたが、リーストウッドとM太郎のエルボーをかわして同士討ちさせたシコッテーは、M太郎に必殺のWORMをお見舞い!
 カウント2で返されると、もう一度WORMを狙ったシコッテーだったが、リーストウッドが背後から丸め込む。丸め込みの応酬からリーストウッドにセントーンを落としたM太郎に、シコッテーが蒼魔刀を発射。これで場外に出たリーストウッドとM太郎にシコッテーがトペを発射。シコッテーのスワンダイブをリーストウッドがランニングエルボーで迎撃すると、ロープにもたれ掛かっていたM太郎にはスリングショット・ニードロップ。
 だが、背後から今度こそシコッテーがスワンダイブ式ミサイルキックを叩き込んでリーストウッドを吹っ飛ばし、偶然にもM太郎と並んでロープにもたれ掛かったところにシコッテーは619。さらにシコッテーはどどんで反撃しようとしたM太郎に得意のアサイDDT。さらにシコッテーはコーナーに登っていくが、追いかけていったM太郎は雪崩式フランケンで投げ飛ばすと、続けてどどん。
 これでシコッテーの額からはアクシデントが発生! すかさずM太郎は胴絞めスリーパーに捕らえていったが、そこにM太郎がスワントーンボムを投下! リーストウッドもM太郎をヴィクトリアミラネーゼで投げていくが、そこにシコッテーがダイビング・ダブルニードロップを発射。そこからリーストウッドとM太郎を捕まえると2人まとめてアサイDDTで叩き付けて3カウント! アクシデントにも負けず王座防衛に成功した。

120218_GPWS2012-3.jpg 現役女子大生レスラーであるSWS2年生のキの字ナナとKWA3年生の滝河原クリトリスの登場ということで注目された6人タッグマッチだが、煽りVでは2人の仲の悪さを強調。
 まずは潮噴亭鶴瓶&スパン・キングストン&キの字が奇襲攻撃を仕掛けていったが、かわしたアンドレ・ザ・モジャイアン&古畑ちんしゃぶろう&滝河原は3人同時ドロップキックを発射。「ショーンキャプチャーX!」と叫んだ鶴瓶は仲間のキングストンにショーンキャプチャーで飛び付くと、キングストンがそのまま鶴瓶を持ち上げて、モジャイアンに向かって突進!
 キの字もモジャイアンの顔面に痴漢撃退スプレーを噴射していくが、モジャイアンはキングストンに地獄突きを返すと古畑にタッチ。串刺しフロントキックから串刺しドロップキック、スワンダイブ式ミサイルキックと決めた古畑は、モジャイアンと滝河原を呼び込んでトレイン攻撃。そこから瀧河原がクリストを決めると、容赦ないパワーボムで反撃しようとしたキングストンをウラカンで丸め込む。
 しかしキングストンがカウンターのフェースバスターを決めると、すかさずキの字が入ってきてバチバチとしたエルボー合戦。容赦ない張り手を見舞ったキの字は女子レスラーらしいブレーンバスターホールド。さらに雪崩式ブレーンバスターを狙ったキの字だが、滝河原はダイヤモンドダストで切り返す。コーナースプラッシュからランニングボディプレスを落としたモジャイアンは、バックドロップを狙うが丸め込みで切り返したキの字がレッグロールクラッチ。
 さらに鶴瓶のアシストを受けてフェースクラッシャーを決めたキの字が鶴瓶にタッチすると、鶴瓶はファイヤーサンダーで叩き付ける。10分が経過し、鶴瓶はリバースインディアンデスロックからサーフボードストレッチに捕らえると、そのままモジャイアンの顔面を背後から踏みつける荒技! しかしモジャイアンもC.T.B.を返すと無双で叩き付ける。そこからタッチを受けたキングストンと古畑がやり合うと、モジャイアンと鶴瓶も入って来るが、奇しくもキの字と滝河原が同時にスイングDDTを決めて場外に追いやる。
 その間にキングストンがアティテュード・アジャストメントからのジャックハマーを古畑に決めて3カウントを奪った。試合後、激しくやり合っていたキの字と滝河原は握手を交わして和解した......ように思えたが、バックステージの模様がスクリーンに映し出されると、滝河原が「オメーのせいであの子に負けただろ!」と古畑をシバくシーンが映し出された......

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
●NONKE論外(NUWA1年)/ダイヤモンド☆フユカイ(SWS1年)
6分48秒 逆片エビ固め
水嶋ヒロ斎藤(SWS1年)/○ちんことみつき(UWF1年)

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○NYU-LIN PARK(SWS3年)
7分20秒 コジコジカッター→片エビ固め
●ギャル男コレクションAG(UWF2年)

▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
潮噴亭鶴瓶(SWS3年)/○スパン・キングストン(NUWA1年)/キの字ナナ(SWS2年)
13分18秒 ジャックハマー→片エビ固め
アンドレ・ザ・モジャイアン(UWF1年)/●古畑ちんしゃぶろう(UWF1年)/滝河原クリトリス(KWA3年)

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○抹茶どらごん(KWF4年)/タイガー・ベッドシーン(SWS2年)
14分48秒 ファイヤーバードスプラッシュ→体固め
●オカルト大魔王9世(KWF4年)/フェチロー(NUWA3年)

▼第5試合 SWS世界Jr.ヘビー級選手権試合 3wayマッチ 60分1本勝負
[王 者]○シコッテー・2・ホッテー(SWS3年)
13分46秒 ダブルアサイDDT→体固め
[挑戦者]●ビシバシM太郎(UWF3年)
[挑戦者]●クリト・リーストウッド(SWS2年)
※第24代王者シコッテー・2・ホッテーが初防衛に成功

▼第6試合 スペシャルシングルマッチ 45分1本勝負
●ハミチツ二郎(SWS2年)
9分43秒 ギャラリア→片エビ固め
○佐々木コンジロームJr.(UWF2年)

▼第7試合 スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負
きしだくん(UWF3年)/○児ーポ監督(SWS3年)
19分3秒 シットダウンひまわりラストライド→エビ固め
●潮吹豪(UWF3年)/マラデカイ(SWS3年)

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