30日、後楽園ホールで新生ハッスル復活に向けた『坂田"ハッスル"亘〜第二章〜ハッスルMAN'S カーニバル』が行われた。4・30後楽園ホールで『坂田"ハッスル"亘〜審判の日〜』と題し、ハッスルエンターテインメントの山口日昇代表と共に、"禊ぎマッチ"を行った坂田"ハッスル"亘。前回の大会で外国人選手とBustle軍を結成し、坂田＆山口代表に敵対した中村カントクリングだったが、今回は坂田が強権を発動してリングに上がることに！
　当初はリングに上がることを断固拒否していた中村カントクだったが、意を決して以前のベースボール・ユニフォーム姿となって坂田と共に合同練習まで行ったが、煽りVでは練習後にサングラスをかけ、ニヤリと笑った姿が映し出された。すると坂田は入場するなり「中村、お前白々しいんだよ！　また俺を騙そうっていうんだろ？　お前らまとめてかかってこい！」と言い放ち、3vs.1のハンデキャップマッチを要求！
　カントクも「ばれちゃしょうがない！」と開き直りジョー・メガロドン＆タイタン・レックスとBustle軍を再結成。無謀にもカントクは坂田にタックルを仕掛けていくが、簡単にうっちゃられてしまう。数日前の会議で急遽"三角パンツ"に戻すことが決まり、この日参戦した長州力からお「やっぱりビキニだよ」と言われたため、かつて穿いていた青のショートタイツ＆レガース姿で登場した坂田だったが、巨漢のメガロドンやレックスが相手ではやはり劣勢に。
　パワーボム＋チョークスラムの合体攻撃を食らってもカウント2で返した坂田に対し、場内からは「坂田」コール。すると坂田はメガロドンにスーパーキック、レックスには延髄蹴りを見舞いロープに絡まって動けなくなる"アンドレ状態"に。しかしカントクがレフェリーのカウントを阻止。怒った"ハッスル所属"となった若鷹Z"信介がエプロンからカントクを羽交い締めにするが、坂田のスーパーキックは若鷹に誤爆！
　しかし坂田はカントクをエグイ角度のジャーマンで投げて制裁すると、長身のレックスにも見事なジャーマンを決めて勝利。試合後、「中村！　まだまだ終わらねぇぞ。永遠に続くぞ！　いつでもやってやる。茶番だと笑うなら笑えばいい。これが俺のハッスルだ！」と叫んだ坂田は、大谷や越中らとハッスルポーズを決め第1弾興行とは違い、ハッピーエンドで大会を締めくくった。

　第1試合終了後、何とリング上に元ハッスルGMで元新日本プロレス社長の草間政一が登場！　久々の「ハゲ」コールに上機嫌の草間氏は「山口社長から最高顧問が空いていると話を聞いて、乗ってみようかなと......。皆さんの反応で私は受けようかなと思っています」と挨拶。
　さらに「ハゲ」コールに「ハゲじゃなくCEOか最高顧問と呼んでください」と返すと、すかさず客席からは「シーィオー（塩）」という声が飛んだ。それでも一切めげない草間氏は「『ハッスルマニア』ならぬ『クサマニア』をぜひやってみたいと思っています。よろしいでしょうか？　ご承認を得たということで、ハッスルCEOとしてやらせていただくのでよろしくお願いします」と勝手に"ハッスルCEO"就任を表明。
　大会終了後、草間氏のCEO就任について聞かれた坂田は「あの人ね、勝手に言っちゃうんですよ（苦笑）。今日来てるのだって試合直前に知ったんで。でも、ああいう面白い素材ではあるんで。さっき言った通り、我々も生かされてるし、生かす立場でもあるから、まぁどう料理していくかっていうのはこれから考えますけど」と容認の構え。
　なお、今後の『ハッスル』に関してだが、橋本真也さんの命日（7月11日）に、ZERO1と合同興行を行う計画があることが明かされた。その後のスケジュールに関しても近々発表されるとのこと。

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▼第1試合　フレッシュMAN'Sカーニバル
［坂田"ハッスル"亘推薦選手］柿沼謙太（ZERO1）／●佐藤悠己（フリー）
10分51秒　パワーボム→エビ固め
［田村潔司推薦選手］大久保一樹（U−FILE CAMP）／○柴田正人（STYLE−E）

▼第2試合　THE HISTORY OF RING
藤原喜明（藤原組）／●臼田勝美（ビッグマウスラウド）
13分50秒　逆さ押さえ込み
○ＦＵＮＡＫＩ（フリー）／日高郁人（ZERO1）

▼第3試合　℃の春 ～言語道断～
長州力（リキプロ）／○大谷晋二郎（ZERO1）／越中詩郎（フリー）
11分12秒　スパイラルボム→エビ固め
●アイアム℃／アーモン℃／ジャイアン℃

▼第4試合　狂った果実
○坂田"ハッスル"亘
17分10秒　ジャーマンスープレックスホールド
ジョーメガロドン／●タイタン・レックス／黒の中村カントク