【試合詳細】7・26 PURE-J板橋大会 【PURE-J認定無差別級】中森華子vsLeon 久令愛&春日萌花vs勝愛実&AKARI KAZUKIvs倉垣翼

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『Fight together!2』
日程:2020年7月26日(日)
開始:13:00
会場:東京・板橋グリーンホール
観衆:100人

▼エキシビションマッチ 5分間
勝愛実
2-0
塩谷千愛美

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○ライディーン鋼
12分4秒 裏投げ→体固め
●谷もも(Beginning)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
●マリ卍
11分58秒 ラリアット→片エビ固め
○山下りな(フリー)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
●KAZUKI
8分33秒 ハヤブサ直伝ファルコンアロー→エビ固め
○倉垣翼(フリー)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○久令愛/春日萌花(フリー)
13分15秒 飛びつき腕十字固め→ギブアップ
勝愛実/●AKARI

▼PURE-J認定無差別級選手権試合 30分1本勝負
【王者】●中森華子
20分32秒 エアレイド・クラッシュ→片エビ固め
【挑戦者】○Leon
※中森が6度目の防衛に失敗、Leonが第7代王者となる。

Leonが吉田万里子直伝のエアレイド・クラッシュで中森から無差別級王座奪取!久令愛が悲願のPURE-J初勝利!練習生・塩谷千愛美が“大空ちえ”として後楽園大会でデビュー決定!

エキシビジョンマッチ


 1ヶ月ぶりの通常興行となる板橋大会。練習生の塩谷千愛美はエキシビションマッチで勝愛実と対戦し、勝の厳しい攻撃を受けながらもエルボーやドロップキックで反撃するなど気迫を見せる。
 試合後、ボリショイは塩谷に対し「今日は5分間に2回も負けてしまったけれども、プロになるともっともっと厳しくなる。やっていけるか?」。塩谷が「はい」と答えると、ボリショイは「8月10日後楽園ホール、塩谷千愛美デビュー戦。相手は久令愛」と告げ、久令愛と塩谷が握手を交わした。

第1試合


 ライディーン鋼と谷もものWANTED同門対決は、鋼が先に“ももざんまい”を仕掛けようとするが谷が阻止して自分で決めてみせると、得意のヒザ攻撃を駆使して奮闘。しかしラリアットの連打から裏投げにつないだ鋼がキャリアの差を見せつける。

第2試合


 マリ卍は山下りなとのシングル対決にエルボーや逆水平チョップなど、打撃中心での真っ向勝負を展開。投げっぱなしジャーマンからのラリアットで勝利した山下は握手を求めようとするが、マリはその手をはたいて拒否した。

第3試合


 KAZUKIと倉垣翼の同期対決は、ファルコンアローを決めた倉垣が勝利。
 マイクを持ったKAZUKIは「やっぱアンタ最高だよ! 強いよ! 本当は今日勝って言おうと思ったんだけど…WANTED軍対ボリショイ・チルドレン軍の助っ人Xに指名します!」。これに対し倉垣は「かずちん、ありがとう!…でも、かずちんと知り合う前からオラはボリショイさんと知り合ってて。なので、ボリショイ・チルドレンに入りま~す!!」と宣言。振られてしまったKAZUKIは「覚えとけよ! 私の人脈を使ってな、最終手段…“あの人”を呼びます! お楽しみに!」と捨てゼリフを吐いた。

 休憩時間明けのインフォメーションコーナーではボリショイが塩谷について、「北海道出身、大きな空にPURE-Jのレインボーの大きな虹がかかるように願いを込めました」と話し、リングネームが『大空ちえ』となることが発表される。

第4試合


 セミファイナルは勝愛実&AKARI vs 久令愛&春日萌花のタッグ対決。久令愛と春日は同時に相手に飛びついて、春日がクリスト、久令愛は腕十字につなぐ競演も見せると、2人同時のスープレックスを放つなど好連係。久令愛とAKARIに勝負が預けられると、AKARIは619、ラ・マヒストラル、二段蹴りと猛攻を見せるが、AKARIの正面から飛びついた久令愛が飛びつき腕十字を極めてギブアップ勝ち。ホームリングでの初勝利に久令愛は感極まった。

第5試合


 メインイベントは中森華子の持つ無差別級王座にLeonが挑戦。新型コロナウイルスの影響により4ヶ月を経て仕切り直しとなる一戦に、髪をレインボーに染めた中森は新コスチュームで登場。両者がダウンするなど、持てる技をすべて出し尽くすかのような壮絶な闘いは、Leonが中森を背中に担いでマットに叩きつける初公開のエアレイド・クラッシュで3カウントを奪取。デビュー20周年のLeonが執念の無差別級王座返り咲きを果たした。マイクを持ったLeonは「皆さんの応援のおかげでベルトを巻くことができました~っ!! 本当に今日はギリギリの闘いだったけど、皆さんの応援にすごく助けられました! チャンピオンに返り咲くことができて、ものすごく嬉しいです! これから無差別級チャンピオンとして、そして強さの象徴として私がPURE-Jを引っ張って未来を作っていきます! これからもPURE-JとLeonから目を離さないでください! 」と力強くアピール。

 カーテンコールでは中森とともにリングに上がった山下が、「今日は華ちゃん、防衛できなくて残念だけど…! 次の後楽園、私と中森華子で2人でチャンピオン目指します!」と宣言。最後にLeonは、「8月10日後楽園ホール、PURE-Jの旗揚げ3周年、そして私の20周年記念大会となります。私の20年分の思いを皆さんに見てほしいですし、PURE-Jの4年目のスタートは私がチャンピオンとして引っ張っていきます!」と大会を締めた。

<試合後コメント>
Leon
――見事勝利して無差別のベルトを奪回したが。
「やっぱり中森の意地もあって簡単には勝たせてくれなかったですけれども、私は1年3ヶ月前の(後楽園大会で)中森からベルトを獲られて…それからずっと、3月の板橋が延期となってようやく今日決戦をすることができたんですけど、私の1年3ヶ月ぶんの思いはものすごく大きかったし、“チャンピオンになんとしても返り咲いてやるんだ”という思いが勝(まさ)ったんだと思います」

――タイトルマッチが延期になってからの4ヶ月を、どのような気持ちで過ごしていた?
「正直、1週間前で延期になって肩透かしを食らったというか、すごく悔しかったんですけれども…。自粛期間に入ってモチベーションをさらに高めていくことができたのは、“中森と必ず無差別をいつかやる”と約束してたのがあったので。その日のために、自粛中も自分を高め続けてきました」

――これで宣言通りに無差別級チャンピオンとして記念大会に臨むことになったが、8・10後楽園について。
「そうですね。PURE-Jの3周年でもあるんですけど、私の20周年記念大会にもなるので。無差別のチャンピオンとして師匠のアジャ様とかAKINOさん、高瀬みゆきも一緒に闘えることがすごく楽しみです。すごい闘いをして、最後はきっちり締めたいと思います」

――フィニッシュの技について。
「アルシオン時代の先輩である吉田万里子さんから伝授して頂いた『エアレイド・クラッシュ』で、出したのは今日が初めてです。やっぱり私の中でチャンピオンというのは、新人時代に見た吉田万里子というイメージがすごく強くて。この自粛期間中もいろいろ昔の映像を振り返ったりして、吉田さんのエアレイドは一撃必殺技だと思ったので、自分から吉田さんにお願いして伝授して頂きました。その上で勝つことができて本当に嬉しいです」

中森華子
「悔しい気持ちでいっぱいです。1年3ヶ月チャンピオンとしてやってきたんですけど、今日はホントに私の力をすべて出し切って勝てなかったので…。Leonさんが私より強かったから私は今日負けたわけだから、この負けをしっかり認めて…。やっぱりチャンピオンがどんどん道を作っていくものだと私は思うので、負けてこのまま立ち止まってしまったら今までチャンピオンでやってきたことも全部消えてしまうし、“すぐ私なんて埋もれてしまう”って…(涙)。私はたぶん誰よりも1番わかってるのでこのまま立ち止まらないで、もう2週間後には山下とタッグのベルトに挑戦も決まってるし、今日からまた強くなっていくしかないので。これからもっともっと努力して、まずはタッグのベルトを獲って、またいつか私の腰に無差別のベルトが戻ってこれるように精いっぱい努力していきたいと思ってます」

――ギリギリの闘いだったが、勝敗を分けたポイントは?
「こういう壮絶な闘いになるっていうのは私もわかってたし…でもベルトへの思いだったり、団体を背負ってる気持ちは私は誰よりも負けてないと思うんです。ただ、意地というかLeonさんの20年という重みだったり、“ベルトを巻きたい”っていう思いだけじゃない、たぶんすべての面で今日はLeonさんより少しだけ私のほうが弱かったかなと思います」

久令愛
――PURE-Jのリングで初勝利を上げたが。
「(試合終了の)ゴングが鳴って自分の曲が流れて、ホントに今まで全然勝てなくて…ホント悔しい思いばっかりしてきたのが急にこみ上げてきて。“ホントに嬉しい時ってこんなに自然と涙が出てくるんだな”って思いました(笑)。でも、タッグで春日さんのお力添えもあったからだと思うので、次はちゃんと自分の力だけで同期のAKARIから取れるように“強くならないとな”って思いました」

――試合内容について。
「AKARIもジャベ(関節技)を使うし自分も使うので、お互いにこれだけ手を合わせてるから、何が得意とか何が弱いとかわかりきってる中での試合なので、正直いつもドキドキしながらやってて。そういう目まぐるしい中で一瞬のひらめきじゃないですけど、1個がなんか覆(くつがえ)っただけでこんな展開がガラッて変わるのかなって。私は飛びつき腕十字という技にホントに思い入れがあるから、その技で勝てたってことも嬉しかったですし…。でも、もっともっとやんないと春日さん・愛実さんという先輩の中では埋もれちゃいがちなので。2人のパワーをはねのけれるぐらいの自分の色を出していけたらなって今日思いました」

――8・10後楽園では塩谷千愛美のデビュー戦の相手を務めることになったが。
「彼女とはずっと自粛期間中も練習してて、先輩方が道場に来れない期間も長く続いて、その中でも彼女は練習に来て。私もまだ全然プロレスできないのに一緒に練習して、私がデビュー戦の相手って言われた時にはホントにすごい心に来るモノがあって…。デビュー戦の相手をさせて頂くのは2回目(※今年3月にセンダイガールズ・金子夏穂と対戦)なんですけど、ちぃちゃん(塩谷)のエキシビジョンを見て、皆さんもどんどんいいところが見えてきてると思うので。ちぃちゃんにもプロレスの楽しさとか、いい試合ができたらなって思います」

塩谷千愛美
――8・10後楽園でのデビューが決まったが。
「前々から8月を目標に頑張ってきてたので、予定通り行なえることがすごく嬉しく思いますし、デビュー戦ということなので緊張と多少の不安もあります。でも、まだ時間はあるのでしっかり練習して臨みたいと思います」

――対戦相手の久令愛について。
「私も今日初めてお聞きしたんですけども、やっぱり1番身近な1番話したことがある先輩ということで、胸を借りるつもりでどんどん向かっていきたいと思います」

――リングネームが『大空ちえ』に決まって。
「私は北海道出身ということで空をイメージしたのもありまして、あとPURE-Jは虹というイメージも強いので両方かけて“大空”…印象もいいように。“ちえ”は本名から少し取って…。このPURE-Jを私も有名にしていきたいなと思いますので、その一員になれるように頑張っていきたいと思います!」

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