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【特別寄稿】K-1甲子園スペシャル企画 前田憲作インタビュー

【特別寄稿】K-1甲子園スペシャル企画 前田憲作インタビュー

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7月21日(月・祝)新宿FACE大会にて開幕する『K-1甲子園204〜高校生日本最強決定トーナメント〜』。
今大会では32選手により、トーナメント1回戦から準決勝までが争われる。プロで活躍する佐野天馬、西京春馬が出場するなどかなりハイレベルなトーナメント。その見どころ、注目選手を前田憲作K-1プロデューサーに語ってもらった。
【記事提供/K−1実行委員会】

ーーK-1甲子園が約2年ぶりに開催されることになりました。かなり多くの応募があったとのことですが、前田さんは選手たちのプロフィールを見て、率直にどんな感想を持ちましたか?

前田 かなりレベルが高いですね。プロで活躍している佐野天馬君も出場しますが、彼が優勝できるかどうか? そう思ってしまうくらいハイレベルなトーナメントになると思います。

ーーK-1甲子園の開催を発表して、どんな反響がありましたか?

前田 こちらの予想以上に反響があって、全国からたくさんの応募がありました。実際に選手選考が大変でしたね。というのも今回はアマチュア大会で何十戦もしている選手や多数の優勝歴がある選手が何人もエントリーしていたんです。なので経験が少ない選手や体重が軽い選手は、本当に申し訳ないのですが、安全面を考慮したギリギリの判断で選考漏れになってしまいました。

ーー出場選手で驚いたのが佐野選手と西京春馬選です。佐野選手は今年Krushで新人王を獲った選手で、西京選手は先日プロデビューしたばかりです。

前田 彼ら2人もそうなのですが、K-1甲子園がスタートすることになって、刺激を受けている高校生は全国にたくさんいるんだなと思いました。佐野君はK-1甲子園の開催が発表されて、すぐに「出たいです」と言ってきましたからね。

ーー佐野選手はプロで肩書を持っている選手なので、アマチュア大会に出ることにはリスクがあると思います。

前田 それだけK-1甲子園に意味と価値を感じている選手が多いということですよね。プロ選手であっても優勝したい大会なんだと思います。

ーー過去のK-1甲子園出場者を見ると、ほぼ全員がプロ選手としてチャンピオンになったりトップ選手で活躍しています。

前田 やっぱり彼らはK-1甲子園出身のHIORYA君や野杁正明君たちがスターになっていく姿を見て、自分もK-1甲子園で優勝してああなりたいと目標にしているんでしょうね。佐野君や西京君以外に、アマチュアでも輝かしい実績を残している選手がたくさんエントリーしてくれました。
 平本蓮君はたくさんのアマチュア大会で優勝経験がある選手です。熊井亮介君や兼田竜輝君もそうですね。福岡から出場する朝久兄弟(裕貴・泰央)は九州を中心にアマチュア大会で活躍している選手たちで注目しています。あとは新空手で実績がある小林龍馬君、桑野遊大君、勝本竜矢君、大貫瑠夏君、森井洸介君もレベルが高い選手たちですね。
 プロフィールを見て興味を持ったのが藤野伸哉君と林勇汰君。藤野君はプロデビューしている選手でどんな動きをするのか気になります。林君はKrushで活躍している林兄弟(将多・健太)の弟で、兄弟の中で一番パンチ力があるらしいんです。最初の試合からインパクトを残してくれそうな気がします。
 K-1甲子園は2分1R延長1分1Rなので、プロで活躍しているから勝てるというものではありません(※決勝のみ3分1R延長1分1R)。3分3Rの試合に慣れてしまうと、2分1Rという短期決戦に出遅れることがある。だからプロ選手も油断したら負けてしまうと思いますよ。

ーー2分1Rの試合にはどんな特徴があるんですか?

前田 すごくスピーディで速い試合展開になると思います。例えば3分3Rであれば、最初の1分は相手の出方を見ることが出来ると思います。でも2分1Rで同じことをやってしまうと、試合時間の半分を使ってしまうことになる。だからK-1甲子園では相手に合わせるのではなく、最初から最後までアグレッシブに攻め続ける、攻防の最後に自分の攻撃で終わる、残り30秒で攻撃をまとめられる。そういった選手が有利だと思います。

ーーなるほど。しかもそういった要素はプロになっても必要とされるものですよね。

前田 はい。K-1甲子園はアマチュアの選手たちにとってはプロで活躍するために必要な技術や戦い方が凝縮された大会になってると思います。

ーー優勝争いという部分ではどの選手が中心になりそうでしょうか?

前田 ブロック毎に言うと佐野君(Aブロック)、勝本君(Bブロック)、平本君(Cブロック)、西京君(Dブロック)。そこに誰が絡んでるか、でしょうね。ただ先のことを考えて戦って勝てるほどK-1甲子園は甘くありません。1回戦から全力で目の前の試合に集中しないと、どんな選手でも勝つことは難しいと思います。

ーーこれだけレベルが高い選手が集まったので、プロと比べてもひけをとらないトーナメントになりそうですね。

前田 必ず面白いトーナメントになると思います。あと選手たちには自分の個性をどんどん出してほしいです。過去の大会を見てもHIROYA君はもちろん、藤鬥嘩裟君や平塚大士君も個性がありました。あと木村ミノル君はK-1甲子園の頃からインパクトがあって、当時から「この選手はちょっとやばいぞ」というオーラがあって会場をどよめかせてましたから。

ーー前田さんはK-1甲子園にどんなことを期待していますか?

前田 僕たちは選手育成を大切に考えているので、出場選手は1回の出場に終わらず、何度も出場して経験を積む場にして欲しいですね。僕、内田(康弘)さん、コヒ(小比類巻貴之)君、梶原(龍児)君で話していることなのですが、選手たちには積極的に声をかけていこう、と。なぜ今日負けたのか、どんな練習をすれば勝てるようになるのか…そういうアドバイスをどんどんやっていきたいと思います。選手には自分一人では分からないことや気づかないこともたくさんあると思うんですよね。なので質問がある選手にはどんどん質問してきて欲しいし、K-1甲子園やK-1チャレンジを強くなる場がなるようにしていきたいです。
 あとはこれまでK-1甲子園=HIORYA君のイメージが強かったと思うのですが、この大会からHIROYA君に変わる選手が出て来てくれるといいなと思います。今回はなるべく3年生の選手を優先的に選んだのですが、1年生の選手も多かったので“K-1甲子園の顔”になるような選手に出て来てもらいたいです。そういう選手が高校を卒業してプロの舞台で活躍して、僕らが「こんな化け物がいたんだ!」と思うような選手が毎年出てくる。それが僕らの願いです。

ーー先日インタビューしたHIROYA、松倉信太郎、卜部功也、武尊、4選手とも「K-1甲子園がなかったら、ここまで真剣に格闘技をやっていなかった」と話していました。

前田 高校野球における甲子園のような大会になってくれるといいですよね。今、僕らが考えているのは中学生のことなんですよ。実は中学生を対象にした大きな大会が少なくて、小学生までは格闘技をやっていたけど、中学生から他のスポーツに移っちゃう子が多いんです。それがすごくもったいなと思うので、K-1チャレンジの中で中学生の子たちの目標になるような大会を開催していきたいです。

ーー今大会の選手たちにメッセージをいただけますか?

前田 もちろん出る選手たちには優勝を目指して欲しいです。でもそれ以上に自分の個性を出すこと、そして全力を尽くすこと。これを大事にして欲しい。K-1甲子園で優勝した選手だけが将来のチャンピオンかと言われればそうではなかったです。功也は準優勝だったし、武尊は地区予選で敗退でした。そうやってK-1甲子園で経験を積んだ選手の多くがプロになって花開いています。このK-1甲子園にすべてをぶつけて、そしてK-1甲子園を強くなるための場にしていきましょう!

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K-1甲子園チャンピオンベルトが完成!

 7.21新宿FACEで開幕する『K-1甲子園204〜高校生日本最強決定トーナメント〜』。その優勝者に贈呈されるチャンピオンベルトが完成した。

 このベルトは7.21新宿FACEの会場内に展示される。なお、決勝は11.3代々木第二体育館で行う予定。





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