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【学生プロレスサミット2014】各団体インタビュー③

【学生プロレスサミット2014】各団体インタビュー③

学生プロレスサミット2014

各大学のプロレス同好会・研究会が一同に会す『学生プロレスサミット2014』が、今年も2月28日に開催される。
2008年に復活した学生プロレスも今年で6年目。去年に引き続き『KWF九州産業大学プロレス研究部』が参戦! HWWA(一橋大学世界プロレスリング同盟)も久々に参加する。

毎年恒例となったバトル・ニュースによるインタビューももちろん実施! 『学生プロレス』という青春を謳歌している選手達のパッションを是非感じて欲しい。

3回目は学生プロレスサミットOBの2人にインタビュー。
1人は2008年の学生プロレスサミット復活メンバーであり、今年から復活するHWWAのOBである金的桜ヶ丘こと、現在はDDT映像班にして、ガンバレ☆プロレスではレスラーとして活躍する今成夢人。
そしてもう1人はUWFのOBで、最近大手広告代理店の博報堂を辞めてプロレスに専念することが話題になった潮吹豪こと、ユニオンプロレスの三富政行。

学生プロレス出身で、現在はプロのリングで活躍するこの2人に、OBから見た学生プロレスを語ってもらった!【取材・文/執事記者つばさ】

学生プロレスOB編

今成夢人(金的桜ヶ丘=HWWA OB)

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――2008年の学プロ復活メンバーから見て、あれから6年経ち今の学生プロレスというものをどう見てます?

「そうですね、やっぱり自分たちが一番最初にやってた時は本当に自分の団体しか友だちがいなかった状況だったんで、何て言うんですかね? 単純に他の団体と知り合って、友だちがまず出来るみたいな。単純にそこの変な出会い、違う団体と合コンが始まってみたいな、そういうドキドキ感が最初すごいあったんですよね。特に自分のHWWAはあまり交流がなかったところなんで、他の団体と最初、会ってドキドキしてた。他団体と邂逅するっていうそういうイメージはありました。
 いまの子たちは逆に言うと、それが当たり前の前提になってるんで、そういう部分では僕らが始まった頃の機運と、いまそれを継続していくという機運でまた違う部分があるのかもしれないですよね。だから、それこそ九州の団体とか、大阪の子たちと交流したりだとかっていう部分で、違う部分を見せようって工夫とか色々あると思うんですけどね。なんかまた色々機運というか、何かその志みたいなのがいまのスタイルになってきたという気はしますね」

――ここ最近、現役の選手に話を聞いて、昔からある学生プロレスとくらべて、いまの学生プロレスは学生がプロレスをやっている状況になっているんじゃないかと悩んでいる子たちも多いが。

「それはたぶん発想っていうか、何かががんじ絡めになってるんですよ。僕はもっと自由っていうか、何をやっても良かった部分があるし、何をやってもいい部分で闘ってた部分もあったので。もしかしたらプロレスというもので自分たちの発想だとか、そういう部分を限定してしまっているのだとしたらもったいない。もう1回、自由に学生プロレスというものを定義し直してもいいんじゃないかなと思いますね。なんだろうね? 僕も別にいま最前線の子たちの試合を毎回見てるわけじゃないんですけど、確かに学生が、ただ本格派のプロレスをしているっていうのは……う〜ん、難しいところですよね。
 結局、皆が一生懸命やればやるほどにそうなっていった部分はあるだろうし。ただ、学生プロレスとは? って、なった時に基本自由なんですよね。逆に言うと、大学入るまでその子たちって自由を手にできなかったと思うんですよ。高校でモテなくてとか、大学に入っても冴えないけど、やっとプロレスっていうものを通じて友だちができてっていう。やっと獲得した自由っていう表現だから、やっぱりそこの自由って部分で、プロレスってこういうもんだよとか、こういうふうに試合しなきゃっていう定義とかは自分たち自信で崩していかなきゃいけないと思うんですよね。たぶん。定義を作るのも自分たちだし、壊すのも自分たちなんで。ただ、君たちには4年間という自由があるんだって事をちゃんと噛み砕かないと。自分のプロレスをやらないまま4年が経って卒業してしまうかもしれない。自分の本当の意味での自由な方法論とか、手法とか、そういうものを提示しないで卒業してしまうと、一番悔しいと思うんですよね、本人も。やっぱり自分の中ではそういう部分で……例えば最後にやった軍団ひとりとの試合っていうのは、ある種、あれだけ自由なことをやっていいというか、ある部分では整合性というものもギリあってないような(苦笑)。でもそういう整合性を無理に合わせなくてもいいと思うんですよ、学生プロレスなんて。それはプロとして提示していくのであれば、整合性だったりとか、そういうものは見せなくちゃいけないけども、(学プロは)失敗をしてもいいわけですよ。そういう部分でなんかこう、皆が失敗をしてはいけない見世物を見せようとしちゃってるのは、同時にそれが学生プロレスらしくなく見えてしまう部分もあると思います。確かに(お客さんは)お金を払ってるから、一番綺麗な技を見せなくちゃいけないとか、一番練習したことが一番良い形で出せるような試合にしたいっていうのは分かるんですよ。
 でも、もっと僕が見ていたり、やっていた学生プロレスっていうのは……まぁもちろん、そういうものはあったんですけど、そういうものとはまた違った部分で自由なものに挑戦してた部分はありますよね」

――その自由の表現のひとつが、『ガクセイプロレスラー』という自主制作映画だったわけですが、あの頃表現したかったものというのは何だったんでしょう?

「あれに関して言えば、全部結果論なんで。偶然ビデオで撮れてしまったものではあったんですよね。ただ、例えば温泉に入ってるシーンがあって、あれを撮した時にみんながフルチンのままプロレスごっこをやるっていうのは、一番いい、最たるシーンだと思うんです。結局、みんなの中でそういう遊びの部分で、学生プロレスというものがあるし、生き甲斐というもので学生プロレスというものがあるし、仲間とか友だちという部分で学生プロレスというものが繋ぎ合わさってるっていう、まさに瞬間だったと思うんですよね。自然と対比して、あぁいう公共の、自然の前で恥ずかしげもなく自分たちが出来たわけじゃないですか? 恥ずかしくないわけですよね、みんなの前で裸になったり。普通の人は恥ずかしくてできない。結果的にそういうものが見えたんですけど、そういうものを描写しようとかと思って撮れたわけではないので。みんながそういうものを楽しんでやってる姿っていうのは、結果的に浮かび上がったというのはありますよね。もし、いま同じく現役にいる子たちにカメラを回して、あれと同じ光景が撮れるかどうか分からないし。俺は基本的にそれぞれの部活動のムードだったり、テンションだったりというのはあって、その都度、時代とともに色々変わるかもしれないけども、別にらしさみたいなもので苦しまなくてもいいというか、自由というものの定義は学年ごとにあっていいと思うんですけどね。もう1回、『苦しまなくていいんだよ』っていうか、別に歴史とか伝統とかは本当に気にしなくていいと思うんですよね。UWFとか団体によっては、先輩たちが創ってきたスタイルとかを気にして、それを誇りにやる人もいますけど、基本的にその伝統とかっていうのを一番気にしなくていいし、自分の物語として団体の伝統に絡めた物語を提示するっていうか、自分に言い聞かせればそれでいいんですよ。僕はそういうレスラーになりたい。
 団体の伝統というものを自分の中で加えていくっていうか、それもいいと思うんですよ。僕の中ではやっと手に入れた自由だったんですよ。やっと手にした自由だし、何やってもいいし、失敗すら恐れなかったですよ。もっと気にしたほうがいい部分がありますよ。プロ思考的な部分で言うと。でも僕はそういう部分で、学プロで苦しんだ4年間というものはあまりなかった。自分のスタイルみたいなものを気にした時代はありますけど、でも基本的にそこにあるものが自由なわけですから。今の学プロの子たちが悩んでいるのであれば、もう1回その自分たちが、いま手にした自由を見せればいいんだよって本当に思いますけどね。
 難しいんですよ、学プロサミットって。基本的に自由で、いつも無料で、責任ていうのがあんまり生じないように興行をやっていた子たちにとって。責任ていうのは自分たちで作るものだし。例えばvs.大学っていう部分も色々な部分で生じると思うんですよ。実際、お金を払うとか、そういう対価って部分で自分たちで責任を作って見せてるので。そうなるとキミたちが闘いたいものは、“プロのプロレス団体”なのか、はたまた“世間”なのか、はたまた“友だち”なのか……色んなものあると思うんですけどね。もう1回、自分たちが何と闘っているかというのを、自分たちの自由というフィルターを通して見せればいいんじゃないかと思いますね」

――今回、古巣であるHWWAが復活となるわけですが、ここ数年HWWAの歴史は途絶えていた状況だと思います。当時のHWWAはどんな団体だったのでしょう?

「もうまさに……いま言っていいのか分からないですけど、『インチキ万歳』ですよね、本当に(苦笑)。インチキ万歳に尽きると思うんですよ。プロレスの中でインチキっぽいもののフィルターを、一橋大学の頭脳とない身体で、敢えて逆手に表現してしまうというのが、まさにHWWAでしたよね。そこに例えば武蔵野美術大学の選手だったら、美術的にアート的にすぐれた完成がある子たちが集まってきたりとか、そういう融合体がHWWAだったと思うんです。そういう部分では他の団体の子たちが、意外と本格派だったなというのは当時としては思いますけど。でも、見せ方はそれだけではないし、これは学プロサミットやる上での盲点というか、やっぱりその他の団体と交流してしまうと自分たちの練習法だったり、自分たちのやり方を一番だと思いたい部分が出てきちゃったりだとか、自分のスタイルが一番だと思いたかったりすると思うんですよ。そこの団体にはそこの団体のいい部分っていうのがあるんですよ。
 本当に一番良い形っていうか、変な話なんですけど、その団体の良さとか、育ってる部分のアイデンティティを一番見せるんだったら、もうそれぞれ提供試合をやるしかないと思ってます。本当のこと言うと。それがその団体の思想とか、そこに育った背景とか、その学校にいる意味っていうのが、みんな綺麗に出ると思うんですよ。その中で比べられるとか、僕は、私は、あの団体が好みだよ、とか色々出て来ると思うんですよ。サミットっていうのは基本、提供試合って枠組みでやってないわけですよね? やっぱりそうなった時に、どこをどう折り合いをつけるというか、何を表現するかっていうのは学プロ総意としてのアウトプットだと思うので、僕は逆にあんまり過去、数年HWWAらしさっていうの意識したことがあまりないんですよ。単純に『金的桜ヶ丘って、こんな感じかな?』というのはあって。最終的に軍団ひとりとはゼロ年代になったプロレスを批評していくっていう、そういうアウトプットだった」

――いまOBたちが『COWPER』を作ったり、ガンプロの中でも青春の続きが起きたりしていますが。

「基本的に4年間で、物語って学生である以上はすると思うんですよね。不思議なもので学生プロレスの魔力というか、一種呪いだと思うんですけど、それが物語として拡張してしまう装置になってきてしまったというか……それぐらい、いま社会との接続って部分でもすごい難しいっていうか、みんなそれぐらい充実した人生を4年間過ごしてしまうっていうね。そのギャップを埋めたいし、埋まらないしっていう葛藤の中で再び学生プロレスのような表現を、あの仲間たちともう1回、再び考えてやるっていうのはある種必然だし、あんまないっすよね?
 例えば4年間、何かサークルとかに入って、OBで飲み会やるとか、OBマッチをやるとか、サッカーのサークルとかならあると思うんですけど、ちょっと学生プロレスというと、意味合いが違うじゃないですか? 本当に違うと思うんですよね。ただサッカーをやるとか、ただ野球をやるとかっていう問題じゃないと思うんですよ。そこに生じるものっていうのが。基本的に僕ら学生プロレスなのに、学生じゃないのにやるっていう矛盾を抱えながらそれをやってしまうっていうか。でも矛盾なんてあっていいと思ってるんで。OBの人とか、4年を過ぎた人に。そういうものを背負ってしまったわけだし。基本的にそれぐらいの魔力はありますよね、4年間の学生プロレス」

――その魔力に惹かれている中、改めて金的桜ヶ丘とはどういう存在ですか?

「金的桜ヶ丘は結構、別物と考えてた部分もあるし、今成の私生活の延長線上のレスラーであったと思うし。その辺は自分の中でも今でもハッキリしていない部分があるんですけど。やっぱりこう……今成っていうものが苦しんだ時に、金的桜ヶ丘があって救われた部分もあるし、とくに僕は美術大学に行っていた部分があったので、なかなか今成という名前で結果が出なかったんですよね。そうなった時に金的桜ヶ丘って、表現できた事のほうが圧倒的に多かったです。かつ、それぐらいの充足感だったり。変な話、美術大学の課題作品なんかに充足感なんて求められるのかって言ったら、そもそも疑問なんですけど。そういうもの以上のモノを金的桜ヶ丘が与えてくれたわけだし、友だちも『金的』って呼んでくれるようになるし、金的桜ヶ丘は僕に、そういう意味では自由を与えてくれたと思いますね」

――学生プロレスのリア充化が、昨今進んでいますが。

「いや、すごいですよね。ちゃんとプロレスがモテの表現になってるっていうのはすごいと思いますよ。ただね、これはね、面白い部分でね、モテるためのプロレスやったら面白くなくなっちゃうんですよ〜。これはプロの世界もそうですよ。モテるためにやってる選手のプロレスはつまらないですよ、絶対に。必然的に色気とか、モテる要素はあとからついてくればいいことであって。もちろん、モテるために何かをやるって動機はいいと思うんですよね。もしそういうスタイルで苦しんでる、彼女の目線が気になるから恥ずかしい姿を晒したくないとかあるんだったら、そこは晒しちゃったほうが良いと思うんですよ。何か開き直った人のほうが素敵に見えますしね。まぁでも、すごいいいことじゃないですかね、彼女(がいること)は。確かにちょっと前の学プロにはない傾向でしたね。割りと彼女がいない人のほうが多かったですね。まぁでもスゴイと思いますよ(笑)」

――いま、DPGにも関わっていて、のの子選手をDPGオーディションでスカウトした本人から見て、彼女はどうですか?

「元々のの子ちゃんのDVDが家にもあって、僕、それでオ●ニーしてたんですよ。僕、のの子ちゃんでオ●ニーしたことあって、ZAK THE QUEENっていうところで、動画だけじゃなくて静止画でもオ●ニーしてたんですよ。その頃、界隈のグラビアとかすごい興味があったというか、基本あんまりAVでヌクよりも、水着でヌイてたんですよ、僕って(笑)。だから丁度、僕が大学とか浪人前後ぐらいのグラビアアイドルで、胸が大きい娘って、大体はチェックしてんですよね。のの子ちゃんはその頃からいて、オムニバスDVDとかにも入ってたんですよね。単体のはなかったですけど。結局、そういう記憶の中でDPGのオーディションがあって。あれは単純に『(この娘)知ってるよ』と。『俺の股間が覚えてるよ』という感じだったんですよ(笑)。でも、本当にのの子でオ●ニーしていたっていうのが、だいぶ前に思えたんですね、僕の中で。そう思った時に、その頃活躍してたグラビアアイドルって大概消えてるんですよ。大概結婚してるとか、AVデビューしたりとか、何かしらの形でグラビアの世界からフェードアウトしてた人ばっかりなんですよ。のの子ちゃんていうのが、まだやってる、と! まずそこに『おっ』と思ったんですよ。まだやってるし、たぶん身体もおっきくなってるんですよ。『ん!』って思って、何か引っかかったんですよね。そのリアルタイムの進行した時間の流れの中で、おそらく単純に諦めきれない何かがあるはずなんですよ。それが何か、もうエントリーシートをもらった段階で感じましたね」

――そこでも学プロ時代と今が繋がってるんですね。

「学プロ時代というか、僕の趣味ですけどね(苦笑)。僕の趣味です、単純に」

――その趣味が今や東スポを賑わせるほどに……

「僕もそこまであの娘がブレイクするとか、全然思ってなかったですし、単純にのの子ちゃんの力じゃないですかね。あの娘が結局、それを物語にする力があったということと、地下で培った力ですよね、それは。やっぱりそれこそ、その期間に燻っていたものが完全にエネルギーとして出せたというか。あとは人前に出ても動じないし、それだけのスキルがあるし、魅せるおっぱいという武器もあるし、それも分かっているわけですよ。単純にタイミングが合っただけで、そこにたまたまオーディションで、僕はこの娘でオ●ニーしてたって記憶だけで。僕は単純に私利私欲っていうか、そこで物語を繋ぎ止めたわけですけど、実は僕のオ●ニーがこんなことになるっていうのは感慨深いですよね(笑)。ホントに! だって、オ●ニーしてなかったら記憶にないわけですから! いや、スゴイですよ(笑)。
 でも僕、大学の授業の時、写真の先生がいたんですけど、『オ●ニーをたくさんしなさい』と(言われました)。『結局、君らはここにボールペンがあって、このボールペンで君らはどれだけ想像ができるんだ?』みたいな。そういうところが、想像で大事だって言ってたんですよね。僕は基本的に水着っていうのは乳首を出さない、本番がない、基本的に身体の中で局部と言われるものを見せないで表現するものじゃないですか? でも何か水着っていいんですよ。僕、ウエスト60以上のグラビアって、大体チェックしてたんですよ。ウエスト60以上って、大体パンツの上にちょっと肉が乗るんですよ。僕、そこの部分がすごい好きで。極めてフェティッシュな部分なんですけど、例えばブックオフとかで、レンタル落ちとかになってる中古グラビアDVDとかいっぱい買っているんですけど、大概裏ジャケでウエストの表記が61とかで、これは結構ぽっちゃり系だなみたいな。だいたいチェックして、ちょっと裏ジャケでウエストの周りを見ると、これは俺の好みだぞと思って買うわけですよ! 何かそういう僕の単純な思考が、どんどんトシを重ねるごとに鋭くなってったんですよ! 鋭くなっていった先にのの子ちゃんがいるっていう、本当そんだけの話ですね(笑)」

――いま、フェチという点ではフェチフェスというイベントが規模が大きくなり、フィギュアのワンフェスやアートのデザフェスなどが万人規模のものとなて来ていますが、プロレスを表現していく場として今後そういうような外の世界というものは考えていますか?

「僕はいま、プロレスのブレイクや黄金時代が来るな感は感じているんですよね。例えば新日本プロレスが盛り上がっているじゃないですか? この前、飯伏幸太とご飯食べてたら『新日本だけが盛り上がってたらダメなんですよ。ガンプロも盛り上がらないとダメなんです』と(いう話になった)。要するにインディペンデントなものも含めて、全部が底上げしないと意味がないんだって言ってたんですよね。じゃあ僕らガンバレ☆プロレスも意味があるんだなと思って。例えばのの子ちゃんがブレイクしたっていうのは、本当に地下アイドルがブレイクしたってことですよね? でも僕の中でのイメージなんですけど、例えば新日本プロレスが地上に出て、地上で闘ってるっていうのがあるんですけど、それと同時に地下でも……あくまでも僕のイメージですよ。エヴァンゲリオンのネルフ本部の地下にですね。磔にされたリリスがあってですね、こう…ロンギヌスの槍を刺すと、サードインパクトが起こるみたいなですね。僕は地下にそういうものがあるような、重要なキーがある気がしてるんですよ! それは何て言うんですかね? 例えばのの子ちゃんがまさに地下にいた。そこにロンギヌスの槍というか、僕のオ●ニーを刺したということですよ(笑)。何かそういう人が重要な人物だったり、そういう作業をする人間というものが同時に必要なんじゃないかなと、改めて僕は思ったんですよ。もちろん、みんなが地上に向かうのはいいんですよ。それは誰しもが地上波に出たい。地上波に出るってことが、単純に(多くの人に)知ってもらう機会になるし、この前の(DDTが)テレ玉で地上波番組をやるってこともそうだと思うんです。もちろん、そういう(世間との)闘いもしていくんですけど、一方で地下にあるリリスを探して、ロンギヌスの槍を持って刺しにいくっていう、あれは誰でしたっけ?」

――映画版では碇シンジが刺してましたね。

「じゃあ、僕はシンジです。僕はシンジになります(笑)。僕はそういう作業が同時に必要なんだなと思いましたね。僕の中では、もしのの子ちゃんが磔にされたリリスだったとしたら、それはよかったなと思うし、まだまだ使徒はいっぱいいるんじゃないかと! ATフィールドを張ってるようなアレはいっぱいあると思うんです。僕はロンギヌスの槍を持って、刺しにいくよっていう気はしてますね」

――ありがとうございました! では色々脱線もしましたが、最後にいまの後輩たちにひとこと。

「本当にいま青春を、自由を与えられてると、本当に思ったほうがいいと思いますね。4年間という(青春・自由)。結構、社会に出てしまうと、その4年間がどれだけかけがえのないものだったかが気付くんですよ。変な話そのあとに、もしプロレスという表現と関わったりする人とか出て来るんであれば、なおさら自由というものに特化した方がいいと思いますね。何故なら社会は制約だらけだし、制約の中で表現しなくちゃいけないので。ただ、いま学生プロレスの子たちには制約がないんです。自由を与えられてるし、それが許されてる表現ができるんだから。もし自分たちで、何かこうしなくちゃいけないって定義して苦しんでるのであれば、もう1回自由になっていいよとは言ってあげたいですよね。逆に言うと、それぐらいプロに出来ないモノが出来る。たぶんプロを目指さなくていいんですよ。もしvs.プロが敵だったら、あんまりよくない。vs.プロじゃなくて、敵はもしかしたら“vs.普通の友だち”とかのほうがいいのかもしれないです。そういうものでいいんじゃないですかね? あんまりこう本格的なものを無理に見せなくても大丈夫ですよ。失敗してもいいし。ただ、そういうものを含めて、自由を獲得した若者を見るのが僕ら大人が、学生プロレスを見る意味じゃないですか? 僕らが『あぁ自由っていいな』『あの頃は私たちもそうだったな』『あぁいうことをしたかったな』と思わせたら(学プロ勢の)勝ちなんですよ。だから自分たちで作り上げてしまった定義があるんだったら、そんなものは壊してしまえばいいし、守りたい伝統があるなら守ればいいし。ただ基本的には自由ですよ(笑)」

三富政行(潮吹豪=UWF OB)

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——去年、潮吹豪ラストマッチが予定されていた学プロサミット直前にインタビューをさせて頂いて、あの後に事故が起きてしまいました。1年経って、あの事故を振り返ってみてどうですか?

「それは今はまだ自分の中で、集約する時期ではないと思ってるんで。あれが全ての始まりであったかもしれないので、あれが何であぁいうふうになったか、答えをいま探している段階ですね」

——あれ以降、プロになり、会社に就職し、その会社を辞めたりと色々ありましたが、自分の中でプロレスに対して変わってきたものはありますか?

「全然違いますよ。やっぱり学プロとプロの世界が全然違うというのは肌で感じていて。それは何が違うかって一概には言葉で言い辛いんですけど、全く別物、別のジャンルのスポーツエンターテイメントをやっている気分なので……あの頃の自分が懐かしいですね」

——いまのUWFの試合などを、立場が変わった状態で見てみてどう感じてます?

「やっぱり客観的に見させていただいて、学プロって楽しいなってすごい思いますね。みんなノビノビと、自分の好きなことやっている感じがすごい出てるので、すごい羨ましいですね」

——羨ましいということは、いまは……

「やっぱり自分としては、まだ辛い時期なので。ノビノビやれてる姿を見るといいなぁと素直に思いますね」

——いま就職活動真っ最中の子たちにアドバイスはありますか?

「いや〜〜、そういうふうな道は選ばないほうがいいよと(笑)。なんだろうな。僕みたいなのはやっちゃいけない例だと思うんで。それを自分が証明したようなもんなので、あんま無茶なことはしないほうがいいよと思ってますね」

——自分の中ではエンターテイメントの世界にいたいという気持ちが強いんですね。

「はい、そうですね」

——後輩のギャル男選手含め、「学生が学生のプロレスをやっていて、学生プロレスをできていないんではないか?」という悩みを持っている選手がいますが。

「それはみんな色んな考えたり、論議し合ったりすること自体が、僕は素晴らしいものだと思うので、その答えは別にないと思う。そういうふうに、それぞれ思うところがあって、その意見を口に出して言い合えるような環境になっていることが素晴らしいんじゃないですかね? どうこう言うつもりはないですし、それはそれでみんなが色んな意見を持ってるっていうのは、昔と景色が変わったなと思いますね」

——いま団体の壁がなくなりつつある状態ですが、団体間の刺激がなくなっている部分がある点については?

「僕も時代が変わったんだなと思いますよ。僕が大学1年生だった頃といまは全然違いますし、僕らが1年生だった頃、他の団体とか新鮮に見えましたけど、いまはもうそういうのってないじゃないですか? そのないことが良くも悪くも(刺激が)ないと思うんですよ。昔のことしか知らない人は、それが悪いことに見える人もいるかもしれないし、いいふうに見える人もいるかもしれないし。それがいまの(学プロの)あり方なんだから、それはそれで認めるべきなんじゃないですかね」

——今回、現役の学プロの選手にインタビューをする度、三富さんいじられてますが(笑)。

「いいんじゃないですか?(笑)彼らなりの表現だから、それはいっぱい色んなことを表現して、言葉にしたもの勝ちだと思うんで。何も言わないより言ったほうが良いと思うんですよ」

——ギャル男選手は色々言ってましたが(笑)。

「ハハハハ。でもアイツを一番可愛がったので、僕の伝えたいことも分かっていると思うし、一番信頼してるので。そこは自由に、好きなことを表現した方がいいと思います」

——冒頭では「消化しきっていない」という言葉もありましたが、潮吹豪という存在はいまの三富政行にとって、どういう存在ですか?

「ライバルですよ、ライバル。潮吹豪が築き上げたもの、そのとき昂ぶっていた気持ちとか、モチベーションとか、そこに辿り着くというか、そこと同等なぐらいいまのモチベーションとか気概とかを上げていくのがこれからの目標なんで。当時は本当にハングリーだったと思うんで、ドンドン攻める姿勢を忘れずにやってたんですけど、いまはなかなかそれが出来ないので。会社を辞めたことが攻めの選択で、メディアとかにも取り上げられて、それはある種の気持ちの表れではあったんですけど。でもまだまだこれからですね。いまは学プロじゃなくて、もっと大きい村の中にいるんで。その中で同じぐらいのし上がるためには、もっと大きな熱量が必要かなって。その熱量を見せなければ。逆に学プロの子たちを見ると、自分が頑張らなきゃって思えますね」

——この先、プロレスラー三富政行として目指すべきところは?

「学生プロレスをやっている子たちに、あぁいうふうになりたいなと思ってもらえたら嬉しいですね。自分が小さい頃、プロレスラーはスゴイなと思って学プロを始めたし、こうやってプロになったんで。そういう夢を当時の自分のような人に、また与えられるようになりたいです」

——最後に経験者として、学生プロレスサミットへの注意点やアドバイスはありますか?

「でも絶対、学プロサミットってもの自体が惰性になってるいんで。何か言い方は失礼ですけど、(MAXまで)盛り上がりきっちゃってるから。そこにさらなるスパイスとか、サプライズとかをどう見せていくかっていうのが(大事)……もうぶっちゃけ、チケットとかはそんなに告知しなくても売れちゃうような状況を、これまでの先輩とか僕らの代とかが作り上げちゃったから。そこからどうやってもう一つ上のステージに行くかっていうところに注目したいです。それは今年やるべきものじゃないかもしれないし、この先のことかもしれない。でも惰性になったら終わりですよ! 常に攻める姿勢を見せないと。人間なんか『もうここでいいや』って思ったら、そこで終わりなんで。『この代にしか出来ないことを見せてやろう!』くらいの意地を見せて欲しいです」

学生プロレスサミット2014
日時:2014年2月28日(金) 開場:18:00 開始:18:30
会場:東京・新宿FACE

▼第1試合 タッグマッチ
徳川year!ass!(SWS1年)/フェラナンテ・ドーデス(UWF1年)
vs.
プーサン後藤(NUWA1年)/両刀戦士ホテルニューハーフオータニ(UWF1年)

▼第2試合 6人タッグマッチ
水嶋ヒロ斎藤(SWS3年)/ヌレヨンちんちゃん(慶応大学3年27歳子持ち童貞)/お尻TAJIRI蟲(SWS1年)
vs.
クラッシャー・チンチン・ムケロ(NUWA3年)/スマータフォン・セクスペディア(SWS3年)/馬並勃巳(NUWA1年)

▼第3試合 NUWAタッグ選手権試合
[王者組]スパン・キングストン(NUWA3年)/カリート・カリビアンコム(NUWA3年)
vs.
[挑戦者組]アンドレ・ザ・モジャイアン(UWF3年)/陳貝々(UWF3年)

▼第4試合 シングルマッチ
ダイヤモンド☆フユカイ(SWS3年)
vs.
赤井そら(KWF3年)

▼第5試合 SWS世界Jrヘビー級選手権試合 4WAYマッチ
[王者]ショーモ・ナイケルズ(SWS2年)
vs.
[挑戦者]クリト・リーストウッド(SWS4年)
vs.
[挑戦者]ハス向井理(UWF2年)
vs.
[挑戦者]喰霊斗たむ(KWF3年)

▼セミファイナル 6人タッグマッチ
ハミチツ二郎(SWS4年)/タイガー・ベッド・シーン(SWS4年)/ギャル男コレクションAG(UWF4年)
vs.
オナホ・ハズシタ(NUWA2年)/アレクサインダー大塚(SWS2年)/バーベQ太郎(UWF2年)

▼メインイベント シングルマッチ
[UWF世界ヘビー級王者]ちんことみつき(UWF3年)
vs.
[NUWA統一三冠王者]NONKE論外(NUWA3年)

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