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【特別寄稿】リアルジャパン4.14代々木大会で貴闘力がプロレスデビュー!

【特別寄稿】リアルジャパン4.14代々木大会で貴闘力がプロレスデビュー!

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 2月5日、新生武士道 掣圏真陰流 神楽坂スタジオで、初代タイガーマスク率いるリアルジャパンプロレスが記者会見を行い、昨年から大仁田厚との因縁が勃発した大相撲の元関脇・貴闘力(鎌苅忠茂氏)のプロレスデビューを発表。リアルジャパンプロレス『STRONG STYLE RETURNS PROJECT』4.16代々木競技場第二体育館大会で、“邪道”大仁田厚と激突することが決定した。

大仁田と貴闘力の因縁とは?

 貴闘力と初代タイガーマスクは以前から親交が深く、それが縁で貴闘力の息子である納谷幸男の入門も実現している。昨年の9.28後楽園ホール大会を観戦したことで歯車が大きく動き始めた。

 事の発端は休憩時間明けに行われた初代タイガーの挨拶だった。その中で抗争中だった大仁田について言及。貴闘力に「あの野郎、どうしようもないヤツだ。会ったら俺がしばいてやる」と激励されたことを明かした。

 あいさつも終わり、いよいよ後半戦がスタート……とその時、事件が起こる。批判された張本人の大仁田が矢口壹琅と保坂秀樹を引き連れて乱入。初代タイガーを挑発し、リアルジャパン勢とにらみ合ったが、ここであろうことか、貴闘力に襲いかかったのだ。

 名を馳せた元名力士とはいえ、不意を突かれては対応できない。チェーンで絞首刑にされると、大仁田は本部席のテーブルに叩きつけ、さらには矢口がパイプイスを背中に振り下ろして痛打。動けなくなった貴闘力は担架で病院に搬送された。

 「やってやろうじゃねえか。なめんじゃねえ。リングに上がってきたら文句を聞いてやる。リングサイドから、ガタガタ言うな」と吠えた大仁田は「お前にその度胸があるなら、いつでも受けて立つ」とプロレスデビューを迫った。

 その後、スポーツ新聞の紙面などで両者は舌戦を展開。大仁田は貴闘力の経営する焼肉店で無銭飲食を働くなどあの手この手で対戦を迫った。対する貴闘力はプロレスデビューに向けて動き出したが、準備期間は短く、デビューは翌年へと持ち越された。

 しかし、ここで貴闘力が動く。12.12後楽園ホール大会で、大仁田は矢口とタッグを組み、折原昌夫&ウルティモ・ドラゴン組と対戦したが、場外乱闘となったところで有刺鉄線バットを持った貴闘力が大仁田を襲撃。両者はセコンドやマスコミにもみくちゃにされながら、後楽園のロビーで大乱闘を繰り広げた。

 邪道軍の専売特許とも言える襲撃を因縁の貴闘力から受けたことで大仁田は激怒。電流爆破マッチでの対戦をブチ上げる。前代未聞の「電流爆破マッチでデビュー」を迫られた貴闘力の返答に注目が集まっていた。

ルールの選定は全て大仁田に一任!

 会見で貴闘力は「何でもOKです。言われるがままに何でもしますから。向こうがシングルで来いと言うならシングルでいいし」とコメント。ルールやパートナーの有無など試合形式の選定を全て大仁田に任せる姿勢を示した。当然、電流爆破マッチを要求されても受ける覚悟だ。

 “邪道流”の仕掛けは電流爆破マッチを迫って心理的に追い込んでいく場合が多いが、いきなり「何でもします」と断言した貴闘力の返答は異例中の異例だろう。その姿勢を打ち出した裏には、『自信』と『怨念』がある。

 会見に同席した初代タイガーマスクが「ケンカ屋の素質は凄いけど、プロレスラーの素質はどうかというと、はっきり言ってあります、自分の目から見ても。今でもバク宙をやりますから。それぐらい足の力もあるし、スピードもある」と絶賛したことからもわかるように、貴闘力には初めてプロレスのリングに上がるとしても、「やれる」という自信がある。

 一般的なプロレスであれば受け身やロープワークなどが求められるが、リアルジャパンは『ストロングスタイル』を全面に打ち出したリング。ましてや今回はあくまでも「ケンカマッチ」になるだけに、貴闘力は大相撲で培ったものをそのまま発揮できる。

 また怒りに任せて急にデビューするのではなく、3ヵ月かけてじっくりとトレーニングを積んできたことも大きい。初代タイガーの指導を受けるだけでなく、筋力トレーニングやランニングなどにも精を出し、連日にわたって自身の体をいじめ抜いてきた。

現在はスクワットを連続500回程度はできるぐらいまでに体力が回復。食事制限なしで10キロの減量にも成功した。本人も「張り手は『今の十両あたりぐらいだったらそうはいかん』と思ってる」、「あと2ヵ月あったら60分でもいけるぐらいのスタミナがつきますよ」と語っていた。

 さらに、相撲時代の経験もプロレスに繋がるという。大相撲時代、前に出るスタイルだった貴闘力は時に背後を取られ、リングよりも硬い土俵の上で裏投げやバックドロップのような体勢で投げられることもあった。それでも怪我しなかった頑丈な肉体はまだ健在で、「大仁田がいくら鉄バットに有刺鉄線を巻いてきて、俺が血だらけになろうが、全然屁でもないから」と防戦を強いられた時の不安もない。

 若手時代にテリー・ファンクとスパーリングをした経験があるという秘話を明かした貴闘力は、「その頃はまだバク転とかもできたから。向こうもリップサービスで言ったんだろうけど、『今日の夜からでもすぐメインイベントを取れるよ』って冗談で言ってくれたんで」と顔をほころばせた。

大仁田にぶつける2つの『怨念』

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 会見では何度も笑顔を見せていた貴闘力だが、「(9月に襲われた時は)恥をかかされて、相当悔しがって泣いてましたから。だから、相当やると思いますよ」と初代タイガーはコメント。その裏側にはやはり強い『怨念』がある。

 この大会以降の出場は未定で、貴闘力自身もまったくそこは考慮していない。襲撃された当初の怒りは落ち着きつつあるとはいえ、「売られたケンカは買う」という言葉からは、元力士としてのプライドが垣間見える。

 そしてもうひとつ、『怨念』を込めるつもりでいる。貴闘力は2010年に巻き起こった野球賭博騒動に巻きこまれ、賭博関与したとして相撲協会を解雇された。「言いたいことは山ほどあるけどずっと我慢してるから」と顔をしかめた貴闘力は「この3年ぐらいイライラが積もり積もっているところもあるから、それをはき出すいいチャンスかもしれない」と全てを大仁田にぶつけるつもりでいる。

 リングネームは『貴闘力』。リアルジャパンとしても悲願である「ストロングスタイルの復興」にとっても、このビッグマッチが持つ意味は大きい。対戦カードは未定ながらも、初代タイガーも改めて決戦に向けてコンディションを整えると明言。新技投入まで予告した。

 これまでは舌戦を仕掛ける立場だった大仁田だが、貴闘力はそれに付き合うつもりはない。ただ、大仁田が『怨念』をそのまま受け止めるとは考えづらく、決戦前に様々な仕掛けをしてくることが予想される。果たして「どんな形式でもいい」という貴闘力に対し、どういう要求をぶつけて揺さぶりを掛けてくるのか? そして、電流爆破マッチは実現するのか? もう両者の戦いは始まっている。

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初代タイガーマスクリアルジャパンプロレス
STRONG STYLE RETURNS PROJECT
日時:2014年4月16日(水)開場:17:30 開始:18:30
会場:東京・代々木競技場第二体育館

<チケット申込>
http://eplus.jp/tiger/(パソコン&携帯)他コンビニ&プレイガイド

【提供/リアルジャパン】

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