年末の風物詩、新宿駅前で『猪木祭り』が公開会見!石井が遅刻した藤田に対し「そういうバカタレはシバキ回したい」
12月29日(日)午後5時からJR新宿駅前にある東京・新宿ステーションスクエアでIGFプロレスリングが大晦日に両国国技館で開催する『INOKI BOM-BA-YE2013』の公開記者会見が行われた。
寒空の下、同所での公開会見は格闘技界にとって恒例行事でもあるためか大勢の人が足を止めて見物。選手たちは第0試合から試合順に登場し、それぞれ意気込みを語った。
奥田啓介「大晦日は異種格闘技戦ということで、全力でマイク・ジョー選手を刺しに行きたいと思います」
マイク・ジョー「まぁ当日、僕はボクシンググローブをはめて戦うんですけど、奥田選手にはちょうどいいハンデだと思うので、打撃でもいいし、グラウンドでもやっちゃうから覚悟しておいてよ」
第1試合でボブ・サップ&アレクサンダー大塚と対戦する鈴木秀樹はイスを手に登場。なお、アレクは会見を欠席した。
将軍岡本「ボブ・サップには勝ってますし、アレクサンダー大塚がサップより強いと思えないのでスッキリ倒して新年を迎えたいと思います」
鈴木「いま、コレ持ってますけど、ここで殴ると警察が来ちゃうので、明後日サップをコレで思い切り引っぱたきます」
サップは首に巻いていた闘魂タオルを「1、2、3、ダー」と叫びながら岡本と鈴木に投げつけていったため乱闘に。慌てて周りが止めに入った。
第2試合で中国人留学生ワン・ビンのデビュー戦の相手を務めることになったケンドー・カシンは例によって会見を欠席。
ワン・ビン「大晦日、試合、頑張リマス。よろしくお願いします。今まで練習してきてはじめての試合だが、期待しているので応援してください」
マラザン・エセンバエフ「試合頑張ります。応援お願いします」
北岡悟「日本の総合格闘技を代表して、こういった舞台で戦えることを誇りに思います。DEEPとパンクラスを代表して戦います! 注目お願いします!」
天田ヒロミ「今年も大晦日に試合が出来て最高に嬉しいです。勝利に向けて一心不乱に頑張ります」
クラッシャー川口「対戦相手が天田さんなので駆け引きなしにいけると思うので、すごい試合になると思います」
フィリップ・デ・フライ「日本は大好きで、クリスマスイブに到着しました。この試合に賭けてます」
ブレット・ロジャース「今日はお前を倒すために来た。ワハハハハハ」
いつものようにスーツにスニーカー姿で登場した青木真也は、緊張気味のTOSHIとあまり目を合わせないまま向き合ってファイティングポーズ。
TOSHI「マッハ道場のTOSHIです。この時代、不況なんで人の皮肉やら何やらで中指立てる時代だと思うんですよ。でも大晦日は親指立てるようないい試合をしたいと思うのでよろしくお願いします」
と、2009年大晦日の『Dynamite!!』で試合後に中指を立てたことが物議を醸した青木への皮肉がこもっているかのような発言。しかし青木は......
青木真也「はい。いい試合出来るように頑張ります」
とだけ語った。
ミノワマン「大晦日は勝ってファンの皆さんによい年越しをさせたいと思います。そして来年、よい年が明けるように勝ちたいと思います」
澤田敦士「こんばんは。頑張ります。以上です」
先にジェロム・レ・バンナとレイ・セフォーが登場。続く鈴川真一は曲が鳴ってもなかなか登場しない。するとイスを持って走ってきた鈴川がいきなりイスで殴りかかっていき大乱闘に。慌てて関係者が止めに入ると、マイクを持った鈴川が「長い話はもうなしだよ! 31日、しっかり戦うからお前ら逃げんじゃねぇぞ!」と言ってバンナと睨み合い。
しかしセフォーは苦笑い混じりに「日本愛してる。ありがとうございました」と鈴川の行為も意に介さず。一方、最後まで鈴川を睨み付けたバンナは「お前は口ほどにもない奴だ」と吐き捨てる。鈴川とタッグを組む小川直也は姿を現さなかった。
そしてメインイベントで藤田和之の持つIGF王座に挑戦する石井慧が1人で登場。
石井慧「藤田選手が公開記者会見に来てないんですけど、そういう決められたこともできないの人は人としてどうかと思うので、そういうバカタレはですね、明後日シバキ回したいと思います」
と宣戦布告。その後、出席した全選手がステージ上に登場すると、最後に今大会のゼネラルプロデューサーのアントニオ猪木会長が登場。
「元気ですかー! 元気があれば何でしょう? 何でも出来る。本当に寒いですけど、選手たちも明後日がありますので、短く挨拶をします。今年の締めですからね、今回はINOKI BOM-BA -YE13。ゼネラルプロデューサーってそんなの聞いてねぇっよ、俺は(苦笑)。でもいいや。皆さんに喜んでもらえるために元気を発信していこうということで、今年の締めくくり、そして新しい年は笑顔でやってくるということで。明後日、来てくれる人、手を挙げて!」と言うと、大勢の見物客が挙手。
それを見てご満悦の表情を浮かべた猪木は「とにかく超満員にして、元気を発信していきますんでね。いいでしょうか? ではいくぞ! 1、2、3、ダー! どうもありがとう!」と高らかに拳を突き上げて公開会見を締めくくった。
だが、会見終了後、欠席と思われた藤田は実は会場に向かっており、渋滞に捕まってしまったため間に合わなかったことと発表される。もう近くまで来ているということで、藤田の到着を待つことに。
約10分遅れで到着した藤田は2億円ベルトを肩にかけ、苦笑いしながら登場。改めて石井も出てきて両者が並び立つと、藤田は「スミマセン。寒い中、待っていただいて。明日は......明日じゃないか。大晦日、両国のリングですごい試合を、すごい戦いを必ずお見せいたします。約束しますのでよろしくお願いします」と挨拶して、改めて公開会見を締めくくった。
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