DDT、大日本、K-DOJOのシングル王者を含む16名で、三団体最強を決めるワンナイトーナメントを大晦日年越しプロレスで開催!
19日、東京・後楽園ホールで12月31日(火)の大晦日に同所で開催されるDDTプロレス、大日本プロレス、KAIENTAI DOJOの三団体による『天下統一!大晦日年越しプロレス 2013』に関する記者会見が行われた。
同大会では三団体から代表5名ずつ+若手枠1名の合計16名でワンナイトトーナメント『天下統一!三団体最強決定トーナメント』を開催。この日はトーナメントの組み合わせと決定カードが発表された。
『天下統一!三団体最強決定トーナメント』は一回戦と二回戦が10分1本勝負。時間切れ引き分けの場合は、K-DOJOの『海王トーナメント』で採用されている"1カウントルール"で延長戦を行う。また、DDTの『KING OF DDT』と同じように一回戦、二回戦が終わった時点で、4選手による抽選で準決勝の組み合わせを決定する。
準決勝は15分1本勝負だが、こちらも時間切れの場合は1カウントルールで延長戦を行う。そして決勝戦は時間無制限1本勝負となる。
DDTプロレス、大日本プロレス、KAIENTAI DOJO
天下統一!大晦日年越しプロレス 2013
日時:12月31日(火)開始:19:00
会場:後楽園ホール
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Aブロック 10分1本勝負
関本大介(大日本プロレス)
vs.
アントニーオ本多(フリー)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Aブロック 10分1本勝負
入江茂弘(DDT)
vs.
梶トマト(K-DOJO)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Bブロック 10分1本勝負
石川晋也(大日本プロレス)
vs.
旭詩織(K-DOJO)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Bブロック 10分1本勝負
関根龍一(K-DOJO)
vs.
岡林裕二(大日本プロレス)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Cブロック 10分1本勝負
HARASHIMA(DDT)
vs.
KAZMA SAKAMOTO(フリー)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Cブロック 10分1本勝負
ヤス・ウラノ(DDT)
vs.
若手枠
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Dブロック 10分1本勝負
石井慧介(DDT)
vs.
竹田誠志(U-FILE CAMP)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Dブロック 10分1本勝負
河上隆一(大日本プロレス)
vs.
真霜拳號(K-DOJO)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント二回戦 Aブロック 10分1本勝負
関本×アントンの勝者
vs.
入江×梶の勝者
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント二回戦 Bブロック 10分1本勝負
石川×旭の勝者
vs.
関根×岡林の勝者
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント二回戦 Cブロック 10分1本勝負
HARASHIMA×KAZMAの勝者
vs.
ヤス×若手枠の勝者
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント二回戦 Dブロック 10分1本勝負
石井×竹田の勝者
vs.
河上×真霜の勝者
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント準決勝 15分1本勝負
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント準決勝 15分1本勝負
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
まずK-DOJOのTAKAみちのく代表から、当初このトーナメントに出場する予定だった火野裕士がケガの回復が思わしくないため欠場することが発表された。代わりに梶トマトが出場することになったが、会見に出席した火野は「自分の試合を楽しみにしてくれた皆さん、スミマセン。ごめんさい。自分が思っていた以上に大きな手術だったみたいで、全然ダメでした。すごい火野裕士になって帰ってきますので期待してください。12月31日にまでに頑張って梶を鍛えてムキムキにしますので、梶にも期待してください」と挨拶。
続いて大日本プロレスの新土裕二リングアナから、一回戦でヤス・ウラノと対戦する若手枠について、大日本・K-DOJO・DDT・ユニオンから若手が出場してトーナメントを行って、その優勝者が出場するという発表があった。若手枠争奪トーナメントの組み合わせと日程は下記の通り。
■11月30日(土)K-DOJOブルーフィールド大会
▼若手枠争奪トーナメント一回戦
遠藤哲哉(DDT)
vs.
福田洋(ユニオンプロレス)
▼若手枠争奪トーナメント一回戦
橋本和樹(大日本プロレス)
vs.
タンク永井(K-DOJO)
■12月1日(日)DDT北沢タウンホール大会
▼若手枠争奪トーナメント決勝戦
遠藤×福田の勝者
vs.
橋本×永井の勝者
会見には橋本のみ出席。「今日、会見があるって一昨日聞いてスーツまで着てきたのに、何で誰もいねぇんだよ!」と不満を爆発させたが、DDTの鶴見亜門GMが遠藤と福田の出場は会見開始直前に決まったため会見に来られなかったと説明。TAKA代表は「三団体ではよくあること。たぶん登坂さんに仕掛けられたんじゃないかな?」とポツリ。橋本は「いつもこうなんだよ! だからホウレンソウ(報告・連絡・相談)を大切にしろって言ってんだよ!」と不満をブチまけた。
続いてトーナメントに出場する各選手がそれぞれ意気込みを語った。
関本「2013年、いい形で締められるように。そして2014年、いい形でスタート出来るように頑張ります」
本多「一回戦から関本選手ということで、これが事実上の決勝戦みたいなものですね。相手にとって不足なし! 気持ちよく勝ち進み、気持ちよく優勝し、引いては自分へのご褒美に通販で趣味のものを購入したいと思っています」
入江「最初、火野選手と試合って聞いていたんですけど、梶トマト選手に変わってちょっと動揺しているんですけど......。10分勝てなかったら1カウントルールって、さっき教えてもらったんですけど、1カウントになったらたぶん負けちゃうんで。そういうの苦手なので、10分以内に倒して二回戦も真正面からガッチリやって必ず勝ちます」
※梶は欠席
石川「(旭は)以前からぜひ対戦したい選手だなと思っていましたので、非常に楽しみです。もちろん狙うのは優勝なんですけど、まずは一回戦に全力を注ぎたいと思います」
旭「去年の年越しプロレスで全面に押し出してもらった形で、その上での今年のトーナメント参加ということで。このトーナメントに勝ち上がれば、もう大晦日と言えば旭詩織という代名詞をいただくことが出来るんじゃないかなと思っています。"ミスター大晦日"の称号を得るためにも一回戦の石川選手戦から全力でいきたいと思います」
関根「年末と言ったら、この俺、関根龍一だと思います。そして対戦相手になる岡林選手は同じ2008年デビュー組で、その中で一番目立っていると思うので、そいつを真正面からぶつかっていって倒したいと思います。そうすれば自ずと結果が見えてくると思います」
岡林「このトーナメント、ビッサリ優勝して、ビッサリ締めたいと思います」
HARASHIMA「トーナメントのメンバー、すごいですね。でもすごいメンバーの中で試合が出来る......もう頑張ります! もう楽しみです。すごい! ワクワクしてます!」
KAZMA「今年最後の12月31日に試合が出来てとても嬉しく思います。でも最後の日にケガするのは嫌なので、安全に終わりたいと思います。相手のHARASHIMA選手、僕とHARASHIMAさんの中では実はいろいろありまして......まぁそういうことも含めて楽しみなので。HARASHIMA選手から蒼魔刀で1、2、3を獲りたいと思います。そして蒼魔刀は僕が頂きます」
ヤス「たぶんこのトーナメントは新鮮な組み合わせとかで、馬鹿みたいにはしゃいで一回戦で精も根も尽き果てる試合をしてくれると思うので、僕は手を抜きまくって、何とか一回戦を勝ち上がって有利に進めたいと思います。だから、もしかしたら僕でも優勝出来るんじゃないかなと思っています。この大会で優勝すると何かもらえるんですか?(※亜門GM「三団体最強という素晴らしい栄誉」TAKA代表「来年1年かけて三団体かけてすごいことが起こると思います」)......アハハハ(笑)。じゃあ頑張ります」
石井「毎年恒例の大晦日の大会、僕は過去2回しか出ていなくて、2009年のときは5分以内にオーバー・ザ・トップロープでいなくなり、去年に至っては3分12秒オーバー・ザ・トップロープでいなくなっています。なので、今年は4回勝ってリングに長い時間いたいと思います。そして一回戦の相手、竹田選手は以前から試合をしたいと思っていた選手ですので、まずは一回戦頑張りたいと思います」
竹田「僕は普段デスマッチのイメージが強いと思うんですけど、元々U-FILE CAMPという格闘色の強い団体でやってきたので、そういう部分をこのトーナメントで出して、蛍光灯を使わない闘い、田村潔司の名に恥じない闘いをして一回戦で石井選手をオーバー・ザ・トップロープで勝ちます!」(※オーバー・ザ・トップロープはルールにないため、竹田はオーバー・ザ・トップロープという名前の新技を開発するとのこと)
河上「真霜選手というすごい刺激の固まりのような選手と闘えて、僕はすごい楽しみですね。早く刺激欲しいです。あとはこの2013年の河上隆一に来てる流れを、そのまま2014年に持って行けるかと思っています。頑張ります」
真霜「今までちょっとキッカケがなかったんですけど、この場に来て一回戦の相手も隣にいるってことで沸々と闘志も沸いてきています。優勝するには4回勝たないといけないので、最初からそれを頭に入れて、4試合やるつもりでいきたいと思います」
『三団体最強決定トーナメント』と銘打たれた理由として、現BJW認定世界ストロングヘビー級王者の関本、現KO-D無差別級&DDT EXTREME級&アイアンマンヘビーメタル級王者のHARSHIMA、現STRONGEST-K王者の真霜と、各団体のシングル王者が出場していることが大きい。
各王者はリスクが大きいが、関本は「ベルトの名に恥じないように頑張ります」、HARASHIMAは「DDTでいま一番僕が強いんで。いま三冠持っているので、ベルトの名に恥じないように頑張ります。絶対に勝ちます!」、真霜は「ベルトを持っているので負けられないのは当然なんですけど、それは普段の試合からなんで。このトーナメントに関してどうのっていうのはないです。常にです」と、それぞれチャンピオンらしく堂々と語った。
「僕とHARASHIMAさんの中では実はいろいろある」という意味深発言をしたKAZMAだが、昨年の年末に極秘帰国した際、HARASHIMAと話す機会があり、そこで何やらいろいろとあったとのこと。険悪のムードとまではいかないが、両者の間には微妙な空気が流れていた。
さらに「トーナメント出場者の中で特別気になる選手」を聞かれた際、ほとんどの選手が「まずは1回戦の相手」「とくにいない」と答える中、アントンが「関根龍一選手とぜひ闘いたい。関根選手が先日、占い師に手相を見てもらったところ『あなたはすごいあげ●んね』と言われたらしいので、関根選手と試合をしたらひょっとしたら自分の運気が上がる可能性が高い。その勢いで優勝する可能性が高い。関根龍一のあ●ちんに期待したい!」と発言したため、岡林が「一回戦であげ●んをビッサリ倒して、僕がビッサリ上に行きます!」と発言。当の関根は「自分はアントーニオ本多選手に勝って名を挙げるので、アントンさんは自分で運気を上げてください」と言い放った。
一方、石川は大学時代にA.YAZAWAを見て衝撃を受けて以来、ある種の憧れを持っていたとカミングアウトした。また、チーム・ドリフの入江と石井は、お互い決勝戦で当たりたい選手にチームメイトの名前を挙げた。
<決定カード>
▼蛍光灯4WAYタッグデスマッチ
木高イサミ(ユニオンプロレス)/宮本裕向(666)
vs.
石川修司(ユニオンプロレス)/稲松三郎(K-DOJO)
vs.
伊東竜二(大日本プロレス)/高橋匡哉(WNC)
vs.
塚本拓海(大日本プロレス)/ダニー・ハボック
▼男色ディーノプロデュースマッチ
カード未定
トーナメント15試合+蛍光灯4WAYタッグデスマッチとハードな試合が続くため、残り1試合はお祭り的なカードとして、お祭りのスペシャリストであるディーノがプロデュースする楽しい試合が組まれる予定とのこと。
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