新日本プロレスが1・4東京ドーム大会の第一弾カードを発表!オカダ×内藤と中邑×棚橋の試合順はファン投票で決めることに!

131111_NJPW-4.jpg 11日、新日本プロレスが都内のテレビ朝日にて、2014年1月4日(土)に東京ドームで開催する『WRESTLE KINGDOM 8』の対戦カード発表記者会見を行った。
 演出面の発表があった第一部に続き、カード発表の第二部へ。新日本の手塚社長から下記の決定カードが発表された。なお、全9〜10試合行われる予定とのこと。

新日本プロレス
WRESTLE KINGDOM 8
日時:2014年1月4日(土)開始:17:00
会場:東京ドーム

▼ダブルメインイベント IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]オカダ・カズチカ
vs.
[挑戦者]内藤哲也

▼ダブルメインイベント IWGPインターコンチネンタル選手権試合 60分1本勝負
[王 者]中邑真輔
vs.
[挑戦者]棚橋弘至

▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]プリンス・デヴィット
vs.
[挑戦者]飯伏幸太

▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 4WAYマッチ 60分1本勝負
[王者組]マット・ジャクソン/ニック・ジャクソン
vs.
[挑戦者組]KUSHIDA/アレックス・シェリー
vs.
[挑戦者組]ロッキー・ロメロ/アレックス・コズロフ
vs.
[挑戦者組]TAKAみちのく(K-DOJO)/タイチ
※4チームが同時に通常のタッグマッチを行い、いずれかの1チームが勝利した時点で決着

▼スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
永田裕志/桜庭和志(フリー)
vs.
ダニエル・グレイシー/ホーレス・グレイシー

 IWGPヘビー級選手権試合、オカダ・カズチカvs.内藤哲也とIWGPインターコンチネンタル選手権試合、中邑真輔vs.棚橋弘至はダブルメインイベントとして行われることになった。手塚社長は「IWGPヘビーはもちろん新日本の頂点のベルトだが、その一方で中邑と棚橋はこん日の新日本復活の歴史において非常に重要な存在。IWGP王者vs.G1覇者の一戦は間違いなく最高峰だが、10年間死に物狂いで新日本をここまで復活させた立役者である中邑選手と棚橋選手の2人が闘うことは新日本最大の看板カードなのは間違いない。この2試合はただのダブルメインということで片付けることは出来ない。どちらが2014年1月4日東京ドームの最後を締めるのに相応しいか、試合順をファンの方に決めてもらいたい」と言い、ワールドプロレスリングのホームページでファン投票を受け付けることを発表した。

 続いて飯伏、デヴィット、棚橋、中邑、内藤、オカダの6選手が登壇し、それぞれ意気込みを語った。
 
131111_NJPW-5.jpg飯伏「まず最初にタイトルマッチが決まって嬉しいです。所属になって初めてのタイトルマッチで、初めてのドーム。必ず勝って2014年、新日本プロレスのジュニアは僕が盛り上げていくので、応援よろしくお願いします」
デヴィット「オイオイ。俺はこの6カ月間、オカダ、棚橋、真壁たちと闘ってきて忙しかったんだ。(IWGPジュニアへの)挑戦者がいない状態が6カ月続いたんだ。そこに現れた飯伏。それでいい。ドームではリアルロックンローラー、プリンス・デヴィットがチャンピオンでることを見せてやる」

棚橋「大阪で中邑の口から棚橋って名前が出たときはすごく驚きました。と同時に、実は少し嬉しさもありました。お互いライバル......のような位置づけで見られてきて、競い合ってきたわけですけど、そういった中でここ数年は僕がIWGP王者になる期間が長くて、メインが棚橋、中邑がセミという状態で続いてきた。これは憶測だが、(中邑は)僕のことなんか眼中にねぇなって思っていたので、俺の名前が出るっていうこの状況を一生懸命消化しています。まぁでも東京ドームという舞台ですから、最後に皆さんにイメージしてもらいたいのは、棚橋の白を基調としたコスチュームに白いベルトは似合うんじゃないか。全力でいきます!」
中邑「このベルトを手に入れてからというもの新しい刺激、刺激的な対戦相手をこのベルトが引き寄せる。その度にこのベルトは光る。もうずいぶん光らせました。でももう少し......もう少しだけ光らせたい。いつもはベルトが引き寄せたものを、今回からは自分から獲りに、求めにいきました。その光は棚橋弘至。彼とやればこのベルト......なんだろうなぁ。完成するんじゃないでしょうか。新しい価値の創造を掲げて、このベルトを汚い10円玉みたいなものから新しいものに変えました。その過程の中でもう少しだけ輝けるとしたら、これしかないでしょう。中邑vs.棚橋」

内藤「今年のドーム休んでいるので、2年ぶりのドームになるんですけど、今からめちゃくちゃワクワクしています。試合順はまだ分かりませんが、必ずIWGPヘビー級チャンピオンになる。必ずオカダの勢いを俺が止める。1月4日東京ドームで夢を掴んでみせます」
オカダ「とくにありません......と言いたいところですが、しっかりこのベルトを持って、最後に入場して、カネの雨を今年以上に降らせて、花道を戻って帰りたいと思う」

 ダブルメインの試合順をファン投票に決めることになったことについて4選手だが、棚橋は「ふぅ〜、これは非常に難しい問題ですよ。選手としては東京ドームのメインイベントっていうのは魅力的ですよ。ただIWGPをここ数年一番長く巻いてきた俺が、一番IWGPの価値を理解しているつもりなので......という思いと、IWGPを失ってもメインに出られるチャンスが転がり込んでくる俺の強運。でもここはしっかり決めないと、ファンもモヤッとしますので。ファンの意見を反映するという、1つの新しいドームの形なのでどうなるか楽しみ」と複雑な心境を吐露。
 一方、中邑は「初耳です。投票でメインかセミか決まる。もちろん自分でも投票します。で、新しい価値の創造じゃないですか。俺たちがメインになることがあれば、本当の意味でインターコンチがIWGP(ヘビー)と同等、もしくはそれ以上の価値......それが意図せず叶っちゃうんじゃないでしょうか。懐かしい話ですが、自分と棚橋弘至の初対決、東京ドーム、メインイベント、それも確かIWGPヘビー級選手権試合じゃなかったでした。なんだっけ?」と、2005年の1・4ドーム大会で棚橋とIWGP・U-30王座(現在は封印)を懸けて対戦した話を持ち出した。
 内藤が「試合順へのこだわりっていうのはあります。この4人の中で俺だけ東京ドームのメインに立ったことがないので、どうしてもっていう気持ちはあります。お客さんの意見を聞くっていうのは、俺はいいことだと思います。結果がどうなるか楽しみにしていますけど、1つだけ言わせてください。東京ドームのメインイベント、俺に任せてください」とドームのメインに対するこだわりを覗かせると、オカダは「IWGPヘビー級のチャンピオンとして、絶対にメインは譲りません......なんてことは言わないですけど、僕がメインじゃなきゃ始まらないでしょ、という考えです」と自分への自信を口にした。

131111_NJPW-6.jpg なお、いままでの相手を"刺激"、棚橋を"光"と表現したことについて中邑は「何かを意図として考えて言葉を選ぶと非常に安っぽくなる。(棚橋は)刺激より断線、上のこと思っている。(2年3カ月ぶりの棚橋戦となるが、その期間、棚橋のことは)見ていたような、見ていなかったような。より自分を変えたい、常に。少しでも、1日でも変化が......進化なんて言ったら格好いいけど、それを楽しみながら。いろんなものを研究して、いろんな日々を過ごして、その2年半交わらなかった。2年も経てば細胞も考え方も試合も変わってくるだろうし、変わっていないこともあるだろうし。あまり想定すると本番の楽しみが減るので、モヤッと捉えておきます」と表現。
 一方、長くIWGPヘビーを巻いていた棚橋にとって、中邑の持っているインターコンチ王座の印象を聞かれると「10月の両国でオカダに負けてIWGP戦線撤退を自分の口から言って負けてしまったので。しばらくゴールが見えない状態が続くと思っていたんですけど、言ってみれば棚橋にとっての救世主。もう大事件ですよ。散々鬱陶しがられた俺がこの2年の時を経て、中邑の口から俺の名前が出るっていうね。その価値をイメージして......そのインターコンチの王者が全力で光らせてきたベルトは僕から見てもすごく魅力的に映っています」と言って表情を輝かせた。

131111_NJPW-7.jpg 中邑vs.棚橋ほど歴史はないものの、内藤もオカダに対しては「俺はオカダが新日本に入ってきてからの5年間くらい、俺は常にオカダを意識してきたので、オカダが海外に行っているときも『早く帰ってこないかな』って。俺はオカダが入ってきてからの5年間くらい、常にオカダを意識してきた。こういう大きな舞台でジェラシーとか悔しさだとかをぶつける絶好のチャンスだと思っています」とライバル心を吐露したのだが、オカダは「気持ち悪いです」とバッサリ。
 そしてIWGP実行委員が定めた6カ月以内という防衛期間内ギリギリでIWGPジュニア王座挑戦を決めた飯伏は「以前闘っていた頃はベビーフェイスのデヴィット選手だったんですけど、今のスタイルになってからはほとんど闘ったことがないので。東京ドームでは以前のような熱い闘いをしたいと思います」と好敵手デヴィットと真っ向勝負をリクエスト。
 BULLET CLUBを結成して以来、セコンドが試合に介入することも多々あるデヴィットは「過去に飯伏とは何度も闘ってきたが、今の飯伏との闘いはさっき言った通り目の前の敵を倒すだけ。確かにこの1年間で環境は変わった。自分はBULLET CLUBはセコンドが介入して試合をブチ壊すと言われているが、それは間違っている。ドームではきちんと"リアルロックンローラー"としての闘いぶりを見せたい」と発言したが......

2013年11月11日 18:32
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