パンクラスがセフォー率いるWSOFと業務提携し、"目指せ世界"のピラミッドが完成!来年4月からリングを封印してケージに完全移行!

131027_Pancrase-1.jpg パンクラスがK-1ファイターのレイ・セフォーが代表を務めるWSOF(World Series of Fighting)との業務提携契約を締結したことを発表した。
 今後はWSOFへの選手の定期参戦や運営ノウハウを共有化し、アメリカにおける共同開催やパンクラス・ラスベガス開催を視野に世界進出を行なう。なお、この提携によりキング オブ パンクラシストは自動的にWSOFに参戦出来る権利を取得し、パンクラス上位ランカーは推薦でWSOFに参戦が可能になる

131027_Pancrase-2.jpg 昨年、株式会社スマッシュに経営権が譲渡されたのを機に、スローガンに"世界標準"を掲げてきたパンクラスだが、アマチュアからプロライセンス、キング(チャンピオン)及び上位ランカーが世界に行けるピラミッドがついに完成! また、この提携は日本人選手がパンクラス以外の団体(国内外問わず)からWSOFに参戦できない独占契約の一方、WSOF以外の団体からオファーがあれば参戦は可能とのこと。
 WSOFとパンクラスの業務提携をキッカケに、WSOFが提携しているNBC TV・CS及びメディアネットワークをWSOFが窓口として、パンクラス日本大会のライブ/ディレイ配信の協力や、WSOFが世界的に展開していくソーシャルにも積極的に参加していく予定だという。

<パンクラス酒井正和代表のコメント>
 パンクラスが「世界標準」をスローガンに2012年6月から新体制となり、様々な取り組みを行ない、既存の団体経営スタイルから会社経営にシフトし、ようやく世界のプロモーションと向き合える準備が出来ました。
 日本の総合格闘家が夢を持てる、生計が立てられる様にする為には、世界のプロモーションと向き合い、グローバル化を図らなければなりません。
 今回の業務提携でアマチュアからのピラミッドスキームが構築され「パンクラスでプロライセンスを取得する」「パンクラスに参戦する」「キング オブ パンクラシストになる」意味の答えが出来ました。日本独占契約を行なったのはピラミッドスキーム構築の為です。この提携によりアマからキングに、そして「世界」が実現となりました。「目指せ世界」「目指せラスベガス」が日本総合格闘家の目標になればと思います。
 WSOFは全米3大ネットワークのNBC(National Broadcasting Company)と提携していますので、パンクラスのキングや上位ランカーがWSOFに参戦し、華やかな舞台で尚且つ全米に名前を売るチャンスです。それはパンクラスにとってもプラスになりますし、パンクラスが世界進出をしていく最善の方法だと確信しています。
 現在の格闘技界の頂点がUFCである事は現実です。しかし現実は厳しいです。契約したものの結果を出せずに契約終了する選手が多く、その後の日本でのキャリアをどうするのかを考えると、アメリカのメジャー団体(定義は地上波3大ネットワークTV放送)にも出場し、日本にもホームを持てる関係が、選手が安心してチャレンジ出来る環境だと思います。

 今、パンクラスはようやく「世界標準」のスタートラインに立ちました。

131027_Pancrase-3.jpg さらに今回、酒井代表はWSOFと日本におけるWSOFのライセンス複数年契約を締結。日本で行なわれるWSOFの企画・運営を目的とした会社を年内に設立することも併せて発表された。
 会社名を「WSOF JAPAN株式会社」とし、代表は酒井氏が務める。主にWSOF参戦を目的としたトーナメントやワンマッチの大会『ロード to WSOF大会(仮)』(2014年開催予定)や、WSOFのナンバーシリーズなどの日本大会の企画・運営をやっていくという。

<WSOFジャパン酒井代表のコメント>
 多くの海外プロモーションが行うこれまでの日本大会は、日本独自の考えを理解出来ないまま開催し、結果縮小しています。WSOFもこの事は十分理解しており今回の運びとなりました。私なりのやり方で運営を行なっていきます。まずは「ロード to WSOF(仮)」を2014年に開催します。
 意欲のある、日本の総合格闘家全員にチャンスを与える大会になると思います。各団体様のご協力も頂き「目指せ世界」「目指せラスベガス」を行なっていきたいと考えています。

 そして、パンクラスが20年間使用してきたリングを、ナンバーシリーズに限り封印することも決定した。
 2014年3月30日(日)に開催される横浜文化体育館大会を最後のリング大会とし、それ以降はケージ(金網)を使用。ルールもユニファイドルール(北米ルール)に移行する。ケージに関してはWSOFとの提携を受けて、同仕様の10角形ケージ(デカゴン)を"日本サイズ"にアレンジしてものになる予定。
 なお、ナンバーシリーズ以外はリングおよび現行パンクラスルールを使用することもあり、『BaysideFIGHT』はオクタゴンの可能性もあるという。

<パンクラス酒井代表のコメント>
 パンクラスから世界に通用する選手を輩出して行く為に、アイディアを試行錯誤して参りましたが、世界の時流に合わせ、日本における「Mixed Martial Arts」のスタイルを築く事に致しました。
 大会毎にリングとケージの併用も考えましたが、完全に一本化する事でパンクラスに参戦する選手が「世界」を目指せる環境を手に入れる事が出来ます。ルールもユニファイドルールを採用し、レフェリーにはルールの把握とジャッジの教育や、WSOFへの派遣も行なっていきたいと思います。
 2014年3月30日(日)横浜文化体育館を最後のリング大会にし、4月から開催するパンクラスのナンバーシリーズは、全てケージ及びユファイドルールになります。
2013年10月27日 13:32
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