新日本プロレスが公開入門オーディションを開催!ブシロードクラブから五輪出場を目指す者と、浜口道場出身レスラーを目指す者の2人が合格!

131012_NJPW-1.jpg 12日、新木場1stRINGで新日本プロレスが公開入門オーディションを開催した。無料ということもあり、会場には150人もの観客が集まった。
 下は16歳から上は27歳まで、体力に自信があり新日本プロレスのプロレスラーになるのを夢見る13人がオーディションを受けた。まずは審査員の永田裕志から「たくさんお客さんがいて驚くかもしれませんが、我々プロの世界というのはファンの前で堂々アピールして闘うもの。オーディションからそういうところも見ていくので、元気いっぱい自分の能力を披露できるように頑張ってください」とエールが送られた。

 審査委員長の三澤威トレーナーから「種目を全部をこなすと合格というわけじゃありません。総合力を見ます。テストに臨む姿勢であったり、クリアしたタイムであったり、そういうのをすべてで判断します」という説明があったあと、まずは1人1人リングに上がって審査員とお客さんに向かって自己PR。
 各自緊張した面持ちでリングに上がり、柔道経験者は受け身を披露、蹴りに自信のある者はキックミットに蹴りを入れ、運動神経に自信のある者はマット運動を披露。中には審査員の棚橋弘至の目の前で「愛してま〜す!」と叫んでから、アニメが大好きということで、ビブス(番号が書かれたタンクトップ)をめくって、わざわざ着ているアニメの美少女キャラが描かれたTシャツをアピールする変わり種も。
 その後、基本的なマット運動、オーディション参加者同士のスパーリング、反復横跳びと休む間もなくメニューをこなしていくオーディション参加者だったが、次の腕立て伏せあたりから皆のペースに追いつけない者や、決められた回数をこなせない者が出て来る。

131012_NJPW-2.jpg 休憩らしい休憩はなく、自分の順番が回ってくるまでのわずかな時間しか休めないオーディション参加者だが、中には息を整えながら「まだまだ! これからだ、これから!」と自分に言い聞かせるようにつぶやく者も。
 その後もロープ懸垂、足上げ腹筋、サーキット運動とキツいメニューが続き、ほとんどのオーディション参加者が疲労困憊の中、最後はスクワット500回。皆、お手本として余裕の表情でスクワットをこなしていくヤングライオンの小松洋平に必死で食らい付いていくが、永田は1人1人の動きを見て、「これ以上は無理」と判断した者にストップをかけていく。一方、棚橋は「頑張れ! 声を出せ!」と檄を飛ばす。
 そしてすべてのメニューが終了し、三澤トレーナーをはじめ、審査員の永田、スーパー・ストロング・マシン、棚橋で協議した結果、即合格となった者が2人発表された。1人は自己PRの際にアニメ好きであることを猛アピールしていた岡倫之(おか ともゆき=22歳、身長184cm、体重120kg)。サンボ、柔道、空手の経験がある上、現在は大学でレスリングをしているということで、ブシロードクラブに入団して2016年のリオ五輪を目指すとのこと。
 もう1人は3年前からアニマル浜口ジムに通い、自己PRの際にはヤングライオンの田中を相手にスパーリングをやってのけた本城匠(ほんじょう たくみ=21歳、身長184cm、体重105kg)。新日本プロレスに入門・入寮してプロレスラーを目指していくとのこと。ただ、この2人以外にも将来性を加味した上で改めて協議をして、後日もう何人か獲りたいとのこと。

131012_NJPW-3.jpg オーディション終了後、早速囲み取材に応じた合格者の2人だが、岡(写真左)は「まずはオリンピックを出ることを考えていきたいです。プロレスラーになるかどうかはそれから考えたいですけど、東京オリンピックは地元なので身体が動かせる限りは頑張りたいです。ブシロードクラブ入りを目指したのは、アニメが好きなので(苦笑)。(昨年12月の)コミックマーケットに僕が遊びに行ったとき、ミルキィホームズが好きなのでブシロードの販売所に行ったつもりが、そこは新日本プロレス(のブース)で。そこで『キミ、いい身体してるね』って言われたんで『僕、アマレスやってて全日本チャンピオンです』って言ったら、『じゃあ社長いるから挨拶していきなよ』ってことで。そこで運命的なものを感じて。この間もニトロプラスのイベントに行ったら、木谷社長がいたのでアニメの話をしたんですけど、そこで『ラブライブ!が好き』って話をしていたので『これだな!』と思ったんでそのTシャツを着てきました!」と語るように、新日本プロレスの親会社がブシロードであるからこそ、この入門オーディションを受けたようなもの。まさしくブシロードの申し子的な存在になるかもしれない。
 一方の本城(写真右)は「ここで受かって万歳で終わりじゃなくて、デビューしてそこからがスタートだと思っているので。厳しい新日本の道場から逃げ出さないで、絶対にしがみついてスタート台から飛び出していきたいです」と語った。中邑真輔に憧れているという本城だが、浜口道場に通っていることから、やはり浜口道場出身の先輩レスラーは気になるとのこと。「自分は優秀な門下生ではないが、ようやく浜口会長にいい報告が出来るかと思うと嬉しいです。先輩方に浜口道場出身者なのに不甲斐ないとは思われたくないので、浜口道場の名を汚さないように一所懸命取り組みたいです!」と語った。

2013年10月12日 16:29
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