9月に開かれた旗揚げ発表会見で「"下町・谷中に演劇の灯を"というスローガンのもとで1年間、プロデュース公演を行なってまいりました。いよいよ今後はもっと本格的に活動を行なうということで、演劇集団として旗揚げすることが決まりました。演劇界ではまだまだ駆け出しや中堅の方たちに活躍の場を与えまして、演劇界をこの谷中より活性化させていきたいと思っています。今後は年に3〜4本の公演をこのホームグラウンドのトノゲキ（戸野廣浩司記念劇場）でやりまして、2年に1度大きいところに進出してやっていきたいと思います。5年以内には台湾公演を目指していきたいと思っています。台湾公演にはプロレス興行も入れていきたいと思っています。芝居の公演とプロレス興行を台湾でやるのが夢でございます」と意気込みを語っていたMARUが、脚本・演出の今作『ポチのしっぽに、舞い落ちる雪』。

俺達の親は、みんな保健所で働いている。
日々保健所では、罪のない沢山の犬や猫たちが
苦痛死させられている現状がある。
子供の俺達は、その仕事で育ててもらったのも事実。だから、
保健所を恨む気にはなれない。
でも！その現状を、なんとか変えたいと思っている。
だから、教室を作り、どうすれば犬や猫たちを生かしてあげられるのか？
その勉強会を続けている。

そんなある日、俺達の教室に
一人と一匹の転入生がやってきた。
そこから、いろんな物語りがはじまった。

　というあらすじなのだが、転入生の「空」を演じたのが、ケガのため7月いっぱいでスターダムを退団した翔月なつみこと床田菜摘。9月の会見では「プロレスのほうは今は休業中でフリーとしてやっていきます。抱負としまして水色革命、始まったばかりですのでいろんな方に名を覚えて頂いて、私の地元の大阪公演...乱丸さんと一緒に協力してやっていけたらなと思っております。よろしくお願いします」と語っていた床田だが、約1年ぶりの舞台でミステリアスな転入生を見事に演じきった。ケガが完治すれば、表現力に磨きがかかった"新生・翔月なつみ"としてリングに帰ってくるだろう。
　勉強会に参加している若者の1人で、ヤンキーの「花」を演じていたのが、アイスリボンの世羅りさ。9月の会見では「抱負は...木綿より絹が好きです。...それ豆腐ですね、すいません（笑）。水色革命の名を全国に知れ渡るように、全国各地で公演できるように頑張っていきたいと思いますので、これからよろしくお願いします」と語っていた世羅だが、ちょうど公演初日の2日前にOAされたテレビ朝日『銭形金太郎』に出演。早速、知名度アップに貢献。今後も現役プロレスラー兼女優としての活躍に期待がかかる。

　さらに会見で「本業は女優なんですけれども、これまでの経験とかを生かして微力ながらお手伝いができればなと思ってます。よろしくお願いします」と語っていたWNCとREINAのリングアナを務める富山智帆が5日に、「女子プロレスラーで役者ではないんですけれども、いつもゲストで出させて頂いて、正式には水色革命の団員なんですけどね...（出演者たちが『え〜？』）友情出演ということで、これからも皆さんよろしくお願いします」と語っていた救世忍者乱丸が6日に友情出演した。

TONOGEKI演劇祭プレミア公演
演劇集団・水色革命第8弾 旗揚げ公演
ポチのしっぽに、舞い落ちる雪

＜日時＞
2013年10月5日（土）〜 6日（日） 全4公演
10月5日（土） 15:00〜／19:00〜
10月6日（日） 14:00〜／18:00〜

＜会場＞
戸野廣浩司記念劇場

＜演出・脚本＞
MARU

＜出演者＞
【水色革命軍】
阿久津 紘平
天晴一之丞
関根慶人
世羅りさ
高橋春菜
床田菜摘
MARU

【ゲスト】
折笠慎也
折原陽子
小林千紗
針生あす華
宮澤志暢
桃菜かおり

和興

【友情出演】
富山智帆
救世忍者乱丸

　また、水色革命の次回公演は2014年2月下旬に予定。タイトルは未定だが、詳しい情報は水色革命の公式サイトで。
　さらに、レイナ女子プロレスを有する株式会社レイナコーポレーションとI＆Iファクトリー（戸野廣浩司記念劇場）の合体企画が決定。映画化を目指した第一歩として演劇公演を2014年4月9日（水）〜13日（日）に行う。女子プロレスラーを目指す少女の物語となるようだが、脚本・演出はI＆I所属で水色革命主宰のMARUが担当する。

水色革命公式サイト
http://iandifactory.com/iandi/mizuiro.html

【記事協力／リングスターズ】