プロレスリングZERO1の8・4後楽園大会で行われた『真夏の祭典・火祭り2013』決勝戦で田中将斗を下し、初出場の火祭りでいきなり優勝してみせたライディーンが戴冠した世界ヘビー級王座。その初防衛戦の相手に大谷が決定。
　大谷は「8月31日、横浜文化体育館でライディーンが持つ世界ヘビー級のタイトルへの挑戦が決まりました。火祭りの闘いを見ているなかで、たしかに素晴らしい成長、そして結果を残したと思います。しかしながら火祭り（リーグ戦）で僕が勝っていると。偉そうかもしれませんが、挑戦権はあると思っています。それを彼が理解したからこそ、彼は僕の挑戦を受けたと理解しています。
　しばらく空位だったんですが、その空位からまた世界ヘビーを争う闘いが始まるなかで、今このベルトを持っておかなければいけないのは僕だと感じています。火祭りの優勝、今のライディーンの勢いは十分認めてます。そのライディーンを倒して僕が世界ヘビーのベルトを取り、僕を中心に世界ヘビーの闘いをこれから繰り広げていきたいなと、そういう気持ちです。
　そして、これは僕の勝手な考えですが、僕が世界ヘビーのベルトを取った暁には火祭り刀もよこせと。火祭り刀が欲しくてしょうがない。勇気があるなら火祭り刀も懸けろよと、ライディーンに伝えたいなと思います。世界ヘビーと同時に火祭り刀をも、僕の物にしたい。そういう気持ちで311日、試合に挑みたいと思います。全力で闘います」とコメント。報道陣との質疑応答は以下の通り。

ーーライディーンの警戒するところは？
大谷「勢い、若さは今のZERO1のリングに上 がってる人間のなかで一番。しかしながら、彼はまだまだ20代前半。コイツの未来を考えるんであれば、僕が勝たないといけない。やっぱり負けを知って人は強くなっていくと思います。勢いと若さにはかないませんが、それ以上に、アイツにはないもの僕は持っている。それが何かは今言いませんが、『勝てる』じゃない、『勝つ』という使命を持ってます。久々の世界ヘビーのタイトルマッチを大谷晋二郎の色に染めて、大谷晋二郎が勝利をつかむ、そんなタイトルマッチにしたい」

ーー今ZERO1の中心になっているNWFについては？
大谷「年齢的にはアイツより上の人間もいると思うんですけど、他の選手がライディーンを慕ってるのはわかるし。それはなぜかというと、アイツの日頃 のプロレスに対する姿勢だと思うんですよね。とにかく練習好きで、日本に来る度に何かを掴んで帰らなきゃいけないというハングリー精神をすごく感じますね。アイツのなかでこのNWFもアイツ自身ももっと成長したいと思ってるでしょう。だったら高い壁が必要だと思います。アイツが今掴みかけてるものを一気にここで奪い取ってやろうかなと思ってます」

　続いて"大仁田厚の化身"であるグレート・ニタvs."曙の第2の化身"KILLER"ANY"WHERE（キラウエア）の特別試合が正式に決定。注目の試合形式は、前代未聞の「ノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破＆史上初！　人間爆弾デスマッチ」となった。
　具体的に「人間爆弾とは？」と聞かれた沖田リングアナは「前回の横浜大花火ではメガトン爆破ということで史上最大の爆破をさせて頂きました。大阪大会におきましてはノーロープ有刺鉄線電流爆破バットという史上初の移動する凶器となりました。そして今大会は爆破の最高傑作として意思を持つ凶器という形で、人間に爆弾が設置されております。この人間が、前回の有刺鉄線バットのように強い衝撃を与えると爆発するということで、人間爆弾が自らニタなのかキラウエアなのかどちらで爆発するかわかりませんが爆発をすると。今までで一番危険なものになっています」と説明。

　さらに話は全日本プロレスの白石伸生社長が、再び大仁田の名前を出していることに飛ぶ。
　白石社長が出した「蝶野選手からの提案を受けて最初は無理、あり得ないと思いました。しかしながら渕さんの話を聞き、私にはプロレスをもっと学び愛し理解する必要があり、また私の過去のコメントで長州力選手や大仁田選手はじめ傷つけてしまった方がいますので、私が身を持ってリングに上がることで贖罪（しょくざい）する決心に至りました。前回の渕さんとのスパーリング前に受けた佐藤（光留）選手のミドルキックにより肋骨にヒビが入っていますが、私としてはプロレスラーが命を削り感動を伝える仕事である以上、身を持って 体感するにはエキシビションを辞退せず参加するつもりです。素人としてプロレスラーの技を受け切り、そして相手を倒すべく、やるからには真剣勝負したいと思います」というコメントを聞いた大仁田は、テーブルを叩いて怒りを露わにした。
　そして大仁田は「俺もある種のプロレス界のA級戦犯になってることはちゃんと認めてます。だけどアイツに関しては、今までひと言も発しなかったですけど、俺以上のトリプルA級戦犯と言っても過言じゃない。金を出したからってオーナー気取りもいいかげんにしろよ。何がエキシビションだ、ふざけるな！　そんなことでお前の贖罪になると思うのか！　俺はアイツに触れるつもりは今まで全くなかった。知ってるよ、電流爆破がオモチャだとか線香花火だとか言ってるの。それを黙って辛抱したらいつの日か分かってもらえると思って...子供の遊びじゃねぇんだ。何がエキシビションだ、いいかげんにしろよ。
　全日本プロレスはアイツのものじゃねぇ。それだけ頭に入れとけ。俺も全日本プロレスに関わった人間だ、全日本プロレスの新人第一号だ。あえて言わせてもらう。亡くなったジャンボ鶴田さんやジャイアント馬場さんが作った全日本プロレスだ！　プロレスに泥を塗っただけじゃなく亡きジャンボ鶴田さんやジャイアント馬場さんに対して泥を塗ったんだ！
　よーく覚えとけ！　白石オーナーよ、よーく聞け。お前の罪はそんなことじゃ絶対に消せない。そして分裂に追い込んだのもお前の責任だ。そんな罪を消したいなら、ホントに心の底から改心してるなら、俺に『ごめんなさい』って言ってるんだろ？　じゃあ、人間爆弾は決まったようなもんじゃ。オイ、司会者！　人間爆弾、白石オーナーに決定だろうが。交渉しろ。断る道理はねぇ！　白石オーナー、正々堂々と、8月31日横浜、人間爆弾としてリングに上がれ！　命を懸けて来い。電流爆破が線香花火とか言ってたなぁ。線香花火かどうか自分で体感しろ。エキシビションやるんだろ？　試合やるんだろ？　白石オーナーよ、断る理由なんかお前にまったくない！　白石オーナー、人間爆弾、決定じゃ！　どんなことをしても白石を引っ張ってこい！　今日中に正式に書面を作って送れ。速達だぞ！」と、全日本プロレスの8・25大田区大会でエキシビションマッチながらリングに上がることが決定した白石社長を"全日本プロレスOB"の一人として痛烈に批判。
　その上で『横浜大花火』でのノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破＆史上初！　人間爆弾デスマッチ、ニタvs."KILLER"ANY"WHEREの"人間爆弾"になれと仰天要求！　果たして白石社長の解答は？

横浜大花火実行委員会
横浜大花火
日時：8月31日（土）開場：17:00　開始：18:00
会場：横浜文化体育会館
共催：株式会社ファースト オン ステージ／大仁田厚事務所／曙ベンチャーズ

▼タッグマッチ 30分1本勝負　　
田中将斗（ZERO1）／佐藤耕平（ZERO1）
vs.
崔領二（ZERO1）／KENSO（全日本プロレス）

▼特別試合　ノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破＆史上初！人間爆弾デスマッチ 時間無制限分1本勝負　　
グレート・ニタ
vs.
KILLER"ANY"WHERE

▼メインイベント　世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負　　
［王　者］ジェームス・ライディーン（NWF）
vs.
［挑戦者］大谷晋二郎（ZERO1）

他3〜4試合

＜チケット料金＞
アリーナVIP席　￥10,000
アリーナS席　￥7,000
アリーナA席　￥5,000
２階特別席　￥6,000
２階自由席　￥3,000
※小中学生無料

＜発売所＞
イープラス　http://epulus.jp/battle
チケットぴあ　0572-02-9999
ローソンチケット　0570-084-003

＜お問い合わせ＞
株式会社ファーストオンステージ　03-5777-5361

【記事提供／ファーストオンステージ】