パンクラスがサンドロの9・29横浜大会参戦、世界の強豪が集うトーナメント『PANCRASE WORLD SLAM』の開催などを発表!
22日、都内のホテルでパンクラスが、9月29日に横浜文化体育館で開催する『パンクラス252』に関する記者会見を行った。
この大会より「PANCRASE WORLD SLAM」と題し、世界の強豪がパンクラスに集い、世界を目指すファイターが争う8人トーナメントがスタートする。
試合は5分3ラウンドのマストシステム(延長ラウンドなし)で、準決勝と決勝はワンデーでおこなわれる(開催日未定)。優勝者には賞金5000ドルが与えられ、結果はパンクラスのランキングにも反映される。
9月にはまずライト級とバンタム級のトーナメント1回戦がおこなわれる。参加選手は以下。
【バンタム級】
ジョー・ピアソン(アメリカ/Team Extreme)
サーワン・カカイ(スウェーデン/American Top Team)
ダニエル・スウェイン(アメリカ/AKA)
マルセロ・セザール(ブラジル/ノヴァウニオン)
清水俊一(宇留野道場・Hybrid Fighter/2位)
馬場勇気(ロデオスタイル/4位)
中島太一(パラエストラ東京/5位)
X(後日発表)
【ライト級】
ドム・オグラーディー(アメリカ/Team Extreme)
ボグダン・クリスティア(オランダ/American Top Team)
リッチー・ウィットソン(アメリカ/AKA)
フィリップ・オリビエリ(ブラジル/ノヴァウニオン)
佐々木信治(総合格闘技道場BURST/修斗代6代環太平洋ウェルター級王者)
AB(和術慧舟會駿河道場/3位)
長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA)
X(後日発表)
会見には日本人選手が出席、抱負を語った。
清水俊一「20周年という大きな節目の大会に出させていただき光栄。デルからには一番にならなくてはと思っている。トーナメントはトラウマになっている(※かつて戦極のトーナメントに出場するも、戦極の消滅により最後まで闘えなかったことを指す)から、まず勝ち上がらないと意味がない。賞金のことは優勝してから考える」
馬場勇気「20周年記念興行に出られて本当に嬉しい。ありがとうございます。トーナメントは優勝しないと意味がないと思っている。全KOを狙って闘う。賞金は...貯金します」
中島太一「このトーナメントは俺が世界に羽ばたくためにあると思っている。全員ぶっ潰して優勝する。食べることと遊ぶことが大好きなので、賞金は六本木で一夜で遣い果たしたい」
AB「アマチュア時代からパンクラスで闘ってきたので、20周年に出られるのは本当に嬉しい。KOか1本で勝って面白い試合をする。今月28日にも試合があるが、きっちり勝って9月につなげたい。賞金は...親孝行します。ウソです。道場のみんなと豪遊したい」
長岡弘樹「パンクラスでプロデビューさせていただいて、10周年は観客として見ていた。20周年は出られることになり光栄。選手生活の全てをぶつける。賞金は、買いたいものは色々あるが、多分、嫁に持って行かれます(笑)」
佐々木信治「20周年という大きな節目に出させていただき光栄。修斗の坂本さんに、直々に行って来いと言われた。自分は修斗でしか試合をしていないが、パンクラスさんの試合もほとんど見ているので、今いる選手も、どういう選手かほとんど把握しているつもり。パンクラスは素晴らしい団体だが、自分には修斗で育って来たプライドがある。修斗の強さを見せつけたい。賞金は...地方でジムをやっているので、ジムの運営にあてます」
また、9月大会ではネーミングライツを導入。BAD BOY、AVAがスポンサードし、入場時にそれぞれの特製Tシャツを選手らが着用する。
続いて、俳優・草刈正雄の長女でダンサーの紅蘭が着席。酒井代表に「リングアナをやらせてください!」と直訴。代表は「いいですよ。ただ、その代わりにオフィシャルサポーターとして大会のアピールをしてください」と承諾。紅蘭は「うれしい! ブログを書いたりするのは得意じゃないけど、頑張ってパンクラスのことを書きます」と語っていた。
次に、トーナメント以外の試合について発表された。
▼スペシャル・ワンマッチ
大山峻護(フリー)
vs.
X(後日発表、海外選手を予定)
大山「20年前、僕は大学生でした。船木さん、鈴木さんや、バス・ルッテン、シャムロックらの試合を見て熱くなっていたことを思い出します。その団体の20周年記念大会に出られることをとても光栄に思います。次でようやく30戦目になります。これまで色んなことがあって、もがいて来ました。亀のように遅いですけど、成長してきた姿を見せたいです」
▼鰓呼吸PRESENTS スペシャルワンマッチ 5分3R
マルロン・サンドロ(ノヴァウニオン)
vs.
内村洋次郎(イングラム)
サンドロ「皆さん、僕はまた日本に戻ってとても嬉しいです。そして再びパンクラスに参戦できることが何より嬉しいです。僕はある人と会うのを心待ちにしています。それはパンクラスの酒井代表です。代表には、再びパンクラスへ参戦するチャンスをくれたことを深く感謝しています。内村、君が素晴らしい選手だというのは知っているけど、僕の方が断然強い、僕が真おパンクラス王者だということを君に教えてやろう」
内村「外国人3戦め。負けもあるのでランキングも下がってしまったが、マルロンと闘うというチャンスをいただけて感謝している。マルロンに勝てば、パンクラスでだけでなく自分の価値が上がるチャンスだと思う。マルロンは強いと思うが、しっかり勝って、タクミさんのベルトにも手をかけていこうと思っている。負ける気はない」
▼フライ級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
[王 者]砂辺光久(Team ReversaL)
vs.
[挑戦者]田原しんぺー(K-PLACE埼玉格闘技道場)
田原「やっと砂辺さんと闘える。1年待ってくれと言って実現した。いい試合をしたい。3年前に闘った時のことは覚えていない。技術とか見せ合っても、あまり面白くないと思う。気持ちで闘って見せられればと思う」
砂辺「3年前に試合をして、すごく気持ちよかった。彼は自分を目指して、修斗をやめてパンクラスに来てくれた。先日、ベルトはいらないと言っていたが、彼が一番大切にしていただろう修斗を捨てて来てくれたのだから、自分も一番大切なベルトを懸けて闘う。前回はパンクラス対修斗という図式だったが、今回は純粋に砂辺対田原。どっちのオスが強いかを争う。必ず1本かKOになると思うので、楽しみにしていてください」
▼ライト級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
[王 者]ISAO(坂口道場一族)
vs.
[挑戦者]高橋"Bancho"良明(パラエストラ八王子)
高橋「決まった時は良かったと思った。勝つのはもちろん、横浜が爆発するような試合をISAO選手とやりたい。同門の徳留(一樹)がトーナメントでISAO選手と闘ったときは、セコンドで見ていた。あれを見て、こうつは俺がやってやると思った。でも、なるべくフラットな状態で闘いたいので、9月はその感情をコントロールしたい。ISAO選手は、同じ階級の選手では一番キング・オブ・パラエストラにふさわしい選手だと思っている。そういう選手と記念大会で闘えることが本当に嬉しい。文体という大きな会場も初めてなので、のまれないように、熱い試合をしたい。そういう気持ちで練習にも取り組みたいし、ISAO選手も同じような気持ちで練習していると思う。その気持ちと気持ちがぶつかれば、おのずとパンクラス愛がにじみ出る試合になると思う」
ISAO「20周年という大きな大会でタイトルマッチという大切な試合ができるのはとても光栄。高橋選手は勢いがあって、体が大きく、パワフルな試合をする選手だと思う。どうやったら自分の良いところが出せるか考えているところ。多分いつか闘うんだろうなという気持ちはあった。その時が来たな、と。僕も自分らしさを出していきたい。20周年に出られるのはメチャクチャ嬉しい。しかもタイトルマッチ、それも文体。パンクラスが大一番のときに使って来た会場。見に行った試合では、船木さん対ガイ・メッツァーのタイトルマッチが印象深い。レジェンドたちが闘ったリングに上がれるのがとても光栄。大切な興行、憧れの舞台でいい試合を見せます」
なお、同大会では、アイアンシェフ・脇屋友嗣氏の「Wakiya スペシャルプレート」付きの観戦チケットを販売。フェンス内VIP席で、Wakiyaとパンクラスのダブルネーム入り木箱に調えられた食事が付く。86席限定。(写真・文/佐佐木 澪)
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